全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
 今回から新章に入ります。
 季節の関係上、設定を変えていますのでご了承くださいm(__)m
 新キャラも登場します。
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 これからも更新を頑張っていきますので、この作品をよろしくお願いします!


謎めいた乗客編
59話


<アンドレ・キャメルside>

 

 私は所属しているFBIからの命令で、白銀偵光の事務所に入社し彼の周辺を潜入捜査しろという命令を受けて、彼の会社の面接を受け何とか入社することができた。彼の事務所に入社して一安心かと思っていたが、それが間違いだったとすぐに気づいた。

 事務所に入ってからのことを思い出していた。同日に入社した水無怜奈さんというフリーアナウンサーの女性と副所長から色々と説明を受けた。どうして我々が追っている組織のコードネーム持ちが私と同じ日に入社するのでしょうか? それに彼の事務所と会社に所属しているメンバーを聞いて私は驚きすぎて腰を抜かしてしまった。

 黒の組織の幹部、ベルモット、バーボン、キュラソーに、有名芸能人、元警察官、探偵など、様々な分野でハイスペックな人達の集団だということが分かりました。その中でもずば抜けているのが、所長と副所長です。あの二人だけはホントに人間なのかと疑いたくなります。

 他にも、松田さんや萩原さん、バーボンこと安室さんに瀬戸さん辺りなどは、何でも出来すぎな気がします。聞いてみたら、所長が鍛え上げたそうです。彼はいったいどこを目指してるのでしょうか? それに私は上司からの命令でこの事務所に入ったことをすでに後悔していました。

 なぜかと言うと、白銀さんの研修で命がいくつあっても足りないと思ったことが一つの理由です。無人島に連れていかれ、二週間サバイバル生活をさせられるとは思いませんでした、そのサバイバル中に、銃の扱い方、爆弾解体技術、発明品の製作、変装技術、尾行技術、捜査技術などあらゆる事件を想定した訓練を行いました。白銀さんに尋ねたところ、彼がベルモットから受けさせられた訓練に比べれば、即死級のトラップが無いから全然優しいとのことでした。うん、もう詳しく聞くのは諦めました。

 そんなハードな研修を終えて、今日の私は、白銀さん、灰原さん、米原さんのメンバーと共に、探偵事務所がお世話になっている阿笠博士の代わりに子供たちの引率としてバスに乗ってキャンプに行くことになっていました。どうしてこうなったんでしょう? まあ息抜きと言われたので良いのですが・・・

 

「キャメルさんどうしたんですか? もしかして今日キャンプに誘ったの不味かったですか?」

 

「い、いえ。所長が誘ってくれて良かったです。私自身、アウトドア趣向なのでキャンプするの楽しみなんです。

 ただ、白銀探偵事務所に入社して本格的な仕事もしていないのにいきなり休みで、遊びに行っていいものかと思いまして」

 

「大丈夫ですよ、キャメルさん。今日が終わったらしっかり仕事が入ってますから。偵光君のスケジュールとキャメルさんのスケジュールは当分埋まってますので今日はリフレッシュしてください♪」

 

「社長の場合は会社の仕事も立て込んでましたからね。今日は、子供たちとの約束もありましたし、美樹さんとスケジュールを調整して流石に休みを取ってもらうようにしました。でないと、社長はいつお休みになるか分からないので」

 

「いやあ、俺も休みたいのはやまやまなんだけど、仕事が次々立て込んでくるんだよね。探偵事務所の方なんか、外に出るたび事件に巻き込まれるし。だいぶ従業員も充実したんだけど、みんながどんどん仕事をこなしてくれるから、できることの幅が広がったんだよね。ありがたいことなんだけどね。従業員には交代でまとまった休みを取ってもらってたんだけど、その間に俺が事件に巻き込まれすぎってこの間怒られたばかりだしな」

 

「そんなことがあったんですか? そう言えば、警視庁関係者を狙った爆弾事件に、メモリーズ・エッグ関連の事件と立て続けだったみたいですね。

 あれ? 事件に巻き込まれた件とは別に随分と長い間怒られてたって副所長に聞いたのですが、何が理由だったのですか?」

 

 私が彼にそう尋ねたら、彼は真っ青になり冷や汗を流し、米原さんと灰原さんは凄いジト目で彼を睨んでいた。二人の雰囲気が一変して凄く怖いです。副所長が苦笑いしながら、濁してたのは理由があったのですね。

 これは、触れてはいけないことに触れてしまったかもしれません。

 

「それはちょっと言えないかな・・・?」

 

「どうして疑問形なんですか、社長は? 素直に教えてあげれば良いじゃないですか。ねえ、美樹さん♪」

 

「そうですね♪ 教えられないってことは後ろめたいって思ってるってことですよね、偵光君?」

 

「い、いえ・・・あの件は、俺も充分反省しましたので。今後はちゃんと誤魔化さず正直に話して行くようにします」

 

「正直に話して行く・・・?」

 

「社長は友人と飲み会に行くって、嘘をついて合コンに行っていたんですよ。萩原さんから誘われてから行ったそうなんですが、誤魔化さずに正直に話せばあそこまで皆さん怒りませんでしたよ? 

 私は苗ちゃんから交通課の婦警と合コンしてたってのを聞いてたので知っていましたが。苗ちゃんも後から知って怒ってましたよ?」

 

「ああ、なるほど。白銀さんって凄く女性から人気ですからそういうことですか。あれ? でも隠したら余計に怒られるのが、貴方ほどの人なら分かっていたのではないですか?」

 

「正直に話す方が怒られるって思ってたんだよ。それで隠してたのがバレてめちゃくちゃ怒られたんだよな。

 いやあ、あんだけ怒られたのは、米花シティービルの爆破事件の時以来だったなぁ」

 

「米花シティービル事件の時ですか? 私、まだ入社してなくて知らないんですけど、社長はいったい何をやらかしたんですか? 美樹さん教えていただけますか? 社長に聞いてもどうせ教えてくれないことは分かってるので」

 

「私も気になりますね。教えていただけますか、灰原さん?」

 

「なんか俺の扱い酷くない桜子ちゃん? キャメルさんも凄く興味深々だし」

 

「社長の日頃の行いをちゃんと改めないからですね。自業自得です♪」

 

 あ、米原さんの容赦ない言葉に所長はがっくりとうなだれました。私も彼女は怒らせないように注意しましょう。そう心に誓っていると、灰原さんが米花シティービルの一件について説明を始めました。説明を聞いていくうちに米原さんの所長を見る目が凄く怒っているような感じになってきました。

 所長は病院を抜け出して大怪我して帰ってくるっていったい何をどうしたらそうなるんですか!? 普通の人間は病院抜け出して事件の捜査をする人なんていませんよ! 普通でない人だとは思ってましたがここまでアホというか無茶苦茶な人は、初めてでは無いですね。

 私の上司にも似たような人が一人いました。私の周りにはこういう人ばかりが集まるのでしょうか? いや、きっと気のせいだと思いたいです。

 

「白銀さん、病院抜け出すことは普通の人はしませんよ。事件終わった後相当怒られたんじゃないですか?」

 

「はい、怒られました。それ以来、監視の目が凄く厳しくなりました・・・」

 

「監視が厳しくなった割には、事件でいつも無茶して怒られてますよね? いい加減学習したらどうなんですか、社長?」

 

「うわあーん! 美樹ちゃん! 桜子ちゃんがすんごく怖いんだけど! しかも虐めてくるよ!」

 

「うわっ、急に抱きつかれるとビックリするよ、偵光君」

 

 灰原さんが白銀さんに泣きつかれて、嬉しそうにしてますね。ただ、反対に米原さんの機嫌が急降下してますね。それと背後ってか足元から凄く寒気がするのですが、いったい・・・? 

 なるほど、この女の子から発せられるプレッシャーでしたか。白銀さんって年上、年下との人気の幅が広すぎませんか? ってかこの子が来たということは他の子供達も来てますね。ここの空気が怖すぎて近寄れないってとこでしょうね。私も逃げたいのですが、難しそうですね・・・

 

「あら? 公共の場で堂々とセクハラするなんてやるじゃない」

 

「そうですね。社長のことを警察に通報した方が良いでしょうか?」

 

「ひいっ!? 哀ちゃんに桜子ちゃん、笑顔が怖いですよ?」

 

「笑顔が怖いわけないじゃない。それよりいつまで美樹さんにそうしてるつもりかしら?」

 

「社長たら面白いこと言いますね♪ それより子供達が来たみたいですし、いい加減美樹さんから離れた方がよろしいんじゃないですか?」

 

「そ、そうですね! 子供達も来たみたいですし、私は他の子達の所へ行ってきますね!」

 

 そう言い灰原さんは他の子どもたちの所へと向かい、それに便乗して逃げようとした白銀さんは二人に捕まっていた。これは長くなりそうなので、私も離れて子供達と合流しましょう。

 私は子供達に自己紹介をしてると、お話が終わったみたいで、白銀さん達も合流しキャンプ場行きのバスに乗るのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 日本のバスに乗るのは初めてだったので、もたつきそうになっていたが、そこは白銀さん達が上手くフォローをしてくれました。この人達、人を気遣うのが上手すぎませんか? 私は一人で座り、通路を挟んで隣の席には白銀さんと米原さん、二人前の席には、コナン君と哀ちゃん、私の前に灰原さんと歩美ちゃん、その前には元太君と光彦君が座っています。

 それにしても随分と大所帯ですね。乗客が少なくて良かったです。隣の白銀さんはさっきの説教が効いたのかグッタリしており、米原さんが心配そうに声をかけてました。

 

「社長、すみません。先ほどは怒りすぎました。大丈夫ですか?」

 

「あはは、大丈夫だよ。怒られるのには慣れてるからね。それより、美樹ちゃんや子供達も楽しんでるようで良かったよ。桜子ちゃんもキャメルさんも楽しんでよ? もちろん、俺もしっかり楽しむからね♪」

 

「そうですね、楽しみましょう♪ キャンプの料理は任せてください♪ 腕によりをかけて作りますからね!」

 

「お、マジで!? 桜子ちゃんの料理ホント美味しいからね、キャメルさんも楽しみにしておくと良いよ」

 

「はい! 美味しい料理が食べれるのは凄く楽しみです!」

 

 美味しい料理を食べれることを楽しみにしてると、斜め前の席の哀ちゃんが突然震えだしてフードを被った。どうしたのでしょうか? 確認しようとすると、白銀さんも真っ青になりフードを被ってました。

 何かあったのでしょうか? 元太君達が賑やかになり、知り合いが乗って来たのかと確認すると、眼鏡をかけた優しそうな男性と眼鏡をかけた金髪の外国人の女性が乗ってきていました。二人は先生と呼ばれており、女性の方はよく知っている顔なので、私も白銀さんと同様に真っ青になってフードを被り屈んでました。

 どうしてジョディさんがここにいるんですか!? ん、その更に奥から乗ってきたのは赤井さんじゃないですか!? 貴方達はいったい何をしてるのでしょうか!? それは私にも言えますね。私も白銀さんと同じ体制になりましょう。あの二人に絡まれないようにと願いながら目的地へと向かうのだった。

 

 

<アンドレ・キャメルside out>

 

 

<米原桜子side>

 

哀ちゃんの様子がおかしくなったので大丈夫かと確認したが平気と言われ、どうしようかと思っていると隣にいる白銀さんと、その奥に見えるキャメルさんも哀ちゃんと同じ状態になっていた。

 いったい、どうしたんですか二人とも!? 目を離した隙に状況変わりすぎじゃないですか!? 白銀さんとキャメルさんが真っ青になるって初めて見ましたけど、気分が悪くなったのなら大変です!

 

「大丈夫ですか、社長!? それにキャメルさんも!」

 

「大ジョブ、うん、大ジョブ。体調悪いとかじゃないから」

 

「だ、大丈夫です。私のことは気にしないでクダサイ。身体は元気なので」

 

「途中カタコトになってますよ、二人とも! 本当に大丈夫なんですか・・・? 気分悪かったり、しんどかったら言ってくださいよ?」

 

「分かったよ」

 

「はい」

 

 うーん、やっぱり白銀さんにはそこまで信用されていないってことでしょうか? 若松社長やお母さん関連で凄くお世話になったので、彼の元で働いて恩返しがしたかったのですが、白銀さんとご一緒する機会が全然無いんですよね・・・今回は白銀さんから直接誘われて、嬉しさのあまり苗ちゃんにも自慢しちゃいましたし。おかげで苗ちゃんの機嫌が悪くなって怒られたんですけどね。反対に苗ちゃんに自慢されたこともあるのでお互い様だと思うんだけどなぁ。

 って今はそんなこと気にしてる場合じゃなくて、子供たちの面倒をみて自分も楽しまないと! 白銀さん達とご一緒できるせっかくの休みなんだから!

 あれ? 今乗って来た二人組の人、帽子被ってサングラスかけて、随分と大きな荷物背負ってるますね。同じキャンプ場に行く客でしょうか? バッグを置いて中から何か取り出してますね・・・え?

 

「騒ぐな! 騒ぐと命は無いぞ!」

 

「何ですか!?」

 

 乗客が混乱していると、二人組のウチの一人がバスの天井に向けて発砲した。本物の拳銃じゃないですか! バスジャックして私達は巻き込まれたってことですか! 此処には子供達もいるのに。いったいどうすれば・・・? もし子供達も含め、私達も・・・

 悪い方に考えて怖くなり震えてると、左手を優しく握られた。その握った人を見てみると、先ほどとは違い優しい笑顔で

 

「大丈夫かい、桜子ちゃん? 俺達がいるから心配しなくても大丈夫」

 

「で、ですが・・・」

 

「こーら。俺が大丈夫だって言ってるんだから、泣きそうな顔しないの。可愛い顔が台無しだよ? ほら、笑って、笑って。ねえ、キャメルさんもそう思うよね?」

 

「そうですね。米原さんや子供達を怖がらせる悪い大人は退治しないといけませんね」

 

「にゃにするんですか、もう。キャメルさんも急に元気になってるじゃないですか」

 

「真っ青になってる場合じゃなくなったからね、二人とも」

 

「そうですね。米原さん、私と所長に任せて安心していてください」

 

「そうだね。桜子ちゃん達は絶対守るからね」

 

「はい♪ 社長達を信じます。何か協力して欲しいことがあったら言ってください」

 

 私は、暖かい手の感触と、白銀さんとキャメルさんの言葉に安心し、犯人たちの指示に従い携帯を渡し、彼らを信じて待つのだった。

 




アンケートは6月15日に締め切りたいと思いますのでよろしくお願いします!
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