灯火の星   作:命 翼

64 / 103
お久しぶりです。今回はバトル回、行ってみよう!


上がって行く鼓動

「馬鹿にしてるのかしら?その余裕を叩き潰してあげる!エーフィ、シャドーボール!」

 

「こっちは至って大真面目です…!行くよユキハミ!こごえるかぜ!」

 

 火力の差で言えばどう考えたってエーフィの方が上。だが私には秘策があった。アリスさんの言葉にニヤリとした笑みを浮かべた私はユキハミにこごえるかぜを指示。エーフィから生成されたシャドーボールがユキハミに向かって来る中、ユキハミは氷の風を吹かせる。

 

 シャドーボールは徐々に勢いを止め最終的に完全に停止し何と凍った。さすがのアリスさんもこれには驚いたが何とか出来ないかと思っていた私の考えが上手く行った形となり、私はさらに指示を出す。

 

「こっからが本番です!ユキハミ、ようせいのかぜ!凍ったシャドーボールをエーフィに運んで!」

 

「っ!もう一回シャドーボール!」

 

 地面に落下しそうなシャドーボールに向かってユキハミは風を吹きかけ、そのままエーフィの元へ返す。エーフィは再度シャドーボールを放ち、凍ったシャドーボールとぶつかり合って爆煙を起こす。視界を覆い尽くす程の煙が巻き起こる中、キョロキョロしていたエーフィに緑の光が命中して行く。

 

 エーフィは一度は歯を食いしばったが身体を震わせて光をかき消す。

 

「っ!?今のは!?」

 

「むしのていこう…!その高い攻撃力下げさせて頂きました…!」

 

「へえ…やるじゃん。ユキハミはこの煙を苦にしなかった訳ね。だけど高いのは特攻だけじゃないよ!エーフィ、でんこうせっか!」

 

「こなゆき!」

 

 煙が晴れてきたタイミングでアリスさんは次の指示を出し、エーフィは地面を力強く蹴り出すと左右ジグザグに動きながらユキハミにへと迫る。ユキハミは自分の周りを凍らせたが、エーフィのでんこうせっかでの体当たりをまともに喰らい、吹き飛ばされるもエーフィが凍った地面にハマりその場でコケる。

 

「っ!?」

 

「エーフィの差し掛かった地面は既に氷のフィールド!簡単には踏ん張れない筈…!ユキハミ、むしのていこう!」

 

「エーフィ!ムーンフォース!」

 

 ユキハミが何とか地面を抉りながら体勢を立て直したのをしっかりと確認してむしのていこうを指示。ユキハミから放たれた緑の光が再びエーフィに向かって行く中で、氷の足場で中々踏ん張れないエーフィは何とかバランスを取るとピンクの光の玉を作り出すとユキハミに投げつける。

 

 緑の光はムーンフォースをかいくぐりエーフィに命中。ユキハミにもムーンフォースが直撃。こちらは直撃した際に爆煙が巻き起こり、晴れた場所にいたユキハミは既に戦闘不能。エーフィもかなりのダメージを負ったがまだ立っている。

 

「手間取らせて…結構苦戦したわよホントに…」

 

「お疲れ様ユキハミ。いい仕事だったよ」

 

 ユキハミをボールの中に戻した私。ウッウ、ユキハミと来て次のポケモン…エーフィの素早さとあの特攻に対抗出来るのは私の中で一体しかいない。ボールを取り出すと勢いよく…

 

「行くよドラパルト!」

 

「ドラゴン、ゴーストタイプのポケモンね」

 

「よく分かりましたね。一気に行きます!ドラパルト、りゅうのはどう!」

 

「サイコキネシス!」

 

 次に私が出したのはドラパルト。改めて表情を引き締め直した私はドラパルトにりゅうのはどうを指示。ドラパルトの口から放たれた波動がエーフィの念力を突破して、そのままエーフィに命中。直撃という形となりエーフィはこのまま横に倒れて戦闘不能に。元々ダメージ、能力を下げられた状態。

 

 ユキハミがこなしてくれた仕事に私は静かに感謝していた。

 

「ユキハミの分のダメージか…仕方ない。お疲れ様エーフィ。次行くよ…ギャロップ!」

 

 出てきたのはピンクの髪を引っ提げた馬のようなポケモン。ポニータと姿が少し似ている。もしかしたらその進化系かもしれない。ドラパルトが静かにこちらを見つめた後に頷いたのを見て、私はドラパルトの続投を決意。小さく「よし」と呟くと再び身構える。

 

「行くよドラパルト!ロックオン!」

 

「ギャロップ、マジカルシャイン!」

 

 ドラパルトは宙に浮きながら目を光らせギャロップに狙いを定めて行く。そんな中ギャロップは体を光らせて無数の光の弾丸をドラパルトに向けて放って行く。ロックオンに集中していたドラパルトにマジカルシャインが直撃。ドラパルトは少しふらついたがすぐに表情を引き締め直すと…

 

「たたりめ!」

 

「ギャロップ、サイコカッター!」

 

 ギャロップから放たれた念の刃をドラパルトは自分の体を左に傾けながらかわすとドラパルトは再度目を光らせて、今度はギャロップの前に魂を出現させ魂達がギャロップに一斉に体当たり。ギャロップは膝を付き掛けたが、何とか踏ん張る。さらに畳み掛けたい所だが…

 

「ドラパルト、戻って!」

 

「!?」

 

 この交代にアリスさんも観客も驚いていたがエーフィこそエスパータイプのみだが、恐らくこのギャロップはフェアリータイプが付いている。ドラパルトの半分以上がドラゴンタイプの技の為、たたりめしか攻める手がない。少なくともここはダメージの通る技を持つポケモンを出さないと…

 

「行くよルカリオ!」

 

「ルカリオ?…そうなるほどね。ドラパルトだと不利だと判断したという事ね」

 

「一つの技だとどうしても見抜かれてしまいますからね…行くよルカリオ!はどうだん!」

 

「サイコカッター!」

 

 私が次に出したのはルカリオ。ルカリオは私の指示で波動を溜め込むとギャロップに向かって放出。ギャロップも声を張り上げながら念の刃を放出。はどうだんとぶつかり合った結果爆煙を巻き起こすが、ルカリオはそういう影響を受けないポケモン。ルカリオに対して力強く頷くと…

 

 ルカリオはそのままギャロップに向かって突進。一気に目の前に迫り…

 

「バレットパンチ!」

 

「っ!?ギャロップ、スマートホーン!」

 

 ルカリオの拳とギャロップの角がぶつかり合う中、ルカリオは上手く拳を引きギャロップの体勢を崩させるとそのまま顔が迫って来た中で無数の拳を浴びせ、最後に殴り抜き吹き飛ばした。アリスさんの目の前まで吹き飛ばされたギャロップは戦闘不能に。

 

「ギャロップ!」

 

「ルカリオ。ちょっと下がってくれる?」

 

「グウ?」

 

「大丈夫。うちのエースにバトンを渡すだけだから」

 

 ギャロップをアリスさんがボールに戻す中でルカリオをボールに戻した私。違うボールを取り出した私は既に覚悟を決めていた。この子で絶対決めるって。アリスさんが繰り出したのはピンク色の少し手の無さそうなポケモン。アリスさんはブリムオンと言っていた。

 

 私が勢いよく繰り出したのは…

 

「行くよイーブィ!」

 

「ブイ!」

 

「知ってるわよイーブィ使いのトレーナー。霊夢が推薦していたからホントかなとは思ったけど。アナタの事だったのね」

 

「この子は私の切り札です!…行くよイーブィ!」

 

 イーブィをボールに戻した瞬間アリスさんは察したのか。アリスさんもボールの中に戻す。観客がざわめく中ダイマックスバンドの力でボールを大きくし、それぞれ反対側に投げる。出てきたイーブィ、ブリムオン共にダイマックス。これには観客も大盛り上がりだ。

 

「この感覚…楽しくなってきた!今出せる私の全て!一緒に出し尽くそうよイーブィ!」

 

「何か変なスイッチが入ったみたいね。私も全力で行くから!ね、ブリムオン!」

 

 昂る心臓。イーブィがダイマックスしてくれたという嬉しさを抑え切る事が出来ずに私は思わず笑みを浮かべたがアリスさんも反応するかのように笑みを浮かべる。イーブィ対ブリムオン。この戦いのクライマックスを迎えようとしていた…




見てくださりありがとうございます。えー書き終えて少し頭が痛いです!
書き終えたのでまた明日も頑張ります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。