全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m



4話

<秋庭怜子 Side>

 

 私はようやく落ち着き、防護服?を着た男二人に説教されながら正座している男性を近くで見ている。

 

「お前はどうしていつもそんなに無茶をするんだ!? 心配するこっちの身にもなってみろ!」

 

「今回ばかりはゼロに賛成だ。偵光、お前はどうして事件というか爆心地に突っ込んでいくんだ? いつか死ぬんじゃないかって冷や冷やして胃が痛いんだが」

 

「いや、あのですね? 事件に突っ込んでいる訳ではなくて事件が俺に寄ってきているんですよ? 事件から逃げようとしてもあちらさんから近寄ってくるのにどうしたら良いのでしょう?」

 

「言い訳するんじゃない! お前、俺たちだけじゃなくてそこの女性にも散々心配させたんだろう!? お前がいなくなったら悲しむ人がたくさんいることが分かっているのか!?」

 

「それは充分身に染みて分かっています」

 

「うるさい、偵光。アンタたちもそのバカにもっと言ってやって」

 

「うるさくしてごめんなさい」

 

「なあ、ゼロ? 佐藤さん達以上にあの人おっかない気がするんだが」

 

「あ、ああ。アイツには佐藤さん達より厳しい人の方が行動を制限できるようになるだろう。怖いが」

 

「あら? 貴方たち、何か言ったかしら?」

 

「「いえ」」

 

「そう、それなら良かったわ。続けてちょうだい、お巡りさん♪」

 

「怜子さんマジでおっかねぇ・・・」

 

 佐藤、宮本?誰のことかしら?

 あらあら。私をどれだけ心配させたのか分かってないみたいね。

 

「偵光、後で覚えておきなさいよ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「返事は?」

 

「はい」

 

「よろしい♪」

 

 私のことをすごい目で見てくるわね。一睨みするとゼロと呼ばれていた人が

 

「こほん。話を戻すが偵光はよく爆弾解体できたな。どこで身につけたんだ? だいたい予想はつくが・・・」

 

「そんなん決まってるだろうが。クリス・ザ・ブートキャンプで身につけさせられたに決まってるだろうが。生き残る為の術をガキの頃からずっと叩きこまれたからな・・・・」

 

「「なるほど」」

 

 どうしたのかしら? 偵光は遠い目をしているし、二人の警官は同情の視線を彼に送っている。彼の子供の頃の話か・・・。幼馴染ってのは羨ましいわね。四人いると彼から聞いていたが名前も聞いたことないし合ったこともないからどんな人達なのか分からないのよね。

 彼の保護者のクリスさんとは会ったことあるんだけど。話しぶりからしてゼロとひろみつ?と呼ばれる二人が幼馴染であることは間違いないわね。

 

「それで偵光、お前が爆弾解体できるのは分かったが警察に任せなかったんだ?」

 

「理由はいくつかあるんだが、一つ目はパニックになって大けがをする人が出る前に解決したかったってのがある。二つ目に零と景光は分かるだろうが、俺がいる場所で事件が起これば間違いなく何かが起こることが予測できたから爆弾がある場所に向かえば被害が少なくなると思ったんだよ。

 怜子さんを巻き込むわけにはいかなかったしな。まあ、怜子さんやお前達には余計な心配かけちまったけど」

 

 彼は私の方を横目で見ながら言った。目が合った瞬間恥ずかしくなり私は目を反らした。ちょっと、こっち見ないでよ、恥ずかしいじゃない。

 

「お前という奴は・・・」

 

「そんな呆れた目で見るなよ、零。爆弾解体してけが人も少なかったし、俺が説教されるだけで済んだから良かっただろ」

 

「何上手い具合にまとめようとしているんだ! 爆弾の状況を萩が確認して・・・戻って来たな。どうだった?」

 

「おう、降谷、諸伏お疲れ。爆弾は綺麗に解体されていたな。普通に解体しても遠隔機能で爆破されていた可能性が高いから、完全に解体するには解体の技術を数十年近く磨かないと無理なものだな。ホントにお前らの幼馴染が解体したのか?」

 

「萩が言うから間違いは無いんだろうが、ゼロ。俺は聞くのが怖いから詳細聞いてもらえるか?」

 

「景、俺も同じなんだが。おい、偵光。確認したいんだが、解体時間はどのくらいだ?」

 

「10分ぐらいかな? 水銀レバーもついてなくて解体しやすい爆弾だったし、クリスが用意した先生に習った時の爆弾の方が容赦なかったな。うん、考えれば今まで生きてくることがよくできたなー。ははは!」

 

「「コイツは・・・・」」

 

「おいおいマジかよ? やべえなお前らの幼馴染。どんな訓練受けてきたんだよ?」

 

「それは私も興味あるわね。偵光がどうしてここまで人間離れしているのか気になるわ。クリスさんの修業ってそんなに厳しいの?」

 

 私は未だに正座している彼に尋ねた。

 

「うん、ぶっちゃけ俺かスペック高い人じゃないと間違いなく死ぬレベルの訓練を今まで受けてきました」

 

 

「俺やゼロも数か月参加したことあるけど、警察学校の訓練が子供の遊びレベルだったな」

 

 

「いや、むしろあれは偵光の為だけに考えられたメニューだろう。常人には付いていけないレベルだ。独りで無人島に一ヶ月サバイバル生活なんか間違いなく無理だ」

 

 

「ああ、別名クリスのお仕置きね。あれは俺も一番嫌いだわ。普通の無人島ならまだ余裕なんだが、俺だけで行く時は地雷とか色々と罠が仕掛けてあるから面倒くさいんだよ」

 

「「「・・・・・・」」」

 

 警官三人は開いた口が塞がらないようだ。私も驚きすぎて目が点になっている。クリスさんってそんな怖い人には見えなかったんだけど

 

「あ、あんたは本当に人間? お仕置きって何か理由があるの?」

 

 

「失礼な。歴とした人間ですよ。理由ですか? うーん、クリスが俺の行動に怒ったからかな?」

 

「偵光、彼女に言わない方が身のためだぞ」

 

「同じく。ゼロの言う通りだ。俺たちからは一応忠告したぞ」

 

 どうやら幼馴染の二人は理由が分かっているようで、私は気になったので聞いてみた。

 

「何したの?」

 

「俺も気になるなー。おっと自己紹介がまだだったな。萩原研二だ。そこにいる降谷と諸伏とは警察学校からの同期だ。そちらのお姉さんも紹介してもらえると助かるんだが」

 

 そう言えば自己紹介してなかったわね。さっきまでそれ所では無かったし。

 

「白銀偵光だ。会社を立ち上げて従業員のサポートと菓子等の商品販売を主にしています。零と景光とは幼馴染だ。よろしく」

 

「秋庭怜子よ、よろしく。偵光の会社でソプラノ歌手として働かせてもらっているわ。彼には私のマネージャーもしてもらっているの」

 

「人違いかと思っていたのですが、ソプラノ界の姫に直接お会いできるとは思いませんでした。偵光の幼馴染の降谷零です。よろしくお願いします」

 

「偵光と零と幼馴染の諸伏景光だ。よろしくな秋庭さん」

 

「こんな綺麗な人とデートしてて、会社の社長とか羨ましいなおい。俺がもし警察辞めたら雇ってくれよな! それで、さっきの話の続きに戻ろうぜ」

 

「よろしく。そうね、自己紹介もお互いに終わったし教えてくれるわよね、偵光?」

 

「理由を言わないってのは・・・・?」

 

「ダーメ♪ 幼馴染達が忠告していたのが気になったからちゃんと教えなさい。良いわね?」

 

「はい。えーと無人島に送られた時はクリスに良い人見つけたらって言った時です」

 

 何か誤魔化しているわね? クリスさんが偵光のことを男性として愛しているのは一目みて分かったわ。それにしてもクリスさんも報われないわね。あれほど分かりやすいのに本人に気づかれないなんて。

 まあ、これほど鈍感な男なら仕方ないわね。私があんだけアプローチしているのに全然気づいてくれないし、なんか段々腹立ってきたわ。堂本先生の紹介で彼と会った時にはここまで好きになるとは思わなかったけどね。どうしてこんな奴を好きになったのかしら。

 此奴に助けられて夢を隣で応援してくれて練習や私のわがままにも嫌な顔をせず付き合ってくれたら惹かれるに決まっているじゃない。惚れた方が負けね。そんなことより、隠してる理由も聞き出しましょう。

 

「他には? 無人島に行かされた理由はそれだけじゃないんでしょ?」

 

「いや、ほかに理由は「あるわよね?」・・あります」

 

「ぜ・ん・ぶ教えなさい」

 

 彼は助けを求め幼馴染二人を見たけど顔を反らされた。諦めたみたいね

 

「怒らないと約束してもらえるなら言います」

 

「ふーん。私が聞くと怒るような内容なのね。怒らないから話しなさい」

 

「そういいながら絶対怒るよね!?」

 

「大丈夫よ。だから早く話しなさい」

 

「俺が事件に巻き込まれて無茶する度に、送られていました」

 

「ふーん・・・・。アンタ、今回みたいなこと何回もしてきたの?」

 

「はい・・・」

 

「アンタって奴は、本当に・・・」

 

「すみません」

 

「うわあ、白銀が哀れすぎるんだがいつもああなのか?」

 

「ああ。彼女の場合幼馴染の二人よりキツイな。クリスさんが怒った時によく似ているよな、ゼロ」

 

「いや、同じぐらいな気がする。容赦の無さは彼女の方が上だが怒ったときの威圧感はみんな同じぐらいだ。佐藤さんも宮本さんも怒った時は特に凄い。今回、あそこで小さくなっている奴のテレビ報道を見ていようものならどうなるかが予測できない。

秋庭さんが泣きながら抱き着いているのが映っていたのは間違いないからな。これからアイツを事情聴取の為に警視庁に連れていかなければならないんだが、佐藤さん、下手したら宮本さんも乱入してくる可能性がある。そう考えると胃が痛いな。こんな現状に

してしまった俺たちも怒られるぞ、間違いなくな。うう、早退したい」

 

「萩、警視庁戻ったら二人に殺されそうだから俺帰るわ」

 

「一体何言っているんだお前らは!? こんなお前達見るとか初めてだぞ! え? 佐藤刑事と宮本さんって怒ったらそんなに怖いの?」

 

「正座してる状態で、一時間ニコニコ笑顔でもの凄いプレッシャーを放ち続けるパターンだったら最悪だ。良くて正座で30分説教だな。俺も景もあれはトラウマになっている」

 

「はははー。一時間コースだけは勘弁して欲しいな」

 

「何してそんなに怒られたのお前らは!?」

 

「「偵光の爆心地に突っ込んでいく暴走を止められず怒られた」」

 

「は? 今回も同じパターンじゃないのか!? それに下手したら俺も説教されそうだよな?」

 

「「ですよねー。うん、諦めて警視庁に戻ろう。偵光もすぐに来い」」

 

「嫌だー! 俺は絶対関係ないだろうぅぅぅぅぅぅ」

 

 ああ、もう! 背後が煩いわね! けど二人きりにしてくれたのはありがたいわね。

 

「偵光! 事情聴取行くわよ! 分かった?」

 

「イエッサー」

 

 落ち込んでいる彼を立たせ腕に抱き着き引っ張って警視庁へと私達は向かうのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

<偵光Side>

 

 皆さんこんにちは。白銀偵光です。ここで問題です、俺は事情聴取受けてからどんな状態になっているでしょーか?

 正解は、俺の会社の事務所内で女性3人に睨まれながら男性4人が正座してるでした! ちなみに俺だけ土下座状態ね! 顔を上げるのも許さないとばかり睨まれましたよ!

 

「俺はまた忠告したからな、偵光」

 

「ゼロって偵光に対して面倒見が良いよなー」

 

「え? 何で俺らも正座させられてんの? ってかあそこの嬢ちゃん・・・」

 

「「連帯責任だから諦めろ、萩。それだけは突っ込むな。まだバレてない・・・はず」」

 

「偵光、顔を上げなさい。私にそこの人達を紹介してもらいたいんだけど」

 

「土下座すれば逃げ切れるって思ったのかしら? アンタは昔からそうだもんねー。考えていることが丸わかりよ。そうねぇ、私たちの怖い顔を見ず、反省しているように見せれる利点があるってとこかしら? 偵光と付き合いの長い幼馴染の私達ならアンタの考えぐらい分かるわよ。ねえ、美和子?」

 

「そうね。せっかく降谷くんが忠告してくれたのにね。今までバレてないと思っていたのかしら? クリスさんに怒られる時なんか土下座なんてさせてもらえないんじゃない? 今は、良いわ。野山さん達が偵光の所にいたのは知っていたんだけど、そちらの女性二人は見たこと無かったわね。それに、私達に隠し事は無しって言ったわよね?」

 

 「「「どこ見てるのかしら、偵光?」」」

 

 

「ひっ! よそ見してすみません! しょ、紹介ですよね。こちらが俺の幼馴染の佐藤美和子、宮本由美です。刑事課と交通課に勤めてます」

 

「佐藤美和子です、よろしく」

 

「宮本由美よ、よろしくね」

 

「こっちが俺の会社で働いてもらっているソプラノ歌手の秋庭怜子さんです。それで、俺の後ろにいるのが香坂夏美ちゃん。パティシエを目指しているらしく俺がお菓子作りと料理関係の技術を教えている弟子になります。以上です」

 

「こ、香坂夏美です。佐藤さんと宮本さんのことは先生から聞いてました。よろしくお願いします」

 

「秋庭怜子よ、よろしく。私が一番歳上になりそうね。ちょっと聞きたいんだけどアンタ達って幼馴染って話だけど何がキッカケで仲良くなったの? 男連中の話はそこのバカから聞いたことあるんだけど」

 

「私はお父さんのことを助けてもらってからね。彼の応急手当のおかげで一命を取りとめたの。彼は感謝してもしきれない恩があるわ。由美は私の友達だったからそこから自然にって感じかしら」

 

「最初はそうだったわねー。子供がそんなこと出来るわけないって疑ってたんだけど私が誘拐されて単身で乗り込んで犯人捕まえた時から信じるようになったわ」

 

「子供の時から何してんのよ、アンタは」

 

「聞かないでください。波乱万丈すぎて泣きたくなるので」

 

「白銀の過去にいったい何があったんだよ・・・」

 

 萩原さんの優しさが俺の心に染みるぜ。俺に優しくしてくれんのって野山さん達か、夏美ちゃんぐらいだからなー。

 

「なあ、ゼロ。偵光ってホント考えてること分かりやすいよな。事件に遭遇した時を除いて」

 

「もう何も言うな。アイツは昔からこうだ」

 

「ああ」

 

「こほん。さ、さっきの続きに戻すわね。私も由美も逆に秋庭さんと香坂さんとの出会いを聞きたいんだけど良いかしら?」

 

「私は指揮者の堂本先生に、様々な楽器を演奏できて私の練習に付き合える人材だからって紹介されたのよ。まあ、何回かやってたら音をあげるかと思ってたんだけど、嫌な顔をせず付き合ってくれたわ。偵光のおかげで夢を諦めずにソプラノ歌手になることが出来たわ。

 今ではマネージャーもしてもらっているし、か、感謝しているわ。す、少しだけね」

 

 ははは、あんだけメンタル削られて少しだけですか、そうですか。初めて会った時に比べれば、怜子さんから少しって言われてもらうだけでもマシか?

 

「秋庭さん、俺から一つ忠告だ。偵光に対してその態度だと気持ちは間違いなく伝わらない。伝えるなら真正面から・・・・「「降谷くんはどっちの味方なの?」」いえ、何でもありません。忘れてください」

 

「わ、分かってるわよ! アンタに言われなくても、コイツが人の気持ちに気づかない唐変木だってのは!」

 

「ああ、もう! 私のことは良いでしょ! 香坂さんは何がキッカケなのよ? いつの間にか弟子入りしていたし」

 

「え、ええ。私はこの会社の製品のお菓子を食べて、会社に電話して先生にお会いしてそこから弟子入りしました。先生の腕ならお店も充分出せるのにお店出さないって聞いたときは驚きましたけど。今はお菓子作り以外にも料理全般、お店の経営の仕方と教えていただいていますので凄く助かってます。先生って私と同じ歳なのに凄いですよね。先生は私の尊敬する人です」

 

 

「「「鼻の下が伸びてるわよ?」」」

 

 

「見間違いです(キリっ)」

 

 

「はあ、これでお互いの自己紹介が出来たわね。これからの交流も兼ねて今日は食事に行きましょう。偵光の奢りでね。佐藤さん、宮本さん、香坂さんもそれで良いかしら? 野山さん達も一緒に行きましょう。 ああ、そこの警官連中にも爆弾事件についてオハナシしないといけないでしょうし」

 

 

「やったわね、アナタ。偵光くんたら太っ腹ね」

 

「偵光くん・・・。きついようだったら経費で落とすようにするから相談してくれたまえ」

 

「え? 今日は帰らせていただかないと保護者様に怒られると言いますか・・・」

 

「「「あ、はい。喜んで行かせていただきます」」」

 

「いい考えねー! 秋庭さんとはおいしい酒が飲めそうよ」

 

「ちょっと由美。飲みすぎないようにね。でもおいしいもの食べたかったし、今日は偵光の奢りだから無礼講ね♪」

 

「あのー、私も一緒してホントに大丈夫なんですか?」

 

「大丈夫よ、気にしないで。クリスさんに偵光の写真を撮って送る条件付きでメールしたらみんなで楽しんできなさいだってー」

 

「もう、由美ったらいつの間に。香坂さんも遠慮しないの。先生の小さい頃とかがどんなだったか教えてあげるわ」

 

「本当ですか!? 先生の子供時代どんなだったのか凄く気になってたんですよ。私も参加させていただきます」

 

「私も気になるから教えてちょうだい。それでクリスさんの許可も得たし何か問題でもあるかしら?」

 

「いえ、問題ありません。どんとこいです」

 

「よしっ! それじゃあ、みんな行きましょう♪ それと、これは私を心配させた罰よ。ただ私を守る為に爆弾解体しに行ったんでしょう? ありがと。あの時のアンタはカッコよかったわよ。心臓もたないからあんな無茶はもう辞めてよね」

 

 

 

 怜子さんはそう言いながら、俺に顔を近づけて頬に暖かい何かが触れた感触がするのと同時に音が鳴った。

 

「!?」

 

「「なっ、何したのよ偵光!?」」

 

「ひゃっ、凄いです」

 

「逃げるぞ、ゼロ」

 

「その考えに賛成だ」

 

「ひゅうー」

 

「アナタ、若いわね♪」

 

「そうだな、胃が痛い」

 

「ふふふ。お礼なんだから勘違いしないでよね! まあ、アンタになら勘違いされても良いけど・・・」

 

 最後小声すぎて聞こえませんでしたよ!? って美和子さん、由美さん? 俺をどこに連れていくのでしょうか・・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 彼女は眩しいほどの笑顔でそう言い、俺は美和子達に詰め寄られ散々説教されて高級レストランを奢らせられるようになるのだった・・・。

 

 

 

 

 

・・・・帰宅後

 

 

「ふふふ。偵光、今日も事件に巻き込まれて爆弾解体したそうじゃない。また、無茶したのね・・・・無人島行き決定よ。前回の注意では物足りなかったみたいだから罠のグレードも上げておいたわ、感謝しなさい♪」

 

 

「・・・はい、喜んで行かせていただきます」

 

無人島行き(死刑宣告)を再通告されるのだった。

 

 

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 怜子さんが好きすぎてやってしまった。後悔はしていない!
 怜子さんはツンデレのイメージしかないです(笑)
 ツンデレで主人公をおとすのは大変そうですね(;^ω^)
 次回は人気のベルモットさんとのデート回を予定しています。他のヒロインにもスポットをあてて主人公にドキドキしてもらえるよう頑張ります。
 おっと主人公の背後に次の事件がやってきたようだ(笑)

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