淫ク☆アクター KN   作:火野 彩也子 ソルツ

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mp3です。
これで一話は完結ですね。
KN姉貴兄貴好きホントニアコガレテル 
男同士の純愛書きてぇなぁ俺もなぁー


キングダム☆ 2070.mp3

 

目が覚めると、見覚えのある天井があった。

どうやらこ↑こ↓は俺の部屋らしい。

頭がぼーっとする。さっきまで夢を見ていた気がする。

 

ーーーー2019年

 

欠伸をしながら階段を降りると、おじさんは椅子に腰掛け、何やら古物のギターをいじっていた。

 

俺に気づくと隠すようにギターをしまい、お腹すいたでしょ?、と優しく声をかけてくれた。

 

…俺のお腹がゴロゴロとなる。

 

おじさんはその音を聞いて、ちょっと待っててね、と台所からサンドウィッチを出してくれた。

 

「渋いKNくん、お待たせ〜」

 

おじさんの十八番、ハムとレタスを挟み、バターとマヨネーズが食欲を引き出す王道のサンドウィッチ。

口に運びながら、先程見た変な夢をおじさんに言い聞かせると、

 

「個人的に、なっちゃえば良かったじゃない…、王様。」

 

と、実直な質問が帰ってきた。

 

「でも、最低最悪の魔王になるって言われたんだよなぁ、だから結論は出せなかった。」

 

「そぅか…いやでもKNくん、KNくん、結論を焦らないってのもいい事だと思うよ、少なくとも俺は。

俺は前、夢を持っててさぁ…」

 

「言ってたね。音楽関係の道に進みたかったんでしょ?」

 

「そうだよ、当時は若く、周りが見えていなかった。有名になったのはいいけど、ずっと迷って、そこでの夢は諦めたんだよなぁ…もうめっちゃ迷った。もう枕を涙で濡らしたよね。」

 

おじさんはもう一度ギターに触れながら、

 

「もう一度チャンス来るやろな…って思ってたけど、来なかったわ。人生そんな甘くなかったわ。」

 

今度はギターに触れていた手を時計へと移すと、ギザ歯を見せながら、

 

「時計の針は止まるでしょ?巻き戻すこともできるでしょ?でもさ、人生は違う。」

 

時計の針を弄って見せた。

 

「…」

 

「ちょっと!?KN君何処へ…!?まぁ、いいや!彼もまた悩みの季節ってことなんだと思うなぁ、うん、」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺は訳も分からず、外に飛び出してしまった。

 

今、俺は人生の岐路に立っているかもしれない。

頭の奥を黒煙が包んで、希望の光を見出せなくなる。

昔から夢は叶うと疑いすらしないで生きてきた。

 

王様になるという夢…。

 

おじさんの言葉が、暗い心の中でリピートされる。

 

 

……ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待って下さい!お願いします!アアアアアアアア!(発狂)

 

人々が発狂しながら逃げていく。

 

…胸騒ぎがする。

 

俺は、導かれるように走る。

そこには西洋の魔女を連想させる怪物が暴れ回っていた。

 

「なんだ、こいつ!(素朴な疑問)」

 

「お前が臓器を漁る漁る快楽殺人犯か。

十年間も暴れやがって、人間の屑が、この野郎…。」

 

AKYS先生がやってきた!これで勝つる!

 

「エンジン全開!」

 

渾身の一撃!これには化物もひとたまりもないだろう

 

…という希望は無に帰してしまった。

 

攻撃をくらった化物は何もなかったように、AKYS先生の足を掴むと、どこかへ投げてしまった。

 

…やっぱりクソザコムエタイ(笑)^^;

 

AKYS先生を投げ飛ばし満足した化物。今度は近くにいた野獣に視線を向け、少しずつ近づいていく。

 

驚愕の顔を隠せない野獣の首を掴み、誇らしげに持ち上げる。

野獣は苦しそうに、足をパタパタさせている。

 

…まずいですよ!

 

不思議と、体は勝手に動いた。

 

化物に良質タックルを仕掛けるも易々と弾かれてしまう。

 

「俺のことは、、、ほっといてくれよなぁ…頼むよぉ…」

 

野獣のか細い声が聞こえる。

 

このままじゃ…野獣死んじゃうかもしれない…!(トロロそば)

 

吹っ飛んだ拍子に、服からウォッチと呼ばれていた物が飛び出した。

 

…"これはあなたにとてつもない力を与える"…

 

あれって…夢じゃなかったんだ。

 

じゃあ、なれるのか…王様に?

 

「ゼェハァ…ゼェハァ(ホォン!)…アアッ!ハァッ…ハッ 息継ぎィ!(ホォン!)イクゥイクイクゥィク…アッハッ、ンアッー!!アァッアッ…アッ…ハン、ウッ!!…ッア…ッアァン…ッアァ…アァ…ッア…」

 

「野獣を離せ、コラッ!」

 

今度はタックルが決まる。

化物は野獣から手を離したのはいいものの、今度は俺の首を掴もうと、此方に近寄ってくる

 

「邪魔をするなぁ!わたしは心臓を手に入れ、アリスにハートのクッキーをプレゼントするんだ!」

 

化物の図太い声が頭に響く。

 

…突如、化物が攻撃を受け退く。

 

夢で見た少女、彼女は……実在したのだ。

 

「B…BBAN!?生きていたのか!?」

 

「勝手に殺さないでください!、それよりも早く逃げてください!」

 

BBANが小箱を化物に向けて、構えると。

驚いたことに、そこから光線が発射された。

先程の攻撃は、BBANによるものだったみたい。

 

…逃げろと言われたが………

俺は再びウォッチに目を落とす。

 

"これはあなたにとてつもない力を与える"

 

同じ言葉が頭の中でぐるぐるしている。

 

化物は指で円を描くと、小さな太陽と月のようなボールが現れる。それらをBBANにけしかけるも、彼女は器用に全て打ち返す。

 

こちらを牽制するようにBBANが睨む。

 

「そのウォッチを捨ててください!」

 

化物は彼女に殴りかかるも、捌かれ、ゼロ距離シャットをくらい、後ずさる。

 

BBANは焦りながらこちらに少しだけ近づく。

 

「王様になるなんてふざけた事言わないでください!」

 

…王様になる夢。

 

昔から思い描いていた。

小さい頃からの願い。それを果たす為には王様になるしかない。

 

ーーーー王様になれ。

 

古い記憶が俺の心を奮い立たせる。

 

「王様になりたい…。

世界を全部良くしたい。みんな幸せでいて欲しい。

そう思ったら、王様にでもなるしかないじゃないか!」

 

「そう、(王になってもらわなければいけ)ないです。」

 

スッと後ろから何時ぞやの不審者が割り込んできた。

 

「青目ルミコ!?なんでこんなところに!?」

 

BBANが目を点にする。

どうやらこの不審者は青目ルミコというらしい。

 

「キノウの力は史上最強。」

 

青目ルミコはフードをゆっくり下ろすと、鼠のケモ耳を覗かせた。

 

「その力を使えば世界はおろか、過去も未来も思いのまま…になるんですねぇこれが!」

 

「でも、そうすると最低最悪の魔王になっちゃうんだろ?」

 

「そう!だからやめて!王様になんかならないでください!」

 

BBANは食い気味に言い放つと、光線を四発ほど連続で化物に打ち込んだ。

…しかし、化物は 効いていません とでも言いたそうな顔で立ちすくんでいる。

 

ー人生の選択…。

 

そう、この力を使えばあいつを倒せる____

でも、この力を使えば魔王になるかもしれない____

 

いや、この力を使えば王様になれる…!

 

ー答えは…一つしかない!

 

「決めた!魔王になるのぜ!

…ただし、最低最悪の魔王じゃない、最高最善の魔王になるのぜ!」

 

BBANが顔をしかめる。青目ルミコもまた顔をしかめ、は? と声を漏らしている。

 

俺の覚悟に反応するようにウォッチが模様を変える。

 

「我が魔王…これを受け取りたまえ」

 

青目ルミコが掲げるベルトを手に取ると、何やら心の底の方から根拠のない自信が湧いてきた。

これで、あいつを倒せる……気がする

 

「使い方はご存知のはずだよ。」

 

俺は…

 

ベルトを腰に装着すると、

 

ウォッチの外装を回し、起動する。

 

ピロピロピロ....キノウ!!....

 

そして…

 

ウォッチをベルトに装填し、

 

体を捻り、左手を右に首下を通るように伸ばす、

 

後ろに時計のシルエットが浮かび上がる。

 

そう、それはまさしく、 "霧雨KN初変身の像" のポーズである。

 

俺は、ふっ、と深く息を吸って、その言葉を言う決意をした。

"変わる"決意をーーーー!!

 

ー変身!ー

 

ベルトを一回転させる。

 

アクター↑タ淫夢!

 

淫ク☆アクター↑キノウ…

 

ベルトから理解し難い音声と共に、クッキーという文字が飛び出して、顔にくっつく。

 

青目ルミコはニヤリと笑い、高らかに声をあげた。

 

「祝え!全クッキー ☆声優の力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者。その名も淫ク☆アクターキノウ。まさに誕生の瞬間だよ。」

 

まるで射精した後の高揚感………を味わっているに違いない(名推理)

 

「そんな…」

 

一方BBANは膝から崩れる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

すっげ!本当に変身した…!きっと、かっこいい鎧とかが…ってあれ?丘people!?

 

『…あのぉ…文字が顔にくっついているだけなんですけどぉ…それはぁ…大丈夫なのか?』

 

どう見ても…ベルトと腕巻きと文字しかついてないように見えるんですよね、変身ってなんだっけ?

 

「安心したまえ…騙されたと思って存分に戦われよ…我が魔王…」

 

不安は残るけど…とても昂る心をどうすることをできない!

 

『なんか…いける気がするぜ!』

 

 

思いっきり、思いっきり化物をぶん殴る!

俺の渾身の一撃は、化物の体を軋ませた。

すごい力だ…。なんか、いける気がするだけある!

 

化物は苦し紛れの連続パンチを繰り出す。が、俺は全てのパンチ捌き、再び胴体のど真ん中にパンチをお見舞いする。

 

『いいねぇ…(マジキチスマイル)』

 

化物は歯を軋ませると、再び指でアーチを描く。

創り出された小さな月と太陽が不思議な軌道で飛んでくる!

これはどうも対応できず、全て俺の胴体にクリーンヒット!

普通の服のまま攻撃を喰らった俺には堪らず、文字通り身を焦がすようなダメージが体を蝕むーー

 

『イタァイ!アツゥイ!…て熱くないやん!』

 

ーーと、思ったらそんなに熱くないんですよね。

どうやら私服から変わっていないように見えて、しっかり鎧に変わっているらしい。なんて粋な計らいだぁ

 

とにかく、今はあのボールをどうにかしないと…

 

再び飛んできた月と太陽を弾くようにベルトから剣が飛び出す。

 

ジカンギレ-ドケン!!   ジドウシタァ!?

 

『あ〜いいっすねぇ!』

 

ご丁寧に"ケン"と書かれた剣を手に取ると、器用に剣を振りかざし、月と太陽をはじき飛ばす。

 

…これで勝つる!

 

化物に3連撃をお見舞いし、怯ませる。最後の一発代わりに顔に蹴りを入れてやると、痛そうに地面をコロコロ転がった。

それでも化物は曲げない。

今度は化物は高く飛び上がり、指ででかい月を作り上げた。

 

そっちがその気なら、こっちにも手がある…気がする!

 

『最後の一発くれてやるよ!』

 

何をどう使えばいいかわからないが、なんかそんな気がするので、必殺技を試してみることにする。

ウォッチを剣に装填すると、愉快な待機音が流れ始める。なんともほのぼのとしているBGMだ。

 

負けじとたかく飛び上がる、普通の人間では不可能だが、今の自分には可能だ。

その勢いで、空から月をけしかける化物に向かって剣を向けると、

 

フイニッシュタイム! キノウ イキスギスラッシュ...

 

月を思いっきり切り裂き、

 

『おりゃぁぁぉぁぁぁ!』

 

「tp@mdjtkpkt'tj.yk@ajg@gtj!!」

 

そのままの勢いで化物を切り裂き、撃破した。

 

『よっしゃ!』

 

ヒーロー着地し、ガッツポーズを決める。

 

地に落ちた化物は、痙攣した後、

 

跡形もなく爆発四散した。

 

 

 

倒したんだ…!

 

俺が…あの化物を倒したんだ!

 

…これが…魔王の力…

 

俺は…王様になる一歩を踏み出したのか…?

 

 

 

…が、喜びも束の間というもの。

 

「どうやら未来は変えられなかったようね。」

 

とても冷酷な声が響き渡る。

 

MG…だったかな?巫女服を着た女の子がこちらにやってくる。

 

「れ…霊夢さん…!?」

 

「…はぁ…、あなた…なんで王様なんて、下らない道を選んだのよ?」

 

『これは俺が選んだ道だ…!

…いや、俺は生まれた頃から決めていた気がするんだぜ!』

 

「…!?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーー2070年

『お前らに私を倒すのは不可能だ。』

 

『何故だかわかるか?』

 

『私は生まれながらの"王"である』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(あの時のオーマキノウの言葉…)

 

(やはりどの時代でも、オーマキノウはオーマキノウなのね。)

 

「それなら…今ここであなたの道を終わらせるだけよ。」

 

MGは、同じようなウォッチを取り出すと、変身した。

 

アクター↑タ淫夢!

 

淫ク☆↓アクタームギ!

 

カタカナの俺とは対照的に、ひらがなの

くっきー という文字だけが顔にくっつく。

 

「いくわよ、オーマキノウ!』

 

彼女はもう一つ別のウォッチを取り出すと、人差し指で起動した。

 

ピロピロピロ...カンナ!!

 

新たなウォッチが左側の空きスロットに装填され、ベルトが、時を告げるが如く一回転した。

 

淫ク☆↓アクタームギ!

 

アー↑マー↓タ淫夢!

 

お邪魔するわよ〜 KNN!

 

別の巫女服姿の女性が突然現れたと思えば、それがアーマーとなり、MGの姿を変えた。

 

『準備はできてるわけ?オーマ…キノウ…!』




mp3終了です。
キノウってなんだよ!?って方に
KN+OU(王)でKNOU→キノウ!!
これがやりたかっただけ感
もし読まれている方がいらしたらありがとナス!
そして、ごめんなさい
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