IS〜目がいいのが取り柄の少年の物語〜   作:アシモフ

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4話目です
今回は簪との話が中心です
そろそろ転校してから一日目を終わらせないと…(−_−;)


4話

サイド陽人

 

ガチャリ

そんな音と共に水色髪の癖っ毛女の子が出てくる

勿論服はもう着ている

 

「…入って、いい」

 

「…失礼します」

 

顔を見ると裸姿を思い出してしまうので、なるべく見ないようにして、中に入る

しかし、俺は健全な男子高校生だ

顔を見なかったとしても、裸姿が脳内にきっちり出てくる

思い出す度に、顔が火照る

 

「あー、とりあえず、本気で悪かった。マジでごめんなさい。わざとじゃないんです。」

 

今回の事に関しては完全に俺が悪い

ので、謝っておく

 

「…別に、いい。」

おぉ、許してくれた!

 

「…あなたが、私と同室?」

鍵の番号を確認する。1052

部屋の番号を確認する。1052

 

「…そうです…。」

なんて事だ…

てっきり一夏と同室か、一人部屋だと思ってたのに…

 

「…そう。」

 

か、会話が続かない…( ̄O ̄;)

 

「あ、あのさ、決まり事を作らないか?」

 

「…決まり事?」

 

俺の言葉をリピートする

 

「そうだ。決まり事だ。えぇと…」

 

「…更識簪」

 

「あぁ、そういえばまだ自己紹介してなかったな。悪い、杉坂陽人だ。呼ぶときはなんでもいいぞ?よろしくな、更識さん」

 

更識という苗字が妙に引っかかる…何処かで聞いたような…

 

「…よろしく」

 

けれど、この子とは初めて会うし…気の所為だろう

とりあえず今は…

 

「あぁと、話を戻すぞ?決まり事なんだが…更識さんはいつ頃風呂に入る?」

この言葉だけ聞くと変態だな俺。女子に風呂の時間帯聞くとかどんだけ勇者だよ。

でも仕方ないよね?女子と同室なんだし…

そう、僕は悪くない(大きなネジを持ってる人の声マネ)

 

「…決まってない」

 

…ヤバイまたラッキースケベありそうだな

 

「…そっか…えぇと、それじゃあ俺が部屋いる時に風呂入る場合は、俺に一声掛けてくれ。俺がいない時に入る時は風呂場のドアのところに入ってるという紙を貼っておいてくれ。あと、風呂からでたら服きてくれ。」

 

「…注文多い…」

いや、だってそうでもしないと又絶対俺見ちゃうもん

もしもう一度こんな事が起きたら理性を保てるか分からん

 

「ごめん、でも、我慢してくれ。俺が入る時もそうするから」

 

「…分かった」

こんな風に素直に応じてくれるのはとてもありがたい

 

「じゃあ、改めて、これからよろしくな、更識さん」

 

「よろしく、杉坂君」

 

「さて、じゃあ今度は俺が風呂入ってくるから」

久々にゆっくりしたいしな

 

「…ここシャワーだけだよ?」

 

「え?マジで?嘘だろ…」

少し大袈裟にリアクションをとる

 

「…ふふっ」

更識さんは笑っている

 

「んじゃあ、シャワー浴びてくるかぁ…はあ」

 

「…行ってらっしゃい」

 

「おう」

そう言って、俺は風呂場に入る

いや、シャワーしかないからシャワー室か?

 

まぁ、とりあえずシャワーを浴びる

 

シャーーーー

 

⚠︎シャワーを浴びています。少々お待ち下さい

 

「ふう…」

シャワーで体をキレイにした俺は、風呂場から出て行く

 

更識さんは、アニメを観ているみたいだ

…ん?あのアニメは…?

 

「そのアニメ、更識さんも観てたんだな」

俺が声をかける

すると更識さんは、驚いたようにこちらを見る

「…杉坂君も?」

 

「観てるよ?かっこいいよな、その主人公」

 

「私も…そう思う…」

おぉ、意外と話が通じるぞ?

 

「よかった、女子だけだからこういう話出来ないと思ってたわ。けど、更識さんは知ってたんだな?」

 

「…私も、意外だった…杉坂君がこういうの観てるって…」

 

「あぁ、まぁな。けど、言うなよ?更識さん」

俺がオタクだという事になったら不登校になる自信がある

「…簪」

 

「ん?」

なんて言った?不登校になったらどうしようか考えてて聞こえなかったぞ?

 

「簪って…呼んで…ほら、私、お姉ちゃんいて苗字被ってるから…」

…あぁぁ!!更識さんって生徒会長の妹か!!!

どおりで聞いた事ある訳だ…

 

「なら、俺の事も陽人って呼んでくれよ、簪」

少し笑顔で言う

あれ?俺この学園来てから初めてじゃね?自然に笑ったの

 

「ッ!…分かった…陽人…君」

…君ついたぞ?

 

「まぁ、今はそれでいっか…じゃあ、俺は寝るから、あんま夜更かしするなよ?」

 

「うん…お休み…」

 

「お休み、簪」

 

ふう…今日は疲れたな…

明日も大変だろうなぁ…

 

ダメだ…眠い…

俺の意識は、そこで途切れた

 

 

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