「鬼滅の刃」世界のあの世が「鬼灯の冷徹」世界だったら   作:淵深 真夜

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※2020/11/8 タイトルを変更し、内容を分割しました。

感想欄に質問、それも更新された話の中での疑問点ではなく「あのキャラはどうしてるの?」的なのが多く、そして回答しても他の方から同じ質問をされることも多く感じた為、ついでに本編で出す機会があるかどうか怪しい設定と一緒にここで公開することにしました。
こちらの【キャラクターの現在編】では、タイトル通り鬼滅キャラの現在、あの世での職業やら他のキャラとの関係の設定を載せています。

もちろん連載終了したとはいえ、アニメや番外編などで新しい情報が更新されるかもしれないので、ここに載せた設定は変わる可能性があることをご了承ください。

そして、情報不足なので設定を決めてない、明言は避けているキャラ。本編でちゃんと書くつもりだから、決まってるけど語りたくないキャラ。そしてただ単にネタが浮かんでいないキャラなどがいますので、ここで上げられなかったキャラはこのうちのどれかなのだと思って、これ以上の質問は正直やめて欲しいです。

特に2番目の条件のキャラに関しては、決まってるから答えられるけど答えられない申し訳なさが地味にプレッシャーなので。
そういう質問はスルーすればいいのはわかってますが、楽しみにしてくださっているからこそわざわざ質問を送ってくれているのは嬉しいからこそ、スルーは本当に私の中で結構重荷になってしまうので……、ご理解をお願いします。



あの世コソコソ噂話【キャラクターの現在編】

【無惨の鬼のその後】

 

 まず前提として、「鬼になった経緯」「鬼になる前の人間性」「鬼になってから犯した罪」「人間の記憶を取り戻して、後悔や反省をしているかどうか」、これらの情報がない鬼は地獄に落ちたのかそうじゃないのかすら判断つけようがないので、本作には登場しません。っていうか、出来ません。

 なので、手鬼や蛇鬼など名無しの雑魚鬼たちはもちろん、パワハラ解体された下弦たち、朱紗丸、矢琶羽などのネームド鬼たちも話題に上がるくらいはあるかもしれないけど、出番は諦めてください。

 

 

 

・魘夢

 

 叫喚地獄の「火雲霧処」と大叫喚地獄の「唐悕望処」に堕獄。

「火雲霧処」は「他人に酒を飲ませて酔わせ、物笑いにした罪」で落ちる地獄なので、「酒」を「夢」に置き換えて適用。

「唐悕望処」は「病気で苦しんだり、生活に困ったりしている人が助けを求めているのに、助けると口先ばかりで嘘をついて、実際には何もしてやらなかった罪」なので、こちらも夢の中でさえ掌返しで人々を絶望させた罪が適用された。

 

 本編の謀反後は、孤地獄に隔離されて本当に恋雪視点というコンセプトの狛治家の日常鑑賞という尊い拷問を受けている。

 それ以外にも、未だに狛治を傷つけた、目を抉った(狛治の自傷だと皆が知った上で元凶許すまじという発想)ことで獄卒や元鬼殺隊の方々がマジキレの呵責に来る。

 少なくとも、鬼滅原作で名前ありの元鬼殺隊は全員、本編の直後くらいに駆けつけて最低3巡はした。

 

 

 

・玉壺

 

 人間の頃から動物虐待を繰り返していたので、「屎泥処」「闇冥処」「不喜処」「極苦処」など等活地獄をたぶんほぼコンプリート。

 なお、鬼の頃の姿がアレすぎる所為で、狛治は刑場で何度も会ってるが未だに玉壺だと気付いてない。

 

 

 

・半天狗

 

 大叫喚の小地獄をほぼコンプリート。

 何故か「十六小地獄」なのに二つプラスされている「血髄食処」「十一炎処」は王や貴族など立場が高い、上の者専用の地獄なのでここだけは例外的に無関係なのだが、たぶんついでだからと雑な理由でここにもたまに落とされてる。

 

 

 

・巌勝(黒死牟)

 

 嫉妬による罪は餓鬼道の分野なので、「刀輪処」くらいしか落ちる地獄がない。

 お館様を殺して鬼になったことは、そもそも巌勝は鬼殺隊にもお館様にも縁壱にも恩を感じていないのと、実際に縁壱に助けられなかった方が彼は救われていた為「恩を仇で返した」にはならず、「吼々処」に堕獄とはならなかった。

 

 なので変則的だが餓鬼道と刀輪処を行ったり来たりするはずだった(鬼灯原作で「地獄と比べたら餓鬼道の方がずっとマシ」という描写がある為、「餓鬼道に落ちるから地獄はなしで」というのはない、逆はまだあり得ると思われる)が、人間の記憶を取り戻したことで狛治と同じく人を食った事実がトラウマとなり、食事という行為そのものが受け入れられなくなって餓鬼道の意味がなくなり、仕方ないので刀輪処で粛々と刑罰を受け続けている。

 

 そして盆と正月に縁壱が面会にやって来る。

 縁壱とは話すどころか、来ても背を向けて無視し続けている。

 

「鬼を屠ったことが助けられた側からしたら重要で、動機は私の自己満足だったことが関係ないように、私が己の罪と向き合って刑を受けようが、今までと同じ呵責の受け方なら、被害者にとっても今までと同じく納得できないだろう。

 だから、そこらの大岩が私の犯した罪の象徴、被害者に見えるように幻術をかけてくれ。

 その岩を刑場の最深部から刑場の出口まで、獄卒の呵責を受けながら、庇いながら運び出せば少しは私の贖罪が被害者に伝わり、納得してもらえると思うのだ」

 

 本編のお盆の後、鬼灯に上記の呵責内容を希望して鬼灯はこれを受諾。

 現在はやはり「刀輪処」で黙々と、今まで縁壱を盾に見ていなかった被害者と己の罪に向き合って、刑罰を受け続けている。

 

 きっと彼が最後に運ぶ岩の幻は、黒曜石のような瞳を持った妊婦。

 彼女を刑場の外まで助け出した時に見えるものは、幻ではなく許しの光。

 

 

 

・獪岳

 

 恩を仇で返した者が落ちる「吼々処」に堕獄。

 そしてじいちゃんこと桑島さんはここの獄卒。死ぬ直前も死んでからも善逸の努力を認めず、口汚く罵り続けたことにじいちゃんがキレた為、今日も元気にシバかれています。

 

 

 

・鳴女

 

 ファンブック2にて人間だった頃の詳細が発覚したことで、地獄落ちが決定しました。

 ギャンブル狂いの夫を金槌で殴殺してしまった辺りは、情状酌量の余地あり扱いだが、その後「人を殺した後の演奏が称賛されたから」との理由で、琵琶を演奏する前のルーチンとしての殺人は完全にアウト判定を食らった。

 ただ、このサイコな動機に当てはまりそうな地獄が見つけられなかったので、等活地獄の名前だけが伝わっている詳細不明な地獄のどれか辺りにいると思って欲しい。

 

 あとこれは完全な余談ですが、感想スレとかではネタ扱いですが「鳴女さん、ロックすぎ」みたいな感想を見るけど、私は仕事前の殺しはモチベやテンション上げる為のものとか、そういう前向きな意味でのルーチンではなく、ただ流されるがままに「これやったらいい結果だったから」という思考停止ゆえのルーチンだったと思ってる。

 このコソコソ噂話を読んだ瞬間、私にとっての鳴女の印象は「胡蝶姉妹と出会わなかったカナヲの末路」だった為、そういうイメージなんでしょう。

 唯一「自分の意思」で起こしたのが夫の撲殺で、その罪悪感や犯罪がばれることへの恐れや焦りが良い結果で終わってしまったからこそ、元々意志薄弱だった彼女は完全に思考を停止させてしまったんだと私は思ってます。

 

 

 

・珠世

 

 功績は大きいが、本人が贖罪を望んだので狛治と同じ「殺した数だけ殺される」罰を受ける。狛治より古株なのと自暴自棄になってやんちゃしてた時期があった所為で、狛治より長いがそれでも2年ちょっとくらいで刑は終わり、現在は閻魔庁に医務室作ってそこで医者をやってる。

 しのぶと同じく薬物研究でスカウトされたが、毒より薬を作って人を癒したいという意思が結果的に尊重された。でもたまに、しのぶさんとノリノリでえげつない効果の毒を作ってる。

 

 

 

・愈史郎

 

 懸念通りマジで鬼のまま現代まで生きていたので、原作最終回の通り現世で珠世様だけを描き続ける画家をやってて、あの世からは現世の妖怪扱い。

 あの世の存在は知っており、鬼灯とも面識あり。本作では無惨戦後、獄卒が珠世様のその後などを伝え、鬼のままあの世に移住することも可能なことを伝えられた後に、炭治郎の所にお見舞いに来てた。

 あの世に移住する気満々だったが、炭治郎からの「死なないでください」という頼みで改めて、このままただ移住するのと自殺するのに違いがあるのか、珠世は自分がそんな生き方と死に方をして喜ぶのかと考えた結果、まずは自分が納得するまで現世で生き続けようという結論を出した結果があれだよ。

 

 なお珠世は罪を償い、獄卒として働き現世に行く許可が出て真っ先に会いに来てくれたのだが、周りが気を遣っていた結果、愈史郎の作品を知らなかった為、ドン引いた。

 そして愈史郎の腕が良すぎる所為で珠世はある意味有名人になっているので、滅多に現世に来れず愈史郎に会えない弊害が生まれているが、どう考えても自業自得。

 

 ファンブック2にて、「珠世が夫と子供のことは忘れられないのをわかっているから、告白はしない」「生まれ変わったら夫婦になって欲しいという約束を交わした」ということが判明。

 一応珠世は罪は償ったが天国永住権を得てない、今はうたや縁壱の子供と同じ長い転生までの猶予期間なので、この約束は果たされる可能性があります。

 

 

 

・茶々丸

 

 愈史郎と同じく鬼猫のまま現世で生きていますが、同時にお迎え課の獄卒で火車の弟子。ちなみに茶々丸も鬼灯世界の動物たちと同じくしゃべります。

 獄卒なのは、愈史郎と四六時中一緒はウザいと思っているから、仕事という口実で離れる時間と珠世に会いに行くため。だけど地獄に移住しないで現世で愈史郎と未だに一緒に暮らしているのは、現世で生きると決めた愈史郎を一人取り残すのは後味悪いという腐れ縁。

 

 

 

・響凱

 

 人間の頃も鬼になってからの事もあまり描写がないけど、とりあえず自分を馬鹿にした知人をカッとなって殺しているので、「極苦処」あたりに落ちたと思われる。

 ただし炭治郎のおかげで反省して模範囚だったので、現在は刑務を終えて自由の身。生前、挫折してしまった伝奇小説をコツコツと書き続けている。

 

 

 

・母蜘蛛だった女の子の鬼

 

 年齢といい状況といい、鬼になってからの殺人は正当防衛に近い不可抗力と判断され、後悔と反省もあったので無罪放免。

 母親と再会してその後しばらくあの世で平穏に暮らすが、母娘共に天国永住の判決がもらえる程の徳はなかった為、母親と同時期に転生。なので、本編で登場することはないです。

 

 

 

・浅草の人

 

 普通に人間化薬で人間に戻って、妻と仲睦まじく子宝にも恵まれて幸せに天寿を全うして天国行きか転生したとかじゃないと許さないぞ、原作。

 

 

 

・沼鬼

 

「16歳になったばかりの少女だけを執拗に狙って食い殺した」のは、弱い者を狙ったと判断して等活地獄か、拗らせた性癖と判断して衆合かで十王の裁判で物議をかもした。

 結果、性癖と判断されゴールデンボールが抜かれる「大量受苦悩処」に堕獄。

 

 

 

・弥栄(姑獲鳥)

 

 お手本のような代理によるミュンヒハウゼン症候群だったので、「唐悕望処(とうきぼうしょ)」(病気で苦しんだり、生活に困ったりしている人が助けを求めているのに、助けると口先ばかりで嘘をついて、実際には何もしてやらなかった者が落ちる)と、「金剛嘴烏処(こんごうしうしょ)」(病気で苦しむ人に薬を与えると言っておきながら与えなかった者が落ちる)にストレート堕獄。

 

 ……下弦の壱、唐悕望処に二人もいたのかよと今更になって気付く。魘夢の謀反時は金剛嘴烏処にいたと思ってください。

 ただ、唐悕望処にいたとしても謀反に参加してたかと言えば微妙。こいつの性質上、悲劇のヒロイン気取って受けて当然の呵責を理不尽な暴力と脳内変換して一人で悦ってそうだから。

 下弦の壱、拗らせたドМばっかか!!

 

 なお、娘であり弥栄最大の被害者である紗江ちゃんは、樒さんがしばし面倒を見て本物の母性による愛を得た後、弥栄が不死川に退治される前に転生しました。

 旦那の方は「吉備津の釜」の正太郎とほぼ同じことをしてたので、たぶん「吼々処(くくしょ)」にいます。……小地獄は違うとはいえ、夫婦そろって大叫喚地獄に堕獄してんのか。まさしく、割れ鍋に綴じ蓋だったんだな。紗江ちゃん、マジで可哀相。

 

 

 

・佩狼

 

 情報不足で本編後の設定が決められないキャラはそれなりにいるけど、彼の場合一番重要な情報がおそらくはこの先も確定することはないので、何で書けないのかという理由を明記しておきます。

 

 人間だった頃は新撰組、それも戊辰戦争まで参加していたことがほぼほぼ確定なんですが、彼の正体が歴史に名前が知られていないモブ組員だったのか、それとも鬼の副長だったのかで大きくその後が変わってきてしまうからです。

 モブでも副長でも、人間の記憶を取り戻しているのなら、普通に鬼になって犯した自分の罪を悔やんで贖罪して、100年後の今は自由になっててもおかしくなさそうなんですが、モブなら煉獄外伝での描写のみの人物像、副長なら史実やら世間一般のイメージと佩狼のすり合わせが必要なので、マジで正体がどっちかで設定が結構変わりそうな為、本編に登場どころか名前が上がる可能性もかなり低いです。

 

 佩狼は普通にわりと好きなキャラ、特に頭に昇った血を銃で物理的に抜くあの奇癖は鬼灯世界と相性がいいので、出せないのは私も残念ですが上記の理由で納得していただけたらありがたいです。

 

 

 

・綾木 累

 

 本編通り、幼さと環境故に倫理観をちゃんと学べてなかった所と、死後はちゃんと反省している点が情状酌量の余地とされ、通常の刑罰を受けることはなかったが、無罪にするには犠牲が多すぎた事から100年という異例の長期間、賽の河原で石積みという罰を受ける。

 その期間中、実の両親とは手紙のやり取りと盆の期間中に会うことは許されたが、それ以外の接触は禁止されていた。

 現在はその罰をやり遂げたことで両親と再会。天国永住権は両親ともにもらえていないが、だいぶ転生までの猶予はもらっているので、親子水入らずで平和に過ごしている。

 

 原作というか鬼の頃と違って、性格はだいぶ気弱で内向的。これは小学校入学して初っ端、自分の無神経な言動で竹雄達の反感を買った為、罪悪感と自己嫌悪で自分の言動に自信を無くしているから。

 本質的には普通に良い子なのだが、病弱でそもそも叱られるようなことをしたくても出来なかったから叱られたことがないという環境、つまりは変則的な優しい虐待を受けていたようなものなので、実は未だにナチュラル自己中な所がある。

 もちろんこれは人生経験の少なさから生じたものなので、親が真っ当なのもあって徐々に改善してゆくと思われるが、まだ教育不足だからか図々しかったり無神経な部分が時々飛び出る。

 とりあえず、竹雄達に嫌われているのをわかっているのに、炭治郎たちに駆け寄ったのはそういう上記の事情。

 

 本編後は竹雄と花子と完全和解して友達になる。

 生前よりマシだが、今も病弱な部類なので部活は手芸部で花子と一緒。さりげなくフラグを立てているのかもしれない。

 

 

 

・謝花 妓夫太郎・梅

 

 本編で説明した通りの経緯と判決を経て、そこそこ可愛げはあるが、まだまだ問題ありな子供程度にまで更生して、胡蝶家に引き取られました。

 しのぶの両親はさすがに急すぎたのでちょっと戸惑いましたが、もちろん大歓迎。梅だけではなく、「男の子も欲しかった」と言って、妓夫太郎のことも同じぐらい可愛いと言って歓迎した為、妓夫太郎は大いに戸惑ったが梅はそれで彼らを信頼して、慕うようになります。

 

 カナエさんに関しては、帰ってきた瞬間に「きゃあああーーーっ!!」と歓喜の悲鳴を上げて、悲鳴嶼さんみたいに「しのぶ……ありがとう……ありがとう」と拝んだ為、兄妹だけではなく実の妹からも引かれた。

 

 あと同じような立場であるカナヲにも連絡して伝えたら、カナヲと一緒に炭治郎もやってきて、炭治郎は子供化している二人にビックリ。

 妓夫太郎はひたすらに気まずい思いをしたけど、梅は炭治郎に「嘘つき!」といきなり言い出し、泣き笑いながら「味方してくれる人はいたわ! 助けてくれる人はいた!! だから……だから……あたしたちはここにいる!!」と、自分たちの最期の喧嘩を止めた時の炭治郎の言葉を否定した為、炭治郎も泣きそうな笑顔を浮かべて、「そっか……。嘘になって良かった」と、彼らの現在を祝福した。

 

 苗字の「謝花」は、学校に通うことになったのでつけた。

 胡蝶家は完全に養子にする気満々だったが、二人はまだ人間不信を克服した訳ではないので、素直には言わなかったが、「胡蝶の苗字をもらったのに、捨てられたら耐えられない」という思いから別の苗字を選択し、カナヲと同じやり方で苗字は決定。

 

 妓夫太郎は小学生で煉獄のクラスに編入。つまりは累と竹雄と花子のクラスメイト化する。

 竹雄が炭治郎そっくりなので、これまた気まずい思いをするが、賽の河原で同じ刑期で親しくなった累が橋渡しになってくれたことと、部活を竹雄と同じ鎖鎌部を選択したことで徐々に親しくなってゆきます。

 

 梅は幼稚園児で、鱗滝幼稚園の義勇のクラスに編入。苺々子や丙、閻魔大王の孫と同クラス。

 担任が義勇ということで、胡蝶家は梅の送り迎えをしのぶに一任してしのぶはキレる。そして梅も、義勇との関係をニヤニヤしながら察して、花魁の経験を生かしたアドバイスを送るので、しょっちゅうしのぶからグリグリ攻撃でお仕置きされる羽目になる。

 

 その後は定期報告も兼ねて、ちょくちょくしのぶに閻魔庁へ連れて行ってもらえるようになり、梅は座敷童との交流を深めて親友になり、座敷童に対してのライバル心を完全になくしました。

 これは座敷童が「私たちは永遠に子供だから、鬼灯様の『娘』になれても、それ以外にはなれない」と言われたから、安堵と同時に彼女たちに申し訳なく思い、だからこそ自分が本当の大人になってもずっとずっと友達だと約束した。

 あと、マキミキの存在を知って、ライバル認定がそちらに移ったのもある。特にマキに対しては完全に敵認定しており、それが原因で梅はアイドルを目指す。

 

 妓夫太郎は学校に行って勉強をさせてもらうことで地頭の良さを発揮し、勉学の楽しさを知ったのと、胡蝶姉妹が自分の先天性梅毒をどうにか出来ないかと奮闘してくれているのを知って、自分も薬学の道に進みたいと思うようになり、しのぶの研究室に入り浸ることになる。

 鬼だった頃が毒使いでもあったので、しのぶのように毒の研究をするか、カナエのように薬の研究をするかで悩んだ末に、梅の「どっちでもいいけど、お兄ちゃんの病気は治って欲しい」の言葉で薬を選び、まだ遠い未来だが彼も極楽満月に就職する。

 もうその頃の彼は、流されて影響を受けやすい妹の為に、一番妹に影響を与える自分が「良い子」であろうとするのではなく、元からあったのだろうが環境故に梅にしか発揮できなかった、「誰かの為に頑張れる」という本質で動いていたことは自覚できてないまま、白澤の尻を蹴り飛ばして知識を搾り取りながら、薬剤師の道を歩んでゆく。

 

 そして妹の方はというと、衆合の囮役兼閻魔庁広報の公認アイドルというカオスな立ち位置を獲得し、花魁だった頃の教養を生かして文系は才媛、だけど理系は算数の時点でヤバい、マキと並ぶクイズ番組でのお笑い枠として名を売り、兄と胡蝶姉妹は頭を抱える羽目になる。

 まぁ、とりあえず幸せそうでなによりだと思ってください。

 

 

 

 

 

【鬼殺隊と関係者たちのその後】

 

 最終回で子孫と来世と思われる方々が大量に登場しましたが、本作では鬼殺隊の主要キャラは無惨討伐の功績と普通に善人だったので裁判で天国永住が決定している方々ばかりなので、一応最終回に登場した人たちは子孫か他人のそら似であって、生まれ変わりは基本いない設定。

 

 本作とは矛盾しない設定、輝利哉がまだ現世で生きている事や、炭彦やカナタは炭治郎の子孫である事などは採用してます。

 ファンブックなどで明かされなかった情報(義勇・実弥の嫁など)は、鬼滅と作品自体まだアニメの2期などで動きがある作品な為、完結後も新たな情報が明かされる可能性があるので基本的に捏造設定を作り出すより曖昧なままにぼかしておくという方向で行くつもりです。

 

 

 

 

 

・狛治家

 

 狛治は本編通り。

 40年ほど前から彼は第3補佐官という役職を与えられている。が、与えられる前から鬼灯の補佐に板がつきすぎて、仕事内容が全く変わらなかった為、本人その役職をすっかり忘れている。

 っていうか他の獄卒も忘れてるし、閻魔大王も忘れてる。鬼灯様も年度末に、「そろそろ狛治さんに何か役職を付けないと……」と考えてから、第3補佐官だったことを思い出す。覚えてるの、第2補佐官の麻殻先生くらい。

 

 恋雪は専業主婦。慶蔵さんは素流を地獄の獄卒たちに教えてる。たまに煉獄家と異種格闘技戦をやってるかもしれない。

 狛治の父親は、生前面倒ばかりをかけた息子の為にできることを考えた結果、肉が食べれない狛治の為に家庭菜園で野菜を作り始め、今日も美味しい野菜を作りすぎている。

 

 あと鬼灯様が狛治と恋雪の結婚祝いに送った金魚草を、贈られた本人たちは持て余していたが狛治父と慶蔵が気に入って育てたため、今では狛治家の庭にそれなりの数と大きさの金魚草畑があり、皆元気に泣いている。うるさそう。

 

 狛治と恋雪の母親に関しては、狛治の母親はマジで情報ゼロだし、恋雪の母親とは再会しても気まずさMAXなので、どちらもとっくの昔に転生したと思ってスルーしてください。

 

 

 

・煉獄家

 

 キメツ学園での設定をあの世に持ってきた感じ。

 たださすがに弟の千寿郎は学生じゃなくて社会人。兄と同じく教職。自分は剣の腕がなく剣士としては挫折してしまったが、才能がなかったからこそアドバイスが的確なエルメロイⅡ世的な才能を発揮した結果、その才能を生かすために担当科目は体育。……兄弟で担当科目逆の方が良くね? とは言わないであげて。

 

 そして他のご先祖様たちはさすがに知らん。あんな同じ顔がいっぱいいたら、煉獄さん以外は本人同士も困りそうだから大半は転生してるんじゃないかな。

 

 

 

・不死川家

 

 実弥は以前、活動報告で書いた通り等活地獄の獄卒。等活全般の拷問やら雑事をやってるはずが、いつの間にか不喜処の指導員というか飼育係の獄卒という立ち位置を確立してた。この人も伊黒みたいに、ツンデレを不喜処の動物たち(主にシロ)に暴露されてると思う。

 

 玄弥は今はたまに獄卒のバイトという立場だけど、元々は彼の方が先に就職してた。けど暴力的に心配症で過保護なお兄ちゃんが、危ないし罪人とはいえ人を傷つける仕事に弟を就かせたくなかったので辞めさせた。

 

 バイトは許しているのは、本作の捏造設定で「亡者が実体化して現世に旅行は、面倒な手続きやら費用が高額やらで敷居が高いが、獄卒だと研修や視察、お迎え課の手伝い名目で実体化して現世に行ける機会が多い」と、「亡者が実体化して現世にいけるようなるのは、獄卒でも死後100年たってから。理由は100年後なら身内や顔見知りと出会うことはまずないし、会ったとしても他人のそら似で済むから」というのがあり、玄弥や他の兄弟の「現世行きたい」「現世のお土産欲しい」という希望までは却下できなかったから渋々。

 

 でも玄弥にとっては現世行きたいこそが建前で、本音は兄に頼られたいし兄と同じ場所にいたいので、実は実弥が把握しているよりも隠れてちょくちょく他の部署でバイトをしに来てて、コツコツとキャリアを積んでる。

 

 他の家族は天国在中でほのぼのと暮らしてる。実弥だけ、地獄の獄卒の寮で暮らしてます。

 以前、活動報告で書いた当時は父親の情報がDVクソ親父としかなかったのでスルーしてたが、本誌で実弥そっくりなツンデレだった可能性が高まったので、彼に関してはコソコソ噂話で補足待ち。補足がなかったら、こちらでこじつけます。

 

 ただ、父親が本当にツンデレなだけだったら実弥だけ寮暮らしの経緯を少し変更。

 父親は実弥があの世に来た頃には転生してあの世にはいない。ただ転生の順番が来たからじゃなくて、「あいつは他の家族と自分がいるのを嫌がるだろうから」という気遣いだったこと、母親は夫の本心を理解して本当に愛してたことを知ってしまったので、その罪悪感から母親と他の家族から離れてしまったという感じに変わります。

 

 ちなみにどちらの設定でも、今は母親とは普通に仲は良好ですよ。

 

 彼の嫁に関しては、ファンブック2でも情報がなかったのに、まさかの「実弥→カナエ」という可能性の補強が来た為、本作の「ほんのりさねカナ」は継続。

 なのでお嫁さんには申し訳ないが、彼のお嫁さんは「善人だけど天国永住できるほどではなかったので、本編の時期には既に転生している」という設定にしていることをご了承ください。

 

 なお、お盆の時期は玄弥と一緒に現世へ自分の子孫の様子を見に行くが、自分そっくりの子孫が玄弥そっくりの後輩と一緒にいるのを見て、兄弟そろって「お前、いつ生まれ変わった!?」「え!? あれ俺の来世!?」「いや、お前がここにいるんだから来世な訳ないか!」「じゃああれ誰!? 俺の子孫!? 俺、いつ産んだ!?」「俺が訊きてぇよ! つーか、お前が産むのか!?」と盛大にパニくった。

 

 

 

・粂野 匡近

 

 天国在住で実弥が死ぬまであの世で見守り、裁判で結審が行われる日は天国の入り口で出待ちしてくれていたのだが、母親を殺したことや弟を守れなかったこと、挙句の果てに自分だけ生き残って妻子を得たことが幸福だからこそ大きな罪悪感となって、天国行きの判決に納得できず、地獄に堕とせと駄々をこねていた実弥は、キレた鬼灯によってブン投げられて天国にシュートされ、そのまま待っていた匡近に激突という感動もクソもない再会を果たす。

 

 今現在も仲は良好の親友。実弥があの世に来た当初は、彼と彼の家族の仲を取り持とうと尽力し、実弥が仕事を理由に家族と疎遠にならないように、一緒に獄卒となった。

 そんな理由で獄卒になったので、元は同じ等活地獄で働いていたが、今は衆合地獄に勤務している。

 これはまだぎこちなくはあるが、それはただ単に照れているだけというくらいに実弥の家族仲が改善している事と、不喜処で動物の世話という罪悪感ではなく自分の楽しみや好きなことを仕事にしている事に安心したからと、20年ほど前に結婚して、嫁が衆合地獄の獄卒だからそのボディーガード役として部署異動を希望したから。

 

 嫁さんは、弟切さんの娘さんで彼女が新卒で入ってきてすぐに一目惚れ。

 その時横にいた実弥に、「さ、実弥! どうしよう、可愛い! 綺麗! 美人過ぎる!! いやあの一族は皆美人揃いなのは知ってたけど、あの子は別格だよ空気が違うよキラキラ煌めいてるなに天使? 弟切さんは天使も落としたの? できそうだなあの人なら。それはともかく、マジでどうしよう胸がどきどきしてヤバいマジでヤバいあああぁぁぁぁぁ生まれる前から好きでしたー!! 結婚してください!!」と、実弥が突っ込みを入れる間も止める間もなく、初対面で土下座プロポーズをやらかした。

 ……ごめん、匡近。小説でやたらとモテたがっていたから、私の中で君のイメージは割と善逸寄りなんだ。

 

 そんな親友もドン引きさせたプロポーズだったが、告られた側は父親がアレだからこそ、初心で不器用ながらも真っ直ぐで一途な彼に好印象を懐いて、「結婚はさすがに無理ですね。まずはお付き合いしましょう」と、何とそのままカップル成立。実弥は「正気か!? 考え直せ!」と思わず彼女を説得し、匡近自身も「嘘ぉ!? マジで!?」と衝撃を受けていた。

 そして数年後にあの忍者屋敷のトラップをかいくぐって、「お義父さん!! 娘さんを俺に下さい!!」というミッションをやり遂げて無事結婚。

 今も嫁さんとはラブラブで、実弥によく「結婚はいいぞ~。実弥も早くカナエさんと結婚しろよ~」とにやけては、「俺は生前に結婚した既婚者だっつーの」と突っ込まれている。

 

 

 

・悲鳴嶼 行冥

 

 この人も活動報告で書いたまま。

 原作で養い子たちが迎えに来たから、三途の川で再会というくだりがなくなったくらいで、後は以前と同じく死後の裁判で沙代の真実を知り、彼女を信じてやれなかったことを激しく悔やみ、その罪滅ぼしとして「子供の努力を台無しにする」という、自らが最もやりたくない職務である賽の河原の獄卒を望んで就任。

 

 だけど根の優しさゆえに積んだ石を崩すことが出来ず、子供の前で泣きながら棒立ちするしかないのだが、白目で号泣する2m越えの大男を目の当たりにした子供たちは恐怖で絶叫号泣鬼灯様大絶賛という、本人が意図しない方向で活躍中。

 

 

 

・嘴平家

 

 伊之助は動物枠で不喜処に就職。私はこれ以外にする気は一切ない。

 

 実のお母さんとも、イノシシのお母さんともあの世で再会しており、不喜処ではイノシシ母と一緒に仕事して、終われば琴葉さんとアオイちゃんが待つ家に帰ってる。

 炭治郎や善逸と違って、彼だけ獄卒として働いているのは、ただ単に二人と違って戦ったり暴れ回ることが好きなので、普通に拷問役としての獄卒に向いているからと、せっかく彼らやアオイちゃんのおかげで人間らしくなったのに、天国で特に規則もなく好き勝手暮らすようになったら、また野生に戻ると周囲に危惧されたから。

 

 ちなみに琴葉さんは、最終決戦時で霊界通信によるバフ効果を期待して現世に派遣されてたはずだが、忙しすぎて獄卒が琴葉さんをちゃんと見てなかったのと、ちょっと頭がわりとアレだったのでいつの間にかあの世に帰って来てて、童磨戦を浄玻璃の鏡で獄卒たちと一緒に観戦してた。

 途中で鬼灯たちが気付いて、「何でいる!?」と激しく突っ込まれたが、当然本人は何が何だか未だに何にもわかってない。

 

 アオイちゃんは伊之助と未だに喧嘩ップルな感じで、口うるさく面倒を見ているし、なんなら姑のはずの琴葉さんの面倒も彼女に生活力がなさすぎるから、放っておけなくて見ている。

 嫁姑の仲自体は良好。琴葉さんはちょっと怒りっぽいけど、生前の旦那や姑のような理不尽な罵倒ではなく、自分や伊之助を思っているからこその叱責であることを理解している為、アオイちゃんのことが好き好き大好きでめっちゃ懐いてる。

 

 アオイの方も普通に琴葉の事は好きだし、生活力はないが母性の塊である琴葉を姑ではなく母親として慕っているくらいなのだが、彼女がとびっきりの美人であることと、享年が自分よりはるかに若い為に、伊之助の嫁は自分ではなく琴葉の方だと勘違いされることが多々あり、その事に劣等感やモヤモヤした不満を抱えて、そしてその劣等感や不満を懐く自分に激しい自己嫌悪の悪循環を起こしている。

 

 

 

 

・時透家

 

 基本は家族全員、生前と同じような生活を天国で送っている。無一郎は暇潰しと鬼殺隊の仲間達に会いたいという理由で、たまに獄卒のバイトをしてる。

 

 有一郎は自分の死後の裁判で、どこの庁でも自分を生き返らせろ、弟の元に帰せと駄々をこねまくり、現世に帰ろうと脱走を試み続け、理由が全面的に弟の為だったので十王や獄卒たちも厳しい手段を取れなかったのだが、もちろん鬼灯は甘くなく、拳骨落として説教して大人しくさせた。

 

 その後は実はお迎え課に就職してたが、これは弟が死んだ時に職権乱用して無理やりでも生き返らせるつもりだったから。なので、原作の「帰れ!」ですよ。無理言うな。

 もちろんこれも鬼灯様にばれて、樒さん直伝の尻100叩きの刑に処されてから鬼灯が本格的にトラウマ化して、獄卒を辞めて鬼灯を避けまくっている。

 

 

 

・鱗滝 左近次とその弟子たち

 

 死後、手鬼に殺された自分の弟子たちが約束を守って狭霧山に帰ってきてくれたことを知り、自分は子供が好きなんだと自覚して子供を育てる仕事に就くことを望むが、自分の所為で13人の弟子が犠牲になったトラウマから「教師」という立場にはどうしてもなれず、結果幼稚園の保父さんになった。そしてそのまま順調に出世して、今では園長先生。なお、天狗の面は今でもつけてる。外せよ。

 

 弟子たちは鱗滝さんを慕っているので、同じく保父さん保母さんになった。少なくとも、錆兎と真菰と義勇が鱗滝園長の幼稚園で今も働いている。

 義勇のコミュ症ぶりは錆兎と真菰がフォローして何とかなっている。っていうか、幼児のあっちこっちに飛ぶ話でも義勇は大真面目にちゃんと聞いて、そしてやはり大真面目に受け答えをするので、保護者からはともかく園児からは割と人気だったりする。

 

 あと鱗滝さんと義勇さんは手先の器用さを存分に発揮して、年々幼稚園内の飾りつけやお遊戯会での大道具や衣装のクオリティが上がりまくって、やっぱり錆兎と真菰に「手加減しろ」と怒られている。

 

 そして鱗滝さんの弟子じゃないけど、義勇・錆兎と同期&水の呼吸繋がりで、たぶん村田さんも保父さんやってるんじゃないかな。

 

 

 

・冨岡 義勇

 

 上記の通り、鱗滝さんが園長を務める幼稚園で保父さんをしている。

 最終巻で結婚して子供を得たことが判明したが、ファンブック2でこちらも情報はゼロ。そして「義勇→←しのぶ」の両片思い補強の情報がブチ込まれたので、こちらも同じく「ほんのりぎゆしの」は継続。

 彼のお嫁さんも申し訳ないが、「天国永住権が持てる程ではなかったので、本編時点で転生済み」だということにしておいてください。

 

 ちなみに、しのぶさんが義勇さんは生前に結婚したことを、彼があの世に来て20年以上経つまで知らなかった。

 知った経緯も、義勇死亡から約二十数年後のお盆のすぐ後になんとなく機嫌の良い義勇さんとたまたま出会って、「何かいいことがあったんですか?」と訊いたら、「現世で孫が生まれた」と答えられたから。この答えに、しのぶさんが目玉がすっぽ抜けそうなぐらいに驚いたのは言うまでもない。

 

 なお、同じく義勇さんが結婚して子供もいたことを同じく知らなかった姉にしのぶさんが伝えたら、カナエさんは真顔で「えぇっ!? しのぶ! いつ産んだの!?」と言い出し、しのぶさんのマジビンタが姉に炸裂した。

 

 

 

・冨岡 蔦子

 

 死後は家族で暮らしていたが、義勇があの世にきて十数年後に両親が転生。

 蔦子は弟を自分の命に代えて守った事、義勇は言わずもがな鬼殺隊としての働きで天国永住が認められていたので、少し寂しく思いながら姉弟二人暮らしをしていたが、数年前に長年の遠距離恋愛の末に国際結婚した。

 

 夫はギリシャの渡し守、「カロン」。ただ本物ではなく、ペルセフォネプロデュースの代行者である美少年。

 30年ほど前に日本に観光旅行に来ていたカロンが道に迷っていた所を蔦子が助け、その際にカロンに一目惚れされて、文通から付き合いが始まり、最近ようやく結婚して今現在はギリシャに住んでる。

 出会いから結婚までに時間がかかりすぎたのは、遠距離と文化の違いにより価値観のすり合わせなどに時間がかかったのもあるが、弟である義勇が一人暮らし出来るように教育した期間も割合としては大きい。ちなみに、義勇は姉の結婚を祝福して賛成していたので、悪気の類は一切ない。

 

 なお、生前結婚するはずだった婚約者とも再会したが、相手は普通に蔦子の死を悲しみ、普通に時間をかけてその悲しみを乗り越え、普通に新しく愛した人と結婚して生涯を終えた為、わだかまりなどはない。

 婚約者側があの世で再会した時に申し訳なさそうに謝っていたが、蔦子は純粋に祝福して喜んでいた。

 

 

 

・胡蝶家

 

 姉妹は本編通り。

 両親など他の家族は日本の天国で(ものすごい気軽にちょくちょく行ってるから忘れがちだけど、白澤様がいる桃源郷は言ってみれば中国の天国です)薬屋やってる。あとカナヲどころかアオイちゃんやかんたん三人娘もナチュラルに娘扱いで可愛がってる。

 

 そして姉同様、義勇との仲をおっとりとしのぶの主張をナチュラルスルーして応援してる。話聞いてあげろよ。

 

 

 

・宇髄家

 

 宇髄は獄卒。衆合で女の罪人相手に囮役兼拷問したり、しのぶたちと同じく毒物研究やら爆弾を新しく作ったりと広く浅く色んな部署でなんかやってるけど、メインは黒色鼠狼処でネズミのトレーナー。ムキムキねずみが量産されているのか、あの地獄……。

 そして嫁3人も同じく獄卒。衆合の囮役をメインに、こちらも広く浅い業務。

 

 どの仕事も「地味だ」と言って不満そうだけど、真面目にやってる。というか、獄卒やってる理由は実体化して現世に行くため。新しいものに興味津々なので、鬼滅キャラの中で一番現世に行きたがってる人。

 だけど死んだのが結構あとなので、たぶんあと十年ちょっとは現世に行く資格が得られない。だから既に現世に行ける狛治達が視察で現世に行く時は、お土産を大量に頼んでる。

 

 趣味で絵やら彫刻やらの芸術活動もしているので、実は本編開始時の時点で既に茄子と知り合ってる。けれど、展覧会などの繋がりで知り合い、お互いに獄卒だとは思ってなかった為、職場で再会した時はお互いに「獄卒!? 嘘だろ、おい!?」という反応(特に宇髄の方が真剣に)をした。

 

 

 

・伊黒 小芭内

 

 あの世での職や人間関係は本編通り。

 鬼灯の世界観無関係の独捏造設定だけど、本作の伊黒と煉獄兄弟は幼馴染という設定。

 煉獄父が伊黒家の事情を知らずに、「生き残り同士の身内」だと思って従姉妹と再会させたのが最悪の裏目に出たことを申し訳なく思って、あの後は煉獄家に引き取られたと思ってる。で、呼吸の適性が水よりだったので、それが判明した頃に水の呼吸の育手に預けた感じ。

 

 

 

・伊黒の従姉妹

 

 ファンブック2にて生き残った従姉妹は、鬼が人を殺して奪ってきた財産をそのまま相続し、あの屋敷で悠々自適に暮らして、結婚して子供にも恵まれたというドン引き事実が判明した為、現世ではなかった因果応報を見事にあの世で受けました。

 

 って言うか、伊黒家は基本的にみんな黒縄地獄の「畏熟処(いじゅくしょ)(貪欲のために人を殺し、飲食物を奪って飢え渇かせた者が落ちる)」、もしくは大叫喚地獄の「随意圧処(ずいいあつしょ)(他人の田畑(財産)を奪う為に嘘をついた者が落ちる)」や「人闇煙処(じんあんえんしょ)(十分な財産を持っているのに、嘘をついてだまし取ろうとする者が落ちる)」などに堕獄してます。

 彼女もあんな家に生まれたら、蛇鬼に従う以外の生き方なんか出来ない、あの時代に幼い女一人で生きるのなら出所はどうであれ金は必要なのは正論なので、情状酌量の余地はあるっちゃあったんですが……、伊黒さんを加害者扱い、自分は被害者という認識を改めない限りは呵責が終わらないでしょうね。

 

 

 

・鏑丸

 

 カナヲに引き取られて、彼女の友達として家族としてそして盲動蛇として過ごし、天寿を全う。

 動物なので死後の裁判はないが、動物好きな初江王が生前から気に掛けない訳がなかったので、死後すぐに彼の計らいで伊黒と蜜璃に再会。

 今現在は生前と同じく伊黒と一緒だが、カナヲももちろん大好きなので、ちょくちょく遊びに行ってる。

 

 

・甘露寺 蜜璃

 

 伊黒と同じく、職などは本編通り。

 こちらも同じく本作の捏造設定だが、蜜璃の家は藤の花の家紋で煉獄家とはご近所さん。っていうか、そうでもないと蜜璃が鬼殺隊の存在を知った経緯の説明がつかない。

 煉獄家とご近所だったので鬼殺隊入隊の相談しに行ったら、炎の適性があったのでそのまま煉獄に弟子入りした。

 ご近所さんだけどお隣レベルではないし性別も男女なので、煉獄兄弟とは弟子入り前までは顔見知りくらいの関係で幼馴染ではない。だから一時期、煉獄家にいたはずの伊黒と面識を得たのも柱になってから。

 

 

 

・産屋敷家

 

 お館様は獄卒。秦広庁で小野 篁の補佐をしてる。つまりは狛治と同ポジション。

 秦広王は篁と違って真面目で穏やかで有能な部下に喜んでいるが、時々飛び出るぶっ飛んだ闇の深さにちょっと怯えてる。

 死後は病が治ったというより、一番健康だった時期の姿になっている。つまりは見た目、14、5歳。

 虚弱体質であることは変わってないが、それでも生前よりは動けるし、死んでも生き返るとヤバすぎるポジティブさを発揮して、結構活動的。この人も宇随ほどではないけど現世の新しいものに興味を持ってるので、現世視察は積極的に行く。

 

 あまねさんは生前、自分の代わりに働かせすぎたとお館様が思っており、あまねさん本人はどっちでもいいのだがお館様が気にしているからという理由で今は専業主婦。

 子供たちには「自由にしなさい」と言っているのだが、親譲りの闇の深さからか全員結局獄卒に。でもやっぱり虚弱体質なので、現場で拷問はせずに記録課などの事務員として働いている。

 

 

 

・桑島 慈悟郎

 

 死んだ直後は獪岳が鬼になったことへの責任感で鬱状態だったが、善逸の健闘で気力を取り戻し、そして獪岳の善逸に対する罵倒と見当はずれな嫉妬にブチ切れて、善逸を三途の川で現世に送り返した直後、獄卒に就職を希望。そして即時採用。ついでに全盛期の姿に若返って、獪岳の性根を今度こそ叩き直そうと日々奮迅してる。

 

 じいちゃんとしては最初こそは善逸を見下し、嘲り、罵ったことにキレていたが、現在は自分が「獪岳の価値を正しく評価しないクソジジイ」でいいから、善逸が獪岳を兄弟子として尊敬して慕っていたことを素直に受け入れて欲しいと真摯に願っている。

 その結果やってることが呵責なのは、獪岳まったくまだ反省してないのと、生まれ育った時代柄、じいちゃんにとって躾=体罰だし、地獄でその認識を現代風に直してくれる人は鬼灯を筆頭にいないから。獪岳、反省するのが一番幸福への近道だぞ。

 

 善逸が天寿を全うした時はお迎え課に頼んで自分も迎えに行ったが、若返った姿だった為善逸はじいちゃんだと気付けず、それどころか感涙しながら自分に抱き着こうとする知らない男に「誰っ!? 誰なの!?」とガチで怯えられ、じいちゃんもマジで凹んだ。それ以来、普段は享年の姿、キレた時は若返るようになる。

 

 

 

・ゲスメガネ(前田 まさお)

 

 漢さんに見られて1秒でジャブを食らったぐらい、衆合地獄落ちがほぼ決定事項なアホだったが、縫製係としての腕が良すぎて功績がありすぎた為、簡易地獄で済んだ。いや、結局落ちとるやんけ。

 

 その後は、衆合地獄に就職。そこで誘惑役の衣装デザインや誘惑方法の企画立案などを手掛け、なんか毒をもって毒を制する的な適材適所ぶりを発揮して、今日も地獄の風紀委員の不死川さんにボコボコにされてます。

 

 

 

・半天狗裁いたお奉行さま

 

 キャラは強いけど名前も判明していないし、名奉行過ぎて閻魔大王どころか他の十王のキャラも食ってしまいそうなので、本編には話題が上がる程度の登場しかしません。

 転生しててもいいけど、転生してないもしくはする前は鴉天狗警察に就職してた。生前は身分が高すぎて奉行という現場に出ない立場だったけど、正義感が強いので本当は現場にバリバリ出る職に就きたかったからという設定。

 

 

 

・刀鍛冶の方々

 

 転生してない限りは、地獄の技術課で武器を作ってるか、個人で武器屋を営んで作ってるかと、基本は生前通り。

 

 某37歳は地獄の技術課所属で、その並ならぬ拘りに相応しい武器の出来は称賛されているが、武器が壊れたらキレる所も健在。

 だけどキレて刃物持って追っかけ回したら、鬼灯様の金棒が飛んでくるので生前よりはマシ。騒動が早めに終わるって点で。37歳、何も反省してねぇ。っていうか、何度鬼灯様にシバかれても改善しないって、すごいなこいつ。

 

 

 

・継国家

 

 兄弟の両親は下手したら縁壱が死ぬ前どころか巌勝がやらかす前に転生してるんじゃないかな? たぶんその方が全員にとって幸福だし。

 

 縁壱とうた、その子供は本編開始時の数か月前に転生している。縁壱は天国永住出来るだけの功績があったが、うたは善良だけど早世してしまったからこそコツコツ善行を積んで天国行きにはなれなかった。うたのお腹の子供も同じく、って言うか生まれてさえいないのだからなおさら無理。

 本来なら死んですぐに転生でもおかしくなかったが、彼女たちというより縁壱に対しての慈悲で長期間の天国での転生待ちをしていて、その期限が来たのを機に縁壱が本編で明かした通りの事情で一緒に転生しました。

 

 転生前は天国で妻子と共に自給自足の穏やかな暮らし、たまに獄卒や元鬼殺隊やら義経やら脳筋なあの世の住人や亡者たちに乞われて剣術や呼吸などを教えてるという生活を続けていた。

無惨討伐後から穏やかに笑うことが多くなったとうたは語ったが、それでも地獄に訪れた時は悲しげに寂しげに「刀輪処」の方向を眺めていた。

 

 転生後の縁壱は少なくとも今現在、赤ん坊にしては感情表現が薄いぐらいの普通に健康的な子供。

 妙に泣かない子らしいが、産院を退院する時に同時期に出産された黒曜石のような目の女の子と別れるのを嫌がるように大泣きして、その子に頭を撫でられて天使のように笑って泣き止んだ。

 それがきっかけで親同士が友人になり、今も二人の交流は続いている。

 

 

 

・竈門家

 

「働かなければダメになりそう」という考えの元、天国でも炭焼きをしている。

 生前と違って生活自体は働かなくても出来るので、炭治郎はカナヲや善逸、禰豆子と一緒に天国中を旅してる時期とかがあって、手紙は送ってくれるけど現在地は不明というのをたびたび起こす。

 

 竹雄と花子は、本編で書かれた事情で累を嫌っていたが、和解後は子供らしく仲の良い友達になった。

 そして下の兄弟である茂と六太は、元々累に反感を持ってなかった(幼さと、最初のミスコミュニケーションがなかったので)、累には最初から懐いている。

 

 竹雄は小学校で鎖鎌部に入部し、兄譲りなのか割と高い投擲技術を持っており、もう一人と合わせて期待のエース扱い。

 花子は手芸部で累と一緒。裁縫には自信があったのだが、累の方が上手かったのがショックで、売り物になるレベルの裁縫スキル持ちの禰豆子に頼んで特訓中。

 

 炭治郎とカナヲは、自分たちの子供があの世に来るまでは炭治郎の両親や兄弟が暮らす家に同居していた。

 子供も天寿を全うしてこちらに来てからはさすがに別居になったが、それでもすぐお隣に自力で家を建てた。

 

 カナヲはもちろん、義理の父母や弟妹たちの仲は良好。ただあの世に来て挨拶を交わす時はガッチガチに緊張していたが、最初からめちゃくちゃ可愛がられすぎた所為でパニクってテンパって何したらいいかわからなくなり、その後しばらくコインで行動を決める癖が再発した。

 

 なお、炭治郎と結婚後も生前は禰豆子やアオイが、死後は炭治郎の実母が側にいた状態だった為、調理スキルが上がらず、未だに料理が苦手。そのことを誰も責めていないのだが、本人的にはすさまじいコンプレックスらしい。

 

 

 

・我妻 善逸・禰豆子

 

 無事、禰豆子とちゃんと結婚してたことが判明した為、やっとここでも夫婦であることを断言します。

 善逸はひ孫の燈子と面識があるくらいに長生きしたっぽいので、おそらく彼の子供はまだ現世で健在と思われるのと、善逸の過去からして家族に飢えているだろうから、今のところは嫁の実家である竈門家にマスオさん状態で同居。

 炭治郎たちと同じく、子供があの世に来たらすぐ近所に家を建てて別居予定。

 

 女好きは健在なので白澤とやたらと話は合うが、禰豆子と結婚してからはあくまで他の女性は「目の保養」ぐらいにしか思ってない。セクシーな美人を見かけたら鼻の下を伸ばすが、それ以外は何もしないし、向こうから迫られても「妻がいるから! めちゃくちゃ可愛い世界一可愛い宇宙一可愛い妻がいるから!!」と妻自慢で撃退する、相変わらずの株の乱高下が激しい奴です。

 

 禰豆子はたぶん、善逸のそんな清濁併せて全部を受け入れて大好きなんだと思う。

 きっと、ドラえもんの静ちゃんみたいな心境なんじゃないかな。肝心な時にしか役に立たない奴だけど、肝心な時に役に立たなくたっていい。誰に認められなくても、誰かの為に、誰かの幸せの為に何かを守って動ける人である事を知っているのだから。

 

 

 

 

 

【出禁のモグラ関係者】

 鬼灯完結後、江口先生の次回作であり現在では連載中の「出禁のモグラ」に関しての補足説明と、本作での設定集です。

 こちらは連載中かつ、鬼灯と違って結構伏線やら謎やら縦軸となるストーリーがあるタイプなので、新情報が明かされたらその都度変更や更新すると思います。

 

 ただ、私は本作と「出禁のモグラ」は完全な同一世界線という設定にしているからこそ、狛治さんや鬼灯さまがしれっと話題に上げることや、私がオマージュやパロネタを使うことはあっても、本編に本格登場はまずないです。

 あったとしたら、この連載を終わらせた後、モグラの世界観をメインにした第2部とかになると思います。

 

 

 

・百暗 桃弓木

 江口夏実先生が現在連載している「出禁のモグラ」の主人公。 

 世界観が「鬼灯の冷徹」と繋がっていると思わしき描写がいくつかあるので、1巻時点でいつか出演させたいと妄想し、2巻で出演させると決心し、そしてアニメ勢に猗窩座のネタバレ解禁、モグラのアニメが放送中で履修しやすいという、あらゆる意味でタイミングが良かったので、温めていたネタをやっと公開出来ました。

 モグラを未修&アニメ勢の方には全力ネタバレの超ストロングスタイルで申し訳ないが、モグラの正体や犯した罪の経緯や内容がある程度、単行本や本誌で判明した所だったのも、話を作る上で好都合だった。

 

 そんなモグラさんが何者なのかは、大体は作中で狛治が語った通り「『オオカムヅミの弓』という、人に肩入れしすぎて、人の道理で神の領域の力を使って救った罪で、人間の体で永遠に生き続けているお人好しの囚人」ぐらいの知識でOK。

 刑罰も作中である程度出しているが、簡単に言うとハロウィンのカボチャ、ジャック・オー・ランタンそのもの。っていうか、多分元ネタ。

 

 作中に出てくる「灯」は、幽霊の一部であり、あの世への道標である「鬼火」で、生きてる人間に分け与えると、効果は灯の量に比例するが、十分な量ならばバラバラにでもなってない限りどんな傷も病も治り、寿命も伸びるというか若返りが可能な万能薬。

 

 現在、明かされている設定では最低でも戦国時代から、この刑罰で人として生きているので、本作では無惨や鬼殺隊、縁壱などと接点があってもおかしくないが、今の所は「深く関わったのは狛治周りだけで、他の人に接点があったとしても『昔、ちょっと助けてくれた優しいけど変なおっさん』程度」としている。

 理由は、あの世からモグラは「無惨関連に関わるな」と強く命じられていたから。

 

 本作では鬼滅側の設定で鬼灯側が無駄なヘイトを買わないように、「無惨の鬼化は妖術や神通力と言ったあの世や神側の領分ではなく、医術界の縁壱による超オーバーテクノロジーな医療技術という人の領分」としている為、無惨に「灯」を与えたら人に戻るのか、それとも太陽を克服した鬼の王になるのかは、神仏でもマジでわからない。

 なので、「灯」という万能薬が無惨に知られたらヤバいのと、モグラが肉体的には普通の人間の為、無惨によって鬼にされる可能性は普通にあるが、その鬼がどんな存在になるかも、これまた神仏にとって未知数すぎたので、あの世側は「怪我人治す程度なら大目に見てやるが、積極的に関わったらお前の人格を殺して、ただの武器にしてやる」とモグラに命じていた。

 その為、猗窩座を破邪の矢で射抜くのはまだ猗窩座(狛治)との再会は偶然なので見逃されただろうが、作中の決心を実行してたら、モグラという存在は消えてなくなっていたという。

 

 人間に肩入れしすぎた事で、「灯を人助けに使わず、自分があの世に帰る道標として集める」という罰を受けるほどのお人好しが、割と素直にこの命令をきいていたのは、「人間の頃の無惨にこの灯を分け与えて治していれば、今の状況はなかったのに」と、これまたお人好しすぎることを考え、勝手に背負わなくていい罪悪感を抱えていたから。

 つまり鬼側にもめちゃくちゃ同情して肩入れし、何が起こるかわからない「灯」を分けてしまいそうなので、余計な事をして事態を悪化させない為に無惨関連の事柄は、心を擦り切らしながら避けていたという。

 

 これほどのお人好しでも、狛治の廃品利用猗窩座と、その尊厳蹂躙残骸アートによって絶望し続ける恋雪は逆鱗過ぎた。

 マジで逆鱗DJ、虎の尾タップダンサーだな無惨。

 

 この通り、自己犠牲的な献身の塊である為、狛治は無自覚だろうがシンパシーを感じていたのか非常に仲が良く、さらに堕ちても神なだけあって懐の深さは慶蔵以上だったので、慶蔵にも恩人と言う事で遠慮し、一歩引いた所があった狛治が、「兄のような人、兄であって欲しかった人」と、守る対象ではなく頼る対象として見ていた。

 

 作中での猗窩座(狛治)によるモグラ殴殺は、恋雪の名前を出されてキレたのではなく、恋雪の名前で僅かに狛治の記憶が蘇ったが、その記憶がモグラに対しての「どうして?」だったから。

 本人が言っていた通りの八つ当たりであり、同時にあれはヤングケアラーだった狛治が、おそらく唯一「助けたい」ではなく「助けてほしい」と頼りにしていた人に対する甘えそのもの。

 

 原作では表面上はヘラヘラしたウザ絡みのおっさんだが、人の清濁全てを見てきている為、明るさはだいぶ空元気であり、鬱病患者の一番危険な「治りかけでネガティブ思考なのにやる気に満ちて活動的」に近いものがあるが、本作ではモグラのかなり大きな後悔とトラウマを担っていた狛治関連が、再会と彼からの「あなたが選んだ幸福(つみ)贖って(あゆんで)ください」という言葉で大部分が解消された為、ちょっと余裕がある。

 しかしそれ以上に、狛恋への子供にジジ馬鹿を炸裂し、猫附家にタカりながら孫自慢のウザ絡みするようになる。

 

 なお、同じ声帯を持つ慶蔵とは「声似てるな!」と二人で笑って、狛治や恋雪の二人を後ろから呼び止めては、「さて今呼んだのはどっちでしょう?」とウザ絡みをしてた。

 思春期に何度もこれされて、ウザがらずニコニコ対応していた二人が良い子すぎる。

 

 

 

・真木 栗顕

 

「出禁のモグラ」の主人公その2。語り部というか、読者視点のキャラクター。

 読者の代弁者的なキャラなので、モグラと同種のお人好しではあるが、当然ながらモグラほど度を越していないので、共感しやすいキャラ。

 

 自分より要領の良いパリピ陽キャ気質の弟にコンプレックスを抱いているので、感想にて「兄上のことを知ったら共感しそう」とあったが、個人的には知ったのがどの程度の情報量かによるが、読者同様ほぼ全部だとしたら、弟と縁壱がまず真逆のタイプかつ、兄上と本人の気質も全然違うので、あんまり共感はせず大抵の読者と同じく「お労わしい」に尽きると思う。

 

 

 

・桐原 八重子

 

「出禁のモグラ」のヒロイン……なのかなぁ?

 どちらかというと真木に社交性があまりないので、話の動かし辛い部分をフォローする主人公(読者視点語り部)その3ぐらいの立ち位置。真木とはちょっと甘酸っぱい感じがしないこともないけど。

 

 モグラが人外である事を理解した上で、恐れず、だからと言って利用しようとせず、あくまで年長者や霊関連の先輩ぐらいの認識で頼り、そしてモグラが困っていたら助けようとするこの二人に対して、狛治はかなり気に入ってるので、基本的になごやか親切に接する。

 だが同時に、霊関連に慣れすぎて警戒心が鈍り、悪霊などの危険に晒されないかの心配もしてるので、素の狛治とは違いどこかのらりくらりとした受け答えをし、意味深な怪しい笑顔を浮かべる、モグラの本来の看守である浮雲さんとよく似たムーブを取って、得体の知れなさを演出してる。

 

 その為、この二人と接してる時の狛治さんの表情や雰囲気は猗窩座に近い。たいへんエロい。

 しかしそんな狛治の努力虚しく、モグラが狛治大好きウザ絡みおじさんなせいで、普通に二人の前でも素を出してしまうことがしばしばあり、真木達から結局、「この人、めっちゃ良い人」だと思われている。

 

 

 

・浮雲

 

 モグラが住み着いている銭湯の隣の駄菓子屋店主であり、モグラの罰に対する看守。

 現在のところ、モグラの正体以上に謎が多く、設定がほとんど判明していない。

 おそらく人外だろう程度で、妖怪なのか神なのかもわかってないし、下手したら謎のまま完結してもおかしくない雰囲気の怪しい美人なおねーさん。

 

 本作では彼女の休暇中の代理ということで、狛治が一時的な看守となりましたが、狛治は地獄の獄卒であり、地獄は人間に対する刑務所だが、モグラは神が神による罰を受けているので、おそらくは本来の管轄は違う。

 この辺りはモグラが連載中なので、情報がまだ少なすぎてこじつけや内容修正も難しい為、今の所はスルーしていただけるとありがたいです。

 

 

 

 

 

 

【その他】

 

 

 

・あかり

 

 本作のオリキャラ。狛治と恋雪の娘。

 歳は作中では座敷童子よりやや下くらい。容姿は全体的には狛治似で、瞳は恋雪似という約束された将来有望。

 狛治と恋雪のことは「ととさま」「かかさま」、狛治父は「じぃじ」、慶蔵は「じーちゃ」、鬼灯のことは「ほーさま」と呼ぶ。

 好きなものは「かかさまのご飯、ととさまの抱っこ、ほーさまの膝の上」。

 

 モグラは名前を聞いて、「俺由来か!」と喜んだが、当然だが由来は鬼灯の方。モグラは拗ねた。

 鬼灯が「丁」という字を使うのに難色を示したので、ひらがなとなる。ちなみに男の子だったら「燈成(ともなり)」にする予定だった。

 家族はもちろん鬼灯にもめちゃくちゃ可愛がられており、本人も超絶懐いている。作中の水族館で見たい生き物ラインナップは、わかると思うがもちろん鬼灯の影響。

 

 

 

・一人目

 

 男の子。7歳くらい?

 今はもう名前を呼ぶことができない、最愛の子。

 




前書きでは「質問が迷惑」と思われてしまうような書き方をしてますが、私自身は設定厨だし語りたがりなので、質問自体はむしろ嬉しいです。決めていなかった部分を決めるいい機会にもなりますし。

ただ、流石に同じ質問を答えるのは疲れてしまう、他の方で回答したからその人の返信を読めは失礼すぎると思ったので、このような形でまとめて回答しただけです。
なので、ここで答えていない疑問に関しての質問などは遠慮なくどうぞ。
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