少し文がおかしいかもですが、もしおかしかったら言って下されば幸いです。
「さすがにここまで勝ち進んで来たトレーナーは伊達ではないわね。しっかりとした戦略を練っているのが伝わってくるわ」
「まだまだ…勝つまで突き進みます」
「その強気はよし。それがどこまで続くか見させて頂戴」
キレイハナをボールの中に戻し一息吐いた幽香さんが次のポケモンが入ったモンスターボールを手にしながら口を開く。その浮かべている笑みからは何を考えているのか分からないが、私が言い放った言葉は彼女にとって好印象だったらしく、2回頷くと2体目のポケモンを繰り出す。
幽香さんの前に出てきたのは緑の髪の毛のような物を身につけたゴリラのようなポケモン。幽香さんはゴリランダーと言っていた。どんなポケモンか分からないが気は抜けない。
「全力で行くよキュウコン!かえんほうしゃ!」
「10まんばりき」
キュウコンは息を吸うとそれを火炎としてゴリランダーに向かって放って行く。一方のゴリランダーはクラウチングのような姿勢を取ると、地面を強く蹴り出しキュウコンに向かって突撃。キュウコンの火炎に突っ込んだ形となったが、それでもゴリランダーの勢いは止まらずあっという間にキュウコンの目の前へ。
「じんつうりき!」
火炎を完全に突っ切って来た事に私は驚いたが、このままではキュウコンがまともに突進を食らうと思い次の指示を出すが、さすがに相手を目の前にして技の動作すら入る事が出来ずにゴリランダーの突進をまともに食らう。そのままキュウコンは吹き飛ばされ、一撃で戦闘不能に。
「キュウコン!」
「少しゴリランダーを飲み込むには火力不足だったようね」
(さっきのキレイハナといい、弱点はついてる…!パワーは凄いけど地道に攻めていけば…!)
幽香さんの方を見て私は小さく息を呑むとキュウコンをボールの中に戻す。若干動揺する自分の心を静かに落ち着け、バッグからモンスターボールを出し2体目のポケモンを繰り出す。2体目はひこうタイプを持っているウッウ。そのウッウを見て意外そうな表情を浮かべた幽香さんは…
「意外なポケモンを持っているのね。ますます面白いわ」
「じゃあもっと面白くします!ウッウ、こうそくいどう!」
「ちょうはつ」
ウッウが空に浮かびゴリランダーに向かっていこうとしたその瞬間、ゴリランダーが見せた煽るような動きにウッウは怒りのあまり技を中断。その怒りはすぐに収まったが、技を中断した事に私は驚きを隠せず…
「野暮な技は無しよ。ゴリランダー、ドラムアタック」
「っ!ドリルくちばし!」
ゴリランダーは背中に背負っていた太鼓のような物を叩くと地面から木の根のような物を召喚。その木の根のような物は空にいるウッウに向かって伸びて行くが、ウッウの回転を前にして根は弾き飛ばされウッウはそのままドリルのように回転しながらゴリランダーに落下して行く。
「ウッドハンマー」
技を弾かれても幽香さんは動揺をまるで見せる事なく、次の技を指示。ゴリランダーは拳を緑色に光らせると突っ込んで来たウッウに向かって拳を突き出す。お互いの技が火花を散らす中、結果は相打ち。少しの爆煙が起きる間に両者が少し吹き飛ばされる。
「なみのり!」
「ドラムアタック」
ウッウは空中から地面に着地すると地面を叩きつけ、どこかしらか津波を巻き起こしそのままゴリランダーに向かって放って行く。一方のゴリランダーは再び太鼓のような物を叩き、木の根を出すと自身の前に壁を作り出す。
その壁は津波を受け流し、ゴリランダーに1ミリとて喰らう事はなかったが私の狙いはこの後。
「ドリルくちばし!」
ウッウは小さくジャンプするとそのままドリルのように高速回転。そのままゴリランダーの壁に向かって突進して行く。そのドリルはあっという間に壁に風穴を開け、そのままゴリランダーの目の前へ。
「ウッドハンマー」
「そのまま突っ込んで!」
ゴリランダーの再び緑色に光らせた拳とウッウが衝突。両者の技は再び火花を散らすが今度はゴリランダーの一撃をウッウが競り勝ち、ゴリランダーにドリルくちばしを直撃させる。ウッウがゴリランダーから離れた瞬間、ゴリランダーはそのまま仰向けに倒れて戦闘不能となった。
「ウッドハンマーは元々反動ダメージがある技なの。ちょっとやり過ぎたわね」
倒れたゴリランダーに対しても幽香さんは無表情を崩さずにボールの中に戻す。これで2体目、ウッウの体力は万全に近いが次にどんなポケモンが出て来るかによってはそれが一気に削られる可能性が高い。幽香さんはスッとモンスターボールを出すと、3体目のポケモンを繰り出す。
出てきたのはりんごのような身体に羽がついた若干小さめのポケモン。幽香さんはアップリューと言っていた。
「さて、このまま負けるのは気持ち良くないからちょっと本気を出すわよ。つばさでうつ」
「ついばむ!」
アップリューは羽を羽ばたかせるとそのままウッウの元へ。ウッウは向かって来るアップリューに向かってくちばしを突き出したが、軽くかわされた挙句背後に回り込まれその翼で思い切り叩かれた。
「ドリルくちばし!」
「ドラゴンダイブ」
ウッウはその場でドリルのように回転し始めようとしたがアップリューの光を纏った突進をまともに喰らい、技を中断させられる。身体が小さいせいかスピードは明らかにアップリューが上。どうにか近くから引き離せないだろうか。
「ウッウ、アップリューと距離を取って!」
「アクロバット」
少しだけだがウッウの方が動くのが早く、間一髪ではあったもののアップリューの攻撃を回避。どうにかしてアップリューを近くから引き離す事が出来た。後は…
「ウッウ、ドリルくちばし!」
「Gのちから」
ウッウがアップリューから離れた場所で高速回転しながら、自らアップリューに近づいて行く。アップリューは目を光らせるとどこかしらかりんごを降らせるが、りんごをウッウは軽く弾き返すとそのままアップリューにドリルくちばしを直撃させる。
「ドラゴンダイブ」
「っ!?」
まともに攻撃を食らっているのにも関わらず幽香さんの指示は突撃。アップリューの身体が光り始めた瞬間、2匹の間で爆発が起きる。爆煙を掻き分けすぐに幽香さんの近くに戻ったアップリューに対してウッウの姿はない。すると爆煙が晴れたその時に見た姿は戦闘不能となっている姿だ。
「ウッウ!」
「さて少し驚かせられたけど次はアナタも3体目。どうする?」
「勝負はここからですよ…」
私は幽香さんに強気の態度を示しつつ、ウッウをボールに戻すと次のモンスターボールを出し、3体目のポケモンを繰り出す。3体目はドロンチ。アップリューがドラゴンダイブを使っていたため、ドラゴンタイプじゃないかと思ったからだ。
「へえ…ドロンチ。どこかしらのトレーナーが大事に持っていたのは見たことあったけど…ウッウに次いで面白いポケモンを持っているのね」
「他のトレーナーの話しは今は無しにしましょう」
「えらく強気じゃない?気に入ったわ、バトルを続けましょう。アップリュー、ドラゴンダイブ」
「りゅうのはどう!」
私の言葉に幽香さんは笑みを浮かべるとそのままアップリューに指示を出す。光を纏ったアップリューがドロンチに向かって突撃して行く中でドロンチは表情を引き締めると、波動を口から放って行く。しっかりと狙いを定められたのだろうか。
アップリューに波動が命中。光を纏っていた影響からかその場で爆発が起きたが爆煙が晴れるとそこには戦闘不能となっているアップリューの姿が。
「へえ。賢いのねアナタのドロンチ」
「私も1発で沈めるとは思ってなかったです」
「でしょうね。さてクライマックスよ、4体目で相手するわ」
追い詰められていても尚、笑みを崩さない幽香さん。アップリューを戻すと4体目のモンスターボールを構えながら私につぶやいてきたのだった…
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