灯火の星   作:命 翼

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久しぶりに投稿します。少し気がだるい中投稿したので文が変かもしれませんがそこはそっとして頂ければ…


ミッションというよりは…?

「こちらになります。ここのバトルコートで準備をしておいてください」

 

「は、はい…分かりました…」

 

 4人目のジムリーダーに挑むべくジムミッションの受付をした私。受付の人から案内されたバトルコートは、一見は何の変哲もない場所。人里にもあるような誰でも使えるような形には見えるが、問題は周りの観客席にいる人の数。

 

 見渡す限りにメモをつけているジム関係者の方…が左から右に見渡してもたくさんいる。誰一人として歓声や喋り声等を上げていない事からかなり気持ち悪い。

 

「い、いつもこんな感じでやってるんですか?」

 

「いいえ。ただ、今のジムリーダーが後継者を探しているらしく。合格した人にオファーを出している感じです」

 

「は、はあ…なるほど…」

 

 去ろうとする受付の人に一つだけ質問をするとこのような返答が返って来た。これがジムミッションのスタイルならそれはそれで仕方ない事。私は顔をパンパンと2回叩き、小さく「よし…」と呟いて気合いを入れ直すと入場してくるであろうバトル相手を待ち構える。

 

待つ事3分。うずうずしているポケモン達のボールが揺れ始める中で私の視線の先に銀色の髪をし、少し中国服のようなそんな服装をしている女性が視界に入ってきた。

 

「ごめんなさいね。本職は医者なもんだから」

 

「あ、いえ…大丈夫です」

 

「さて、ジムチャレンジの方よね。ここに案内される前に受付から色々説明されたとは思うけど…ここのジムミッションは1対1のバトルよ。後は周りからの評価でクリアかどうかを判断する」

 

「(やっぱりただ見つめているだけじゃないんだ…)」

 

 本職は医者であると言うジムミッション担当者の人から再度あらかたの説明を受けた後に自身が永琳だと名乗る。周りからの視線が気になるがひとまずやるしかない。永琳さんは「それじゃ…」と小さく呟くとボールを取り出し、中からピンクの肌をしたポケモンを繰り出す。

 

「私の方はピクシーよ。色々気になるだろうけど表向きはただのバトル。気にせずにやりなさい」

 

「…了解です…行っておいでウッウ!!」

 

 永琳さんからの助言を受け私は小さく頷くと思い切り前に踏み出し、ボールを投げる。中から出てきたウッウが羽を羽ばたかせながら地面に着地し気合い十分かのように声を張り上げる。こちらからポケモンを出した事により微笑む永琳さん。

 

 そんな永琳さんがスッと手を挙げた瞬間にどこかにあったゴングが鳴り響いた。

 

「行きます…!!ウッウ、なみのり!!」

 

「ムーンフォース!!」

 

 ウッウは声を張り上げながら地面を叩きつけると自身の周りから少し高めの津波を巻き起こし、ピクシーに向かって放って行く。永琳さんは冷静にピクシーに攻撃技を指示。ピクシーは前に指を向けると光の一撃を放ち、自身だけが当たらないように津波に風穴を開けた。

 

「そう来ますか…!!ウッウ、こうそくいどうでピクシーに接近して!!」

 

「ピクシー、その場で待機!ウッウの接近を待って!」

 

 永琳さんの指示はまさかの待機。波が丁度ピクシーがいる場所以外に流れていった後にウッウがピクシーの目の前に接近。ここで永琳さんが動く。

 

「ピクシー、うたう!!」

 

「!?ウッウ、つつく!!」

 

 選択肢はうたう。ピクシーが歌い始めるまさにその前に私はウッウにつつくを指示。ジムに入る前に覚えさせた技でピクシーがモードに入る前につついてピクシーの技を中断させた。

 

「ピク!?」

 

「畳みかけるよウッウ!!ついばむ!!」

 

「ピクシー、マジカルシャイン!!」

 

 連続して攻撃を叩き込もうとした瞬間、ピクシーの身体から放たれた光の弾丸がウッウに命中。ついばむの技が中断されウッウも少しピクシーの前から吹き飛ばされたが…

 

「ウッウ!!やっちゃえ!!」

 

「!?」

 

 永琳さんは一瞬なんの事か分かってなかったみたいだが、閉じていたウッウの口が開いた瞬間にそれを理解した。ウッウがなみのりをした時からずっと口の中に閉じ込めていたサシカマス、それをウッウはピクシーに向かって思い切り放出した。

 

 眩い光が放っている中で放たれた攻撃にピクシーは何の対応も出来ずに口から放たれたサシカマスが命中した。

 

「ピク!?」

 

「っ!!ウッウの特性…!!まさかこれを狙って接近したというの…!?」

 

「ナイス、ウッウ!!もう一度行くよ…!!なみのり!!」

 

「ピクシー、つきのひかり!!」

 

 ピクシーが怯み永琳さんが驚いている間に私の元に戻って来たウッウに私は再度指示を出す。ウッウは再度地面をくちばしで叩きつけると、またしても津波を巻き起こしピクシーに向かって津波を放って行く。ピクシーは津波が迫る中、受けた疲労を月の光で回復。

 

 なみのりをかわす気配もなく、防御の態勢にてダメージを喰らいながらも凌ぎ切った。

 

「回復されたか…!!」

 

「ピクシー、ムーンフォース!!」

 

「ウッウ、こうそくいどうで回避!!」

 

 ピクシーの指から放たれた光の一撃をウッウはこうそくいどうにて回避。ウッウはそのまま宙に浮きながら私の指示関係なしにピクシーに急接近し…

 

「ナイスウッウ!!そのままついばむ!!」

 

「好都合…!!トドメをさしてあげる…ムーンフォース!!」

 

 ウッウは私の指示を受けて再度口を閉しながらピクシーに突撃。ピクシーはこちらに指を向け、光の一撃を放ちウッウに命中させたが、ウッウは吹き飛ばずにそのまま踏ん張り上を向くとそのまま2匹目のサシカマスを放出。

 

 ピクシーに再度命中させた後に…

 

「ついばむっ!!」

 

「グワッ!!」

 

 ピクシーの身体を思い切りついばむ。これによりピクシーは吹き飛び、そのまま永琳さんを背にして仰向けで倒れて戦闘不能。ウッウも同時のタイミングにて戦闘不能に。私が一息吐いた後に永琳さんが話しを切り出そうとした時に、黙っていたジム関係者から拍手が。

 

「…拍手…」

 

「どうやら問いかける間もなく合格みたいね。ジムリーダーもこのミッションをモニターから見つめていただろうし、ジムリーダーからokが出たのかも」

 

「ジムリーダーから…」

 

 永琳さんの言葉から少し無意識のうちに笑みが溢れる。モニターから見つめていたという事もあり、見つめていたジム関係者の一人から今からジムリーダーが準備を始めるという事が呟かれると…

 

「君、名前は?」

 

「あ、蓮子です」

 

「じゃあ蓮子。ジムリーダーが準備する間にウッウを回復してあげるわ」

 

「あ、はい!お願いします!!」

 

 永琳さんの気遣いもあり戦闘不能となったウッウを回復してもらえる事になった。ジム関係者達が本バトルコートに移動する中で私はウッウを回復してもらっているのをじっと待つ。耳には本バトルコートから伝わる歓声が遠くからでも聞こえてくる。

 

 このジムリーダーを破れば4人目、半分という事になる。今までジムリーダーと対していた筈なのに無駄に緊張が込み上げてくる。

 

「緊張する?」

 

「え?は、はい…」

 

「そらそうよね。大体のジムチャレンジャーは今回のジムリーダーを通過できなくて辞退する人が多いから」

 

「そうなんですね…」

 

 永琳さんからふと漏れた一言にさらに緊張感が出てくるが、今はただ頑張るしかない。胸の鼓動を静かに落ち着かせていると…

 

「大丈夫。今回のアナタのバトルで出した力を出し切ればきっと勝てるわ」

 

「ありがとうございます…」

 

「ほら、回復したわよ。頑張って来なさい」

 

「…はい!!」

 

 回復してもらったウッウのボールを受け取り、永琳さんの言葉に私は深々と頷いた後に歓声が響き渡る本バトルコートに足を進めていく。溢れ出す緊張と硬さを隠し切れない感じが自分の中にあったが、それ以上にやらなきゃという気持ちが溢れ出していた…




見てくださりありがとうございます。
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