灯火の星   作:命 翼

94 / 103
お疲れ様です。命です。この作品も最終盤に入って来ました。
やり切りますのでもう少しだけ応援よろしくお願いします。


潜り抜けるべき壁

「イーブィ、ほしがる!」

 

「カイリキー、ビルドアップ」

 

 周りから冷ややかな視線が送られる中イーブィは私の指示を聞くと足元を強く蹴り出しカイリキーに迫って行く。迫られたカイリキーは筋肉を強張らせると防御の構え。イーブィが仕掛けた体当たりをカイリキーは4本の腕を前方に出すことで防ぎ切り弾き飛ばす。

 

 弾き飛ばされたイーブィがある程度の所で踏みとどまる中神奈子さんがカイリキーに向かって指示を出す。

 

「クロスチョップ!」

 

「めらめらバーン!」

 

 カイリキーは声を張り上げると足元を抉れるくらいに強く蹴り出し今度はカイリキー側がイーブィに迫っていく。イーブィは体毛を逆立てカイリキーが目の前に迫って来たタイミングを見て身体中から炎を放出。カイリキーは手刀を振り下ろそうとしたが炎の前に引き下がる。

 

「畳み掛けるよイーブィ!びりびりエレキ!」

 

「じしん!」

 

 カイリキーが引き下がったタイミングを見て私はイーブィに指示を出す。今度は身体に電流を纏わせ一気に放出。カイリキーに向かって行く中でカイリキーは地面を拳で強く叩きつけ衝撃波を起こすと電気を衝撃波で消滅させる。衝撃波がそのままイーブィに向かって行く中で…

 

「飛んでイーブィ!」

 

「ブイ!」

 

「っ!?」

 

 衝撃波が迫る中で私はイーブィにジャンプを指示。イーブィは力強く返事をすると足を強く地面に叩きつけ空中に舞い上がり衝撃波を回避。そして更に私は指示を出す。

 

「きらきらストーム!」

 

「いわなだれ!」

 

 空中からイーブィが声を張り上げるとイーブィの真上から巨大な星がカイリキーに向かって降り注いでいく。カイリキーは目を光らせるとイーブィと同じく真上から大量の巨岩を降らせて行く中岩は星に封殺され、星はそのままカイリキーに直撃。直撃したタイミングで爆発を起こす。

 

 爆発による爆煙が舞い上がる中煙が晴れるとそこにはカイリキーが倒れて戦闘不能になっている姿。神奈子さんは舌打ちをするとカイリキーを戻し…

 

「さすがに一筋縄では止められないな。でも私も引き下がるつもりはない。行くぞルンパッパ!」

 

「その壁壊させていただきます…!」

 

 次に出して来たのはメキシコにいそうな姿をしたポケモン。特に帽子がその形に見えるがポケモンなのだろう。煽っているかのように踊っている姿を見せるが私も気を緩ませる訳には行かない。頬を両手で叩き気合いを入れ直すと私はイーブィに指示を出す。

 

「イーブィ、びりびりエレキ!」

 

「エナジーボール!」

 

 イーブィが身体に電流を纏わせると再び放出。その放出された電気がルンパッパの方に向かって行く中でルンパッパは両手から緑色の波動を放出。電気と波動が火花を散らしながらぶつかって行く中で私はイーブィに指示を出す。

 

「隙を与えないでイーブィ!めらめらバーン!」

 

「ブイ!」

 

 電気と波動が相打ちとなり爆煙を巻き起こす中あらかじめの場所は想定出来ているルンパッパに対してイーブィは身体から炎を放出する。煙をかき消しながらルンパッパに向かって行き炎が直撃。二重に重なる形で爆煙が広がる中でルンパッパは炎を水を使ってかき消す。

 

「容赦ないな。それと焦りも感じる」

 

「水…草タイプだけじゃないですね?」

 

「ああ。よく見抜いたな。そうだこのルンパッパにはみずタイプも入ってるが…そのイーブィにルンパッパの弱点を付ける技は無さそうだな」

 

「だったら地道に行くだけです…!」

 

「ルンパッパ、しねんのずつき!」

 

「びりびりエレキ!」

 

 私が声を張り上げた瞬間に神奈子さんが声を張り上げる。ルンパッパが身体に念波を纏わせ足元を蹴り出すとそのままイーブィに突撃してくる中でイーブィは身体に電気を纏わせ一気に放出して行く。ルンパッパに電気を放出して行くがかき消されて行きあっという間に目の前に。

 

 そのままルンパッパに突進を喰らいイーブィは吹き飛ばされる。

 

「イーブィ!」

 

「はたきおとす!」

 

「びりびりエレキ!」

 

 イーブィが体勢を立て直している間にルンパッパはもう一度足元を強く蹴り出しイーブィに接近して行く。イーブィが残った電力を活用して一気に電気を放出して行く。今度はバリアのような物がなく電流はルンパッパに直撃。そのまま爆煙を巻き起こしながらルンパッパを吹き飛ばした。

 

 ルンパッパはそのまま神奈子さんの前で倒れて戦闘不能に。神奈子さんは歯を食いしばりながらルンパッパを戻す。

 

「びっくりしたよ。これ程短期間でな…」

 

「……」

 

「なるほど。遊んでいる時間もないようだ。だったら…行くぞミロカロス!」

 

 爆発音は未だ鳴り止む事はない。神奈子さんはそれでも時間稼ぎには最適と言った感じでミロカロスというポケモンを出す。キリッとした目つきをしているが綺麗なポケモンだ。見た目に目を奪われてしまいそうだが今はそんな事言ってられない。

 

 少しのダメージを受けたイーブィもまだまだ元気そうだ。私は拳を握りしめてイーブィに指示を出す。

 

「イーブィ、めらめらバーン!」

 

「ハイドロポンプ」

 

 イーブィが身体に炎を溜め込み放出したその時。ミロカロスは口から水流を放ち炎を瞬く間に鎮火させる。ハイドロポンプはそのままイーブィに直撃。吹き飛ばされそうになるが地面を抉りながら踏ん張り込み、水をかき消すと私はさらに声を張り上げる。

 

「びりびりエレキ!」

 

「もう一度ハイドロポンプ!」

 

 ミロカロスからもう一度水流が放たれる中でイーブィは身体に電気を纏わせ一気に放出。ミロカロスが放って来た水流と正面衝突をする中水に電気が感電しそのままミロカロスに電気が直撃する。あまりの電気にミロカロスは技を一旦中断。

 

「ミロカロス…ッ!」

 

「畳み掛けるよイーブィ!びりびりエレキ!」

 

「なみのり!」

 

 イーブィが再度電気を纏わせる中でミロカロスは尾で地面を叩きつけ津波を巻き起こす。突然の津波に人々が逃げる中でイーブィにも津波が直撃。だが水に電気が直接流れそのままミロカロスまで。直接感電しミロカロスはそのまま倒れ込んだ。

 

「ミロカロス!」

 

「私はまだやれますよ。さあ次がいるなら…」

 

「蓮子さん!」

 

 歯を食いしばる神奈子さんを前に彼女を睨みつけるようにして話しかける私。イーブィの体力が持つまでと思っていたがその場に先程話した文さんが地面を抉りながら着地する。先程の様子とは違いかなり慌てた様子だ。

 

「すいませんね。まさか話しをした直後に起きるとは…!」

 

「文さん…!」

 

「普段背中に人を乗せる義務もないんですが何せチャンピオンがうるさいもんでして。背中に乗ってくれますか?」

 

「いいんですか?」

 

「今回は特別で!」

 

「わ、分かりました」

 

 私の前にいた神奈子さんに目もくれずそのまま私とイーブィを乗せて文さんは高くジャンプ。そのまま羽を羽ばたかせて一気に爆発と爆音が起こった守矢神社の方にへと向かって行く。しっかり捕まっていないと振り落とされてしまいそうなぐらいのスピードだ。

 

「何があったんですか?」

 

「守矢の方が何やらポケモンを叩き起こしたらしく…それも伝説とかそこら辺でもないらしいんです」

 

「え…!?」

 

「話は諏訪子さんがしてくれます。とりあえず私はそこまで」

 

 文さんが守矢神社の前に降り立ち私が守矢神社の前に降り立つとそこには鳥居から降りて来ていた諏訪子さんの姿が。

 

「悪いねうちのもんが」

 

「諏訪子さん。同じ守矢では…」

 

「私の知らない所で進めていたみたい。とりあえずチャンピオンが迎撃している所まで案内するよ。時間がない」

 

 私は諏訪子さんに言われるがままチャンピオン…霊夢さんの事だろうか。彼女がいる所まで案内してもらう事に。既に大変な事になっているとは知らずに…




見てくださりありがとうございます。
次も頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。