このすば+α   作:Argo

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 はい。勢いで投稿しました。よろしくお願いします!
まだ、このすば世界には突入しませぬ、前置きでっす


知らないハズの・・・・・・

それは突然だった。今までの自然災害の規模を遥かに超え、建物は倒壊し、山は土砂崩れでその肌をさらす。

震度7の揺れは立つという動作と冷静さ、そして命をも奪っていった。

 そう、私の命も。最後に見たのは崩れてくる天井の巨大な欠片。私は、逃げることができなかった。

そして、意識は暗転し、私は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・はずだった。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 ざわざわと少々、いや随分騒がしく、そして何故か眩い光が目に届く。

わー!きゃー!と周囲を駆ける子供たちとそれを温かく見守る大人の女性。

 

「ここは・・・・?」

 

 おかしい、私は室内で死んだはず。そして、こんなに目線が低いなんてもっとおかしい。なぜなら私は15歳なのだ。身長は155と少々低めだが、子ども達と屈まずに目線が合うなどあり得ない。それに・・・・・

 

「私、立ってる?」

 

 そう、一人で立っていることもおかしい。

なぜなら、私は小学6年のときの事故で足の機能は死んだのだ。

だが、どうだろう?

 何もせずとも立てている。右足を一歩動かしてみる。そのつぎに左足。交互に動かし、そして回転を早める。横を見れば置いていかれる景色が面白い。気がつけば走っていた。

 

「はぁ・・・!はぁ・・・!ははっ!」

 

 飽きるほど走ると、喉が乾いた。からっからだ。走りすぎて喉がちょっと痛い。

少し冷静になって周りを見れば、少し黒ずんだ大きな校舎。大きなグラウンド。年季の入ったゴールネットにタイヤの跳び箱。縄跳びをする子にボールで遊ぶ子。

 

「ここは小学校?・・・・うん、とりあえず水。あと、名札は・・・・付けてる。3年1組1番か。名前は蒼葉彩香・・・・。」

 

 見渡して見つけた校舎の前の水飲み場へ向かう。状況はまだ一切分からないけど、名前と学年はわかった。しかも小学生になっているということも。

 水飲み場に辿り着き水をがぶ飲みする。完全に落ち着きを取り戻して、昇降口に行く。

 

「えっと、3ー1・・・・ここか。」

 

 無事に自分の下駄箱を見つけ外靴から上履きへと履き替える。・・・・上履きとか久し振りだな。うん、動きやすい。

キョロキョロと周りを見ながら歩いて行く。入ってすぐ右は1年生のクラスのようだ。

ひとまずここに用は無いので反対側に行ってみる。すると、今度は職員室と校長室、特別学級の教室に保健室、給湯室があった。

 

「うーん、こっちじゃないかぁ・・・」

 

こんな感じでうろちょろしていると給食室や図書室、他学年の教室を発見した。

残るは3年教室と4年教室だ。疲れたなと思いつつ図書室前の廊下をまっすぐ歩くと児童会室と放送室を発見。

この2つの存在忘れてた・・・・。我ながらなんと阿保なのだろうか・・・・。

自分に呆れつつこのフロアで終わりなんだ!と自分を励まし左側に行くと遂に3年1組と書かれたプレートのある教室を見つけた。

 

「あ、あったぁ!あー、でも机。」

 

 ここまで来たらと椅子のネームプレートを見ながら探していると【あおば あやか】と書かれた椅子を発見。

 ストン!と椅子に座りうつ伏せる。だら~んと溶けていると予鈴が鳴った。少しは休ませて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後の授業を無事に乗り切り、下校の時間となった。家の場所知らないんだけどどうしよう?なんて悩んでいると。

 

「彩香ちゃん、帰ろ?」

「う、うん!」

 

少し茶色っぽい髪の女の子に声をかけられた。誰なのだろう?

 

「あ、名札外すの忘れるとこだった。」

「ホントだね。」

 

 それっぽく相づちを打ちながらさりげなく名札を確認する。名札には【葉沢 奏】と書かれている。

 水色のランドセルを背負って正門を出る。さて、この子から何か聞け出せないものか。

 

「彩香ちゃん、聞いて!私たちみたいにお家が隣同士で、小さい頃から友だちの人のことをおさなじみ・・・。ん?おさなななじみ?

んん?」

「おさななじみ?」

「そう!おさななじみって言うんだって!」

「そうなんだ?奏ちゃんは物知りだね。」

「ふっふっふ~!先生に聞いたのだ!」

「今ので感動が台無しだよ・・・・」

 

 どうやら、私はこの子と幼馴染らしい。初めて話す割りにここまで話せる辺り、相当仲が良いのだろう。

奏ちゃんの話に相づちを打っていると隣からズテン!!と大きな音がした。

 

「??」

 

不思議に思いながら横を向くと、

 

「!!??大丈夫!?」

 

 そう、奏ちゃんは転けていたのだ。

 

「えへへ、また転けちゃった。」

「怪我はしてない?」

「へーき!へーき!ちょっと擦りむいただけだから!」

「もう、奏は転けやすいんだから注意しなきゃでしょ?」

「はーい!やっと呼び方戻ったね!」

 

 待て、私今なんて言った?『奏は転けやすいんだから』?それは、おかしい。この子が転けるのを見るのは初めてのはず。

若干テンパりながら奏に手を差し伸べる。

 

「ほら、奏掴まって。」

「ありがとー!彩香ちゃん!」

 

 奏を助け起こし、また歩き始める。5分ほど歩いて家に着いた。

 

「じゃあね!彩香ちゃん!」

「うん、また明日」

 

ガチャっとドアノブを回し、中に入る。

 

「ただいま~!」

 

 誰もいないのかと不思議に思っているとドタドタと奥から小さな女の子が出てきた。

 

「おかえり~!おねえちゃんっ!」

「あら、おかえり。彩香」

「うん、ただいま。葵、お母さん」

 

 まただ。知らないはずなのにすらりと名前が出てくる。

 

「彩香、あなたちょっと雰囲気変わったかしら?ま、いいわ。手を洗ってきて、おやつにするわよ」

「はーい!」

 

 あ、焦った・・・・!鋭いお母さんだ。

情報収集もしなきゃだな。本当にここは、どこなんだろう?

知らないはずの友達、知らないはずの家族、知らないはずの家。それら全てに疑問を持ちながら自室へと続く階段を登った。




 駄文でしたね。こんな小説で良ければこれからも読んで貰えると嬉しいでっす!
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