インフィニット・ストラトス ~~   作:ぬっく~

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第二話

「すまん遅れた! って、どうしたんだ?」

 

一夏が入ってくるが、誰一人として反応がなかったのだ。

全員、ファイトテーブルから目を離さなかった。

一夏が覗くと、鈴のダメージゾーンには6枚のカードが置かれている。

 

「嘘だろ……」

 

弾のその一言で止まっていた時間が動き出す。

 

「何があったんだ?」

 

「あ、ああ。何て説明すればいいんだ」

 

弾がこの状況を説明しようとするが、言葉に表すことが出来なかった。

 

「答えが知りたかったら、分かるよね?」

 

私はデッキを一夏に見せる。

一夏もその意味が分かったのか、鞄からデッキホルダーを取り出す。

 

「Stand Up」

 

「スタンドアップ」

 

「The」

 

「ヴァンガード!!」

 

「Vanguard!!」

 

 

 

 

「降臨せよ、戦士達の主! ライド! 騎士王 アルフレッド!! イマジナリーギフト『フォースⅠ』」

 

ファイトは順調に進む。

相変わらず一夏の猛攻が凄いが、私はダメージを4で維持する。

 

「Stand&Draw」

 

私は引いたカードを見て、わずかながら微笑む。

 

「今から見せてあげる。先ほどの戦いの答えを」

 

一枚のカードに手に取ると。

 

「一夏来るぞ!! 鈴を倒したユニットが!!」

 

弾が注意を呼びかける。

 

「終わりなき探求の果てに、たどり着きし最終進化。荒ぶる魂を昇華させ、今こそ真の姿を現せ! Ride!」

 

ドラゴニック・オーバーロードの上に更にライドさせる。

 

Dragonic Overload The End(ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド)!!」

 

一夏も初めて見るカードであった。

愛華のデッキは最初の時から『かげろう』のドラゴニック・オーバーロードをずっと使い続けている。

そして、目の前にそのドラゴニック・オーバーロードの進化形態が現れた。

 

「イマジナリーギフト『フォースⅡ』」

 

そして、残り手札を全てコールする。

 

「The Endでヴァンガードにアタック」

 

「ガード!!」

 

一夏は3枚抜きでガードする。

つまるところ、この攻撃は決してヒットすることはない。

 

「Fast check. Get! Critical!!」

 

私はその効果を全てオーバーロードに乗せる。

 

「Second check. Get! Critical!!」

 

それも全てオーバーロードに乗せる。

そのバトルが解決し、私の場でもう攻撃できるユニットはいない。

一夏がヴァンガードを起こそうと手を乗せようとした時だった。

 

「まだよ、私のターンはまだ終わっていないわ」

 

「え?」

 

「The Endは終わらない! 『Eternal Apocalypse(永遠の黙示録)』!!」

 

私はカウンターブラスト1枚とソウルブラスト1枚を行ないジ・エンドをスタンドさせる。

 

「な!? どう言うことだよ!!」

 

「The Endは手札が4枚以下ならコストを支払えばドライブ数を-1にしてスタンドさせることができるのよ。もちろん、この効果は1ターンに1度しか使用できないけどね」

 

つまり、今のドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドはクリティカル4のパワー33000の化け物になっているのだ。

一夏のダメージゾーンには既に4枚ある。

この攻撃は受ける訳にはいかなかった。

 

「再び、ヴァンガードにアタック!!」

 

「完全ガード!!」

 

一夏も保険で持っていたカードを出し、この攻撃を防ぐ。

 

「Drive trigger check. Get! Critical!!」

 

連続で3枚のクリティカルトリガーを普通は出すのもあり得ないが、私は初めから知っていた。

そりゃね、PSYクオリアが教えてくれるんだもの。

 

「The Endの炎は決して消えることはないわ! 再び立ち上がれ、The End!! 『Eternal Apocalypse(永遠の黙示録)』!!」

 

今度は、手札を3枚ドロップさせ、ジ・エンドをスタンドさせた。

 

「嘘だろ!? まだ、立ち上がるのかよ!!」

 

「ソウルにオーバーロードがいれば、手札3枚と控えにThe Endは再び立ち上がる。もちろん、この効果も1ターンに1度であり、ドライブ数も-1されるが、パワーを✛10000を得られるわ」

 

つまり、パワー53000でクリティカル5のジ・エンドが完成したのだ。

 

「Final attack!!」

 

「くっ!! ノーガード!!」

 

一夏の手札ではこのアタックを防ぐことは出来なかった。

そして、ダメージゾーンに―――6枚目のカードが置かれる。

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