全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
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57話

<偵光side>

 

 俺は萩原さん達と別れ瑞紀ちゃんを引き連れて、物音がした方向へと進んでいると瑞紀ちゃんが口調を変えて話しかけてきた。

 

「青蘭さんに行動させる為に、俺も呼んだんですか?」

 

「瑞紀ちゃんも青蘭さんが犯人って思ってるんだね」

 

「そうですね。情報を整理したら青蘭さんが一番犯人に当てはまるってのと、白銀さんがあれだけマークしてたからな。

 それにさっきのロシア人かと思ったって聞いた時に、僅かに動揺してましたし」

 

「萩原さんも同じこと言ってたよ。それで瑞紀ちゃんは、確信があって青蘭さんが犯人みたいな言いぶりだけど、理由があるのかな?」

 

「青蘭さんの中国読みは、プース・チンランって言ってたのを聞いてからかな」

 

「ラス・プーチンのアナグラムか。彼女が末裔なのは間違いないってことか」

 

「そういうことです。それなら白銀さんが考えてた動機と正体はスコーピオンであるってことがすべて当てはまるって訳です。

 寒川さんと、俺を撃った犯人のピストルの弾も同じタイプだったし、それは白銀さんも気づいてただろ?」

 

「まあね。さてと、その感じだと今回のエッグの秘密も分かってるんだろう? 予告状に世紀末の魔術師って書くぐらいだし」

 

「よく言うよ。エッグの秘密については白銀さんも辿りついてるだろ? それで、この後はどうする予定なんです?」

 

「快斗君ほど財宝関係には詳しくないよ。ただ、今回は夏美ちゃんからの依頼だったから本気だして調べただけだよ。事件の時はいつも本気なんだけど。

 この後は、犯人がエッグを持ち去って逃げるだろうから、それを追っかけて捕まえる形かな」

 

「なるほど。犯人捕まえる時は俺も手伝いますよ、白銀さん一人だと無茶して怪我しそうなんで。大怪我とかしたら、事務所や会社のみんなが怒りますよ? 

 俺や萩原さん、夏美さんに白銀さんが無茶しないように助けてやってくれって事務所にいた人達から頼まれましたからね」

 

「みんなの中で俺がどんなイメージになってるか聞きたいんだが。俺ってそんな怪我してるイメージ? いや、よく考えたら大抵事件の度にどこかしら怪我して病院送りになってる気がする。

 そりゃあ、心配されるな。今回は流石に入院したくない。これ以上入院するような怪我したら、クリスと透に何されるか分からんし、恐ろしい」

 

 そう考えただけで体が震えてきた。よし、絶対今回は怪我しないようにしよう!

 

「ははは。まあ、何にしても俺達がいるんですから、少しは頼ってくださいよ」

 

「ああ、分かってるって。十分頼りにしてるよ。俺の部下は優秀な人達ばかりだからね」

 

 二人で話しながら歩き続けていると、足音が近づいてきたのでそちらにライトを向けると哀ちゃんと少年探偵団の子供達がいた。

 

「白銀の兄ちゃん!、それに姉ちゃんも!」

 

「大人の人に会えて良かったです!」

 

「白銀さんと瀬戸さんだ!」

 

「あの物音、哀ちゃん達だったのか! 君達もこんな所までよく来れたね」

 

「城のはずれにあった塔の中に入ったら床が抜けて滑り落ちたあと、歩いて進んでいたらここに来たのよ。白銀さん達以外の人が見当たらないけどどうしたの?」

 

「白銀さんと私が、大きな物音がこっちの方から聞こえたから調べに来たんだよ。それでどうしますか、白銀さん? このまま子供達だけにしておくのは危険ですし、一緒に連れて行くのが得策かと思います」

 

「そうだね。君達ちゃんとついてくるんだよ。それと、勝手な行動はしないこと。怪我するかもしれないし、危ないからね。分かったかい?」

 

 子供達に笑顔で問いかけると、元気よく返事をした。うーん、ホントは連れてくの危ないからしたくないんだけど、仕方ないか。犯人にも狙われないように子供達を守らないと。

 瑞紀ちゃんも分かってるみたいだし何とかなるかな。戻れば萩原さんやコナンもいるしな。瑞紀ちゃんを先頭にして、元太君、光彦君、歩美ちゃんの三人が付いて行き、その後ろを俺と哀ちゃんで歩いてると哀ちゃんが話しかけてきた。

 

「犯人は誰かもう分かったのかしら?」

 

「いやぁ、それがさっぱり分かんないんだよね。コナンならおそらく犯人に当たりつけてるんだろうけど」

 

「嘘ね。貴方が犯人が分からないというなら、そんな状態で犯人がいるであろう場所から離れることなんて無いでしょ? おそらく犯人が分かって、その犯人の尻尾を掴む為にこうしたってとこかしら」

 

 ははは、哀ちゃんの指摘がズバリすぎて怖いんだが・・・俺の考えてることどうしてみんな分かるの? え、俺ってそんな分かりやすい? ポーカーフェイスで外には出さないようにしてるんだけどな。

 哀ちゃんには誤魔化せないか。誤魔化して心配させてもあれだしな。ここは正直に話しておくか。

 

「やっぱり誤魔化せないか。哀ちゃんの言うとおり、犯人に当たりは付けてるよ。その犯人にマークされてたし、行動してもらうように俺が瑞紀ちゃんを引き連れて来たって訳だ。

 あっちには萩原さん残してるから、犯人が何かしでかしても対処できるようにしてるよ」

 

「ふーん、なるほどね。それで、瀬戸さんだったかしら? こんな所へ連れてきても大丈夫なの?」

 

「瑞紀ちゃん、ああ見えても凄く優秀なんだよ? 運動神経良いし、頭の回転も速いし観察眼もあるから、色々なことに気づいてくれるし、一番はトラップとかの仕掛けの感知・解除能力が凄く高いんだよ。

 その二点に関しては、俺なんか足元に及ばないよ」

 

 まあ、中身が快斗君だから当然なんだけどな。怪盗キッドだからそういう能力には長けてるよな。今度頼んで習おうかな。ああいう罠解除とか絶対便利だろうし。

 

「白銀さんがそういうなら相当なのね。それにしても貴方の事務所ってどうしてあんなに凄いスキルを持った人ばかり入ってくるのかしら?」

 

「それは俺が聞きたいね。優秀な人ばかり入ってくれるから、俺としては凄く助かってるんだけどね。美樹ちゃんにも凄く助けられてるよ」

 

「お姉ちゃんも同じこと言っていたわ。そう言えばお願いがあったのよ。今度キャンプ行く時だけど、お姉ちゃんも一緒に来れないかしら?」

 

「美樹ちゃんは連れてく予定だったよ。俺と美樹ちゃんとあともう一人ぐらい呼ぼうかなって思ってるんだけど問題ないかな? 大人三人いれば、子供たちの面倒をちゃんと見れるし、何かあれば対処もしやすいしね」

 

「そうなのね。もう一人は誰が候補なの?」

 

「会社に新人が二人入ってくる予定なんだけど、交流も兼ねてその二人のどちらかにしようかなと思ってるんだよ。大丈夫かな?」

 

「新人ね。白銀さんが決めるなら問題ないわ。私の我儘も聞いてくれてありがとう」

 

「どういたしまして」

 

 哀ちゃんと話し込んでいると、瑞紀ちゃん達に呼ばれ俺達は急いでついて行き、数分後みんなと合流するのだった。

 

 

<偵光side out>

 

 

<瀬戸瑞紀side>

 

 俺と白銀さんは、子供達を引き連れてみんながいた場所へと戻り合流した。さて、ここから先はどうすっかな。白銀さんには自由に動いて良いって言われてるから問題ないんだが、あまり行動しすぎて怪しまれてもあれなんだよな。

 けれど、エッグの謎を解き明かさないといけないし白銀さんが自由に動ければ楽なんだが、スコーピオンをマークしてるから手伝ってもらうのは悪いし、萩原さんも同様だ。

 ここは、あの探偵ボウズを使うしかないか。あそこにいる姉ちゃんには怪しまれるだろうが仕方ない。このボウズの正体がバレそうになったら、白銀さんか俺が工藤新一に変装して彼女に会って助けるようにすれば大丈夫だろう。そうと決まったら、さっそく行動を開始しますかね。

 俺は探偵ボウズと共に、次々と出て来る仕掛けを解いていき、先へと進んでいくと錠のかかった棺がある大きな部屋へと来た。部屋が真っ暗だったので、白銀さん達に協力してもらい、置いてあった蠟燭に火を付けてもらい部屋を明るくした。どうやらこの場所が一番奥みたいだな。この棺の造りは西洋風で桐でできてるな。この錠をどうにかできれば良いんだが・・・

 

「鍵が必要みたいですね。鍵で開けれれば良いんですけど、どうしましょうか白銀さん?」

 

「鍵なら夏美ちゃんが持ってなかったっけ? 夏美ちゃん! あの鍵が合うかどうか試してもらえるかな?」

 

「あの鍵ですね、分かりました、先生!」

 

 夏美さんはそう言い、鍵を取り出し錠に入れて回すと鍵が開いた。

 

「この鍵だったのね・・・」

 

「開けても良いですか、夏美さん? 白銀さんも手伝ってもらえますか?」

 

「分かったよ」

 

「え、ええ」

 

 夏美さんに確認を取って白銀さんと協力して棺を開くと中には、赤いエッグを抱くようにして眠っている遺骨が一体入っていた。この遺骨はおそらく・・・

 

「夏美ちゃん、この遺骨って・・・」

 

「たぶん、曾祖母の物だと思います。横須賀に曾祖父の墓だけあってずっと不思議に思ってたんです。もしかするとロシア人だった為に先祖代々の墓には葬れなかったのかもしれません」

 

 他のメンバーも集まって来て、セルゲイさん達がエッグを見たいと言い、エッグを調べていると中身が空っぽだった。

 やっぱりな。もう一つのエッグとセットで、赤いエッグの中は緑のエッグがハマるように作られている。エッグをはめ込みそこに開いた穴に光を通せば仕掛けが動くはずだ。白銀さんは・・・あの顔だと気づいたみたいだな。探偵ボウズも同じか。さてと、協力してもらうぜ、名探偵さんよ!

 

「コナン君何か気づいたのかな?、マトリョーシカみたいにもう一つのエッグがその赤いエッグにはめ込めるようになってると思うんだけどどうかな?」

 

「うん、僕もそう思うよ。ただ、もう一つのエッグがあれば良いんだけど・・・」

 

「それなら大丈夫だぞ、コナン」

 

「どういうこと、白銀さん?」

 

「鈴木会長から借りてきてるからな。目的の物はこれだろう?」

 

 そう言って白銀さんがもう一つのエッグを取り出した。あの人が鈴木会長にお願いがあるって言ってたのはこのことだったのか! この人ホント準備良いよな! どこまで予測してたんだ? おそろしすぎるぜ。

 佐藤刑事や夏美さん、萩原さんも同様に驚いてるじゃねえか。完全に白銀さんの独断で動いてたな。この人敵に回すと絶対勝てる気がしねえ。さすが親父が認めただけあるな。何にしてもエッグがあるなら問題ないはずだ。

 

「コナン君、白銀さんがエッグ持ってきてたしこれでどうにか出来るんじゃないかな?」

 

「う、うん。白銀さん、それ貸してもらえる?」

 

「はいよ」

 

 コナンはエッグを白銀さんから借りて、セルゲイさんに渡しエッグをはめ込んでもらった。

 

「やっぱり、二個で一つのエッグだったみたいだね、コナン君」

 

「そうだね。ただ、それだけじゃないような気がするんだ」

 

「あのエッグにはまだ秘密があるってことだね。私もそう思ってたんだ。コナン君も同じ考えで良かったよ。あの外にたくさん付いてるのってダイヤじゃなくてガラスみたいだね。どうしてなのかな?」

 

「ガラス・・・・そういうことか! セルゲイさん、そのエッグ貸して! 瀬戸さん、確かライト持ってたよね? ちょっと手伝って欲しいんだ」

 

 コナンはそう言い、中央の台座の所へ向かった。そういうことか! ここに来るまでの仕掛けと同じって訳か! 言われた通りにライトを持って追いかけて、ライトの光を小さくし上向きにして台の中に置いた。

 

「これで良いんだよね、コナン君?」

 

「ありがとう。白銀さん、萩原さん、蝋燭の火を消してもらえる?」

 

「「分かった!」」

 

 蝋燭の火が消えて、探偵ボウズが台座にエッグを置くと、エッグの中身が透けてきた。そして中の皇帝陛下の人形がせり上がって来た。なるほど、光度計が組み込まれてたのか。その後、光が辺りに広がり皇帝一家の写真が壁一面に写し出された。

 なるほどな。これがこのエッグに隠されてた仕掛けって訳か。夏美さんの曾祖母は写ってるな。これは秘密のままにしておいた方が良いな。白銀さんも写真を見て気づいたみたいだな。夏美さんと写真を交互に驚きながら見てるし。

 この写真を見た後、セルゲイさんや乾さんは、夏美さんが持っていることがふさわしいとして所有権を放棄した。ただ、中身のエッグは鈴木会長に所有権があると夏美さんが心配していたが、白銀さんがすでに夏美さんが所有者とするように交渉していたようだ。ホントあの人すげえな。こうなること予想してたのか?

 あの人の元で働いてたら人間辞めていくことになりそうなんだが・・・って、あれは、レーザポインタか? マズイ!  夏美さんが狙われてる?

 

「夏美さん、伏せてください!」

 

「・・・え? きゃあ!」

 

 俺は声をあげながら夏美さんを庇うようにして飛びついた。あぶねえ、何とかかわせたか。エッグは・・・マズイ!

 

「蘭ちゃん、エッグを拾ったらだめだ!」

 

「どういうことお兄ちゃん? きゃあ!」

 

「蘭ちゃん、怪我は無いね? ちくしょう、逃がすか!」

 

「くそっ、逃がすかよ!」

 

 エッグを拾おうとした彼女を白銀さんが俺と同じように庇い、エッグが犯人の足元へと転がり、それを犯人が持ち去って逃げていくのが見えた。

 それを察知し、白銀さんと探偵ボウズはすぐに後を追っていった。ちくしょう、ここまで来て逃がしてたまるか!

 

「萩原さん、佐藤刑事、後をお願いします! 白銀さんとコナン君は私が連れ戻してきますのでご安心を! 夏美さんは皆さんと避難してくださいね。それでは!」

 

「おい、瀬戸さん!?」

 

「ちょっと、待ちなさい! 危険よ!」

 

「大丈夫ですから、心配しないでくださいね!」

 

 俺はそう言い、二人の後を追うのだった。

 

 

<瀬戸瑞紀side out>

 

 

<萩原研二side>

 

 灰原ちゃんの案内に従い、俺達は別ルートで脱出を開始していた。こっちにも道があったんだな。それにしても犯人を追った白銀が無茶しなければ良いが。

 瀬戸さんも追ってったが、白銀とコナンがいるから何とかなるだろう。問題は、こっちで不安そうにしてる佐藤さんと灰原ちゃんと蘭ちゃんに香坂さん・・・って香坂さんはどこ行った!?

 

「佐藤さん、香坂さん見なかったか!?」

 

「え? 私達に付いてきてるはずだけど・・・香坂さん! いないわね・・・まさか、偵光の所に向かったの!?」

 

「ちっ、あっちには犯人がいるってのに、今から戻ったとしても・・・」

 

「戻ってもおそらく犯人によって、道が塞がれてるでしょうね。白銀さんがいるなら、香坂さんの身に何か危険が及んだとしても守るはずよ。

 それに江戸川君と瀬戸さんもいるし、私達は自分の安全を確保するようにしましょう」

 

「ああ、そうだな。ウチの所長ならみんな連れて戻ってくるから大丈夫だ。だから心配しなさんな、佐藤さん、蘭ちゃん。灰原ちゃんもな」

 

「はい。お兄ちゃんなら大丈夫ですよね」

 

「分かってるわよ。それより出口まではどのくらいかしら?」

 

「もうすぐよ。私はあの人のこと信じてるから大丈夫だもの」

 

「そうなのか。それ白銀に言ってやったら喜ぶぜ?」

 

「調子に乗るから言わないわよ。あそこね。博士が梯子を下ろしてくれたみたいね。ここを登ったら出口よ」

 

 俺達は全員で梯子を登って外にでた。外に出ると、辺りはすっかり夜になっていたが城の方から明るい光が見えた。あれは、まさか!? 俺は急いで城の方へと向かった。城の前へと来ると、城が火で燃えていた。犯人の奴火まで放ったのか! 白銀達はもう脱出してるのか!? 辺りを見回しても白銀達の姿は見えなかった。

 まさか、まだ中にいるのか!? 佐藤さん達も気づいたみたいで、慌てていた。

 

「これは何なの!? 萩原君、偵光達はいた?」

 

「いや、見当たらない。まだ中にいる可能性が高い」

 

「そんな!? お兄ちゃんやコナン君達を急いで助けないと!」

 

「ダメだ! ここで俺達が行ってもかえって被害を大きくするだけだ。二人とも心配だろうが、消防を呼んで大人しく待ってよう。なーに、アイツならきっと大丈夫だ。すぐに出てくるさ。なあ、灰原ちゃん?」

 

「そうね。あの人のことだからきっと大丈夫よ。私達は信じて待ってましょう」

 

「・・・・ええ。偵光・・・ちゃんと帰ってきなさいよ・・・」

 

「お兄ちゃん、コナン君、瀬戸さんお願いだから無事でいて・・・」

 

 俺達は不安になりながらも、白銀達の無事を祈りながら外で消防が来るのと、白銀達が出てくるのを待ち続けるのだった。

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