全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
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78話

〈山川光side〉

 

 俺と灰原さんは、脱出してきた偵光と蘭ちゃんと合流した。救急隊員は他にもいる怪我人の対応で忙しくいなかった為、灰原さんが偵光の手当てを行っている。

 

「いたたたた! 美樹ちゃん、もう少し優しくしてくれない?」

 

「充分優しくしてるわよ。それに消毒しておかないと傷が化膿して大変なことになるわよ?」

 

「いや、そうだけど。ってか何か怒ってない?」

 

「また、偵光君が1人で無茶したからよ!」

 

「無茶っていいますか、あの場合は仕方無かったんですよ?」

 

「すみません、美樹さん。お兄ちゃんは私を庇って怪我しちゃったんです。だから、お兄ちゃんが悪い訳では無いんです」

 

「そこは怒ってないのよ、蘭ちゃん。むしろ蘭ちゃん守って無かったら逆に怒ってたわ」

 

「えっと、じゃあどうしてなんですか?」

 

「それは偵光のバカが、俺か灰原さんを先に避難させて自分が1人だけで無茶したことを怒ってるんだよ。避難誘導だけなら、俺か灰原さんどちらかだけでも充分だったしな。コイツは、俺達にも被害が無いように遠ざけたりすることがよくあるからな」

 

「山川さんの言う通りよ。みんなから1人では絶対に無茶するなってあれだけ怒られたのにまだ懲りないのかしら? クリスさん達に伝えた方が良いのかしら?」

 

「すみません、それだけはマジで辞めてください! 俺が死んじゃう!

ってか、それは置いといて他のみんなは避難できたよな? 男性陣は俺と山川さんが最後だったしって、イレイナさんから電話? ちょっと電話してくるね! 美樹ちゃん、手当てありがとう! 助かったよ! 蘭ちゃん達もゆっくり休んでて!」

 

 偵光は俺達にそう言い、イレイナさんに電話をかける為に走って離れていった。

 

「あ、もう、偵光くん! まだ無茶しちゃダメよって、行っちゃったわ」

 

「あはは、お兄ちゃんらしいですよね。こっちとしては心配になるから辞めて欲しいんですけどね。山川さんといる時もあんな感じなんですか?」

 

「そうだな。アイツとは付き合いが長いが、知り合ってからずっとあんな感じだぞ。無茶しなかったことってほとんど見たことが無いな。病院に入院してても大人しくするってのは無かったからな」

 

「そうなんですね。佐藤刑事や由美さんや安室さんが言っても聞かないって言ってました。もう1人いた幼馴染のヒロって呼ばれてた人の言うことは割と聞いていたって由美さんから聞いたんですけど、山川さんは知ってますか?」

 

「っ!? いや、俺も詳しくは聞いたこと無いんだ。宮本さんなら聞いたってなら蘭ちゃんの方が詳しいと思うよ。ただ仲は凄く良かったし、いつも3人でバカなことしてたって楽しそうに偵光が話していたよ‥。今はもうそれも叶わないって悲しそうな顔もしながらね」

 

「そうなんですね。すみません、なんか聞いちゃいけないこと聞いちゃいましたね」

 

「そんなことないわよ、蘭ちゃん。私も偵光君達の幼馴染エピソードって楽しい話ばかりで好きだからついつい聞いちゃうのよね。山川さんだってそうでしょう? 偵光君の話ってホント退屈しないわよね。それにしても偵光君戻ってこないわね? あれ? 哀ちゃんから、電話だわ。ちょっとはずすわね」

 

「そうだな。灰原さんの言う通り蘭ちゃんが気にすることはないさ。偵光に遠慮なく聞いてみると良いよ。幼馴染達のことに関しては、止まらなくなるぐらい話し込むからな、アイツ。

・・・ホント、昔から自分のことは二の次で幼馴染連中や周りばかりを気にかけるのは変わんないな」

 

「山川さん、最後何て言いました? 声が小さくて聞き取れなかったんですけど・・・」

 

「おーい、蘭! 山川君も! はぁ、はぁ、はぁ」

 

「お父さん、どうしたの? 目暮警部達の所に行ってたんじゃないの?」

 

「毛利さん、どうしたんですか?」

 

「大変なんだ! ボウズの友達らから聞いたんだが、哀ちゃんとイレイナさんが逃げ遅れてまだ上に取り残されてるらしい! 警部殿に頼んで救助ヘリを要請して助ける手筈になったことを偵光君に伝えに来たんだが、偵光君はどこにいるんだ?」

 

「大変よ、山川さん! 哀ちゃんがイレイナさんと60階の連絡橋の前に取り残されてるみたい! 偵光君に相談しようとしたんだけど、見つからないのよ!」

 

「そんな!? 早く助けに行かないと大変じゃない! もう、お兄ちゃんったらこんな大変な時に・・・って山川さん、双眼鏡で上を見上げてどうしたんですか?」

 

「あの馬鹿野郎! 怪我の状態も良くないのに無茶しやがって。3人とも、落ちついてください。偵光なら、今60階の連絡橋のとこを博士の発明品使って飛び移るのが見えました。おそらく、イレイナさん達を助けに行ったんだろう。すみませんが、俺は今からあの馬鹿を連れ戻しに行かないといけないんで失礼します。灰原さん、哀ちゃん達のことは心配しなくて大丈夫だ。偵光が側にいるから絶対大丈夫だ。問題は偵光の身の危険の方だ。どうしてこうも周りを心配させる行動ばかりするんだ、アイツは!

 この場は任したぞ、灰原さん!」

 

 俺は発明品の入ったリュックを持って、灰原さん達の返事を待たずに60階へと向かうのだった。

 

〈山川光 side out〉

 

 

〈イレイナside〉

 

「いたたたた。あのワイヤー式ピストルで飛ぶのはちゃんと安定した場所でやらないとダメだな。改良点が何点か分かっただけでも良しとするか」

 

「あら? 随分と早いご到着ね、白銀。予想してたよりだいぶ早いじゃない。哀ちゃんが驚いて固まってるわよ? それに怪我してるのに無茶したらみんなから怒られるわよ?」

 

「イレイナさんと電話しながらここに向かってたからね。おーい、哀ちゃん? ダメだ、反応が無いや。頬っぺたつんつんしたら怒られるかな?

 怪我して無茶する羽目になったのは、イレイナさんのお仲間さんのせいなんだけどな・・・。あの銀髪クソロン毛野郎今度あったらとっちめてやりたいんだが」

 

「なるほどね。そんなことを女性にしたらセクハラになるわよ? 見た目はこんなだけど中身は立派なレディーなのだから。それにしても遠慮なくぶっ込んできたわね。やっぱり私の正体にも気づいてたのね。流石ベルモットの英才教育で育った大事な大事な義息子ね。それでそれを明かしたら私に消されるとは考えなかったのかしら?」

 

「セクハラで訴えられるのは勘弁かな。そりゃあ、もちろん。だいたい、うちは組織のメンバーが結構いるからね。今いるのはベルモット、バーボン、キール、イレイナさんの5人かな? あの組織の情報はある程度掴んでるし、身内に手を出すってなら容赦なく叩き潰すからね。それにイレイナさんたらそんなつもりないでしょ?」

 

「どうやら私達の情報も確実に掴んでるみたいね。ベルモットの為かしら? それとも、そこにいるシェリーちゃんの為かしらね? どうして私が手を出すつもりが無いって思うのかしら?」

 

「クリスの為ってのもあるが、そこにいる哀ちゃんとイレイナさんの為ってのもあるからね。イレイナさんって歩美ちゃん達のこと気に入ってるし、ウチの事務所の人らとも仲良くなって居心地良くなってるでしょ? 

 それに手を出すつもりならとっくに出してるでしょう?」

 

「やれやれ。どうやら全部お見通しみたいね。私がある方から命令が下ってどうしようもなくなったらどうしてくれるのかしら?」

 

「もちろん、全力で助け出すつもりだよ。こっちに引き込むつもりでイレイナさんをウチの事務所に入れたしね」

 

「‥なるほどね。白銀には敵わないわね。なんとなくそんな気はしてたから予想ついてたけどね。あるお方ってのも掴んでるのよね。今のところ何も指令は無いし、このまま生活を続けていいって言われてるから私は現状を楽しんで満喫していくわ」

 

「ちょっと待ちなさい! 何2人で呑気に話してるの!? 白銀さんもどういうことか分かってるの!? キュラソーといえば、黒の組織のNo.2ラムの腹心よ! それに貴方みたいな人は、闇側に足を突っ込んだりしたらダメよ!」

 

「うおっ、ビックリした! 容赦がない説教タイムにいきなり入ってますね!? 哀ちゃん、俺のこと心配してくれてありがとう。大丈夫だから心配しなさんな。哀ちゃん以上に、イレイナさん達がいる組織の情報には詳しいし、闇側の情報ってのは探偵業やってたら色々と入ってくるから今更なんだよね。それに、俺みたいな気味の悪かったガキを面倒見て育ててくれたアイツを闇の中から助け出してやるって決めたからね。その為には、あの組織を叩き潰すのが絶対条件だしね。まあ、今では哀ちゃんも含めた色々な人を不幸にしたことを後悔させてやりたいぐらい怒ってるってのもあるけどね」

 

「だそうよ。哀ちゃん、白銀が考えを曲げないってのはよく分かってるでしょう? 諦めなさい。さてと、ここで長話していても仕方ないし、脱出できる方法を考えないといけないわね。2人とも何か案はあるかしら?」

 

「‥はぁ、分かったわ。私や美樹さん達が何か言っても聞いた試しがないものね。今は、イレイナさんが白銀に手を出すつもりが無いってのは認めてあげるわ。もし手を出すっていうなら、私が貴女を殺すわ、キュラソー。それだけは胸に刻んでおきなさい。

 さてと、脱出方法ね。白銀さんがここに来たワイヤー使えばいけるんじゃないの?」

 

「反対側もボロボロでワイヤー引っかける場所が無いから難しいんだよね。警察が屋上に救助ヘリ呼んでもらうよう手配してるだろうから屋上に向かうのが一番無難かな? 別の方法も考えたけど、道具や人手とか足りないし、無茶な方法にもなるから最悪の場合かな? 人手に関してはあと2人ほど間違いなく来るだろうから、先に登って待ってよう」

 

「分かったわ。後から来る2人ってのもだいたい予想できるわね。白銀さんの言う通りに屋上に向かいましょう」

 

「ええ、そうね。白銀が言うことは間違いないでしょうし、信じましょう」

 

 私達は会話を続けながら、階段を登り屋上を目指していくのだった。

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