灯火の星   作:命 翼

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お疲れ様です。灯火の星最終回となります。最終回ですが今回スマホからではなくパソコンからの投稿となります。多少変な感じになるかもしれませんがこの物語の結末を見届けてくれると幸いです。では書いて行きます。


決戦の終幕と導かれた結末

「蓮子選手、霊夢選手共に残すポケモンは一体!その残っているポケモンが両者エースポケモンとなっております!」

 

「よく私に食らいついて来たわね蓮子。貴女のイーブィが倒れるかそれとも私のラプラスが倒れるかでこのバトルは決着を迎えるわ。倒れたら終わりという佳境なのに気持ちが昂って仕方ないの」

 

 スタジアムの大歓声とともに霊夢さんは笑みを浮かべながら私に語り掛けてくる。自分のラプラスが倒れた瞬間に敗北が決定するというのにこの人はまるで緊張という二文字を抱いていない。だがその気持ちは私も一緒だ。ここまで一緒に来てくれたイーブィやこのバトルで最善を尽くしてくれた私のポケモン達に感謝しながら、私はこのバトルに勝ち栄冠を掴む!

 

 入れられる気合はありったけ入れた。後はイーブィと私の伸びしろをただ信じるだけ。

 

「私も同じ気持ちですよ霊夢さん!本当は終わらせたくないけど私は必ず勝つ!行くよイーブィ!びりびりエレキ!」

 

「かみなり!」

 

「ブイ!」

 

「キュウウ!」

 

 声を張り上げ体から電気をラプラスに向かって放出していく中ラプラスも声を張り上げ自分の頭上に雷雲を作り出すとそのままイーブィに向かって降らせていく。お互いに向かっていった電撃が鼓膜が鼓膜が壊れそうなぐらいの物音でぶつかり合うと、激しい火花を散らした後に大爆発を巻き起こす。風を纏った煙に思わず私もイーブィも吹き飛ばされそうになる中で、私は声を張り上げる。

 

「イーブィ、ほしがる!」

 

「ブイ!」

 

 地面を抉れるくらいに強く蹴り出し爆煙の中に突っ込んでいくとあっという間にラプラスの目の前に出向き、そのまま懐に体当たりをかます。強くぶつかったイーブィはそのままラプラスを吹き飛ばすがある程度で踏ん張ったのを確認して霊夢さんが声を張り上げる。

 

「りゅうのはどう!」

 

「びりびりエレキ!自分の周りに発生させて!」

 

 ラプラスから放たれた波動がイーブィに向かっていく中で私はびりびりエレキを指示。自分の周りに電撃を発生させたイーブィに撃ち込まれた波動は三度火花を散らした後に爆発を起こす。イーブィも吹き飛ばされる中でラプラスはキュウコンが負わせたやけどにより思わず顔を食いしばる。私の前まで戻ってきたイーブィを見て私は一つ覚悟を決める。

 

(オーロラベールで殆どダメージが通らない…だったら…)

 

「イーブィ。ダイマックスで決着を付ける。いいね?」

 

「…ブイ!」

 

「蓮子何か仕掛ける気だ…!」

 

 私はイーブィに向かってボールを差し出すと一瞬ボールの中に戻す。これにスタジアム中が騒ぎ出す中で察していたのは観戦してくれていたメリー達。少しだけ私は笑みを浮かべるとボールにダイマックスパワーを纏わせ巨大化させていく。そして勢いよく後方に投げつけるとボールから出てきたイーブィがキョダイマックスの姿で地面に着地し声を大きく張り上げる。

 

「蓮子選手、イーブィをキョダイマックス!このダイマックスがクライマックスを迎えたバトルにどう影響するのか!」

 

「行くよイーブィ!キョダイホーヨー!」

 

「ダイマックス技なら技で跳ね返すのみ!ラプラス、ふぶき!」

 

 イーブィが声を張り上げ地面にオーラを流し込んでいく。そのオーラは瞬く間にラプラスの真下に大きなヒビを作り込み一気に膨大なエネルギーを真下から当てていく。ラプラスが歯を食いしばる中でラプラスはふぶきをイーブィに向かって撃ち込んでいく。イーブィに吹雪が当たった瞬間にイーブィから爆煙が発生する。その爆煙は瞬く間にイーブィを飲み込んでいくと何と一撃でダイマックスの状態から戻してしまった。

 

「イーブィ!」

 

「一撃…!?」

 

「霊夢のラプラスはダイマックス殺しとしても有名だ。本当に土壇場。火傷を負っている状態でのダイマックスだ。火事場の馬鹿力というかそんな力を出したんだろうぜ」

 

「それだけであそこまでの力か。本当に恐ろしいな…」

 

「キョダイホーヨーでもラプラスのオーロラベールは破れない。貴女に勝機は…」

 

「いや…ありますよ。今のダイマックス技で確かにオーロラベールにヒビが入った…!」

 

 スタジアムはどよめきそして霊夢さんは驚きを見せた後に笑みを浮かべた。確かにカキッという何かが割れるような音は聞こえた。確信がないまま言ったがラプラスが行動を起こそうとしたその時だった。その言葉は確信だけから現実に変わった。どこかしら何かの破片が落ちてきたのをきっかけにオーロラベルは完全に崩壊。その破片がラプラスの前に積み重なった形となった。

 

「何という事でしょう!オーロラベールが崩壊が現実となりました!」

 

「これが布石…!このチャンスを逃さない!行くよイーブィ!きらきらストーム!」

 

「サイコキネシス!」

 

 イーブィが声を張り上げた後にラプラスの念力にイーブィが捕まりそのまま空中に浮かびあげさせられるとそのままラプラスが首を動かした瞬間に地面に思い切り叩きつけられる。そしてイーブィが声を発したその後に空中が光った後に発生した魔法陣から巨大な星がラプラスに向かって降り注ぐ。霊夢さんはそれを見て歯を食いしばるとラプラスに向かって声を張り上げる。

 

「ふぶき!」

 

「ほしがる!」

 

 ラプラスが発した吹雪は瞬く間にイーブィが降らせた星を凍らせていく。そうしている間にも体を引きずりながらも立ち上がったイーブィが地面を蹴りだしラプラスの目の前に迫ったその時だった。

 

「当たっても構わない!りゅうのはどう!」

 

「当たるの覚悟で…!」

 

「ラプラスは耐久力のあるポケモン…2回程度の体当たり何とも感じないはず…!」

 

 向かっていったイーブィのタックルをラプラスは再びまともに食らう物の歯を食いしばりつつ踏ん張ると口に波動を溜め込み一気にイーブィに向かって放出していく。波動をまともに食らった挙句ラプラスが凍らした星と正面衝突。ざわめきが起きる中私も冷や汗を流しながら歯を食いしばる。イーブィが星を押しのけラプラスを睨みつける。だがその態度がやせ我慢に見えるまでにイーブィはフラフラで息を切らしている。

 

 そしてその息の切らし方はラプラスも一緒だった。火傷を負った状態でずっとイーブィに立ち向かっていたラプラス。にらみつけるイーブィに対して何か満足したかのようにニヤリと笑うと意識なく前方に倒れ込む。その瞬間は霊夢さんも相手側にいた私も大きく驚きそして声が出なかった。頭が真っ白の状態で何かの声を発しようとしたその瞬間だった。ラプラスが倒れたのを見届けてイーブィも倒れ込んだ。

 

 審判がイーブィとラプラスの前に入り込み両者の顔を確認した後に…

 

「イーブィ、ラプラス共に戦闘不能!然し!ラプラスが先に倒れたことにより判定勝ちでイーブィの勝ち!よって勝者!蓮子選手!」

 

「決まったァ!激闘を制し!幻想郷リーグが始まってから無敗を誇っていた霊夢選手を破ったのはチャレンジャー宇佐見蓮子だァ!」

 

「勝った…蓮子が勝った!」

 

 実況の声と共にスタジアムから割れんばかりの大歓声が巻き上がる。そしてゆっくりと立ち上がったイーブィがこちらに向かって笑みを浮かべた瞬間に思わず嬉しくなりイーブィの元に駆け寄り、思わず私は涙を流す。霊夢さんはラプラスを労った後にボールに戻すとゆっくりと私の元に歩み寄り私に手を差し伸べる。その後方では喜ぶメリー達の表情が少しばかり目に入る。

 

「ナイスファイト。良いバトルだったわ」

 

「霊夢さん…」

 

「チャンピオンが膝をついていてどうするのよ。ほら立ちなさい」

 

「は、はい!」

 

 霊夢さんが差し伸べてくれた手を取り私はゆっくりと立ち上がる。大歓声を耳に傾けたら語り掛けてくる霊夢さんの声が聞こえなくなってしまいそうだ。肩に霊夢さんが手を置きながら真っすぐ見つめながら声を張り上げる。

 

「幻想郷よ!よく聞きなさい!ここに新しいチャンピオンが誕生した!その名は蓮子!」

 

「れ、霊夢さん!?」

 

「うっさい。今だけ黙ってなさい。強いものが作り出した未来はきっとどんな強大な悪にも立ち向かってくれるはず!そんな彼女が作り出す未来を私たちは祝福しましょう!」

 

 守矢スタジアムに大歓声が響き渡る。その大声援は霊夢さんの言葉を聞き取り呼応しているようにも感じた。それは私の勝利を祝福するかのようにその場から私が居なくなるまでずっと続いた。イーブィが作り出してきた一つの未来は大きな成果を生み出した。それは私でも制御できないほどに。

 

 やがて私はメリーと共に幻想郷から元居た世界に戻ることになる。だがそれは遠い果ての未来の話…




見てくださりありがとうございます。見事灯火の星完結となりました。
今まで見てくださった方々本当にありがとうございました。
機会があればまた剣盾にもありましたエンディング後のストーリー的な物を書けたらいいなと思います。ひとまず本編は完結です。本当にありがとうございました。
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