改めて今年一年よろしくお願いします。
この灯火の星もエンディングまで突っ走るのでよろしくお願いします^_^
「両者出したポケモンの数は三体!その一体がダメージを負っていない状況!場に出ているのはウッウとシルヴァディ!ダメージだけならウッウがリードか!」
「シルヴァディ、シザークロス!」
「アクアブレイクッ!」
シルヴァディが声を張り上げながら地面を蹴り出す中、ウッウは翼に水を纏い始める。ジグザグにウッウを撹乱するように動いていたシルヴァディはウッウを正面に捉えながらジャンプ。空中から爪を振り下ろし、その爪にウッウが翼を出していく。
爪と翼がぶつかり合っていく中纏った水気が爪の矛先を翼から少しずらし、シルヴァディのバランスを少し崩し前屈みのような状態にさせる。私は思わず声を張り上げた。
「ウッウ、もう一度アクアブレイク!」
「アイアンヘッド!」
ウッウは違う翼に水を纏わせ頭だけで反撃しようとするシルヴァディの頬を思い切り叩きつける。そのまま勢いそのままに叩き抜き吹き飛ばしシルヴァディは地面を抉りながら霊夢さんの近くまで吹き飛び、霊夢さんは少し歯を食いしばる。
「シルヴァディに強烈な一撃が入る!既にふらついてるぞ!大丈夫か!?」
「グウ…」
「!」
何とかウッウの方を睨みつけながら立っていたシルヴァディではあったが、顔をしかめた後にふらつくとそのまま横に倒れ込む。審判のロトムがシルヴァディの戦闘不能をコールしスタジアム中が驚きと歓喜に満ち溢れた大歓声を送る中、霊夢さんは息を吐きながらシルヴァディを戻す。
「急ピッチで良く戦ってくれたわ。ありがとう」
「やっと2体目!」
「ただ霊夢さんはまだ無傷のリザードンが控えてます」
「それなら蓮子も同じ…心配なのはウッウのダメージだけど…」
霊夢さんのポケモンは後5体。シルヴァディが奇襲枠ならもう未知数なポケモンは繰り出してこない筈。スタジアム中が騒めき出す中霊夢さんが次に繰り出したのは薄緑色の巨大なポケモン。そのポケモンが出始めた瞬間に足元から砂嵐が巻き起こり、そのままスタジアムに砂嵐を巻き起こす。
「霊夢選手の選択はバンギラス!ウッウに対しては不利な対面だ!」
「バンギラス…!」
「抜群を食らっても大丈夫という見立てなんだろうな霊夢は」
「ウッウ!まだ行ける?」
「クワ!」
不利な対面…という事はあのポケモンはウッウで弱点を付けるタイプのポケモンという事。だが霊夢さんの手持ちはラティアスがいる。それを踏まえて出してきたという事はあのポケモンも弱点対策はしてる筈。冷静になれ蓮子。正攻法で攻めちゃ行けない…!
「ウッウ、こうそくいどう!」
「バンギラス!いわなだれ!」
バンギラスが一歩前に踏み出し声を張り上げるとそのままどことなく召喚した岩をウッウに降らせていく中、ウッウはジグザグに動きながらバンギラスの近くに迫っていく。迫った瞬間に霊夢さんがニヤリと微笑む。
(笑った…!?)
「いわなだれは近くにつり出す為の餌よ!バンギラス、10まんボルト!」
「ウッウ、ドリルくちばし!」
「弱点を掻き消そうというのか!?」
バンギラスが身体中に電気を纏い身体から電気を放出していく中、別室にいた慧音さんが驚いた私の選択。ウッウはその場でドリルのように回転していき、電気すら飲み込んでいく中これは私にとっても一か八かの賭けだった。電気は順調に吹き飛んだか…のように見えたが。
やはり弱点には勝てず。ウッウは電気に飲まれそのまま地面に落下。そのまま倒れ込んだ。
「ウッウ!」
「ウッウ、戦闘不能!バンギラスの勝ち!」
「霊夢選手、すぐにタイに戻す!弱点を撒き餌に使うとは!驚きです!」
「ウッウ、お疲れ様。後は任せて」
ウッウを戻した後にモンスターボールをギュッと握りしめた後、私はスッとバンギラスの方を見据える。霊夢さんはここでバンギラスを再びボールに戻し、リザードンをフィールドに。砂嵐が若干視界を狭める中ドラパルトなら弱点を付けるかもしれない。
だけど今私が出来る選択は一つしかない。スッと一つのモンスターボールを握りしめ前方に投げつける。そこから出てきたのはムゲンダイナ。メリー達が表情を引き締める中、観客達からはどよめきが起きる。
「蓮子選手4体目はムゲンダイナ!遂にフィールドに現れました!」
「来たわね…アンタの手持ちになってから戦いたいと思ってた…!」
「落ち着いて…大丈夫。私がいるから…!」
「グルウウ!」
「リベンジよリザードン!ほのおのちかい!」
「ダイマックスほう!」
リザードンが思い切り炎を吐き付ける中、ムゲンダイナはコアにエネルギーを溜め込みリザードンに向かって放出していく。炎とダイマックス砲が一瞬ぶつかり合ったが、炎を一瞬にて粉砕すると瞬く間にダイマックス砲はリザードンに直撃。
爆煙を巻き上げながらリザードンは翼で煙をかき消しながら声を張り上げる。
「ムゲンダイナによる強烈な一撃!リザードンのほのおのちかいをあっさりとかき消し、瞬く間に直撃を喰らわせた!」
「そうしてくれないと楽しくないわね。リザードン!じしん!」
「まだまだ行けるよねダイナ!」
「グルアア!」
「ダイナ、かわしてラスターカノン!」
リザードンが地面を叩きつけ衝撃波を巻き起こす中、ムゲンダイナは空中に舞い上がり衝撃波を回避するとリザードンに向かってラスターカノンを打ち込む。鋼の弾丸がリザードンに向かっていく中霊夢さんが声を張り上げる。
「今度はこちらの番よ!リザードン、だいもんじ!」
「ダイナ、そのまま行くよ!ヘドロばくだん!」
リザードンに向かって行った鋼の弾丸がリザードンが吐きつけた炎によって一瞬にして溶かされていく中でムゲンダイナから放たれたヘドロばくだんがだいもんじとぶつかり合い、相打ちで消滅させる。火花がムゲンダイナとリザードンの周りを飛び交う中…
「リザードン、周りにほのおのちかい!」
「ムゲンダイナを狙わない!?」
「っ!?」
リザードンが声を張り上げ炎を吐き付けると舞っていた火花に炎が引火し、爆弾のように大爆発を巻き起こす。その大爆発は瞬く間にムゲンダイナの周りを舞っていた火花を着火させ、ムゲンダイナを大爆発に巻き込む。ムゲンダイナが空中から私の近くに落下してきた。
「ダイナ!大丈夫!?」
「グルア!」
「すぐに倒せるなんて考えてもない…!リザードン!じしん!」
「霊夢選手、畳み掛ける!リザードンに地震を指示だ!」
(やるしかない…!)
「ダイナ、ダイマックスほう!」
リザードンは空中から地面に滑空すると拳で地面を叩きつけ、衝撃波を巻き起こす中ムゲンダイナはコアに再びエネルギーを溜め込み一気にリザードンに向かって放出する。じしんの衝撃波とムゲンダイナのダイマックス砲が火花を散らしながらぶつかり合う中、じしんの衝撃波をダイマックス砲がかき消す。
「ッ!?リザードン、だいもんじ!」
ダイマックス砲に向かってリザードンがだいもんじを吐き付けるが、だいもんじがかき消されリザードンにダイマックス砲が直撃し爆煙が舞い上がる。霊夢さんが歯を食いしばる中リザードンは横に倒れ込み…
「リザードン、戦闘不能!ムゲンダイナの勝ち!」
「さすがに二発のダイマックスほうは耐えきれず!ムゲンダイナの勝ち!」
「よし!」
「さすがにやばいわね…だったら私も…」
リザードンの戦闘不能を受けて霊夢さんが繰り出したのはラティアスだった。奇遇にもリザードン、ラティアス共にムゲンダイナと対した事があるポケモンばかり。だからだろうか試合前は緊張気味だったムゲンダイナが大分リラックスしている風にも見える。
有利なのは数だけ。一進一退の攻防に私は冷や汗を流しながら息を吐いていた…
見てくださりありがとうございます。
今年一年も頑張るのでよろしくお願いしますね。