これで一話は完結ですね。
KN姉貴兄貴好きホントニアコガレテル
男同士の純愛書きてぇなぁ俺もなぁー
目が覚めると、見覚えのある天井があった。
どうやらこ↑こ↓は俺の部屋らしい。
頭がぼーっとする。さっきまで夢を見ていた気がする。
ーーーー2019年
欠伸をしながら階段を降りると、おじさんは椅子に腰掛け、何やら古物のギターをいじっていた。
俺に気づくと隠すようにギターをしまい、お腹すいたでしょ?、と優しく声をかけてくれた。
…俺のお腹がゴロゴロとなる。
おじさんはその音を聞いて、ちょっと待っててね、と台所からサンドウィッチを出してくれた。
「渋いKNくん、お待たせ〜」
おじさんの十八番、ハムとレタスを挟み、バターとマヨネーズが食欲を引き出す王道のサンドウィッチ。
口に運びながら、先程見た変な夢をおじさんに言い聞かせると、
「個人的に、なっちゃえば良かったじゃない…、王様。」
と、実直な質問が帰ってきた。
「でも、最低最悪の魔王になるって言われたんだよなぁ、だから結論は出せなかった。」
「そぅか…いやでもKNくん、KNくん、結論を焦らないってのもいい事だと思うよ、少なくとも俺は。
俺は前、夢を持っててさぁ…」
「言ってたね。音楽関係の道に進みたかったんでしょ?」
「そうだよ、当時は若く、周りが見えていなかった。有名になったのはいいけど、ずっと迷って、そこでの夢は諦めたんだよなぁ…もうめっちゃ迷った。もう枕を涙で濡らしたよね。」
おじさんはもう一度ギターに触れながら、
「もう一度チャンス来るやろな…って思ってたけど、来なかったわ。人生そんな甘くなかったわ。」
今度はギターに触れていた手を時計へと移すと、ギザ歯を見せながら、
「時計の針は止まるでしょ?巻き戻すこともできるでしょ?でもさ、人生は違う。」
時計の針を弄って見せた。
「…」
「ちょっと!?KN君何処へ…!?まぁ、いいや!彼もまた悩みの季節ってことなんだと思うなぁ、うん、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は訳も分からず、外に飛び出してしまった。
今、俺は人生の岐路に立っているかもしれない。
頭の奥を黒煙が包んで、希望の光を見出せなくなる。
昔から夢は叶うと疑いすらしないで生きてきた。
王様になるという夢…。
おじさんの言葉が、暗い心の中でリピートされる。
……ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待って下さい!お願いします!アアアアアアアア!(発狂)
人々が発狂しながら逃げていく。
…胸騒ぎがする。
俺は、導かれるように走る。
そこには西洋の魔女を連想させる怪物が暴れ回っていた。
「なんだ、こいつ!(素朴な疑問)」
「お前が臓器を漁る漁る快楽殺人犯か。
十年間も暴れやがって、人間の屑が、この野郎…。」
AKYS先生がやってきた!これで勝つる!
「エンジン全開!」
渾身の一撃!これには化物もひとたまりもないだろう
!
…という希望は無に帰してしまった。
攻撃をくらった化物は何もなかったように、AKYS先生の足を掴むと、どこかへ投げてしまった。
…やっぱりクソザコムエタイ(笑)^^;
AKYS先生を投げ飛ばし満足した化物。今度は近くにいた野獣に視線を向け、少しずつ近づいていく。
驚愕の顔を隠せない野獣の首を掴み、誇らしげに持ち上げる。
野獣は苦しそうに、足をパタパタさせている。
…まずいですよ!
不思議と、体は勝手に動いた。
化物に良質タックルを仕掛けるも易々と弾かれてしまう。
「俺のことは、、、ほっといてくれよなぁ…頼むよぉ…」
野獣のか細い声が聞こえる。
このままじゃ…野獣死んじゃうかもしれない…!(トロロそば)
吹っ飛んだ拍子に、服からウォッチと呼ばれていた物が飛び出した。
…"これはあなたにとてつもない力を与える"…
あれって…夢じゃなかったんだ。
じゃあ、なれるのか…王様に?
「ゼェハァ…ゼェハァ(ホォン!)…アアッ!ハァッ…ハッ 息継ぎィ!(ホォン!)イクゥイクイクゥィク…アッハッ、ンアッー!!アァッアッ…アッ…ハン、ウッ!!…ッア…ッアァン…ッアァ…アァ…ッア…」
「野獣を離せ、コラッ!」
今度はタックルが決まる。
化物は野獣から手を離したのはいいものの、今度は俺の首を掴もうと、此方に近寄ってくる
「邪魔をするなぁ!わたしは心臓を手に入れ、アリスにハートのクッキーをプレゼントするんだ!」
化物の図太い声が頭に響く。
…突如、化物が攻撃を受け退く。
夢で見た少女、彼女は……実在したのだ。
「B…BBAN!?生きていたのか!?」
「勝手に殺さないでください!、それよりも早く逃げてください!」
BBANが小箱を化物に向けて、構えると。
驚いたことに、そこから光線が発射された。
先程の攻撃は、BBANによるものだったみたい。
…逃げろと言われたが………
俺は再びウォッチに目を落とす。
"これはあなたにとてつもない力を与える"
同じ言葉が頭の中でぐるぐるしている。
化物は指で円を描くと、小さな太陽と月のようなボールが現れる。それらをBBANにけしかけるも、彼女は器用に全て打ち返す。
こちらを牽制するようにBBANが睨む。
「そのウォッチを捨ててください!」
化物は彼女に殴りかかるも、捌かれ、ゼロ距離シャットをくらい、後ずさる。
BBANは焦りながらこちらに少しだけ近づく。
「王様になるなんてふざけた事言わないでください!」
…王様になる夢。
昔から思い描いていた。
小さい頃からの願い。それを果たす為には王様になるしかない。
ーーーー王様になれ。
古い記憶が俺の心を奮い立たせる。
「王様になりたい…。
世界を全部良くしたい。みんな幸せでいて欲しい。
そう思ったら、王様にでもなるしかないじゃないか!」
「そう、(王になってもらわなければいけ)ないです。」
スッと後ろから何時ぞやの不審者が割り込んできた。
「青目ルミコ!?なんでこんなところに!?」
BBANが目を点にする。
どうやらこの不審者は青目ルミコというらしい。
「キノウの力は史上最強。」
青目ルミコはフードをゆっくり下ろすと、鼠のケモ耳を覗かせた。
「その力を使えば世界はおろか、過去も未来も思いのまま…になるんですねぇこれが!」
「でも、そうすると最低最悪の魔王になっちゃうんだろ?」
「そう!だからやめて!王様になんかならないでください!」
BBANは食い気味に言い放つと、光線を四発ほど連続で化物に打ち込んだ。
…しかし、化物は 効いていません とでも言いたそうな顔で立ちすくんでいる。
ー人生の選択…。
そう、この力を使えばあいつを倒せる____
でも、この力を使えば魔王になるかもしれない____
いや、この力を使えば王様になれる…!
ー答えは…一つしかない!
「決めた!魔王になるのぜ!
…ただし、最低最悪の魔王じゃない、最高最善の魔王になるのぜ!」
BBANが顔をしかめる。青目ルミコもまた顔をしかめ、は? と声を漏らしている。
俺の覚悟に反応するようにウォッチが模様を変える。
「我が魔王…これを受け取りたまえ」
青目ルミコが掲げるベルトを手に取ると、何やら心の底の方から根拠のない自信が湧いてきた。
これで、あいつを倒せる……気がする
「使い方はご存知のはずだよ。」
俺は…
ベルトを腰に装着すると、
ウォッチの外装を回し、起動する。
ピロピロピロ....キノウ!!....
そして…
ウォッチをベルトに装填し、
体を捻り、左手を右に首下を通るように伸ばす、
後ろに時計のシルエットが浮かび上がる。
そう、それはまさしく、 "霧雨KN初変身の像" のポーズである。
俺は、ふっ、と深く息を吸って、その言葉を言う決意をした。
"変わる"決意をーーーー!!
ー変身!ー
ベルトを一回転させる。
アクター↑タ淫夢!
淫ク☆アクター↑キノウ…
ベルトから理解し難い音声と共に、クッキーという文字が飛び出して、顔にくっつく。
青目ルミコはニヤリと笑い、高らかに声をあげた。
「祝え!全クッキー ☆声優の力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者。その名も淫ク☆アクターキノウ。まさに誕生の瞬間だよ。」
まるで射精した後の高揚感………を味わっているに違いない(名推理)
「そんな…」
一方BBANは膝から崩れる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すっげ!本当に変身した…!きっと、かっこいい鎧とかが…ってあれ?丘people!?
『…あのぉ…文字が顔にくっついているだけなんですけどぉ…それはぁ…大丈夫なのか?』
どう見ても…ベルトと腕巻きと文字しかついてないように見えるんですよね、変身ってなんだっけ?
「安心したまえ…騙されたと思って存分に戦われよ…我が魔王…」
不安は残るけど…とても昂る心をどうすることをできない!
『なんか…いける気がするぜ!』
思いっきり、思いっきり化物をぶん殴る!
俺の渾身の一撃は、化物の体を軋ませた。
すごい力だ…。なんか、いける気がするだけある!
化物は苦し紛れの連続パンチを繰り出す。が、俺は全てのパンチ捌き、再び胴体のど真ん中にパンチをお見舞いする。
『いいねぇ…(マジキチスマイル)』
化物は歯を軋ませると、再び指でアーチを描く。
創り出された小さな月と太陽が不思議な軌道で飛んでくる!
これはどうも対応できず、全て俺の胴体にクリーンヒット!
普通の服のまま攻撃を喰らった俺には堪らず、文字通り身を焦がすようなダメージが体を蝕むーー
『イタァイ!アツゥイ!…て熱くないやん!』
ーーと、思ったらそんなに熱くないんですよね。
どうやら私服から変わっていないように見えて、しっかり鎧に変わっているらしい。なんて粋な計らいだぁ
とにかく、今はあのボールをどうにかしないと…
再び飛んできた月と太陽を弾くようにベルトから剣が飛び出す。
ジカンギレ-ドケン!! ジドウシタァ!?
『あ〜いいっすねぇ!』
ご丁寧に"ケン"と書かれた剣を手に取ると、器用に剣を振りかざし、月と太陽をはじき飛ばす。
…これで勝つる!
化物に3連撃をお見舞いし、怯ませる。最後の一発代わりに顔に蹴りを入れてやると、痛そうに地面をコロコロ転がった。
それでも化物は曲げない。
今度は化物は高く飛び上がり、指ででかい月を作り上げた。
そっちがその気なら、こっちにも手がある…気がする!
『最後の一発くれてやるよ!』
何をどう使えばいいかわからないが、なんかそんな気がするので、必殺技を試してみることにする。
ウォッチを剣に装填すると、愉快な待機音が流れ始める。なんともほのぼのとしているBGMだ。
負けじとたかく飛び上がる、普通の人間では不可能だが、今の自分には可能だ。
その勢いで、空から月をけしかける化物に向かって剣を向けると、
フイニッシュタイム! キノウ イキスギスラッシュ...
月を思いっきり切り裂き、
『おりゃぁぁぉぁぁぁ!』
「tp@mdjtkpkt'tj.yk@ajg@gtj!!」
そのままの勢いで化物を切り裂き、撃破した。
『よっしゃ!』
ヒーロー着地し、ガッツポーズを決める。
地に落ちた化物は、痙攣した後、
跡形もなく爆発四散した。
倒したんだ…!
俺が…あの化物を倒したんだ!
…これが…魔王の力…
俺は…王様になる一歩を踏み出したのか…?
…が、喜びも束の間というもの。
「どうやら未来は変えられなかったようね。」
とても冷酷な声が響き渡る。
MG…だったかな?巫女服を着た女の子がこちらにやってくる。
「れ…霊夢さん…!?」
「…はぁ…、あなた…なんで王様なんて、下らない道を選んだのよ?」
『これは俺が選んだ道だ…!
…いや、俺は生まれた頃から決めていた気がするんだぜ!』
「…!?」
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ーーーー2070年
『お前らに私を倒すのは不可能だ。』
『何故だかわかるか?』
『私は生まれながらの"王"である』
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(あの時のオーマキノウの言葉…)
(やはりどの時代でも、オーマキノウはオーマキノウなのね。)
「それなら…今ここであなたの道を終わらせるだけよ。」
MGは、同じようなウォッチを取り出すと、変身した。
アクター↑タ淫夢!
淫ク☆↓アクタームギ!
カタカナの俺とは対照的に、ひらがなの
くっきー という文字だけが顔にくっつく。
「いくわよ、オーマキノウ!』
彼女はもう一つ別のウォッチを取り出すと、人差し指で起動した。
ピロピロピロ...カンナ!!
新たなウォッチが左側の空きスロットに装填され、ベルトが、時を告げるが如く一回転した。
淫ク☆↓アクタームギ!
アー↑マー↓タ淫夢!
お邪魔するわよ〜 KNN!
別の巫女服姿の女性が突然現れたと思えば、それがアーマーとなり、MGの姿を変えた。
『準備はできてるわけ?オーマ…キノウ…!』
mp3終了です。
キノウってなんだよ!?って方に
KN+OU(王)でKNOU→キノウ!!
これがやりたかっただけ感
もし読まれている方がいらしたらありがとナス!
そして、ごめんなさい