「鬼滅の刃」世界のあの世が「鬼灯の冷徹」世界だったら   作:淵深 真夜

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※2020/11/8 タイトルを変更し、内容を分割しました。

感想欄に質問、それも更新された話の中での疑問点ではなく「あのキャラはどうしてるの?」的なのが多く、そして回答しても他の方から同じ質問をされることも多く感じた為、ついでに本編で出す機会があるかどうか怪しい設定と一緒にここで公開することにしました。
こちらの【質問回答&小ネタ編】では、タイトル通り主に感想欄などで来た質問の回答や、本編でチラッと出た設定を更に詳しく掘り下げたもの、本編の設定がどうしてああなったのか作者側のメタ的な事情などを載せています。

こちらはキャラ設定より私の妄想成分が多い設定集なので、アニメや番外編などの新情報で新しい設定ができることはあっても、変更されることは少ないと思いますが、それでも一応程度に変わる可能性は留意してください。

また、本作はあくまで私が趣味で書いている二次創作なので、読者と解釈の違いが発生することもあるでしょう。
その解釈違いを感想などで指摘するのは全然かまいませんし、私もその解釈に納得したら設定を変更するでしょうが、基本は私自身の解釈を優先するので、そこもご理解ください。



あの世コソコソ噂話【質問回答&小ネタ編】

・狛治の食事事情

 

「人を食べた」こと自体がトラウマの為、あの世に来た当初は食事という行為の時点でPTSD発症レベルで酷かった。

 しかし家族から生前の恩返しと言わんばかりの献身的なサポートのおかげで、食事そのものに対しては思ったより早くに克服。

 

 トラウマの根源が「人を食べた」ことなので、肉類はもちろん肉っぽい触感の食べ物や人形焼きも見た目でアウトだったが、逆に言えば牛乳やてんぷらの衣などで使われた卵、煮干し鰹節でとった出汁類は食事行為を克服した時点で平気。

 卵料理も、どう調理しても「人肉」に近いものにはならない為、積極的には食べないが早い段階で克服している。逆に魚卵は全般的にダメ。見た目がモロに内臓だから。

 人形焼きや鯛焼きなど、生き物の形をした菓子類などは「人間」の形をしたものが未だ全般的に無理だが、それ以外ならこれも積極的には食べないがお土産などでもらったら普通に食べれるようになっている。

 

 そもそも心因性なので、肉だと気付けない見た目・触感・味なら気付かずに食べれるだろうが、気付いた時点でPTSD発動。なので絶対に、食べさせないであげて。

 地雷が非常に多く、しかも条件が細かいので、基本的に恋雪手作りの弁当でしか安心して食べれない。ただ、人が食べるのを見る分には焼き肉屋やステーキハウスとか周囲全部肉オンリーとかじゃない限りは平気。

 

 現在は魚介類を克服しようと努力中(哺乳類系の肉と味も触感も全然違うので、忌避感がまだマシだから)。たぶん最終的には魚介類なら刺身、切り身、丸ごとなど「生き物の死体」とはっきりわかる形じゃない限り、克服して食べれるようになると思う。それ以外の肉は一生無理。

 

 ちなみに、珠世・累・巌勝も現在の程度は違えど同じトラウマPTSD持ち。

 珠世は、大体狛治と同じくらい克服しているが、我が子を食ってしまったトラウマの所為で、彼女は卵が鶏卵も魚卵もダメ。

 

 

・あの世で子供って出来るの?

 

 私も疑問だったけど、「夜叉一とクッキーの間に子犬が産まれてた」という意見を感想でもらったので、たぶんできるでしょう。

 

 でも本作でオリキャラを出す気はないので、今の所は狛治夫婦は白い結婚でいてもらう。

 この連載の最終話が、狛恋の子供誕生で締めたら綺麗じゃない?

 

 

 

・弟切さんと宇髄さん

 

 共通点が多い二人ですが、私欲は全くなかったとはいえ情報を得たり任務に利用する為に何人もの女性を道具扱いだったのが愛妻家の逆鱗だったので、弟切さんは仲良くなりたがってるけど宇髄さんはめっちゃ嫌ってます。

 けど、弟切さんの子供とは全力で遊んでやるし、なんなら学校や幼稚園の送り迎えも手伝ってやる。ツンデレではなく、「子供には罪はない、むしろ被害者」を地で行ってるだけ。良い人には変わりなさすぎる。

 

 

 

・EU地獄勢による無惨様の感想

 

 ベルゼブブとサタンはドン引きしてるけど、引いている理由がだいたいブーメランで返って来る感じ。

 リリスは一目見た程度なら「あら、いい男」だけど、アダム大嫌いな理由が「上を絶対に譲らず、神の後ろ盾で自分を正当化したから」なので、アダムと同じかそれ以上に「他者を思いやって自分の希望を引いて譲る」を絶対にしない無惨は特例的に大嫌いです。

 

 

 

・産屋敷家の短命の呪いについて

 

 本編の第二回講習回で説明しているが、本作では神仏からの呪いではなく無惨の無自覚な奴自身の能力、自分の血縁者から強制的に生命力をジワジワ奪い取っていたから産屋敷家は無惨が鬼になってから短命になったという設定です。

 

 鬼灯の世界観とリンクさせているのに、無惨関係であの世がほとんど動かなかったのは不自然な為、色々とこじつけた結果、本当に神仏からの呪いにすると「無惨本人にかけろよ!」と至極真っ当な突っ込みが入って鬼灯側に理不尽なヘイトが集まってしまうので、上記のように無惨に全部ヘイトは被ってもらいました。あの頭無惨、本当にこういう時は便利。

 

 ただ正直この設定、結構マジで原作もそうだったんじゃないかなって思う。「無惨本人にかけろよ!」は本作だけじゃなくて鬼滅原作の方にも言えるし、そうだとしたら輝利哉さまがいきなりギネスになるまで長寿になった説明もつくんだけど。

 

 

 

・無惨が被害最小限で細々と人間界で生きる鬼だったら?

 

 質問では「医者の治療をちゃんと受けて」という前提がありましたが、私としては医者の治療ちゃんと受けてたら最終的には健康な人間になってたと思う。食人鬼になるとは思えないから、悪いが前提がまずありえない。「善意の医者」が嘘ではない限り、最低でも食人衝動は何とかするだろ。

 

 まぁ、医者を殺したのではなく治療途中で事故死したせいで、無惨様が真っ当な精神してるのに鬼になったのなら、大正どころか下手したら平安時代の内にあの世に移住してたんじゃないかな?

 平安時代なら篁と面識ある可能性があるので、その繋がりであの世に移住が精神真っ当なら一番自然な選択肢だと思う。

 

 産屋敷家との関係は、ぶっちゃけ知らない。想像のしようがない。

 本作では産屋敷の短命の呪いは、無惨の無自覚な能力によるエナジードレインによるものとしているけど、上記で説明しているように「無惨を生み出したことによる神罰」が短命の呪いなら鬼灯側にヘイトが溜まってしまうからという、鬼滅と鬼灯の両作のつじつま合わせによるものなので、このクロスオーバーの根本が崩れるような仮定のIFはさすがに想像する意味がないのでしません。

 

 って言うか正直、この疑問は私よりもワニ先生に訊いて欲しい。

 

 

 

・禰豆子や珠世様のように善良な鬼を殺した場合や、鬼を必要以上に痛めつけて殺した場合の鬼殺隊をあの世は裁くの?

 

 まず「善良な鬼」というのは炭治郎のような当事者か、神視点の読者じゃない限りは長い時間一緒にいて相手を知らない限りは区別のつけようがない(心音で相手の心理がわかる善逸でも禰豆子を信頼していたのは、「可愛い女の子」という外的要因と炭治郎に対する信頼からだし)ので、蜘蛛山でのしのぶさんや 柱合会議での柱たちのような状況で殺しても、罪には問われません。熊が人里に現れたから駆除したような判定です。

 ただ、「あれ、本当に善良で誰も殺していないただの被害者だったんですよ」とは教えられます。この答えで懐く罪悪感こそが罰となるでしょう。

 

 鬼に拷問など、必要以上に痛めつけて殺した場合は、その拷問がただその人の性癖などによるものなら有罪対象ですが、家族を殺された憎しみが抑え切れなかった場合は程度によっては情状酌量って所です。

 

 

 

・青い彼岸花の特性とその結末を知った時の反応

 

 上記とは別の方からですが、質問をされたのでとりあえず知りたいと言われた方々の反応を纏めておきます。

 

【鬼灯】

 特性の皮肉っぷりにちょっと吹き出す。

 全部枯れた結末には少し惜しむけど、研究したかったんじゃなくてただそれを無惨に見せて、「ねぇねぇ、今どんな気分? どんな気分?」をしたかっただけ。

 

【無惨】

 特性と結末、どっちも知って1分くらいは口をポカンと開けて呆けてから、「あの藪医者ーっっ!!」と医者に八つ当たりの歪みなさ。

 

【狛治】

「そりゃ見つからないよな」と言って苦笑。けれど見つからなくて良かったとも、本心からホッとしたように笑って答える。

 枯れたことに関しては、コメントにひたすら困っていた。

 

【白澤】

 もともと存在も特性も知っていたので、青い彼岸花に関してのコメントや反応はなし。

 無惨に関しては、「本当に頭が残念な奴だよね~」と実はかなり珍しく、ストレートに蔑む発言をする。

 

【しのぶ】

 特性の皮肉さに彼女も苦笑。

 研究したかったので枯れてしまったことを残念に思うが、枯らしたのがおそらく彼女と縁深い二人の子孫だと知って、興味の対象が彼岸花からそちらに移る。

 

【珠世&耀哉】

 爆笑。無惨に会いに行って、「ねぇねぇ、今どんな気分? どんな気分?」を実際にやった。

 

【その他鬼殺隊などの関係者】

 そもそも「無惨が太陽克服のために青い彼岸花を探していた」という情報を、ほとんどの関係者が知らない為、特性を知っても「皮肉だなぁ」、枯れたと知れば「ふーん」ぐらいで終わると思います。

 

 

 

・恋雪たちが無惨をどう思っているか

 

 自分たちを殺した剣術道場の連中以上に、狛治の空っぽの続きを利用し、蔑み、犯したくないはずの罪を強要し続けたことに対し、深い憎悪を懐いてましたが、狛治自身の無惨への印象が「珍獣」でしかないことを知って、何か全部がどうでもよくなった。

 ちなみに狛治は訊かれて「珍獣」と即答した訳ではなく、しばらく考え込んだうえで「思い返せば返すほどに、自滅的なことや無意味なことしかしなかったから、今では変な生き物だったなぁとしか思えない」と、これはこれで酷い感想を言い放ちました。

 

 つまりは、今現在は狛治と同じく家族も「珍獣」扱いのほぼ無関心。でも動画で狛治を罵る無惨を見ると、空気が怖くなる(恋雪はそもそも動画の存在知らないけど)。

 

 

 

・元鬼殺隊の獄卒としての仕事服は?

 

 今の所制服のある役職や部署(第一補佐官とかお迎え課とか)に所属にしている鬼滅キャラはいないので、基本的に私服です。

 ですが鬼滅キャラって扉絵でも私服をほとんど披露してくれなかったので、彼らのイメージに合った似合う私服というのが私自身想像できてないので、基本的に具体的な服装の描写はわざと避けています。読者と私服イメージの解釈違いで事故を起こしても不毛なだけですし。

 

 なので読んでいる方がお好きな格好、私と同じくイメージできないのなら鬼殺隊の隊服(滅の刺繍なし。理由は普通に地獄の鬼たちになんか失礼だから)だと思ってくれたら幸いです。

 

 

 

・現世視察で鬼滅キャラはどこを回る?

 

 人数が多いので、とりあえず特に目立ってるキャラだけ上げます。

 

 まず、残念ながら煉獄・炭治郎・禰豆子・善逸・カナヲ・義勇は獄卒じゃないので、現世視察はしません。

 そして実弥・宇髄・伊之助は、本作の独自設定ですが「存命の身内や顔見知りと出会ってしまう混乱を避ける為、人間の獄卒が実体化で現世に行く許可が出るのは死後100年後」という規約に引っかかって、まだ視察経験はなし。煉獄さんは元獄卒だけど、それは50年前の話なのでやっぱり規約に引っかかってた。

 

 逆に玄弥と無一郎はバイトなので、普段は獄卒扱いじゃないけどたまに視察させてもらえてる。

 

 そして肝心のどこを回るかは、視察は仕事なので基本的には指示された所で指示された通りにするだけですが、自由時間や「好きにしていい」という指示だったのなら以下の通り。

 

【蜜璃&伊黒】

 基本は食べ歩き。

 蜜璃が伊黒に気を遣ってどこに行きたいか聞くけど、伊黒は「甘露寺が行きたい所」としか言ってくれないので、飴細工を扱っているであろう浅草とか、祭りの縁日などを中心によく回ってる。

 後は蜜璃は猫好きなので猫カフェに連れて行ってやりたいと伊黒は思ってるし、川柳や俳句が好きな伊黒はそれらが盛んな愛媛県あたりが喜ぶかな? と蜜璃は考えてる。爆発しろ、伊黒。

 

【玄弥】

 強いて上げるならゲーセン。

 シューティングゲームでハイスコアを出したら、写真を撮って実弥に送ってドヤ顔。

 あと他の兄弟の為にクレーンゲームで散財して、実弥に「普通に買え」とよく叱られてる。

 

【無一郎】

 現世にあまり興味がない為、自由行動してもいい現世視察にさほど魅力を感じていない。

 ただ刀鍛冶の里と兄上戦で玄弥と親しくなったので、なんとなく玄弥についてゆくことが多い。

 結果、強面モヒカンと童顔美少年の組み合わせでゲーセンにいるもんだから、カツアゲかと思われて玄弥が可哀相なことになる。

 

【しのぶ】

 映画館巡り。

 ホラー好きなのでマニアックなレイトショーを見に行きたがってるけど、小柄な所為でたまに補導されそうになる。

 なので都合がつくなら鬼灯を誘ってよく一緒に見るのだが、その所為で今度は鬼灯とデキてる疑惑が閻魔庁で上がって頭を抱えている。

 

【狛治・お館様・悲鳴嶼】

 特定の施設やイベント等を回ることはない。平和で人々が笑い合っている場所をのんびり散歩するのが好き。

 

 ただ、お館様は本当にそれだけで平和だが、狛治は不幸体質を発揮して現世に降りるたびに何かしらのトラブルに巻き込まれる。

 そして悲鳴嶼は幼稚園や公園など、子供が集まる場所で子供の楽しそうな声を聞けば感涙する為、お巡りさん案件になりまくっている。

 

 

 

・今の現世で好きなTV番組は?

 

 これも私側の事情ですが、私がTVも動画もあまり見ないので具体的なイメージはほとんどないです。

 

 精々、しのぶさんは怪談好きなので「世にも奇妙な物語」とかが好き。

 実弥は「ダーウィンが来た」みたいな動物系好きで、志村園長の訃報には本気で動揺した。

 伊之助は料理番組を見ては、アオイちゃんに「あれが食べたい!」と言ってるくらいですかね。

 

 

 

・地獄めぐり動画は見る派? 見ない派? 爆笑する派?

 

 これも特に目立つキャラだけ上げときます。

 

【見ない派】

炭治郎・禰豆子・カナヲ・伊黒・実弥・義勇・悲鳴嶼・蜜璃(第一回目は見た。結構笑えたが、視聴後の後味がなんとも微妙だった為、それ以降は見てない)

 

【見る派】

善逸・伊之助・宇髄・無一郎・玄弥・カナエ・煉獄(狛治が出ているからという理由。無惨に興味なし)

 

【爆笑する派】

耀哉・珠世・愈史郎・しのぶ(当初は伊黒と同じ理由で見る気はなかったが、珠世に勧められて試しに見て嵌ってしまった)

 

 

 

・剣術道場の連中が落ちた地獄は? If回の後、鬼殺隊はどうした?

 

 道場連中が落ちた地獄は、黒縄の小地獄である「畏熟処(貪欲のために人を殺した者が対象)」。

 主犯であるバカ息子はそこに加えて、等活地獄の「極苦処(生前にちょっとした事で腹を立てて殺生)」、大叫喚の「一切闇処(セクハラを被害者に責任転嫁)」、大焦熱の「木転処(恩人の娘などにセクハラ)」とかなり多彩な地獄に落とされました。木転処は正直、こじつけに近いけど。

 

 If回の後は、鬼殺隊が皆で仲良く剣術道場連中呵責大会、誰が一番汚い花火に出来るかな? を鬼灯主催でやらかしました。

 狛治さんは必死で皆を止めようとしましたが、再会しちゃったバカ息子が「何で今更になってまた俺は責められるんだ!?」「何でお前の方が俺より早く自由になれるんだ!?」と反省皆無な自爆をかまし、見事に狛治さんが汚い花火製造選手権で優勝しました。

 

 

 

・本編後(閻魔庁以降)の狛治の裁判と、再審の補佐官たちの反応

 

【⑥変成庁】

 焙烙斎が孫娘である苺々子が恋雪と同じような目に遭ったら……と考えて、かなり感情移入して同情的だった。

 感情移入しすぎて興奮し、裁判中に倒れて変成庁大パニック。狛治がめっちゃ的確に指示出して心マなどを行い、復活。

 この一連のトラブルの所為で、うっかり判決出し忘れたまま狛治を先に進ませかけた。

 

【⑦太山庁】

 変成庁から太山庁までの道である、左右に鉄の棘が無数についた壁があり、生前の行いで道の幅が変わる闇鉄所が、かなり余裕を持って通れる幅だったのに獄卒たちが更に幅を広げようとしていたので、狛治「そこまでしなくていい!!」と言ってまず止める。

 

 天の御柱は、「あなたの行いは、私の眷属がちゃんと見て、教えてくれました。だから卑屈にならないで」と言ってくれたが、眷属の虫の集合を見せられ、狛治は顔面蒼白になって「ひゅっ!」と息を呑んだ。

 

 第八裁判所からは再審なので、狛治は受けていない。なので彼らとは、獄卒になってからの反応です。

 

【⑧平等庁】

 弟切とは亡者同士、生きてた頃の時代が近い、基本的に常識人ということで仲はいいが、弟切が「結婚歴なし死後31人子持ちのシングルファーザー」であることと、その理由を知った時は汚物を見るような目になった。

 

【⑨都市庁】

 葛が「舌切り雀」のチュン子が姪っ子であることを話し、復讐する気持ちはわかると言ってくれたり、シンパシーを感じているらしいが、狛治は正直葛が何言っても「可愛い……」で頭が一杯になるらしい。

 

 あと、ノリで光明箱ルーレットさせてみたが、狛治が選ぶと善の箱なのに間違えて化け物が入っていたり、どっちも悪の箱だったりと、鬼灯が「狛治さんが触れた瞬間、中身が変わってる可能性があるのでは……」とマジで疑うほど、in化け物の箱を引き当てる不幸っぷりを発揮した。

 

【⑩五道転輪庁】

 狛治と会った瞬間、何故か両目を抉り出そうとするチュン。大パニック起こしながらも必死で止めて訳を訊くと、「自分の見る目の無さ(付き合っている相手が白澤である事)に嫌気がさして、つい」と答えられた。

 

 

 

・スマホ使える人はどれくらいいる?

 

 スマホに限らず、あの世は現世よりいくらかは遅れてですが科学技術もちゃんと入ってきているので、使える人はたぶん割と多いです。特に獄卒は事務職ならもちろん、現場仕事の獄卒も現世視察などの仕事で使う必要性がある為、新しいもの好きとか個人的な興味のあるなし関係なく、現代人並みに使える者がほとんどです。

 ……まぁ、たまに例外がいるけど。

 

 逆に獄卒以外、特に天国の住人は物欲とかがほとんどないから、現世の最新技術品にも興味がなくて使わない、使えない者が多いです。

 そこらを基本にして、鬼滅の主要キャラは以下の通りにランク分け。

 

 

【スマホを使うし、アプリやPCの知識も結構ある方々】

 

〇宇髄、善逸

(完全に新しい物好きなミーハー気質だから)

 

〇耀哉

(普通に仕事に使うからと、生前よりも色んな意味で自由になったからか、割と好奇心旺盛で上二人ほどではないが、新しい物がこの人も好きだから)

 

〇しのぶ

(完全に仕事で必要だから使ってるし、専門分野は薬学だが技術課所属の為、つまりは同僚が烏頭や蓬なので彼らの話に付き合っている内に自然と詳しくなった。別に嫌いではないが、獄卒じゃなかったらスマホ自体を積極的に得ようとはしない)

 

 

【スマホを使うが、現代人と同レベルかやや下くらいの知識の方々】

 

〇狛治、実弥、煉獄

(完全に仕事で必要だから使ってる。しのぶと同じスタンスで、あればあったで便利だと思って使っているが、仕事に必要ないのなら得ようとはしない人たち)

 

〇蜜璃、禰豆子、カナヲ、玄弥

(蜜璃と玄弥は上と同じく仕事で必要というのもあるが、仕事関係なく禰豆子やカナヲと同じく好きで使っているが、宇髄&善逸ほどの熱意はないからこのランク。スマホ自体が好きというより、自分の趣味のサポートに使ってる感じ)

 

〇伊黒、珠世

(仕事に使うからと、伊黒は蜜璃が使っているからというだけでlineやインスタなど連絡・交流系アプリを入れて使い方を覚えた。同じく珠世さんも仕事に必要だからと、現世にいる愈史郎との交流用として使ってる)

 

 

【ガラケー使ってますな方々】

 

〇無一郎

(ただ単に興味がないから、連絡用に持たされているだけ。教えたらスマホでも普通に使える)

 

〇炭治郎、義勇

(水の呼吸コンビも興味が薄いに加え、何か機械オンチっぽい私のイメージにより、このランク。今でこそ電話とメールは普通に使えるけど、それこそケータイを持ち始めた当初は、件名に本文を書くわ、濁音とか漢字の変換が出来ないわ、着信が来たら間違えて通話切るわという、ケータイ音痴あるあるをやらかしまくってた)

 

 

【例外】

 

〇悲鳴嶼

(盲目に加え、もうその状態での生活に慣れ切っているわ、透き通る世界を習得しているわ、しかもあの世は妖術など科学より便利な技術が昔からあるわなので、普通のスマホはもちろん、全盲の人向け仕様やアプリが入っていても、別に大したメリットになってないので興味はなく、使っていない)

 

〇伊之助

(メンコとして使ったら良い方だろ、こいつにスマホは)

 

 

 

・鬼滅メンバーが金魚草を初めて見た時の反応は? 金魚草に興味持っている・飼っているキャラは?

 

 鬼滅メンバーはほぼ全員が、まずはドン引き。特に悲鳴嶼さんが、見えてないので泣き声の正体が掴めず、本気で警戒して困惑してた。

 ドン引きの後の反応はそれぞれ、炭治郎のようなボケ枠キャラは、「あの世の植物ってこんなのなんだ……」と間違った認識で納得し、善逸等の突っ込み枠は、「名前の通り過ぎるだろ! っていうか、これって植物!? 魚!?」と叫びました。

 伊之助? アオイちゃんに天ぷらにしてもらおうと思って狩ろうとして、鬼灯様にぶっ飛ばされたよ。

 

 結婚祝いでもらった狛治家以外に育てているのは、しのぶさんというか胡蝶家と、珠世さん、つまりは薬学関係の方々が研究目的で栽培しています。

 ペット枠で飼って(栽培?)しているのは、義勇さん。

 何故か、この質問が来た瞬間に、「あ、義勇さんは何か金魚草好きそう」と思ってしまいました。理由はない。

 

 ただ義勇さん、育て方が上手くなくて(これも完全な私個人のイメージ)、しょっちゅう枯らしかけたり、逃がしかけたりしているので、しのぶさんが育て方を教え込んでます。

 そして素人だからこそ奇跡なのか、義勇さんは10年に一度くらいの割合で完全な偶然による突然変異種の金魚草を開花(?)させるから、鬼灯様がやけに注目してる。

 本作では原作の「ざわめくトルコ石」とか呼ばれる、チアノーゼ起こしているような色に紅葉する金魚草の生産者が義勇さんってことにしてます。(二股に分かれた金魚草も義勇さん作だったら面白いと思ったけど、原作を確認してみたら鬼灯様が「自分の畑で発見」と言ってたから断念)

 

 しのぶさんは金魚好きですが、金魚草はたぶん……「あんな鯉を超えて鮪サイズを私は金魚とは認めない」と思って結構引いてる。

 けれど鬼灯原作の初期では、金魚草って見た目こそは変わってませんがサイズは普通の植物の金魚草くらいの背丈で、金魚部分も普通かやや大きめの金魚サイズなんですよね。

 あれくらいのサイズなら、最初こそは名前の通り過ぎる金魚草にやや引くくらいで、その後は普通に可愛がりそうですけどね。

 

 なお鬼灯様は派手好きの宇髄さんなら、金魚草の魅力をわかってくれると思って勧めてみたら、普通に「キモい」と言い放たれた事で、ケンカになったことがあります。

 あと善逸の汚い高音による悲鳴を気に入って、「Mr.金魚草大使」にしようと目論んでいる。

 

 

 

・マキミキ出演予定の鬼殺隊が元ネタドラマ

 

 このドラマはあくまで鬼殺隊の物語が元ネタな為、舞台はあの世で時代は現代、鬼殺隊は地獄の住人である鬼、敵は西洋の悪魔とかをモデルに使ったら国際問題になりかねない為、クトゥルフ神話を元ネタにしている、超絶カオスドラマです。

 たぶん、ドラマの善意の医者枠の正体はニャル様。善意が欠片もねぇけど、こっちの方が自然だな。

 

 マキミキの役は、マキが蜜璃モデルのキャラ、ミキがしのぶモデルのキャラなんだろうなーと思ってます。

 

 この程度にしか考えてないけど、どうしよう。割と見たいぞ、この爆死しそうだけどカルト的人気も誇りそうなカオスドラマ。

 

 

 

・竈門家など、子孫がいるキャラたちは現代の子孫をどう思ってる?

 

 普通におじいちゃんおばあちゃん的な愛情で、「平和な世界で健やかに育っていてくれていて嬉しい」ぐらいですね。

 

 それ以外にあるとしたら、禰豆子とカナヲが自分の子孫が恋人同士になっているので、嬉しいと同時に自分と容姿が似ているのものあって、お互いになんかちょっと恥ずかしがってます。

 ……かと思ったら、カナタと燈子付き合ってなかったよ!

 なので、このことを知ったカナヲはあのワニ先生独特のかんたん作画のきょとん顔で、禰豆子に土下座しました。

 

 炭治郎は自分似の子孫が長男じゃなくて次男とはいえ結構な問題児であることに、善逸はひ孫が自分の黒歴史っぽい自伝を読み漁ってるわ、性格も自分似だわという点に嘆いて頭を抱えてます。

 伊之助は自分と違って、気弱っぽい子孫にちょっとイライラしてるかな?

 

 そして煉獄さんは自分の直系ではないとはいえ、炭治郎の子孫と自分の血縁者が友人なのを喜んでいるし、桃寿郎の元気の良さや殴られるまで集中して素振りを続ける所とかを「俺も見習おう!」とか言ってる。見習うな。

 

 

 

・あの世の学校について

 

 当たり前ですが、鬼灯の原作は基本地獄と閻魔庁が舞台なので、地獄の学校などに関して詳しい設定は何もないから、私が勝手に色々とこじつけてます。

 

 映画公開記念回で、兄妹である竹雄と花子が同じ学年なのは、ただ単に一緒に登場させたかったというメタ的な理由もありますが、「鬼のほぼない扱いの寿命を考えると、成長速度は人間より遅いんじゃない?」という考えと、弟切さんは江戸時代半ばに死んだってことは、約300年で子供を赤子から育てて31人中、今現在も未成年の子供が4人いるって亡者の成長速度も遅いんじゃない? という仮定が生まれた為、本作では5年単位で一学年という設定です。その為、学年が上がるのも5年後。

 

 原作で年齢がちゃんと判明していない為、かなり適当かつ本編登場の際に一緒に動かしやすいという理由で決めたが一応、累・竹雄・花子は同学年の小学生で担任は煉獄。

 茂と六太は鱗滝さんの幼稚園に通っており、担任は義勇さん。鬼灯キャラの閻魔の孫・丙・苺々子とも同クラスで友達。

 不死川家の長男・次男以外の兄弟に関しては、ごめん。情報がなさすぎるので勘弁して。

 

 

 

・鬼灯キャラの「無意識領域」はどんな感じ?

 

 鬼灯キャラは原作がギャグ漫画っていうのもあって、良くも悪くもほとんどのキャラに裏表も闇もないから、無意識領域が想像できないんですよね。

 無意識領域前の、夢の中での願望なら唐瓜はお香姐さんとくっついてる、烏頭さんはガンダム作って操縦してる、蓬さんならチャイニーズエンジェルの世界でなんかモブキャラ化してる、白澤様なら鬼灯様が下手に出ててハーレム築いてる、シロならひたすら肉食べてるみたいに想像できるんですが……。

 

 ただ鬼灯様だけは明確にイメージが浮かんだので、彼だけ明記しておきます。

 

 

【鬼灯様の無意識領域】

 

 無意識領域に近づくにつれて、女性の声が聞こえてくるが何を言っているのかはよくわからない。更に周囲が暗くなり地面から鍾乳石みたいな棘が生えており、侵入者の行く手を拒む。

 無理やり先を進むと、棘は更に鋭くなり、数も増えて最終的には地面だけでなく上下左右から棘が伸びている状態になっており、炭治郎の心の光の小人サイズくらいじゃないと先に進めない程の隙間しかなくなるが、「精神の核」がある無意識領域の中心だけは半径1mほどの空間があり、ぼんやりと光っている。

 

 中心には精神の核を抱きしめて胎児のように丸くなって眠っている「丁」(子鬼の頃ではなく、人間の頃)がいて、そこまでくると女性の声が子守唄であることがわかる。

 

 

 

・本作でのぎゆしの・さねカナについてのスタンス

 

 原作で確定・断言されていないカップリングは本作中でも「断言は」しないというスタンスを取ってますが、一応は下記のような妄想でこの2組を私は書いてます。

 

 まず4人とも、相手に対する好意自体には流石に自覚を持ってます。ただ、それは友情だったり、尊敬だったりと、とにかく恋愛感情以外の好意だと信じて疑ってないです。

 

 それに加えて、さねカナはお互いに「相手は自分の事、好きか嫌いかで言えば好き」くらいには理解している。

 対してぎゆしのは、「自分は相手に嫌いとまではいかないが、苦手意識を持たれてる」と思っている。

 2組とも、合ってんだけど決定的に間違ってすれ違っている状態。

 

 まだぎゆしのに関しては、お互いに好意を持っているのに関係の認識が「元同僚の知人」レベルで友人ですらない為、とりあえず友人になろうと不器用とツンデレの牛歩とはいえ努力しているので、かろうじて進展が期待できるが、さねカナに至っては間違った両想いが成立している為、どっちかが恋愛感情を自覚しない限り関係が不動過ぎる。

 

 ぎゆしのは周囲から微笑ましく見守られているが、さねカナに関してはある意味、おばみつ以上に「早く結婚しろやお前ら!!」と周囲にマジギレされていると思う。

 

 

 

・個別で死後、狛治と出会った時の反応

 

 原作の最終決戦終了時に亡くなっている方々は、If回の反応ほぼそのままなので、生き残り組がどんな反応を取ったかを下記に記しておきます。

 

 

【義勇の場合】

 

 再会してまずは警戒したが、丁寧に誠実に謝罪されて困惑。

 鬼灯に過去を説明されて同情したが、それでもまだ消化しきれない負の感情がモヤモヤとあったが、「炭治郎には感謝している。まだまだこちらには来てほしくないが、いつか必ず礼を言いたい」という狛治の言葉で全部許した。

 

 

【実弥の場合】

 

 紹介される前に、玄弥と仲良く会話している狛治を見つけ、色々と誤解して殴り掛かって暴言を吐いた為、玄弥がキレて鬼灯に「鬼灯様! ちょっと浄玻璃の鏡貸してください! 兄ちゃんに狛治さんの過去、見せてやって!!」と頼み、鬼灯は承諾。

 視聴終了後、真っ赤な目と真っ青な顔で倒れ込むように狛治に土下座で謝った。

 

 

【炭治郎の場合】

 

 本編の宴会の次の日、かなり気になっていたので閻魔庁に来て見せてもらった。

 その後、廊下を歩いてた狛治を呼び止め、廊下でスライディング土下座を決行。

 

 

【宇髄の場合】

 

 初めは義勇と同じように警戒と困惑していたが、「嫁を殺された復讐」という過去を知ったら、もう完全に和解。笑顔で「今からその剣術道場の連中、ぶっ殺しに行くわ」と言い放って、狛治に止められた。

 

 

【禰豆子・カナヲ・善逸・伊之助の場合】

 

 この4人の場合、亡くなった順によって反応が少し変わって来る(と言っても、モヤモヤ期間が長いか短いかほぼなかったくらい)ので、ほぼ同時期に亡くなったとして考えると、禰豆子・カナヲ・善逸は周囲が狛治に同情しているからこそ、あまり詳しく過去を話して説明しようとはしないのと、直接的な因縁はほぼほぼない為、3人も詳しく知ろうとはせずに、出逢った当初の義勇と同じような「納得してるけど、消化しきれないモヤモヤ」を抱える。

 

 伊之助は炭治郎の次に煉獄の死に際に近かったので、結構狛治に敵対的だった。

 その為、狛治がもう罪を償っているという事実に納得しきれずに暴れたので、彼をきっかけに他3人も浄玻璃の鏡で過去を視聴し、あとはほぼIf回通りの反応。

 伊之助は過去を見てからは一転して、狛治にめっちゃ懐く。っていうか、1年近くは狛治(と恋雪)を見かけるたびに無言でボロボロ泣きながら、しばらくしがみついて離れないという可愛すぎる奇行を行っていた。

 

 3人が伊之助より後に亡くなっている場合は、伊之助が鼻息荒く「狛治は悪くない! いい奴だ! すっげーホワホワする奴だ!!」と熱弁してくれるので、消化しきれないモヤモヤ期はない。

 

 

 

・本作での義勇・実弥の嫁について

 

 鬼滅最終巻のおまけで、義一君や強面のお巡りさんが義勇・実弥の直系子孫と判明し、本作でのカップリングをどうしようか、そもそも彼らの嫁ってどんな人で、どういう経緯でくっついた!? と大変混乱しながらファンブック2で詳細が明らかになることを期待しましたが、まったく彼らの嫁に関しての言及はなく、それどころかむしろ何故か悲鳴嶼さんからぎゆしのとさねカナの補強情報がブチ込まれる珍事に見舞われました。

 

 その為、キャラクターの現在編でも書きましたが、彼らの嫁は「善人だったけど、流石に天国永住権を得られるほどではなかったので、本編時点で既に転生済み」ということにして、ぎゆしのさねカナは継続します。

 

 一応明記しておきますが、私はあの二人に妻子がいたことや、しのぶやカナエ以外のカップリングが嫌だとか認められないとかはないですよ。むしろご祝儀渡したいから、詳しく知りたい教えろって心境。

 ただ上記の通り、期待していたファンブック2にも妻子の情報はなく、それどころか公式というか悲鳴嶼さんから補強の情報ぶっ込まれたからこその継続です。

 

 今は情報はないままですが、鬼滅は本編が完結していてもまだまだアニメなどという媒体で動きはある作品なので、この先にまたファンブック3が出る可能性、その中に嫁の情報が出てくるかもしれない為、本作はどうとでもこじつけられるように嫁の情報は最小限にするつもりです。

 一応、私の中では下記のような女性像とくっついた経緯と嫁が転生で別れた時の様子などを妄想して、それを軸にして義勇や実弥を動かしていくつもりです。これは私個人の妄想なので、本作の作中に具体的に描写や言及はされないと思っていてください。

 

 

 

【冨岡 義勇のお嫁さん】

 

 勝ち気でサバサバ系な姉御の見本なイメージ。宇髄の嫁の一人、まきをが一番近いかな。

 義勇さんに助けられたことがきっかけで隠になって一応前々から面識はあり、助けられたことで惚れていたけど、だからこそ義勇さんとしのぶさんの本人たちの無自覚な思いに気付いていたので、しのぶさんが健在の時は隠としての役割に従事し、身を引いていた。

 

 最終決戦後、義勇さんは明るくなったけど「どうせ痣の副作用で長くはない」という悪い意味でのポジティブさがあった為、その明るさはあかんやつや! と焦って矯正しようとした結果、勢いで告白してしまい、そのまま開き直って押して押して押しまくって結ばれた。

 そんな経緯な為、義勇が明るく、前向きになった真のきっかけは炭治郎であること、彼の真の想い人はしのぶであること、自分は後からいいとこどりをしただけだという罪悪感を死ぬまで抱え続けていたからこそ、死後はしばらく天国で過ごしてから転生も出来たのに、すぐに転生することを選ぶ。

 

 義勇が何のしがらみも罪悪感もなく、本当に好きだった人と今度こそ結ばれることを真に望み、願っていたからこそ、「私なんかさっさと忘れなよ」と言い残して。

 

 その言葉が、義勇自身でも奪えないし失えない、忘れることができない彼女だけのものになるとは知らないまま。

 自分が彼にとって二人目の、「本当に愛した人」であることを知らぬまま、それでも満足して彼女は生まれ変わっていった。

 

 

【不死川 実弥のお嫁さん】

 

 おしとやかで物静かだけど、カナエさんのような芯の強さはあまりなく、どちらかというと恋雪に近い気弱げな女性。

 なんとなく隠どころか藤の家紋でもない、鬼とも鬼殺隊とも完全無関係の人が良いなと思ってます。

 

 柱就任のきっかけとなる下弦の壱討伐の少し前に、カブトムシを取りに入った山の中で遭難している姉弟を見つけ、保護して麓の村まで送り届けた。

 弟の為に興味ないのに付き合って山に入って、自分に怯えながらも弟を励まし続けて山を降りた姉に、自分の母親の面影を見るが、その後は特に交流どころか不死川は彼らに名乗りもせずに別れる。

 

 最終決戦後、なんとなくまたその山にカブトムシを捕まえに行って、今度は遭難せずに山を探索していた姉弟と再会。

 姉はやはり自分に怯えていたが弟の方に懐かれたので、今度は弟の方にも玄弥の面影を見たことで邪険には出来ず、そのまま交流を続けていくうちに、姉弟の両親が関東大震災辺りの影響で死亡し、二人の生活が困窮して、姉は体を売るぐらいしか弟を養う手段がないことを知り、金は有り余っていたので彼女らを援助する。

 金を受け取らない姉に不死川は「俺が怖くて信頼できないのはわかるけど……」と説得し続けていたが、弟から姉は最初から怖がっていたのではなく、一目惚れだから照れていただけ、金を受け取れないのは好きだからこそそこまで甘えられないということを暴露され、めちゃくちゃ照れて困惑しつつも、そこから姉を異性として意識し、姉も弟からの援護もあって何とか結ばれた。

 

 しかし痣の影響で、不死川は早世。その後、姉は彼の遺産や産屋敷の援助で弟や彼の子を女手一つで育てたが、晩年に自分と同じく連れ合いを早くに亡くした男性と知り合い、再婚。

 彼女が寿命を全うし、あの世に来た際には泣いて不死川に再婚したこと、不死川以外の人を愛してしまったことを謝ったが、不死川は間違いなく彼女を愛していたが、そのきっかけは母親の面影を彼女に見ていたからであり、彼女自身を本当にちゃんと見ていたのかが自分でも不安だった為、彼女が再婚したことには喜びつつ自分には人を、女性を愛する資格なんかなかったと、ネガティブな思い込みをし始める。

 

 不死川は彼女の再婚理由を「彼女自身を愛してくれる男性だったから」だと思っているが、それは違う。

 相手も昔に亡くした連れ合いの面影を彼女に見ていたし、そして彼女自身も相手の笑顔が不死川そっくりだったからこそ惹かれたことを、不死川は知らない。

 愛する資格がなかったとしても、愛され続けたことを彼は知らない。

 

 

 

・狭霧山にいた鱗滝さんの弟子たちについて

 

 感想での質問では「特に決めてない」としてましたが、無惨討伐前まではお迎え課から逃げていた浮遊霊、無惨討伐後は一旦はあの世で裁判を受けてから、守護霊としての資格を得て鱗滝さんが死ぬまで傍で見守り続けたという設定に決定しました。

 

 無惨討伐前の浮遊霊時代は、お迎え課を返り討ちにしてた訳ではなく、正確に言えばほぼあの世側が黙認してた感じです。

 鬼灯原作で明言はされていないけど、お迎えから逃げて罪になるのは、「裁判が嫌だから」「幽霊の利点を悪用しているから」という場合だと思ってます。

 そんな解釈をしているので、錆兎や真菰のような事情なら生きている人間などに危害を加えることはまずない、居場所が狭霧山だとわかっている、鱗滝さんが死んだら素直に一緒に来ると思われる、トドメにお迎え課が下手に強硬手段を取ればむしろ返り討ちに遭う可能性が高い為、黙認して静観が一番平和だとあの世というか鬼灯様は判断するなと思い、このような設定に決定。

 

 その後も、別に本当に鱗滝さんが亡くなるまで放置でも良かったけど、無惨討伐後なら鬼への恨みや不信感もマシになっているだろうと思い、一応説得でお迎え課を鬼灯様は派遣するだろうなと考え、そして鱗滝門下は無惨討伐後なら説得に応じてくれると思って、上記のような前半は不法滞在、後半は合法な鱗滝さんの守護霊という形になりました。

 

 

 

・鬼灯世界での自殺者の扱い

 

 鬼灯世界というか仏教でも自殺は、「自分を殺した」という罪扱いです。ただし、キリスト教ほど殺人以上の最大タブーというほどではないです。

 

 そして鬼灯世界のあの世は、現代に合わせて罪状や刑罰をアップデートしているので、犯罪を犯しておいて警察から逃げる為の自殺だとか、ギャンブルなど自業自得な借金が原因の自殺は、殺人レベルの罪として扱いますが、いじめ等の理由で精神を追い詰められて自殺を選んでしまった人には、かなりゆるい、形式上レベルの罰しか与えないという設定にしてます。

 

 アップデートしても、形式上とはいえ罰を受けるのは絶対です。

 私個人の考えですが、どんなに苦しい目に遭っても、懸命に生き抜いた人が一番正しいからこそ、自殺も殺人扱いで罪なんだと思ってます。

 だから、自殺で逃げたことを責められない悲惨な目に遭っていたとしても、同じ境遇で自殺しなかった人が結局は報われることなく死んでしまい、そんな人と自殺した人が同じ扱いならば、一番頑張った「自殺しなかった人」が「無駄な我慢をした愚か者」になってしまうので、今後現世やあの世がどう移り変わってもこのあたりは変わらないと思います。

 

 しかしやはり理不尽な目に遭って、生きていたいのに死ぬ以外の道を見失ってしまった人に、簡易地獄とはいえ舌抜きという呵責は更なる理不尽すぎる為、自殺を責められない程悲惨な生涯だった亡者が受ける形式的な罰は、「血の池地獄に提供するための献血(一般的な献血レベルの量)」ということにしてます。

 

 ただ、「誰かのために自ら死を選んだ」場合は、自殺扱いにならないパターンもあります。お釈迦様の為に、自ら火の中に「私を食べて」と飛び込んだ兎とかもいるので。

 なので狛治の最期は、無罪というか炭治郎たちを守るための正当防衛扱いでセーフです。

 

 

 

・EU勢(サタン・ベルゼブブ・リリス)が、狛治の生涯を浄玻璃の鏡で見た時の反応

 

 ベルゼブブとリリスは、IF回の鬼殺隊とほぼ同じ反応です。

 ベルゼブブはこと切れた恋雪を抱いて泣く狛治を見た瞬間、伊黒さんと同じく大号泣。泣き声は、「おぼぼぼぼぼぼぼっ!!」ってギャグ時空仕様だけど。

 

 そして狛治に会った瞬間、本編の恋雪拉致未遂のことを本気で申し訳なく思い、スライディング土下座を決行して、狛治を盛大に困惑させた。

 なお狛治は、この謝罪で普通にベルゼブブを許して和解。狛治の過去を知ればベルゼブブはマウンティングもしなくなるので、元々似た立場でお互いに愛妻家というのもあって、割と仲というか関係は普通に良好。

 それより土下座している夫の上に座って、「うちの旦那様がごめんなさいね」と謝るリリスをどうしたらいいかで困っていた。

 

 サタンは悪魔としての価値観と男に興味がないで、狛治の実父の悲劇に関しては興味ゼロだったが、恋雪とのやり取りで狛治のナチュラルイケメン具合にキュンと来てしまい、勝手に狛治を師匠認定し、ベルゼブブ夫妻同様に恋雪の亡骸に縋りついて泣く狛治で涙腺決壊。

 その後、彼も狛治に謝ろうとしたが、ベルゼブブとリリス、あとスケープにも全力で「もうお前はあの夫婦に近寄るな! 汚れる!!」と怒られて、その後も恋雪はもちろん、狛治にさえ仕事上でもベルゼブブが全力ガードされて、ほぼほぼ接触する機会を抹消されている。

 

 サタンが部下たちに止められず狛治に謝っていた場合、実害はなかったのもあって狛治は大人の対応で一応許そうとしたが、謝罪の直後に「女の子を胸キュンさせる師匠」扱いされて、そのコツを教えてくれと請われたことで、「現実の女性をギャルゲの攻略キャラ扱いしてんじゃねえ!! 何も反省してないだろお前!!」とブチ切れ、サタンに「砕式 万葉閃柳」をブチかまします。

 止められた方がサタン本人にとっても幸いだこれ。

 

 

 

・EU勢は狛治の過去を知った後、剣術道場連中をどうするか

 

 ベルゼブブはとりあえず蠅による蟲攻め。サタンのペットのGも借りてきて、とにかく全力で蟲攻め。

 リリスは娘(リリン)を引き連れ、美女と美少女によるメンタル拷問を行い、男の自尊心を抉りに抉って搾り取り、女性という存在そのものをトラウマにさせます。

 

 サタンは恋雪を毒殺したことよりも、連れ出しからの喘息発作放置に、「美少女はなぁ! 触れずにただそこにいるのを愛でるのが一番いいんだよ!!」と実に気色悪いキレ方をしていた為、ベルゼブブにすら「もうGだけ貸してくれたらいいよ。後は何もすんな」とさじを投げられました。

 

 

 

・本作の賽の河原の設定について

 

 鬼灯原作でも賽の河原の詳しい(鬼灯世界の独自)設定が明かされてなかった為、ほぼ私の妄想こじつけによる設定です。

 

 賽の河原行きになるのは、物心がついた(大人との会話や善悪の判断がある程度は成立する)くらいから、義務教育卒業前まで。

 つまりは下は低くて3歳くらい、上は15歳が上限。

 下はともかく上限は戦後くらいから決まった事で、江戸時代なら10歳くらい、大正なら12歳くらいと時代によってこの辺は変わってますが、基本は「その時代の人にとって、『子供』と言える年齢」だと思ってください。

 

 しかし稀に、「甘えや怠惰などと言った本人の非はなく、環境などが要因で情緒が育たず、精神年齢が完全に子供」と裁判で判断された場合は、その精神年齢くらいまで若返った姿でこちら行きになる場合があります。

 

 また昔は親より先に死んだことが親不孝だからとの理由で、子供の地獄として賽の河原で石積みをさせられていたが、現在はもちろん昔から親より先に死んだことは無関係。

 というか、賽の河原は子供の地獄じゃないし、石積みも拷問ではない。親不孝だったから賽の河原行きになるというのも、実はちょっと違う。

 上記の誤解は、ただ単に本来のあの世側の意図が現世では正しく伝わっていない結果。その正しい意図は、下記の「賽の河原の本来の役割」をご参考にどうぞ。

 

 現在の賽の河原行きになる年齢以外の条件は、生前に犯罪行為とまではいかないが、ちょっと度が過ぎてわがままだったなどの問題行動が多かったか、もしくは本人の死因が親の注意や叱責を無視した結果(信号無視や飛び出しによる事故死など)によるものかなので、むしろ現在の方が正しく「親不孝」による裁判結果。

 

 感想返信などのコメント返しあたりで一度答えたが、上記以外の罪というか、性質が悪すぎて刑事罰相応なレベルのイジメなどを行い、更に自分が子供であることを言い訳にして罪を認めず反省もしていない者は、15歳以下でも普通にその罪にあった地獄に叩き落されます。

 そして獄卒も、賽の河原ではなく普通の地獄にいる子供は、子供の皮を被ったサイコパスの悪魔だと裁判で判断されたということを知っている為、容赦しません。

 

 

 

・賽の河原の本来の役割

 

 ここから更に私の妄想による独自設定が強くなりますが、本作では賽の河原は「子供の地獄」というより、「早死にによって起こる、徳と業のバランス崩壊が起こらないようにする調整の場」としています。

「徳と業のバランス調整」とは何ぞや? となるでしょうが、鬼滅はもちろん鬼灯という作品からも離れて、本格的に仏教に関しての話になります。

 

 そもそも輪廻転生というのは、「何度も生まれ変わることで徳を積み、最終的に極楽に至る為の修業」であることは、鬼灯の世界観でもなんとなく程度ですが説明があり、ほんの少しでも輪廻転生や仏教について調べたことがある人は、知っている事でしょう。

 つまり死後の裁判は、一度の人生だけではなく前世やその前も総合して行き先を決められるので、十王たちは前世を含めた総合的な徳と業も見なければならないので、私はその徳と業の割合を見ただけで感覚的にわかる者が、十王だと勝手に設定してます。

 裁判のたびにいちいち、その人の前世全てをさかのぼって調べることなんてできませんので、その割合を見て、さらに今世の行いによる徳と業をポイントのように振り分けて、英雄や聖人と言えるような目立った善行がなくとも、前世含めてコツコツ積んでいた徳が一定数に達していたら天国、逆にその人生では善行よりやや悪行が多かったレベルでも、前世がずっとそんな感じで業が溜まっていたら、地獄行きにはならなくても他の六道、畜生道あたりに落ちる……と言った感じです。

 

 で、この設定のどこが賽の河原に関わるかというと、昔の子供の死亡率に関わります。

 

「七つまでは神の内」と言われる程、昔は子供がすぐ死ぬのは当たり前という扱いです。

 そして子供は、これも当たり前ですが「善行」と呼べるものより「悪行」と言えることをしてしまいます。それらを学んでいる最中なのですから、育ちさえすればそれらの「悪行」は学習して行わず、逆に行うようになった「善行」で相殺されてゆくのですが、学ぶ前、学んでいる最中に亡くなる可能性の方が昔は高かったのです。

 

 もちろんこれもちゃんと死後の裁判を行って、「これは子供ゆえの行いであって、業としてカウントすべき事ではない」と判断したら解決なんですが、やはり子供の死亡率を考えたらいちいち裁判を行うのは非効率この上ない。

 加算される業としては微細だから、そのまま来世持越しで転生させるという手段もありますが……、繰り返しますが、昔は子供の死亡率が半端ない。

 

 つまりは、生まれ変わってもまたすぐに死んでを繰り返し、子供ゆえの微細な業が塵も積もれば山となって、裁判時に前世をいちいち調べはしないというのもあって、早死にしまくっただけで本人何も悪くないのに、いつかは地獄は免れても畜生道落ちになってしまう可能性があるんです。

 

 なので子供の亡者は俱生神の報告をざっと見て、特異な所がなければ一律全員を賽の河原に送り、現世で学べなかった善悪、積めなかった徳を積んで、子供故に得てしまっていた業をここで相殺してから転生するというシステムが「賽の河原」です。

 石積みを崩すという理不尽も、ガチの理不尽ではなくて子供が被害者になることで、業をさっさとすすいですぐに転生できるようにという、あの世側の優しさだったりします。

 

 こういった事情やシステムなので、たいていどんな子供でも賽の河原行きになっていた為、現世では臨死体験者や篁さんみたいに一時的なあの世滞在をしてた人が誤解して、「親より先に死んだ子は親不孝の罪で賽の河原行きになる」という話が現代に伝わっています。

 

 で、現代は子供の死亡率が下がってきたのもあって、微細な業なら来世持ち越しでも普通に生きていたら相殺されるので、そのまま転生でもよくなり、子供だから一律全員賽の河原行きというのはなくなって、現在の「ガチの地獄行きにするほどではないけど、すぐに転生させるにはちょっと問題のある悪ガキ更生の場」となったということにしています。

 

 

 

・妓夫太郎と梅が鬼滅原作であの世に行く前のやりとり

 

 ある意味、狛治よりも「地獄に堕としていいのか?」案件だった兄妹ですが、原作の二人の最期、妓夫太郎が梅に「お前は明るい所に行け」と言っていたやり取りは、裁判前に「この子達は情状酌量の余地が本当にあるのか?」という確認をあの世側が行っていたことにしてます。

 

 ぶっちゃけ梅は、反省している態度がなくとも累と同じ賽の河原行きで良かったとあの世は判断しています。

 梅の年齢は、一番高くて実年齢で13歳なので、うちの設定じゃ現代ならともかく江戸時代は賽の河原行きにはならない年齢だけど、環境からして精神年齢は絶対に13歳相当じゃないのと、同じく環境の所為で反省を「しない」のではなく「出来ない」ぐらいに善悪をほぼ知らず、また他者を排除したがる人間嫌いになって当然の扱いだったので、彼女は心のケアも兼ねて裁判なしで100年間の賽の河原行きでも良かったくらい。

 だけどさすがに、あそこまで妹に献身し続けた兄を見捨てて、何も言わずに一人で明るい方に行けば、彼女は賽の河原行きにはならない例外のサイコパス扱いで地獄行きだった。

 

 そして、ある意味では梅の存在が妓夫太郎にとっての蜘蛛の糸。

 彼女を使って明るい方へ、もしくは彼女を暗い方へ行かせて自分が明るい方へ行こうとしたら、問答無用で地獄行きが決定していたが、あの世側の予想通り、妓夫太郎は妹だけを明るい方へ、少しでもマシと思える方に行くように伝え、自分は妹の罪も負って地獄に堕ちる覚悟を決めていた。

 そして梅も、自分から明るい方向へ背を向け、兄と一緒に地獄に堕ちることを決めたので、十王たちは彼らには情状酌量、そして更生の余地はあると判断され、だからこそあの「きっかけ」が起こる前から裁判中はどんなに態度が悪くても、根気強く接し続けた。

 

 ちなみに兄妹のやり取りはあの世とこの世の狭間、秦広庁までの道のりで牛頭馬頭がいる所の手前らへんで行われてました。

 そして「明るい所」の演出は、お迎え課が茶吉尼の眷属に協力してもらって狐火で演出していたという、シリアス台無しの裏話。

 もしも梅がお兄ちゃんの説得に応じて、泣きながら明るい所に行っていたら、結果としては本編と同じ扱いだろうけど、その前に火がトラウマの彼女は泣き叫んで、お兄ちゃんがキレて大暴れしたというトラブルが発生するから、マジで梅がお兄ちゃん大好きで良かった。

 

 なお、この演出をしてたお迎え課は、兄妹のやり取りに感動して号泣して、ネタばらしをして彼らをあの世まで案内という仕事が出来ず、あとで鬼灯にめっちゃ怒られた。

 

 

 

・借り物競走(本番)で狛治が引いたお題

 

 なんか紹介スレ内で話題にあったので、一応お答えします。

 

お題「実は苦手な友人」

 

 またしても固まる狛治さん。

 お題を見て、拡声器で呼び出す鬼灯様。

 

「煉獄さんカモン!!」

「よしきた任せろ!!」

「任せて良いのか杏寿郎!?」

 

 なお煉獄さんは、狛治さんが罪悪感で気まずく思って自分のことが苦手なのを知ってるので、全く気にしてない。気にしろ。

 

 他の走者をぶっちぎって二人でゴールしたのち、流れるように煉獄家に土下座する狛治さん。

 そして煉獄家も「いや、苦手で当たり前だから! むしろうちの息子が本当にごめん!!」と謝り倒すカオス。

 なお煉獄さんは、狛治さんから友人認定はされていたことでご満悦。だから、気にしろ。

 

 

 

・剣術道場の跡取り息子と門下生達&汚い花火大会について

 

 まず、井戸に毒投下による水脈&土壌汚染によって阿鼻地獄行きの言及が今までなかったのは、単純に私が井戸とは無縁な現代人だったので、知識としては知っていたし理解できてたが、直ぐには「井戸に毒混入=土壌汚染=辺り一帯全滅」が結びつかず、結構最近になって感想スレでの指摘で「そういやそうだ!!」と気づいたからです。

 

 なんか読者さんは私のことを、すげー博識だとか設定を作り込んでる風に思ってくれている方が時々いるが、基本的に本作に限らず私の作品は自分の趣味による創作なので、最低限の他者に見せて楽しませる気配りはしても、最優先は自分の見たい展開や書きやすさなので、割とうろ覚えだったりテキトーに書いてる所も多々あるので、そこら辺はあまり過剰評価しないで……。

 

 そんな訳でうっかり見落としてた、水源破壊に関する罪で剣術道場連中が堕ちるのは、阿鼻地獄の「閻婆叵度処(えんばはどしょ)」です。

 ここは田畑の水や飲み水の水源である河などを破壊し、人々を渇死させた者が落ちる小地獄なので、現代解釈の必要なくそのまま。

 呵責内容は、象の様に巨大で火を吐く閻婆(閻婆度)という鳥が、罪人をくわえて高空から落とし、地面に生えている無数の鋭い刃に刺し貫かれるのに加え、炎の歯を持つ犬に噛まれます。

 

 あと、言わなくてもわかってると思いますが、新人だったので嫌がらせにも毒投下にも関わってない者や、馬鹿息子や先輩たちの圧政で脅されて嫌がらせ等を嫌々させられていた人など、とばっちりを受けたとしか言いようのない門下生は、普通に他の罪を犯してない限りは、天国か転生の判決を受けてるので、地獄に落ちたのはたぶん半数以下。っていうか、そうであって。

 67人全員がこの阿鼻地獄案件は、流石にどんな糞を煮詰めた人間ホイホイな剣術道場なんだよ! ってなるから。

 

 そしてこれまた当たり前だが、とばっちりの被害者はあの世に来た直後や、事件の真偽がハッキリしてない内は、そりゃ自分を殺した狛治を恨むが、冷静になって、あの世の裁判という嘘が通用しない場で真実が証明されたら、ヘイトは主犯達の方に向かう。

 更に狛治も落ち着きさえすれば、毒殺事件と無関係の者はいたはず、そんな人達もとばっちりで殺してしまった事に気づいて、全力で悔やんで贖罪し、天国在中や転生待ちという謝罪できる相手には直接会って全身全霊の土下座をしたので、純粋な被害者門下生は鬼殺隊と同じく普通に狛治を許して和解してます。

 

 地獄に落ちた連中に関しては、説明も兼ねて狛治さんの過去鑑賞会後、第一回汚い花火選手権を小ネタにしましたので、どうぞ↓

 

 

 

(鬼殺隊、それぞれ自分の武器を持って阿鼻地獄に集結。

 殺気だって順番をどうするか相談し始める連中を、狛治が必死になって止めようとする)

 

狛治

「気持ちはありがたいがやめてくれ!

 お前たちの手があいつらの血で汚れるなんて、俺は耐えられない!!」

 

煉獄

「そうだ落ち着け!

 いくら罪人とはいえ、私情で痛めつけては地獄が贖罪の場ではなく、ただの理不尽になるだろう!」

 

鬼灯

「いえ、別に好きにしてくださって結構です。

 一般の方ならともかく、皆さんは獄卒ですから、呵責は普通に業務の一環となります」

(正史での汚い花火大会なので、参加者は煉獄・しのぶ・玄弥・無一郎・悲鳴嶼・蜜璃・伊黒で、全員この時は獄卒です)

 

煉獄

「そうか! なら順番を決めよう! じゃんけんでいいか!?」

 

狛治

「納得して参加するな杏寿郎! もう少し頑張ってくれ!!

 鬼灯様も許可を出さないでください! いくら何でも理不尽すぎて、杏寿郎達が非難されますよこれ!!」

 

鬼灯

「されませんよ。というか、ちょっとどころかだいぶ理不尽な目に合わせないと、示しがつかない状態です」

 

狛治・鬼殺隊

「「「は?」」」

 

鬼灯

「狛治さんには知らせるべきか悩みましたが……、まぁ獄卒になるのなら遅かれ早かれですね。

 いい機会だからお伝えしますが、馬鹿息子を筆頭に地獄に落ちた連中は、罪悪感以前に当事者意識がないんですよね」

 

狛治・鬼殺隊

「「「……は?」」」

 

鬼灯

「毒殺犯によくある傾向なんですが、計画的犯行なのに直接手を汚さないからか、自分で殺した実感が極端に薄かったり、全く持ってない輩が多いですね。

 あと複数人による犯行は、基本的に自分一人だと良くも悪くも度胸がなくて犯罪行為などできない、小心者の他責思考による者がほとんどなので、どういう理屈なのか自分たちが犯した罪は人数分で分配されて軽くなると思ってる奴もいます」

 

狛治・鬼殺隊

「「「はぁっ!?」」」

 

鬼灯

「それに加えて、狛治さんがその日の内に虐殺したものですから、馬鹿息子たちは被害者達の死体も見てなければ、土壌汚染で集落が壊滅したというのも裁判時に聞いただけ。自分たちのやらかした結果を直視してないので、完全に他人事扱いで、本気の本心から自分たちの地獄落ちは不当だと信じて疑っていません」

 

狛治(その場に座り込んで頭を抱える)

「俺の……俺の家族は……恋雪さんや師範は……こんな想像力皆無のクズに……?

 俺の復讐は……あいつらに犯した罪を自覚させる機会を、俺自身が台無しに……何のために俺は……俺は……」

 

蜜璃

「相手が想定の斜め下を行く最低のクズ過ぎて、逆に狛治さんが自分を責めちゃった!!」

 

伊黒

「落ち着け狛治! 絶対こういう連中は俺の従姉妹のように、生き残ってもお前に責任転嫁してたぞ!」

 

無一郎

「……えっと……な、なんか、リクエストとかある?」

 

悲鳴嶼

「い、嫌かもしれないが、あえて毒を使うか?

 自分たちがしたことを理解させる為に……」

 

しのぶ

「はい、毒ならお任せを!

 鬼灯様! 現世にはないえげつない毒草ご存じない!?」

 

玄弥

「あと鬼灯様、食っていい鬼どっかに落ちてない!? 俺、鬼喰いしてないと最弱!!」

 

煉獄

「よし! 無惨持ってくるからちょっと待ってろ不死川少年!!」

 

鬼灯

「煉獄さん、ステイ。無惨はもう人間に戻ってるので、玄弥さんがお腹壊すだけでしょうからやめてください」

 

狛治・鬼殺隊

(((止める理由それなんだ……)))

 

獄卒

「鬼灯様ー。バカ息子連れてきました」

 

バカ息子

「おい! 何なんだ一体!? というかいい加減俺の名前を呼べ! 俺はいつまでバカ息子呼ばわりなんだ!?」

 

狛治

「!?」

 

バカ息子

「!? お前は……!

 はははっ! そうか! やっと俺たちの声が届いて、お前が地獄に落ちるんだな!!

 ザマァ見ろ、この人殺し!! 薄汚い前科持ちの野良犬のくせに調子に乗った裁きを受けろ!!」

(狛治に気づいて、本気で嬉しそうに目を輝かせながら罵り続ける)

 

狛治・鬼殺隊

「「「………………」」」

(罪悪感や恐怖の裏返しによる虚勢ではなく、マジで狛治が全ての加害者だと思っている事を察し、ドン引きして絶句)

 

鬼灯

「いや、その調子に乗った裁きは今、あなたがここにいる全員から受けるものですよ」

 

バカ息子

「!? はぁ!? どういうことだ!?」

 

(狛治はもう罪を償って自由の身。獄卒となって今ここにいることをバカ息子に伝える鬼灯様と獄卒達)

 

バカ息子

「はああぁぁ!?!? ふざけるな糞が!!

 そもそも、何で今更になってまた俺は責められるんだ!? 何でお前の方が俺より早く自由になれるんだ!?」

 

狛治

(ぶちっ)

 

鬼殺隊

「「「あ」」」

 

狛治

(しつこく罵るバカ息子を無視して、とても爽やかに微笑みながら)

「……鬼灯様。そして鬼殺隊の皆。

 悪いが一番手は俺に譲ってくれないか?」

 

鬼灯

「どうぞ」

(バカ息子を上空にぶん投げる)

 

鬼殺隊

「「「どうぞ!!」」」

(モーゼの如く道を開ける)

 

狛治

「ありがとう。

 そして……もうお前に反省は求めないが、せめて恋雪さんにしたことを後悔くらいしろっっ!!

 終式!! 青銀乱残光(あおぎんらんざんこう)!!」

 

(鬼灯がぶん投げたバカ息子が落下する前に全発を全身に打ち込んで、汚い花火完成)

 

鬼灯

「流石に鬼の頃より威力は落ちてますが、それでもやはり人間技とは思えない威力の乱打!

 獄卒達も鬼という元からのポテンシャルに甘えて鍛錬を怠る奴らに爪の垢をキロ単位で飲ませたい!! 優勝!!」

 

煉獄

「俺に決めた技と同等と思える威力を乱打! 凄まじいとはまさにこのことか!! 優勝!!」

 

伊黒

「あれほどキレていたにも関わらず、甘露寺や胡蝶に肉片や血飛沫が飛んでこないよう、汚物をぶっ飛ばす位置や角度を調節した気配りが素晴らしい! 優勝!!」

 

狛治

「選手じゃなくて審査員だった!?」

(鬼灯と鬼殺隊からのガチボケに、怒りが吹っ飛んでツッコミに回る)

 

鬼灯

「さて、初めからわかっていましたが、万象一致で狛治さんの優勝が決まりましたので……」

 

狛治

『あ、良かった。俺一人でこの謎大会終わりそう……』

 

鬼灯

「皆さんは準優勝目指して頑張ってください」

 

狛治

「続くの!?」

 

伊黒

「2番手! 伊黒 小芭内!

 派手な打ち上げ花火にできる自信はないから、噴出花火、もしくはネズミ花火を目指してぶち撒ける!!」

 

狛治

「待て! 何で更にやる気を増してるんだ!?

 って言うか、悪いが誰!? 何で俺並みにブチ切れてるんだ!?」

(狛治のツッコミや制止虚しく、鬼殺隊による汚い花火大会は大盛り上がりで続行。

 優勝、狛治。準優勝、伊黒。3位、悲鳴嶼さんという結果を残して終了)

 

 

 

 こんな感じで初回は終了。

 それ以降は、実弥や炭治郎といったネームド鬼殺隊があの世に来て狛治と会った時や、獄卒の新人が狛治の過去を知った時に、同じようにバカ息子達の呵責を望み、古参連中も参加したがるので、不定期ではあるがだいたい2,3年に一度くらいの割合で開催されてます。

 狛治はもう初回で殿堂入りが決定したので、初回と記念したくもない第50回以外は参加せず、「もう呵責する側が責められないのなら好きにしてください」というスタンス。

 

 

 

・一人目について

 

 私としてはタイトル兼ラストのセリフの間や、作中での狛治さんの表情やら、後書きであの世サイドは鬼灯様と「娘ちゃん」の話と書いた事で、一人目の不穏さをちょっと出してたつもりなんですが、皆さんも狛治さん恋雪さんが大好きすぎて浮かれまくってくれたので、「あ、これ流石にちょっと情報だして覚悟してもらわないと『役立たずの狛犬』みたいになる」と思ったので、キャラクター編の噂話に追記したのですが……今度は今度で不安にさせまくってしまったようで大変申し訳ない。

 

 一応のフォローとして、今の段階で語れる事を狛治さんから語ってもらいました↓

 

狛治

「特別なことがあった訳じゃない。

 あんな奴に屈して、あの子が諦めて不幸になった訳じゃない。

 

 どうか、勘違いしないで欲しい。

 信じてくれ。

 忘れるな。

 

 あの子は、幸せになる為に生まれてきたということを。

 

 だからあの子は、今も、昔も、これからだってずっと幸せなんだ」

 

 

 

・リィナ(偽ピナ)が堕獄するであろう小地獄

 

 トリプルクロスオーバーはいつ書けるかサッパリな為、もうここに鬼灯様が無駄に仕事して決めたリィナが堕獄するであろう地獄を書いときます。

 リィナは解釈次第や確定情報はないグレーゾーンは入れず、ほぼ確定堕獄だけ明記してます。

 こいつ、下手したら無惨様よりこじつける必要なしストレート堕獄する罪状が多すぎて、グレーゾーンを含めるとコンプリートしかねなかったので。

()内は元の対象だと訳がわからないので現代版に直した該当する罪人で、【】は補足や私個人の解釈や感想です。

 

 

⚫︎等活地獄(弱いものいじめや折衝による罪の地獄)

 

屎泥処(しでいしょ)

 対象は鳥や鹿を殺した者(現在は小さくてか弱いものを虐め殺した者)。

 

多苦処(たくしょ)

 対象は人を縄で縛ったり、杖で打ったり、断崖絶壁から突き落としたり、子供を恐れさせたり、拷問で人々に大きな苦痛を与えた者。

 

極苦処(ごくくしょ)

 対象は生前にちょっとした事で腹を立ててすぐに怒り、暴れ回り、物を壊し、勝手気ままに殺生をした者。

【これらは説明するまでもなくストレート堕獄。

エミは弱者じゃないのでエミに対する罰ではなく、エミ以外の被害者やリィナ時代の罪です】

 

 

⚫︎黒縄地獄(窃盗関係の地獄)

 

等喚受苦処(とうかんじゅくしょ)

 対象は生前に間違った法を説いた者。

(+「私悪くない、私がこうなったのは何々のせい、あいつが悪い、私は被害者」という他責思考が当てはまる)

【ここはマヨネーズ等の半端な知ったかぶりでやらかしたことと現代版での+要素も該当】

 

 

畏熟処(いじゅくしょ)

 対象は貪欲のために人を殺し、飲食物を奪って飢え渇かせた者。

【直接的な金目当ての殺人はしてないだろうが、贅沢三昧でそのツケを他者に払わせたことが該当】

 

 

⚫︎衆合地獄(浮気や不倫、性犯罪系の地獄)

 

大量受苦悩処(たいりょうじゅくのうしょ)

 異常な方法で性行為を行った罪。

 

割刳処(かっこしょ)

 口を使い、性行為した罪に対応。

 

一切根滅処(いっさいこんめつしょ)

 肛門を使って性行為を行った者が落ちる

【この三つはそういうプレイをした罪というより、真ピナの体を使ったことを重く取られて堕獄。したこと自体は目クソ鼻クソが同意の上でやっただけなので、実は罪にはほとんど問えないものだったりする】

 

脈脈断処(みゃくみゃくだんしょ)

 淫らな性行為を迫る罪に対応。

 

無彼岸受苦処(むひがんじゅくしょ)

 恋人や配偶者以外と性行為を行った者が落ちる。

【特に補足するところもなくストレート堕獄】

 

悪見処(あくけんしょ)

 他人の子供に性的虐待を行った罪に対応するもの。

【ここの子供は真ピナが該当。マジで無自覚だったとはいえ、真ピナの体を使い真ピナに行為を見せたことががっつり性的虐待にあてはまる】

 

忍苦処(にんくしょ)

 戦争などで手に入れた他人の妻を寝取ったり、それを他人に与えたものが落ちる。

【ウィルに関しての寝取りは未遂だが、前世やウィル以外ならまず確実にやってるので堕獄】

 

朱誅処(しゅちゅうしょ)

 羊やロバを相手に性行為を行ったうえ、仏を敬わなかった者が落ちる。

【獣は流石にしてないだろうが、ここの「仏」は真ピナにあたる。つまりは他人の体でナニやってんだテメーは!ということ】

 

涙火出処(るいかしゅっしょ)

 禁を犯した尼僧と性行為を行った者が落ちる。

(現在は「向こうから誘って来たのだから、誘いに乗った自分は悪くない」という考えを罰するもの)

【大半はリィナから誘っただろうが、間違いなく好みのタイプに誘われたらホイホイついていくのでこちらも堕獄】

 

大鉢頭摩処(まかはちづましょ)

 出家僧ではないのに僧であると偽り、しかも戒律に従わなかった者が落ちる。

(現代版は聖職者の性犯罪)

 

火盆処(かぼんしょ)

 出家僧ではないのに僧のフリをして、そのうえで女性に興味を持ったり、身の回りの生活品に執着し、正しい法を行わなかった者が落ちる。

(こちらの現代版は、医者や教師等の人望を集めやすい立場を利用した性犯罪)

 

鉄末火処(てつまっかしょ)

 出家僧だと詐称し、そのフリをしたまま、女性の舞いや笑い声、装飾品に心引かれてみだらな想像にふけった者が落ちる。

【大鉢頭摩処と火盆処は、どちらも「星の乙女」の肩書き利用は見事に当てはまるので堕獄。鉄末火処? 無惨を堕としたのと同じ理由】

 

 

⚫︎叫喚地獄(飲酒による悪行、ここでは酒を薬に置き換えて解釈しているもの多数)

 

髪火流処(はっかるしょ)

 五戒を守っている人に酒を与えて戒を破らせた者が落ちる。

【珠世のような真面目に普通に生きていた人の理性を奪い、弱みに付け込むことを理由に無惨を堕獄させているので、4馬鹿にしたことそのままでストレート堕獄】

 

火末虫処(かまつちゅうしょ)

 水で薄めた酒を売って大儲けした者が堕ちる。

(現在では食品偽造などの詐欺行為で落ちる地獄)

【「星の乙女の力が宿った羽」と言ってたのが該当。同じような詐欺行為の地獄である普闇処は、「本物だが価値が低いものを高く売った罪」で堕ちる為、リィナの羽は偽物で無価値なのでこっちの地獄行き】

 

雨炎火石処(うえんかせきしょ)

 旅人に酒を飲ませ酔わせて財産を奪った者、象に酒を飲ませて暴れさせ、多くの人々を殺した者などが落ちる。

【鬼灯様が「巌勝を泥酔(鬼化)させて縁壱から最愛かつ敬愛する兄を奪った」とこじつけて無惨を堕としているので、ここは「薬でエミからウィル達、連鎖的にレミリアからエミを奪った」解釈で堕獄】

 

芭蕉烟林処(ばしょうえんりんしょ)

 貞淑な人間に密かに酒を飲ませていたずらしようとした者が落ちる。

【未遂でも堕獄になるようなので、アンヘルに媚薬を盛ろうとしたのがモロに当てはまる。しかし「貞淑な」相手へのいたずらなので、4馬鹿に対しては無罪という、どちらかというと4馬鹿に対しての罰だなこれは】

 

煙火林処(えんかりんしょ)

 悪人に酒を与えて、憎む相手に復讐させた者が落ちる。

【エミに嫉妬、逆恨みしてる連中を煽動したことが該当】

 

火雲霧処(かうんむしょ)

 他人に酒を飲ませて酔わせ、物笑いにした者たちが落ちる。

【実はこれ、本編の描写のみで判断するとグレーゾーン。エミは薬が効いてなかったので「酔わせて」が当てはまらず、ウィルたちは堕落して嘲笑されたが、リィナが嘲笑した訳ではないので、多分鬼灯さまはもう両方合わせたらちょうどいいと思って堕とす】

 

分別苦処(ふんべつくしょ)

 使用人に酒を与えて勇気付け、動物を殺生させた者が落ちる。

【これは動物ではなく、魔族用の薬を仲介してた相手を殺した時の罪状にあたる】

 

 

⚫︎大叫喚地獄(詐欺系の地獄)

 

受苦無有数量処(じゅくむうすうりょうしょ)

 嘘をでっち上げて、目上の人を陥れた者が落ちる。

 

随意圧処(ずいいあつしょ)

 他人の田畑(財産)を奪い取るために嘘をついた者が落ちる。

 

双逼悩処(そうひつのうしょ)

 村々の会合などで嘘をついた者、悪口を言って集団の和を乱した者が落ちる。

【これらも補足の必要なしストレート堕獄】

 

一切闇処(いっさいあんしょ)

 婦女を犯して裁判にかけられながら、王の前で嘘をついてしらを切り通し、かえって相手の婦女を犯罪者に仕立て上げた者が落ちる。

【なんで女でこの罪状がこじつけじゃなくてほぼストレートに当てはまるんでしょうかコイツは……】

 

死活等処(しかつとうしょ)

 出家人(僧侶)でもないのにその格好をし、人をだまして強盗を働いた者が落ちる。

 

異々転処(いいてんしょ)

 優れた陰陽師で正しく占うことができ、世人の信用を得ていながら、占いで嘘をつき、国土や立派な人物を失う原因を作った者が落ちる。

【これらも「星の乙女」の肩書き利用が該当】

 

火鬘処(かまんしょ)

 祝い事の最中に法を犯しておきながら、しらを切った者が落ちる。

(これは現代版なら給付金詐欺のように、得する、特別な機会だからなどと思い込ませて騙す詐欺が該当)

【これは現代版ほぼ無関係で、元の方で「共犯者を巻き込め!」ってやってる時のことですね】

 

受鋒苦処(じゅほうくしょ)

 布施しようと言っておきながら布施をしなかった者、布施の内容にケチをつけた者が落ちる。

【もっと大きいピンクダイヤを強請っていたのが該当】

 

 

⚫︎焦熱地獄(邪見による地獄)

 

龍旋処(りゅうせんじょ)

『欲、怒り、愚かさを断てば涅槃に入れる、という教えは嘘だ』と教える。もしくは礼儀作法の意味を解さなかった者が落ちる。

【前者の思考をナチュラルにしてそうだけど、まぁ当てはまるのは後者だけかな】

 

赤銅弥泥魚旋処(しゃくどうみでいぎょせんしょ)

『輪廻転生などはないから、今世を好き勝手生きた方が得』といった考えを説いたり実行した者が該当。

【説いてはいないが前世でもピナに憑依という来世でも実行しまくってたのでもう2倍の呵責を受けたらいいんじゃないかな】

 

無終没入処(むしゅうぼつにゅうしょ)

 動物や人間を焼き殺したものは、火を喜ばせたという理由で幸福を得られると考え、実行した者が落ちる。

(現在は躾と称した虐待や体罰、自分や自分に関わる者の評価を上げる為の他者を貶める行為、ヘイトスピーチ等が該当)

【流石に元の方は「ねぇわ!」案件だが、現在の罪状でストレート堕獄】

 

大鉢特摩処(だいはちとくましょ)

 僧たちに食事を供する大斎の期間中に殺人をすれば望みが叶うと考え、実行した者が落ちる。

(他人の行動、特に善行などを利用して犯罪行為を行った者が該当)

【これは実は微妙。エミの原作改変は善行によるもので、ある意味それを利用したのがリィナだが、結果論であって別にリィナは意図的にエミの善行を利用した訳じゃないから】

 

悪険岸処(あくけんがんしょ)

『水死したものは那羅延天に転生し、永遠にその世界に住み続ける』という考えの者が落ちる。

(現在は他者が自殺するように唆したり、堕落するよう誑かしたりした者が落ちる)

【これもやらかしてるけど解釈次第なとこがある。4馬鹿を堕落させたけど、これもリィナが意図したわけではないんだよな】

 

金剛骨処(こんごうこつしょ)

『この世にある一切のものは因縁などとは関係なく生じたり滅したりするので、仏法を信じるなどばからしい』と説いた者が堕獄。

(現代版は他者の道徳や良心による善行を嘲って否定や邪魔をすること、または自分が原因で他者を害しておきながら自分は無関係だと嘯くこと)

 

那迦虫柱悪火受苦処(なかちゅうちゅうあくかじゅくしょ)

『宇宙にはこの世もあの世も存在しない』と説いた者が該当。

(現在は宗教の自由という点から、犯罪行為に屁理屈をつけて正当化して反省しない者を対象)

【元は訳わからんが、現代版が二つとも説明するまでもなくストレート堕獄】

 

 

⚫︎大焦熱地獄

 この地獄は仏教関係の女性を犯す、もしくは仏教関係者の女性がやらかした場合に堕ちるが元の対象なので、中の人世界では宗教的にも重要な位置にいる「星の乙女」である真ピナの体を好き勝手したということで、リィナはほぼコンプしてる。

 逆に言えば現代解釈の方だと真ピナはほぼ無関係となるが、普通にそちら基準でもストレートに該当してるものがほとんどなので、2重でコンプしているという、少年誌ガードがあったとは言えたぶんマジで無惨よりここの地獄に相応しい邪悪さでヤバい。

 

 流石に原作情報で確定のみに絞るとフルではなかったが、描写的に可能性が高いものを入れたらマジでフルコンプしてたので、ここのみグレーゾーンもご紹介します。

 

 

一切方焦熱処(いっさいほうしょうねつしょ)

 仏教の在家の女性信者を犯した者が落ちる。

(元の「仏教の在家」が「仏教の一般人」くらいのニュアンスなので、下記の細かい条件にあてはまらない、「何の落ち度もない相手を加害した者」が堕ちるその他枠)

【文句なしの2重該当……だと思うが、ピナは父親から離された後に洗礼を受けたという描写が少なくともなろう版では見当たらなかったので、ないとは思うがまさかの元の罪状が最悪の意味で当てはまらないかもしれない】

 

大身悪吼可畏之処(だいしんあくくかいしょ)

 出家はしたがまだ僧にはなっていない女性を犯した者が落ちる。

(子供や特定分野の素人など、無知で当たり前な相手の無知さに付け入った者)

【出家を学園入学、僧になるを卒業して星の乙女として働くと解釈すれば、元の罪状が該当。現代版もやってるだろ。騙されてる側でもありそうだけど】

 

火髻処(かけいしょ)

 仏法を正しく身に付けて正しく行っている女性を犯した者が落ちる。

(善良な人間の善意につけ込んで加害した者が該当)

【元が「品行方正」ぐらいのニュアンスなのでピナに、現代版はエミに直球で当て嵌まり、見事な2重該当です】

 

雨縷鬘抖擻処(うるまんとそうしょ)

 国家の危機的状況の混乱に乗じて、戒律を守っている尼僧を犯した者が落ちる。(火事場泥棒やボランティア詐欺が該当)

【食中毒と治安悪化させた炊き出しがここにあたるかは微妙なところだけど、元の条件が未遂に終わったが「私とアンヘルが結婚したらいいと思う!」と言って、アンヘルを恐怖のどん底に落とした時に当てはまる。……あれ、未遂とはいえ堕獄に当てはまるんだ】

 

吒々々嚌処(たたたざいしょ)

 受戒した正行の女性を犯した者が落ちる。

(客と店員、患者と看護師などという、相手が決して強く出れない立場を利用したセクハラが対象)

【これもやはり「真面目な人」くらいのニュアンスなので、被害者はピナで該当。現代版も平民という貴族の常識を知らない立場を逆手に取って4馬鹿に逆セクハラをしてたので、そこが該当】

 

雨沙火処(うしゃかしょ)

 仏門に入ったばかりの尼僧を犯した者が落ちる。

(吒々々嚌処とほぼ同じ。被害者が自分が所属するグループの外からなら吒々々嚌処、うちならここというぐらい)

【これもピナは星の乙女と知らされたばかりだったので該当。現代版もまぁしてるやろ、知らんけど】

 

内熱沸処(ないねつふっしょ)

 三宝に帰依し、五戒を受けた女性に対して非法な事を行った者が落ちる。

(真面目な人を誑かして、犯罪を唆した人が該当)

【本来は真面目で優秀な4馬鹿にしていたことがストレートに当てはまり、そしてやはりピナの体を使って犯罪行為という時点で元の条件も該当してる】

 

普受一切資生苦悩処(ふじゅいっさいしせいくのうしょ)

 僧侶でありながら戒を受けた女性をたぶらかし、財物を与えて関係した者が落ちる。

(口止め料として金をばら撒き、被害者が泣き寝入りするしかない状況にした者が堕ちる)

【現代版だとロマノにピンクダイヤ横流しが当てはまるが、元だと該当しない。だって元だと金品渡されるのは善良な被害者で、あいつはクソだもん】

 

鞞多羅尼処(びたらにしょ)

 嫌がる相手と無理矢理に関係した者が落ちる。

【実はこれ、権力や口車で無理やりというのは他の地獄の管轄で、ここはシンプルに力ずくの為、女性であるリィナはムカつくことに該当しない可能性が割とある。

 まぁ該当してたとしたら被害者はショタや病弱儚げなキャラだろうから、該当しないで欲しい】

 

無間闇処(むけんあんしょ)

 善を治めた人物を女性に誘惑させて堕落させた者が落ちる。

(ハニトラをするように命令、強制が当てはまる)

【これは本人が誘惑した場合は衆合の脈脈断処があるから、実は当てはまらないかもしれない。テキトーな男を雇って襲わせることはあっても、少しでも他の女がチヤホヤされるのは嫌うだろうし。……マジで最低だコイツ】

 

苦髻処(くかいしょ)

 自分と関係しなければ王に讒言して罰を受けさせると脅迫し、立派な僧を誘惑して堕落させた女性が落ちる。

(権力を利用して相手を加害した者が堕ちる)

【これは元と現代版に大差がなし。原作情報では確定できないけど、普通にやってる可能性は高い】

 

髪愧烏処(ほっきうしょ)

 酒に酔って犯した者が落ちる。

(そのままの罪状プラス、叫喚地獄の芭蕉烟林処(ばしょうえんりんしょ)案件)

【これは薬が思いっきり現代版に当てはまる。元の方も普通にやらかしてるだろコイツ】

 

悲苦吼処(ひくくしょ)

 特別な儀式の最中であるにも関わらず、不貞を働いた者が堕ちる。

(仕事や法事、介護等を不倫や浮気のアリバイ作りに利用した者)

【これも苦髻処(くかいしょ)と同じく、確定情報はないがキャラ的にやらかしてない方が不思議なレベル】

 

大悲処(だいひしょ)

 教典などを学んでいる善人の恋人や配偶者、またはその子供などをだまして犯した者が落ちる。

(円満な関係同士の者に虚言を吹き込んで疑心暗鬼に陥れ、破局させた者が該当する為、恋愛や夫婦、親子関係のみならず、友人や仕事関係も含む)

【エミに対してだけではなく、リィナの頃からやらかしてたのが原作で確定してる】

 

無非闇処(むひあんしょ)

 自分の子の配偶者を犯した者が落ちる。

(親族の恋人や配偶者を寝取った者、もしくは破局させた者が該当)

【一番該当しない可能性が高いのが、単純に子供はいないし、リィナの頃は一人っ子っぽいからという「被害者になり得るターゲットがいない」という根本的なものが原因のここ。

 でも一人っ子じゃなかったり、引きこもり時代に両親が、リィナを相手に押し付けようとして離婚しようとしてたとかなら、「実の両親を破局させた」ということで該当するかもしれない】

 

木転処(もくてんしょ)

 命を救ってくれた恩人の恋人や配偶者を犯した者が落ちる。

《罪状の範囲を広げて、危害を加えたになる以外はそのまんま)

【ここも無非闇処(むひあんしょ)と同じく、ターゲットになり得る人がいないという理由で当てはまらないかもかもしれないが、いたら間違いなく該当してると確信できるリィナへの強い負の信頼】

 

 

・阿鼻地獄(上記7つをフルコンプに+聖職者への加害が対象の地獄。現代版は大焦熱に該当する被害者よりも更に善性が強い人間への加害が当てはまる)

 

烏口処(うこうしょ)

阿羅漢(小乗仏教の最高指導者)を殺した者が落ちる。

 

野干吼処(やかんくしょ)

優れた智者、悟りに達した者、阿羅漢、などをそしった者が落ちる。

【これらでの「阿羅漢」はエミと真ピナのこと】

 

黒肚処(こくとしょ)

仏に属する物品を喰ったり自分のものとした者たちが落ちる。

 

身洋処(しんようしょ)

仏に捧げられた財物を盗んだ者が落ちる

【これらの「仏」は真ピナのこと】

 

身洋受苦処(しんようじゅくしょ)

篤志家が出家者や病人に布施した財物を僧侶を装って奪い取った者が落ちる

【これも「星の乙女」の肩書きで贅沢三昧してたことが該当】

 

※真ピナを被害者とみなして堕獄してる地獄は多数だが、リィナはわざとピナの体を奪ったわけでもなければ、マジで自分の中に真ピナがいるとは思ってなかったので、実は真ピナには可哀想だが本来ならそこを罪と加算するのは流石に理不尽なので、少しでも真ピナに対して可哀想と同情したり、悪いことしたと罪悪感を抱いていたらそこは加算されなかった。

 まぁ、結果はお察しの通り。自分可哀想という悲劇のヒロイン劇場の材料にこそすれ、真ピナに同情や罪悪感皆無どころか、「いたんならちゃんと祈りの力をこっちによこせ」ぐらいに思うし隠しもしないので、見事にこの通り堕獄します。

 




前書きでは「質問が迷惑」と思われてしまうような書き方をしてますが、私自身は設定厨だし語りたがりなので、質問自体はむしろ嬉しいです。決めていなかった部分を決めるいい機会にもなりますし。

ただ、流石に同じ質問を答えるのは疲れてしまう、他の方で回答したからその人の返信を読めは失礼すぎると思ったので、このような形でまとめて回答しただけです。
なので、ここで答えていない疑問に関しての質問などは遠慮なくどうぞ。
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