灯火の星   作:命 翼

46 / 103
久しぶりです。予定通り投稿します。


正反対の推薦者

「エーフィ、もう一度サイケこうせん!!」

 

「イーブィ、びりびりエレキッ!!」

 

 エーフィの身体から念力による光線が放たれて行く中で、イーブィは全身の毛を静電気によって逆立て、一気に電撃として静電気を放出。サイケこうせんとびりびりエレキはぶつかり合い、相打ち。そのまま爆風と共に爆煙を巻き起こす。

 

 指示する私達ですら前方が見えない状況だったが、イーブィというポケモンが持つ能力を私は信じ指示を出す。

 

「イーブィ!エーフィの匂いを探って!でんこうせっか!!」

 

 イーブィは私の言葉に頷き、爆煙の中突っ込んでいくと煙の匂いに妨害されながらも確実にエーフィの位置を特定。爆煙により何も見えなくなっているエーフィを奇襲。そのまま体当たりを喰らわし、吹き飛ばした。

 

「っ!?逃がすか!!エーフィ、サイコキネシス!!」

 

 今、イーブィがいる位置は私からは全く持って見えない。今度はそれを逆手に取られエーフィがある程度で地面を抉りながら踏ん張った後、エーフィのサイコキネシスがイーブィの身体を浮かせ、思い切り地面に叩きつけて私の元まで吹き飛ばして来た。

 

 このイーブィが私の元まで吹き飛んできた後に爆煙が晴れ、視界がくっきりと見えるようになって来た。

 

「イーブィ、大丈夫?」

 

「ブイ!!」

 

「確かなダメージは与えた…!!確実に仕留める!!エーフィ、でんこうせっか!!」

 

「いきいきバブルッ!!」

 

 エーフィのでんこうせっかをまともに食らう事を想定して私はイーブィに指示を出す。イーブィが息を吸い込んだ瞬間にとんでもないスピードで突撃して来たエーフィがイーブィに衝突。吹き飛ばされそうになるが、その場の地面を少しだけ抉っただけで踏ん張り…

 

「ブイッ!!」

 

 口から泡を一斉に放出。ゼロ距離からこの攻撃をかわせる筈もなく、エーフィはまともに喰らい霊矢の前まで吹き飛ばされて行く。この攻撃の後にイーブィ、エーフィ共に痛みを感じたようなそんな素振りを見せ…

 

「これでトドメを刺します…!!エーフィ、サイケこうせん!!」

 

「イーブィ、きらきらストームッ!!」

 

 エーフィの身体からサイケこうせんが放たれて行く中でイーブィは天高く叫び声を上げると、イーブィにサイケこうせんが当たったと同時タイミングで空から光がエーフィに衝突。この一撃により再度爆煙が巻き起こったが、イーブィはフラフラの状態。

 

 爆煙が晴れるとフラフラながらも立っているエーフィの姿。イーブィが先に倒れた瞬間、エーフィもダウン。ほぼ相打ちという形となった。

 

「ち…相打ちですか。ですが次はこうは行きませんよ!!行きなさいギャロップ!!」

 

「お疲れ様、イーブィ。後は任せて。行くよキュウコン!!」

 

 お互いにボールに戻し、次に出したのは霊矢がギャロップで私がキュウコン。両者前にいたポニータとロコンを進化させたような形だ。だが今は2人とも勝利に飢えている為、進化させたのか…というような会話が一切なく…

 

「叩き潰してあげましょう!!ギャロップ、サイコカッター!!」

 

「キュウコン、おにび!!」

 

 キュウコンの防御力なら一撃くらい余裕で耐える。そう思った私はおにびを指示。ギャロップの念力刃がキュウコンに命中したが、少し歯を食いしばっただけで何のその。ギャロップにしっかりとおにびが命中し、やけど状態になったのを確認し…

 

「小癪な!!やけどくらい耐え切ってみせます!ギャロップ、マジカルシャイン!!」

 

「かえんほうしゃ!!」

 

 ギャロップの身体が突如光出し、その眩い光から放たれた光の弾丸がキュウコンに放たれて行く中で、何発か命中しながらもキュウコンの口から放たれた火炎が弾丸を一掃。そのままギャロップに火炎が直撃した。

 

「っ!!ギャロップ、でんこうせっかで脱出してください!!」

 

「キュウコン、じんつうりき!!」

 

 ギャロップかわかえんほうしゃの火炎から脱出したタイミングを狙い、私はじんつうりきを指示。もちろんギャロップはエスパータイプであり、同じエスパータイプの技であるじんつうりきはあまり効かない。だがそれだけでいい。

 

 キュウコンのじんつうりきはあまりダメージがないとはいえ、その場で怯ませ少しばかり膝を付かせる。

 

「ギャロップ、再度マジカルシャイン!!」

 

「もう一度かえんほうしゃ!!」

 

 ギャロップから放たれた光の弾丸が再度キュウコンに命中して行くが、キュウコンはそれに少し体勢を崩されつつも口から火炎を吐いて行き、再度弾丸を一掃。そのままギャロップに再度命中し、その場で爆煙が巻き起こるとやけどにより積み重なったダメージが影響したのか。

 

 ギャロップはここでダウンした。

 

「っ!?ギャロップ!!」

 

「…ふう…!!」

 

「こんの…調子に乗らない事ですね!!」

 

 ギャロップを戻し、次に繰り出したのはネイティオ。このポケモンは前回人里の時に対した事があり、どちらかと言われたら嫌なイメージがあるポケモンだ。キュウコンはこちらを見て一つ頷く。まだいけるという事なのだろう、ここもキュウコンに託す。

 

「行きますよ…ネイティオ、おいかぜ!!」

 

「やきつくす!!」

 

 ネイティオが羽を羽ばたかせ風を吹かせている間に、先程とは思考を変えてキュウコンにやきつくすを指示。キュウコンの口から放たれた火の玉だが、おいかぜによりかき消されてしまった。おにびもこうなるのだろうと私は息を呑んだ瞬間…

 

「さあ!!私のネイティオに潰されるがいいですよ!!ネイティオ、エアスラッシュ!!」

 

「かえんほうしゃ!!」

 

 ネイティオは一時的に動きを止め、一気に大きく羽ばたかせると風の刃をキュウコンに向かって放って行く。対抗策としてかえんほうしゃを指示したのだが、おいかぜの影響だろうか。火炎が引き裂かれ、そのままキュウコンに命中した。

 

「!?」

 

「いい気味ですね!!もう一度!!エアスラッシュ!!」

 

「(ほのおは通用しない…だったら!)じんつうりき!!」

 

 ネイティオが放って来た風の刃をキュウコンは念力でそのまま宙に浮かせて阻止。そのまま念力でエアスラッシュをお返しとばかりに投げ返して行く。ネイティオはこれを回避。そこに隙を見た私は博打に出る事にした。

 

「キュウコン、かえんほうしゃ!!」

 

「無駄な事を…ネイティオ、ナイトヘッド!!」

 

 ネイティオの目から紫色の光線が放たれて行く間、その隣をキュウコンのかえんほうしゃが通過。ネイティオのナイトヘッドがキュウコンに命中したが、同じくおいかぜの勢いに負けつつもかえんほうしゃがネイティオに命中した。これにより、ネイティオを宙から少しだけ引きずり落とす。

 

「おにび!!」

 

「二度は同じ手は喰らわない!!ネイティオ、エアスラッシュ!!」

 

 少しよろけたネイティオを見て、おにびを試みるが霊矢が指示しようとしたその時にはネイティオは体勢を立て直し、風の刃を放ちおにびを真っ二つに。そのまま向かって来た風の刃はキュウコンに命中。タフであるキュウコンではあるが、先程の影響もありガクッと体勢を崩す。

 

「キュウコン!!」

 

「トドメ!!サイコキネシス!!」

 

「(賭けに出るしかない!!)キュウコン、かえんほうしゃ!!」

 

「何!?」

 

 キュウコンがネイティオのサイコキネシスにより、宙に浮かせられたその瞬間。私は博打に打って出る。キュウコンにかえんほうしゃを指示したのだ。ネイティオが地面に叩きつける前に放たれたかえんほうしゃがそのままネイティオに命中。

 

 これを受けまさかのネイティオがノックアウト。キュウコンも地面に落ちた。

 

「キュウコン!!お疲れ…今は休んで」

 

 キュウコンは大丈夫そうだったが念のためここで交代。ネイティオを怒りをこもった目で霊矢は戻すと次に繰り出したのはキルリアの進化と思われるサーナイト。こちらはルカリオで対峙。私達の戦いは最終局面を迎えようとしていた…




見てくださりありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。