全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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これからも更新を頑張っていきますので、この作品をよろしくお願いします!
今回から新ヒロインが一人増えます。もう一人はまだ未定です。
61話
<三池苗子side>
私は交通課の交通安全キャンペーンで小学生に向けてのイベントを行うということで、由美さんから協力して欲しいと頼まれ、イベントの手伝いをして当日を迎え参加していた。
私以外にも協力者を用意していたみたいで、マスコット役の人ともう一人の松田さんと呼ばれていた男性が小学生の子供達に交通ルールについて教えていた。
それにしてもあの着ぐるみ着てる人、動き良いし子供達が退屈しないように話したりアクションを入れたりして楽しませている。
バク宙なんかをし始めた時は流石に驚いたわ。男性の方も、マスコットの人のサポートを行いながら盛り上げている。
イベントを離れた位置で見ていると、由美さんが話しかけてきた。
「いやぁ、私達が説明してた前半より、アイツらがしてる後半の方が盛り上がってるわね。やっぱ、マスコット役は偵光に頼んで正解だったわ」
「え? マスコット役って白銀さんだったんですか!?」
「あれ? 三池に言ってなかったっけ?」
「松田さんのことしか聞いてませんでしたよ! 白銀さん来るならちゃんと教えてくださいよ!」
「あはは、ごめん、ごめん。そういや三池も偵光のこと知ってたのよね」
「はい。小学生の時に桜子と一緒に色々と面倒みてもらっていたので。そこからずっと知り合いですね。
大学入ってからは全然会えてませんでしたけど。由美さんは白銀さんと幼馴染なんでしたよね?」
「ええ、そうよ。私と捜査一課にいる美和子と、他にもう二人いたわね。
五人で小学生の時からずっと一緒だったわ。まあ、今は一人亡くなって四人だけなんだけどね」
「羨ましい・・・じゃなかった。そうだったんですね。松田さんの方は、白銀さんの探偵事務所で働かれている方ですよね?」
「そうよ。松田君は、昔爆弾処理班と捜査一課にも配属されていたんだけど、その後警察やめて偵光の所で働いてるのよ。
あ、そうそう。今話題になっている美和子のとこに配属になった、神奈川県警交通部・第三交通機動隊(ホワイトエンジェルス)で有名だった、萩原さんの弟さんも警察辞めて偵光の事務所で働いてるのよ。松田君とは幼馴染だそうよ」
「そうだったんですか!? なんか白銀さんの所って、警察官の再就職先みたいな感じになってますね。
そう言えば、桜子に聞いたんですけど、この間も白銀さん無茶したみたいですよ?」
「そうなの!? 私全然知らないんだけど。アイツめー。美和子の奴も知ってて黙ってたな? ってか三池が言う桜子って友達のこと?」
「幼馴染なんです。歳は私の一つ下ですけど。白銀さんの会社で秘書として働いてるんですよ。
サマーライトのヘルプとかにも入ったりとかしてるそうです。それで話を戻しますけど、キャンプ場に行く途中に白銀さんと桜子達が乗ったバスがジャックされて、事件に巻き込まれたみたいです。
最後に爆弾が爆発する前に、バス内で逃げ遅れていた少女を助け出しガラス突き破って脱出した時に怪我したみたいです。今見た感じ動き周ってるので、大した怪我ではなかったみたいで良かったです」
「あのバカ。ホント相変わらずね・・・後で説教かまさないと。人を助ける為とはいえ、無茶して怪我して良いってならないわよ」
「昔からそうなんですか?」
「そうね。まあ、それでこそ偵光って感じなんだけど・・・って、そろそろイベントも終わりね。三池、準備して」
「は、はい!」
私は由美さんに指示され、イベントの終わりに向けて準備を行うのだった。
<三池苗子side out>
<萩原千速side>
神奈川県警の交通部から警視庁の捜査一課に移動になり数日がたった。佐藤美和子という女刑事とバディを組んで行動しており本日は、一年前の事件の再捜査をするということで、資料を持って応接室で調べ物をしながら協力者を待っていた。
その協力者は誰かが分かっていない。それにしても捜査一課は忙しいな。こっちに来た目的を全然果たせていないし。研二や陣平にも会えてないし、研二達がお世話になっている白銀君に会ってお礼を言って色々と話したかったんだが、東京に来た今チャンスはいつでもあるか。
「ちょっと疲れましたか?」
「いや、大丈夫だ。それより私の方が歳は上だが刑事としては新米なんだ。だから敬語じゃなくても良いぞ。
歳上だとか歳下だとかそういうので敬語とかつける関係は面倒だし、距離が出来てるみたいで嫌なんだってどうした?」
私の言った言葉に目を点にしていたが、すぐにクスっと笑い、話始めた。
「いえ。すみません。萩原さんと似たようなことを言っていた人が身近にいたなと思いまして」
「へえ、そうか。考えも似ているそいつとは仲良くやれそうだ!」
「そうですね。アイツは誰とでもすぐ仲良くなれるので、萩原さんともすぐに打ち解けそうですね。
ただ、私としては萩原さんみたいな美人と仲良くなりすぎるのは、少しだけ困るかなって」
「ほう。男なのか? もしかして佐藤刑事の好きな人なのか? 先ほどの言いぶりから随分仲が良いみたいだが」
「す、好きな人ってのは合ってますけど。彼氏とかではないです。それに仲良いのは、昔からの幼馴染なので」
「そうなんだな。幼馴染だと知らなくて良いことまでも知られていたりするよな。私にも親友に幼馴染がいてな。
ああ、あと弟の友達にも幼馴染が一人いるな」
「そうなんですね。萩原君と幼馴染って言うと、松田君のことですか?」
「陣平のこと知っているのか?」
「はい。彼が捜査一課に配属された時にはバディを組んでいたので。それと、仕事の関係でもよく会うので知ってます」
「仕事の関係でも会うって、陣平はもう警察辞めていただろう? 会う機会があるのか?」
「ええ。幼馴染が開いている探偵事務所と会社で働いてるのでその関係でよく会うんですよ。幼馴染の一人が事件があればよく巻き込まれてますしね」
陣平が働いてるって探偵事務所って確か研二と一緒だったよな? ってことは佐藤刑事の幼馴染って・・・
考え事をしていると、応接室の扉が開かれて一人の男性と着ぐるみが入ってこようとしていたが、私の顔を見た瞬間男性の方がすぐに扉を閉めた。
ほう、久しぶりに顔を合わしたというのに良い度胸してるな、陣平。
「おう、失礼するぞ。佐藤さん、いったい何の用だ・・・・すまん、部屋間違えた」
「痛っ! 松田さん、急にドア閉めてどうしたの? ぶつかったんだけど! 応接室ここだよ!?」
「悪い、俺は帰る。あの人までいるなんて聞いてない」
「こんな松田さん初めて見たよ! ってかここで帰られたら俺の方が困るんですけど! 松田さんいないと着ぐるみ来て警視庁内歩けなくなるじゃん! 素顔出すと、知り合いの刑事達に拘束されて大変なことになっちゃうよ!
ただでさえ、警視庁にいるだけで、また何かやらかしたのか?って尋問されるんだから! それが嫌だから、着ぐるみ着て歩いてたってのに」
「うるさい。とにかく、帰るったら帰るんだよ」
ドアの前で、二人が大きな声でやり取りしてるから全部聞こえてるってのが分かってないのか? まあ良い。佐藤刑事もポカンとしてるし、いい加減に入ってきてもらおう。私はドアを開き
「陣平、久しぶりに会ったってのに私の顔を見るなり帰ろうとするなんてひどいじゃないか。色々と積もる話もあるし、再捜査にも協力してほしいのは本当なんだ。ゆっくり話をしよう」
「松田さん、これ逃げたら絶対ヤバくなるパターンだよ。俺の勘がそう言ってる。クリスとか怜子さん達に怒られる時並みにヤバいよ!」
「・・・・・ああ、そうみたいだな。分かったよ」
陣平は諦め、ようやく入ってきた。で、もう一人はどうして着ぐるみなんだ? さっき理由を言っていたが、それがホントに理由だったら余程だしすんごい面白い奴じゃないか!
「松田君ありがとう。萩原さんは数日前に神奈川県警から警視庁の捜査一課に配属されて私とバディ組んでもらってるのよ。
今後は顔をよく合わせることになると思うから」
「マジかよ・・・。萩から東京に来ることは聞いていたが、ここまで早く顔を合わせるとは・・・」
「そういうことだ、陣平よろしくな♪ それでそちらの着ぐるみの方も紹介してもらいたいんだが? 私は萩原千速だ。よろしく頼む」
「初めまして、パトロー君だよ! 今日も元気に交通ルールを守って・・・って痛っ!」
私が自己紹介し、着ぐるみの中の人が自己紹介を始めたら佐藤刑事がその着ぐるみの頭をたたいていた。おいおい、意外と容赦ないな佐藤刑事。
「何をふざけてるのかしら、さ・だ・み・つ? 怒られたいの?」
「もう怒ってるじゃねえかよ・・・」
「何か言ったかしら?」
「いえ、何でもございません。とりあえず、着ぐるみ脱ぐか。これが終わったら返しにいかないと。
よいしょっと。先ほどは失礼しました。初めまして、白銀偵光です」
そう言って彼は着ぐるみを脱ぎ、顔を見せて挨拶をしてきた。ははは、会いたかった人と会えた嬉しさと、ここまでおもしろい人とは思わなかったな。
まあ、研二から色々聞いてて面白い奴だなとは思っていたが。
「ああ、よろしく頼むよ。私の事は千速とでも呼んでくれ。君の事は、何て呼べばいい?」
「じゃあ、千速さんで。白銀や偵光でも好きなように呼んでください。ああ、それと萩原さんにはすごくお世話になってて助かってます。俺なんかより凄く優秀なんで」
「ははは、そうか。なら白銀と呼ばせてもらうよ。研二が役に立ってるようで何よりだ。
そうだ、私からもお礼が言いたかったんだ。君が爆弾事件を解決してくれたおかげで、研二と陣平は死ななくて済んだと思っている。感謝しているぞ」
「いやあ、俺じゃなくても萩原さん達ならなんとかできたと思いますよ?」
「よく言うぜ。所長がいなかったら俺も萩も爆弾に巻き込まれてお陀仏になってたからな。そこにいる人がお礼言ってるんだから素直に受け取っておきな。怒ると怖いぜ」
「なんだ、昔みたいにちー姉とは呼んでくれないのか、陣平? それと私が怒ると怖いってのはどういうことだ?」
「うるせえよ。昔携帯バラしたら俺のことボコボコにしただろうがよ。
それに、昔からの付き合いでアンタの性格はよく分かってんだよ。それにアンタについては、萩の奴がしっかりと所長に話してるから猫被っても無駄だぞ」
「酷い幼馴染達だ。研二にも会ったらしっかりお話しないといけないな♪ なあ、白銀達もそう思うだろう?」
私と陣平のやり取りに佐藤刑事と白銀は苦笑いをしており、反応に困っていた。
「え、ええ。そうですね。それにしても凄いわね。幼馴染ってあんなのが普通なのかしら、偵光?」
「美和子さん? 自分と由美さんも俺に対する時はあんな感じっすよ? 俺も昔からボコボコにされてますからね? 千速さん、すんげえお前に似てるよ」
「なんですって・・・? アンタだって、バカするところとか無茶して突っ走るとこなんて松田君とそっくりじゃない。
アンタがそんなだから私達がいつも怒る羽目になるんでしょう!?」
そうなのか。白銀も陣平と同じで自分の身が危険になろうと無茶して突っ込んで周りを助けるタイプなのか。研二から聞いてた話で、そうだとは思っていたが危ういな。
今回の再捜査で事件が起こっても無茶しなければ良いが・・・
「あ、はい。すんません。ってそれより早いこと仕事終わらそうぜ。
積もる話は、仕事終わらせてからにしようぜ。千速さんも仕事終わったら事務所来ますよね? 萩原さんも今日は事務所にいますし」
「そうだな。彼の言う通りだ。研二がいるなら仕事終わったら佐藤刑事とお邪魔させてもらおう。陣平も予定が無ければどうだ?」
「私も行くつもりだったので大丈夫ですよ」
「そう聞きながらも俺には選択権がないだろうが。それより再捜査について詳しく話していこうぜ。所長、資料は持ってきてるんだろ?」
「もちろん♪」
そうして私達は本来の目的の為に情報交換を行い一年前の事件について詳しく調べるのだった。
<萩原千速side out>
<萩原研二side>
夕方になり灰原ちゃんと七槻ちゃんと白銀達を待っていると、事務所の玄関が開く音が聞こえた。お、ようやく帰ってきたみたいだな。
「おーお帰り。結構長かったな」
「おー久しぶりだな、研二! 元気そうで何よりだ」
俺は声をかけて来た人物を見た瞬間、飲んでいたコーヒーを吹き出した。
「ぶっ!」
「うわ! 汚いな、もう! 萩原さん急にどうしたの? 研二って名前で呼ばれてるし、もしかして恋人?」
「汚いわね。それに帰って来たのは白銀さんじゃなかったみたいね。いや、恋人よりも近しい関係のような気がするけど」
「ひどいな、研二は。久しぶりに会ったってのに・・・。なあ、白銀や佐藤刑事もそう思うだろう?」
「あはは、千速さんも意地が悪いですね。ただいま、萩原さん、七槻ちゃん。あれ? 哀ちゃんも来てたんだね」
「そうですよ。萩原君をからかわないであげてください。お邪魔するわね、みんな。ちょっと、松田君! 貴方も諦めてきなさい!」
「分かってるよ・・・」
陣平ちゃんが離れていた位置にいてこちらを見ていたのだが、佐藤刑事に呼ばれしぶしぶこちらに来た。陣平ちゃんの反応からして、これはマジな奴だな。
「その人は恋人じゃねえよ。俺の姉貴だ。こっちに異動して来ることは聞いていたが、まさかもう来ていたとは思わなかったぞ、姉貴」
「サプライズという奴だ。まあ、私も今日の出来事はサプライズされた方なんだがな。白銀にこんなに早く会えるとは思わなかったよ。
ほう、ここが研二達が働いてる職場なのか。綺麗な場所だな。それとそちらの二人とは自己紹介がまだだったな。初めまして、研二の姉の千速だ。好きなように呼んでくれ」
「初めまして、越水七槻です。萩原さんにはいつもお世話になってます」
「灰原哀よ、よろしく」
「二人ともよろしく。それにしても白銀の職場や知り合いには、綺麗な子や可愛い子が多いな♪ これは色々と話を聞いてみたいな。なあ、佐藤刑事、越水さん、哀ちゃんも一緒にサマーライトで晩御飯でもどうだい? ここは私が奢らせてもらうよ。こちらに来たら是非行ってみたかったんだ!」
「はあ、そうですね。私は構いませんよ。千速さんってこう決めたら考え曲げなさそうですし。今日の仕事はもう終わりましたからね。緊急の事件とか起きない限りは大丈夫でしょう」
「私も構いませんよ。実はさっきもサマーライトでお茶してて、ディナーに新メニューが増えてたので気になったんですよ」
「私は白銀さんに用事があるから遠慮しておくわ」
「俺に用事だったんだね。萩原さん達はどうするの?」
「俺と陣平ちゃんはまだ仕事が残ってるからな。姉貴達三人で行ってこいよ」
「そうだな。俺も今日の記録まとめないといけないしな。所長はお嬢ちゃんの相手してあげな」
「ありがとう♪ あ、そうだ。美和子、これだけあれば三人分はあるよな?」
白銀は一万円を佐藤刑事に渡していた。相変わらずこういうことをサラッとする奴なんだよな・・・
「ええ、あるけど良いの?」
「やったー♪ 偵光君の奢りだ♪」
「良いって。千速さん、ここは俺の奢りってことで。店にいる夏美ちゃんにも連絡しておいて三人が行くことを伝えますので、しっかり楽しんできてください♪
今度歓迎会とかもしたいと考えてるので、俺にはその時にでも話聞かせてください」
「ホントに良いのか? すまないな。助かる。歓迎会もしてくれるなんて感激だな。
今日は君と話できて良かったよ。研二と陣平とも久しぶりに会えたし、良い日だったよ。それじゃあ、二人とも行こうか。研二は夜に連絡するからな。陣平、白銀、またな」
「ええ、そうですね。ありがとね、偵光。後で電話するわ! 萩原君、松田君、またね!」
「楽しみだなぁ♪ 偵光君ありがとね♪ 偵光君、萩原さん、松田さんお疲れさまでした!」
「「「ああ、お疲れさま」」」
挨拶をして三人は事務所から出て行きサマーライトへと向かっていった。
「なあ、白銀。姉貴の分も奢ってもらって悪かったな」
「気にしなくて大丈夫だよ。良いお姉さんじゃないか」
「まあな。ああいう性格してるが自慢の姉貴だよ。なあ、陣平ちゃん?」
「そうだな。俺は仕事を片付けてくる。何かあったら呼んでくれ」
そう言って、陣平ちゃんは自分のデスクがある部屋へと向かった。
「何か萩原さんのお姉さんに対してぎこちなかったわね、彼」
「灰原ちゃんが白銀と接する時みたいな感じだな」
「なんですって・・・?」
「ははは、冗談だ。姉貴は陣平ちゃんの初恋の相手だから仕方ねえよ。まあ、姉貴の方は男っ気が全然無くて、あの歳にもなって恋愛に疎くて恋人もいたことないからな。
顔だけは良いから、言い寄ってくる男は多かったんだが、性格がキツイから容赦なく男のプライドをへし折ってやがったよ。白銀への接し方は今まででも初めてみたな」
「そうなのね。それは白銀さんが何かやらかしたんじゃないの?」
「哀ちゃん、ジト目で見られると怖いんだけど? んー、何もしたつもり無いんだけどな。初対面の時は着ぐるみ着て挨拶したぐらいだし。
そのキャラクターになりきって挨拶したら美和子に怒られたけど」
「何をやってるのよ、貴方は・・・・」
「だって仕方ないじゃん。警視庁を素顔で歩いてると事件に巻き込まれてるのか!?って刑事達に拘束されるんだよ。だから交通課のイベント手伝って着ぐるみきて顔を隠して歩いてただけなんだけどな。」
「あははははは! そりゃあ、姉貴が面白い奴だって気に入る訳だ。俺から白銀のことを聞いてた時も面白い奴だって言ってたしな。
姉貴の親友以上に破天荒な性格してるからな、白銀は。まあ、姉貴の相手はちょくちょくしてやってくれよ」
「そんな面白いことしてるつもりは無いんだけどなあ」
「どの口が言うのかしら? 白銀さんは自分の今までの人生を見つめなおして振り返るべきね」
「すんごい辛辣だね、哀ちゃん! 俺泣いちゃうよ!?」
「いつものやり取りだな。灰原ちゃん、白銀に用事があったんだろ? 良いのか? ちゃんと言わないと此奴には通じないぞ?」
「分かってるわよ。白銀さん、この間のバスジャック事件の時は命を助けてありがとう。貴方に助けられたおかげで少しずつだけど前向きになったわ。
お姉ちゃんも頑張ってるし、私だけ諦めるわけにはいかないものね。生きることから逃げないで頑張ってみるわ。
それと、バスジャックの時だけではなく、いつも助けてくれてありがとう」
「いえいえ、どういたしまして♪ 俺にできることを精一杯やってるだけだよ。それに俺があそこまでできるのは、哀ちゃんや萩原さん達等、大好きで護りたい物がいっぱいあるから頑張れるんだ。
逆に、俺はみんなにたくさん助けられてるよ♪」
白銀はそう言って、灰原ちゃんの頭を撫でていた。こういう奴だからこそ、人気がありみんな白銀のことを助け一緒にいたいって思うんだよな・・・
「急に頭撫でないでよ・・・・ビックリするじゃない・・・」
「あ、ごめん。嫌だった?」
「嫌じゃないわ。あ、そうだったわ。白銀さん、萩原さん、松田さんも今日は博士のウチに来ない?
博士が発明品で話したいことがあるって言ってたし、いつも助けられているお礼に料理をふるまいたいのよ。ダメかしら?」
「哀ちゃんの手料理とか楽しみだな♪ 博士の発明品も気になるしお邪魔させてもらおうか」
「そうだな。俺も行くぜ。陣平ちゃんも大丈夫なはずだ」
「それじゃあ、早いこと仕事終わらせて博士の家に行こうか!」
「ああ!」
「・・・・ありがとう♪」
俺達は急いで仕事を終わらせ、三人で灰原ちゃんと博士の家にお邪魔させてもらい晩御飯を食べて、次の日になるまで発明品について開発し盛り上がるのだった。