灯火の星   作:命 翼

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お疲れ様です。命です。執筆しているのがお盆真っ最中になりますね。
台風の影響は皆さんは大丈夫でしょうか。こちらは何とか大丈夫でした。災害には気をつけましょうね。


凌ぎ凌ぎの死闘

「マジカルシャイン!」

 

「10まんボルト!身の回りに放電させろ!」

 

 モスノウから発せられた光に混ざり込んだ光の弾丸がドラパルトに向かって行くがドラパルトは身体から電気を発生させ、自分の周りに撒き散らすと光の弾丸を破壊して行く。一発は当たると思っていた私はこれに驚いたがすぐに魔理沙さんが笑みを浮かべると…

 

「その余裕を命取りにさせてやる!ドラパルト、ドラゴンアロー!」

 

「むしのさざめき!」

 

 ドラパルトの顔付近から放たれた2体のドラメシヤ。猛スピードでモスノウに向かって行くがモスノウが発した音波に思わず2体はスピードを緩めた。それを確認した私はさらに動く。

 

「れいとうビーム!2体丸ごと吹き飛ばして!」

 

「させるか!りゅうのはどう!」

 

 モスノウが身体からビームを発したその時にドラパルトからも波動が発せられる。ドラメシヤにぶつかりそうなタイミングでビームと波動が相打ちで爆発を巻き起こすと爆煙の中、ドラメシヤ達は一時的にドラパルトの中に撤退する。一瞬たりとも目を離すと流れを持ってかれそうだ…

 

 冷や汗を拭い私は大きく一息を吐く。観客にはこの瞬間は一瞬に見えているのだろうか。やってる私からしたら溜まった物じゃないけど…!

 

「シャドーボール!」

 

「モスノウ、ゆきなだれ!目の前に壁を作り込んで!」

 

「モス!」

 

 ドラパルトの口から黒の球体が撃ち込まれる中、モスノウに対して私はゆきなだれを指示。モスノウは目を光らせると雪崩を発生させ自分の前に壁を作り込む。シャドーボールはそれを貫通するがその先にモスノウの姿はなく魔理沙さんは歯を食いしばる。

 

「壁が功をなす!渾身のシャドーボールをかわされたぁ!」

 

「どこに逃げたッ!上か!」

 

「れいとうビーム!」

 

「りゅうのはどう!」

 

 壁の上から現れたモスノウが口からビームを放ち、ドラパルトが口から波動を再び撃ち込む。ビームと波動が再びぶつかり合い火花を散らすとまたしても爆発し爆煙を巻き上げる。だが今度は待たない。その場にドラパルトが待機しているのに賭け私は声を張り上げる。

 

「マジカルシャインッ!」

 

「何!?10まんボルト!」

 

 ドラパルトが再び身体に電気を纏ったが逆にそれが目印に。モスノウはそれを確認してから身体から光を発しドラパルトに向かって光の弾丸を撃ち込む。ドラパルト側からはモスノウの居場所を特定出来ない。それが功を成し、無数の光の弾丸がドラパルトに命中した。

 

「グウ!」

 

「初めてこの対戦が始まってから技が命中!しかも高火力だッ!」

 

「ちっ!ドラパルト、ドラゴンアロー!」

 

「来るよモスノウ!ゆきなだれ!」

 

 その晴れかけの煙の中魔理沙さんが仕掛けてくると判断した私は再びモスノウにゆきなだれを指示。読まれているかもしれないがその先を行くしかない。ゆきなだれで再び壁を作り出すとドラメシヤが煙を突っ切って壁に突進。一体が壁を破壊するも再び姿がそこに無し。

 

 2体目が見つけモスノウに突進して行く中…

 

「れいとうビーム!」

 

「モス!」

 

 ドラメシヤの突進をまともに喰らいながらもモスノウはその場で踏ん張ると口かられいとうビームを放ち、ドラメシヤ諸共ドラパルトの元まで吹き飛ばす。同じ戦法を取られた事に気づかなかった魔理沙さんは吹き飛んできたドラメシヤに驚きを見せる。

 

 ドラメシヤと共にれいとうビームがドラパルトに直撃しドラパルトがそのまま地面に叩きつけられた。ドラパルトが地面に叩きつけられた衝撃で砂埃が舞う中、砂埃が晴れると流石に効果抜群の技を二発食らって耐えきれなかったのかドラパルトは戦闘不能に。

 

「ドラパルト戦闘不能!モスノウの勝ち!」

 

「実力は互角!だが戦法がこの対戦の上を行った!勝者はモスノウ!」

 

「ふう…」

 

「…よくやったドラパルト。後は任せろ」

 

「魔理沙選手残り2体!こおりタイプのモスノウにどう切り崩していくのか!」

 

 ドラパルトを戻した魔理沙さんは何かを確認したかのように一息を吐くと4体目のポケモンをフィールドに出す。4体目に出て来たのはこの前の対戦でウッウと対戦したアップリュー。このポケモンもドラゴンタイプの筈…大きく一息を吐く。モスノウにはまだ余裕がある。

 

 何とかしてくれる筈…!

 

「行くよモスノウ!れいとうビーム!」

 

「かわしてアクロバットだアップリュー!」

 

 モスノウが口からビームを再び放ち小柄のアップリューに放つが、ジグザグに動きながらアップリューはかわすとそのまま地面スレスレを滑空しモスノウに急接近すると思い切りぶつかり込む。その体当たりにモスノウは吹き飛ばされそのまま地面に叩きつけられた。

 

 砂埃が舞う中モスノウは何とか立ち上がり、アップリューを見据える。

 

「仕留めきれないか…!」

 

「むしタイプを持つモスノウに相当な痛手!アクロバットの存在がどう左右するのか!」

 

「仕留めに行くぞアップリュー!アクロバット!」

 

「れいとうビーム!」

 

 素早く羽を動かしモスノウに向かって滑空して行くアップリューに対してモスノウは少し痛がった表情を浮かべながら冷気を溜め込む。ジグザグに再び動いた後にアップリューは再びモスノウに突進。モスノウは羽を羽ばたかせどうにか地面スレスレで堪えるとアップリューに対してビームを撃ち込む。

 

 当然反撃なんてされると思っていなかったアップリューは驚き、かわしきれないままビームを直撃。魔理沙さんの前まで吹き飛ばされるとそのまま戦闘不能に。一撃でアップリューを戦闘不能にした反面、モスノウも戦闘不能に。私が歯を食いしばる中審判が確認し…

 

「アップリュー、モスノウ共に戦闘不能!ダブルノックアウトとなります!」

 

「ダブルノックアウトだ!モスノウが自身が倒れる代わりにアップリューを道連れにしたッ!」

 

「お疲れ様モスノウ。本当によく頑張ってくれたよ」

 

「モス…」

 

(何が届かない…!私が必死に苦難を共にしたポケモン達とコイツのポッと出のポケモン…何が違う!愛情とでも言うのか…!)

 

アップリューを戻した魔理沙さんが歯を食いしばる姿を見て違和感を感じていたのは観客席から見つめていた魔美。明らかにいつもの雰囲気とは違いどこか焦っているような様子。私も確かに明らかな敵対心というのは感じた。モスノウを一旦戻すと…

 

「私は勝たないと行けない…!少し勝ち上がって来たお前とは一勝の価値というのが違う!そうじゃないとチャンピオンに近づく事が出来ない!」

 

「魔理沙さん…」

 

「敗者は負けたという結果しか残らない!だから私は勝ちを目指す!例え厳しい状況でもだ!行くぞジュラルドン!」

 

「行くよルカリオ!」

 

「魔理沙選手がエースジュラルドン!そして蓮子選手はイーブィと同じくダブルエースの一体であるルカリオがフィールドに立ちます!」

 

 観客が大歓声を上げる中魔理沙さんは残すはジュラルドン。こちらは3体残しているとはいえジュラルドンに打点を入れられるのはルカリオしかいない。当然終わるまでは最善の策を考えるがルカリオの負けは終わりに近いかもしれない。

 

 魔理沙さんがジュラルドンをボールの中に戻す。それを見た私は…

 

「行けるよねルカリオ」

 

「グルウ!」

 

「よし!」

 

(余裕を見せられるのも今のうち…!私が霊夢に挑戦する!)

 

私もルカリオをボールに戻し魔理沙さんと共にダイマックスパワーをボールに纏わせる。巨大化したボールを後方に投げつけるとジュラルドンがキョダイマックスし、ルカリオがダイマックスをする。ダイマックス同士のぶつかり合いに観客がさらに声を上げる中…

 

 私はこの場面を凌ぐ事しか考えていなかった…




見てくださりありがとうございます。魔理沙さんとの試合が次がラストになるんですかね。その後はちょっとしたエピソードを入れようかなとは考えてます。お楽しみください。では。
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