全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
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62話

 

<越水七槻side>

 

 私は数日前に起こった、米花公園の交差点で、刑事が銃撃された殺人事件と、その同日の夜にあるマンションの地下駐車場で射殺されていた刑事の事件について松田さんと萩原さんと共に調べていた。

 

「被害者の情報について何か分かったかな、萩原さん?」

 

「知り合いの警察関係者に聞いてから分かったことだが、米花公園の交差点で射殺されたのは、米花警察署の奈良沢警部補だそうだ。

そして、マンションの地下で射殺されていたのは、芝巡査部長だ。奈良沢警部補は、撃たれた現場の目撃者によると死ぬ直前左胸を抑えて亡くなったそうだ。

芝刑事の方は右手に警察手帳が握られており、マスコミには伏せられていたんだがどこからか情報が洩れて、警察への挑戦や報復などを大々的に報道しているな」

 

「奈良沢、芝か・・・・・まさか」

 

「なるほどね。奈良沢警部の目撃者に会って詳しく話を聞いてみたいね」

 

「ああ、それなら白銀がもう聞いてくれたぞ。コナン達だったそうで警視庁内で会って聞いたからって電話で内容教えてくれたよ。

犯人はオートマチックのピストルで電話ボックスから出てきた被害者を左手で撃ったそうだ。そのことから犯人は左利きってのが分かってる。

警察手帳を指したってのはコナンの予測で、白銀は何か別の意味がある気がするって言ってたぞ。陣平ちゃんはどう思うよ?」

 

「俺も白銀の意見に賛成だ。おそらく別の意味があるはずだろうよ」

 

「松田さん、さっき被害者の名前に反応してたよね? 何か心当たりがあるの?」

 

 私は先ほどの松田さんの反応が気になり思い切って聞いてみた。萩原さんの顔を見た感じ、どうやら同じ考えだったみたいだね。

 

「まあな。所長と佐藤刑事達と一年前のある事件について再捜査してるの知ってるよな? その事件について関わってたのが、四人の刑事だった。

一人は一年前に亡くなっているから関係ないが、残りの三人が今回の被害者の奈良沢警部に、芝刑事、そして佐藤刑事だった。

その事件に関わってた二人が殺されたって訳だ。それが分かったからこそ、所長は萩原刑事に事情を説明し佐藤刑事の護衛に付いてるってとこだろうな」

 

「おいおい、マジかよ。もしその関係者が狙われるなら佐藤刑事が危ない可能性が高いな。

いやでも、その事件って陣平ちゃんや白銀も関わってたんだよな? お前達も狙われるんじゃねえのか?」

 

「いや、その可能性は低いと思うよ。今回の刑事が狙われてるってことから、おそらく犯人は警察関係者の可能性が高いはずだよ。

一年前の事件の関係者ってことはその情報を知らないとできないことだし、偶然で済まされる話じゃないからね」

 

「お嬢ちゃんの言う通りだぜ、萩。それに俺と所長は被害者の遺族から依頼されて極秘で調べてたからな。

調べてたことを知ってるのはその遺族と、佐藤刑事、萩原刑事しかいない。所長が、あの二人には情報を絶対警察内部にも漏らすなって忠告してたし、漏れてる心配はないはずだ」

 

「なるほどな。白銀の野郎、姉貴と佐藤刑事に口止めしてたってことはこうなること読んでたのか? 流石にそれは無いか。

それは分かったが、今後どう動くよ? 佐藤刑事が狙われるとしたら今日の夜に米花サンプラザホテルである白鳥警部の妹の『結婚を祝う会』ってとこか?」

 

「そうだろうね。偵光君は招待されてるから参加するって言ってたから、佐藤刑事が狙われたとしても大丈夫なんだろうけど、偵光君が無茶しないかが心配なんだよね」

 

「十中八九所長なら、佐藤刑事の身に危険が迫れば無茶するだろうな。

まあ、そこはあの人に頼んでおけば助けてくれるだろう」

 

「そうだな。姉貴も護衛として参加するって言ってたし、姉貴に連絡して頼んでおくよ。俺達は事件について調べてとっとと犯人を見つけるのが優先だ」

 

「千速さんがいるなら安心できるかな。そうだね! 僕達は偵光君が動けないぶん、しっかり調べよう!」

 

 僕達は三人で協力しながら事件について更に詳しく調べる為に行動を再開するのだった。

 

 

<越水七槻side out>

 

 

 

<毛利蘭side>

 

 私はお父さんと園子とコナン君と一緒に米花サンプラザホテルに来ており、白鳥警部の妹さんの『結婚を祝う会』に参加し、お母さんも呼ばれており一緒に行動することになり、会を楽しんでいた。

それにしても今日見た夢は何だったんだろう? トロピカルランドに行き私は大泣きしていたんだけど、一緒に行ってくれた人が色々連れまわしてくれて最後に噴水広場で湧き出る噴水を見せてもらった後に肩車をしてもらい、最後は凄く楽しかった記憶がある。

 新一ではない人と行ったはずなんだけど誰だったのかな・・・?

 

「ちょっと、どうしたのよ、蘭?」

 

「ちょっとね。今朝見た夢の内容で気になったことがあってね」

 

「ふーん。どんな夢だったの? この園子様に話してみなさいな」

 

「トロピカルランドに行った時の夢だったんだけどね」

 

「それって新一君と行った時の?」

 

「ううん。新一と行った時とは別かな。私が小さくてたぶん十歳ぐらいの時かな? その時の夢だと思う。

 私が何でか知らないけど大泣きしてて、その人が色んなアトラクションに連れてってくれたり、楽しいお話とかしてくれて最後に湧き出る噴水見せてくれて、肩車してもらってはしゃいでたんだ。

 そういうことがあったような気もしないでも無いんだけど、小学生の時だから覚えて無いんだよね」

 

「なるほどね。それならおば様に聞いてみれば良いじゃない。ねえ、おば様! 蘭が聞きたいことがあるって!」

 

「どうしたの、蘭?」

 

「ちょっと、園子! もう。あのね、お母さん。

 ちょっと聞きたいんだけど、私が十歳ごろかな? その時誰かと一緒にトロピカルランドって行った? 夢で見てから気になっちゃって」

 

「そういう訳ね。あの時は、あの人と私と蘭の三人で行くトロピカルランドに行く予定だったんだけど、あの人に急に仕事が入って、私も弁護士の仕事で行けなくなってね。

 蘭が絶対に行きたいって大泣きして困ってたんだけど、偵光君にお願いして連れて行ってもらったのよ。おそらくその時の夢じゃないかしらね」

 

「え? お兄ちゃんに連れて行ってもらったことあるの!?」

 

「ええ、そうよ。あの人と偵光君が仲良くなってだいぶ長いのよ。

 その関係で私も彼のことはよく知ってて信頼できたし、小学生の頃は、ちょくちょく面倒みてもらってたのよ? 蘭は完全に忘れてたみたいだから、偵光君からは言えなかったのね」

 

「うっ・・・。新一とトロピカルランド行った時に、事件解決していたのを遠目に見て、初めて会って話したのはヨーコさんの事件の時って思ってたんだけど、違ったんだ。

 お兄ちゃんも知ってたなら、あんな初対面な感じで接さなくて教えてくれても良かったのに」

 

「それは無茶じゃない、蘭? 久し振りに会って忘れられてるって分かったら、たぶん私でもそういう感じになるわ。

 あれ? でも蘭の小学生の頃って人見知りだったわよね? よく白銀さんに懐いたわね。

 まあ、今もお兄ちゃん、お兄ちゃんって煩いのは変わんないけど」

 

「ふふふ。それは、偵光君が凄かったのよ。色々な人に好かれるのが得意な彼だから、すぐに蘭にも懐かれてたわ。

 人見知りで新一君と園子ちゃん以外に友達のいなかった蘭が、自分から偵光君に話かけてた時は私もあの人も驚いてたんだけどね。たぶんトロピカルランドの一件で信頼できる人って分かったんでしょうね」

 

「ちょっと、園子! そんなに煩く言ってるつもりは無いわよ! そうだったんだね。

 そう言えば気になったんだけど、お父さんとお母さんってお兄ちゃんとどうやって知り合ったの?」

 

「それは私も気になるかも!」

 

「偵光君と知り合った経緯は、有紀子の紹介なのよ」

 

「新一のお母さん?」

 

「ええ、そうよ。有紀子の友達が、偵光君の親でね。その関係で、面白い子がいるからって有紀子から紹介されたのよ。

 そこからあの人とすぐに意気投合して仲良くなって、息子のように可愛がってたのよ。今もそうなんだけどね。私も偵光君は息子のように可愛がってたってのはあるわね」

 

「そうなんだ。お兄ちゃんから家族の話とか聞いたこと無かったから何か新鮮だね。

 お兄ちゃんと一緒にいる人たちの話はよく聞いてたんだけど」

 

「そうなのね。まあ彼も小さい時から苦労してるし、色々と事情があるのよ。

 蘭が気になるようなら今度彼に聞いてみなさい。私からは教えれないわ。おそらくあの人にも聞いても同じはずよ」

 

「うん・・・」

 

 お兄ちゃんの家庭の話って聞いたこと無いんだよね。身近な人達の話ばかりしか聞いたことないや。佐藤刑事達は知ってるのかな・・・?

 私が考え事をしていると、お母さんに白鳥警部の妹さん達が挨拶に来ており、話が盛り上がっていた。

 

「それじゃあプロポーズの言葉は無かったんですか?」

 

「ええ、彼そういうの苦手だから」

 

「男はそのくらいの方が良いわよ。歯の浮くようなセリフいう奴にろくな奴はいないから」

 

 私はお母さんに前から気になっていたことがあったので聞いてみた。

 

「お父さんはお母さんに何て言ってプロポーズしたの?」

 

「だから歯の浮くようなくだらないセリフよ」

 

「先生! 教えてください!」

 

「でも、何か忘れちゃったから」

 

「またまたぁ! とぼけちゃって!」

 

「今後の参考の為に是非!」

 

「もう焦らさないでよ、お母さん!」

 

 私達は3人でお母さんに詰め寄るとようやく観念し、プロポーズの内容を話始めた。

 

「うーんと、お前の事が好きなんだよ。この地球上の誰よりもだったかな?」

 

「素敵じゃない!」

 

 私はそのようなプロポーズの言葉をお兄ちゃんから言われたとこを想像し、もしお兄ちゃんからそんなこと言われたら絶対OKするのになぁ。

 いやでもお兄ちゃんの場合もっと別な言葉を言いそうな気がするな。案外回りくどいことを言わずに直球で素直に来るかも? 

 うーん、それか・・・・・・・

 

 

「はあっ、もしお兄ちゃんにそんなことを言われたら・・・なーんて顔してるんじゃないわよ!」

 

「べ、別にしてないわよ、そんな顔! もう・・・」

 

「ふーん。なら、直接白銀さんに聞いてみれば良いじゃない? プロポーズするならどんな言葉を言いますか?って。

 ちょうどあそこにいるし・・・って、佐藤刑事ともう一人別の美人が彼と仲良く話してるわね」

 

「え・・・?」

 

 園子に言われ、そちらの方向を見ているとお兄ちゃんと佐藤刑事ともう一人知らない美人が仲良く話していた。

 誰なのかな、あの人? もしかしてお兄ちゃんの会社に新しく入った人なのかな?

 

「どうしたの、蘭姉ちゃん?」

 

「ううん。ねえ、コナン君。お兄ちゃんと佐藤刑事と話しているもう一人の女性って誰か知ってる?」

 

「ううん、知らないよ。でも、あの人って誰かに似てるような気がする。誰だったかな・・・」

 

「そっか。ありがとう、コナン君」

 

「良いの、蘭? 何だったら私が聞いてこようか?」

 

「大丈夫よ、園子。あんなに楽しそうに話してるのに邪魔したら悪いし。私ちょっとトイレ行ってくるね!」

 

「あ、ちょっと蘭!」

 

 私は何故かそれ以上あの場を見ていたくなくて、逃げるようにトイレへと向かうのだった。

 

 

<毛利蘭side out>

 

 

<偵光side>

 

俺は米花サンプラザホテルで行われている白鳥警部の妹さんの『結婚を祝う会』に参加し、白鳥警部に挨拶をした後、色々な人に声をかけられ疲れたのでのんびりとしていると、二人の女性が話しかけてきた。

 

「随分と色々な人に声かけられてたわね、色男さん」

 

「おう、白銀! 楽しんでるか? お、そうだ。じゃーん! 私の衣装はどうだ? 今日の為に選んだんだが似合ってるか?」

 

 千速さんはそう言い、パーティー用白のストールに赤いドレスを見せびらかしてきた。美和子の方も緑の上着に黄緑のワンピースで綺麗に着飾っていた。

 いやあ、この二人美人だから凄く絵になるよな。二人ともいつものイメージと違うし、ここに来ている刑事のほとんどが彼女達に見惚れている、ってか俺睨まれてない? 

 うわあ、完全に風評被害受けてるんですけど・・・

 

「っていひゃい。何するんでひゅか?」

 

「私のドレス姿を見て何も言わない男にイタズラをしているところだ。美和子も綺麗だろう? 何か私達に感想は無いのか?」

 

「ちょっと、千速さん! 私は別に! 千速さんと比べると全然ですし・・・」

 

ん? 二人とも名前で呼び合うほど仲良くなったんだな。まあお互いさばさばしてるし気が合うんだろうな。

 ってやべえ、早く感想言わないと怒られる!

 

「二人ともとても綺麗ですよ。見惚れてしまい言葉が出ませんでした」

 

「うおっ、サラッとそういうこと言われるとなかなか照れるな。美和子も良かったな。白銀には好評みたいだぞ♪ 白銀もそのタキシード姿似合ってるぞ」

 

「どうしてアンタは、いつもそういうことをサラッと言うのよ! 

 もう、恥ずかしいじゃない! それより、今日は珍しく一人なのね?」

 

「ははは、こういう正装は久しぶりなのでちょっと窮屈ですけどね。ありがとうございます千速さん。昔から感想言うのは正直に言ってるじゃねえかよ。いい加減慣れろよな。

 白鳥警部から招待されてたのは俺だけだったし、こんだけ警察関係者が入りこんでれば、仲間を連れてこなくても大丈夫だと思ったんだよ。

 まあ、何か起これば俺がだいたい対処できるしなって、どうしました、千速さん?」

 

 美和子と話していると、千速さんが黙ってムスッとしていた。

 頬っぺた膨らんでますよ? どうしたんですか!? 俺何かやらかしたか?

 

「どうして白銀は私に対して敬語なんだ?」

 

「それは、千速さんの方が歳上ですし、敬語でないと失礼だと思いまして」

 

「美和子にはタメ口で話してるじゃないか。私にも同じような感じで良いぞ。

 敬語だと距離置かれてるみたいで嫌なんだよ。白銀も同じ考え持ってたんだろう? 美和子から聞いたぞ」

 

 これは俺が敬語で話すとますます機嫌悪くなるパターンだな。やれやれ、どうして俺の周りの歳上の人はこんな人ばかりなんでしょうかね?

 ってか美和子の奴何をペラペラ喋ってるんでしょうかね!?

 ちょっと後で美和子に問い詰めよう。

 

「分かったよ。ただ、名前にだけはさんを付けさせてくれ。それ以外は何とか努力する」

 

「ああ、良いぞ♪ よろしく頼むぞ」

 

「千速さんの言う通りににしときなさい。でないと凄く機嫌悪くなるから、彼女」

 

「だからお前もフランクな感じになってたのか」

 

「そういうこと。あれは敏也さんね。ちょっとトイレも行きたいし席外すわね」

 

 そう言って、美和子は俺達から離れていった。

 

「敏也さんって誰なんだ?」

 

「そういや千速さんはこっちに来たばかりだから知らないよな。あそこで紫の髪の人に注意している人がいるだろう? 注意してるのが小田切警視長で、注意されてるのが息子の敏也さんって訳。

 確かロックバンドをしていたかな? それにしても警視長までこの会場に来るなんて、よほどのことが起きるってことか? 嫌な予感がしまくってるんだが・・・」

 

「なるほどな。警察のお偉いさんの家族って訳か。そりゃあ、あれだけ警察関係者が狙われてればな。

 さてと、護衛のターゲットが動いたし私達も動くとしようか。白銀、私もトイレに行ってくる。

 君もどうせ一人だと暇なんだろう? それとも熱い視線を送っていた人達の所へ行くかい? もし行かないのなら、私に着いて来てくれ♪」

 

「やっぱりそれが原因ですか。で、次に狙われるターゲットの可能性が高いのが美和子なんだろう? 

 それって、蘭ちゃん達のことですか? 俺が行っても楽しそうにしてたのに邪魔するようになるからな。

 俺もトイレ行きたかったし一緒に行くよ」

 

「さすがだな君は。天下の名探偵様だ。という訳で行くぞ。おそらく犯人が仕掛けてくるタイミングは・・・」

 

「買い被りすぎだぞ。犯行をするならこのすぐ後がチャンスってとこだな。

 男子トイレに居るけど、何かあったらすぐに女子トイレに駆け付ける。千速さんも無茶しないように」

 

「それは私が白銀に言いたいセリフなんだがな。君に怪我させると、研二や陣平に怒られるし、君の仲間達が黙って無いだろう?」

 

「そうだな。犯人が可哀想になるぐらい容赦なく徹底的に調べ上げて証拠掴んで犯人を見つけるようになるだろうね。まあ、そうならないのが一番なんだけどね」

 

「ははは! 確かにその通りだ! おっと、早く行くとしよう!」

 

「あ、おい! ちょっと、腕いきなり引っ張るなって!」

 

 俺は千速さんに腕を引っ張られ、外へと向かうのだった。

 

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