インフィニット・ストラトス ~~   作:ぬっく~

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第四話

その先のことは、予想する必要なかった。

すぐさま、私が乗っていたISの解析が行われ、それと同時に事情聴取が行われる。

両眼の瞼の上から氷水が入った袋で押さえ、Q&Aに答えるが……。

 

「そっちの方はどうだ?」

 

「全く分かりませんよ」

 

私にも分からないことが起こったのだ。

ISも同じく全く解析が進まずにいた。

 

(……惑星クレイがPSYクオリアを通じてISのコアに干渉して来たんでしょうけど、この人達に説明したところで通じないでしょうね)

 

一夏とのファイトの時、余りにもトリガー率の高さに、PSYクオリアで一度だけ覗き込んで見たことがあった。

あれは、今でもよく覚えている。

どう言う訳か、ロイヤルパラディン陣で一夏ファンクラブが出来ていたのだ。特に女性陣で。

終いには、エポナたちトリガー陣を恐……お願いしているのだ。

ちなみに、ノヴァグラップラーも同じで、鈴のファンクラブがある。こっちは男性?陣だが。

 

(しかし、一体どう言うつもりなのかしら?)

 

基本的には、惑星クレイから干渉は殆どない。

つまり今回のこれはあっちで何かが起きている証拠でもある。

私はPSYクオリアを使い、霊体状態で惑星クレイに降り立つと、案の定予想通りだった。

 

「こりゃあ、どう言うことよ」

 

ロイヤルパラディン陣で何やら騒ぎが起きていたのだ。

 

「お待ちしておりました。マイ、ヴァンガード」

 

「お久しぶりです。ネハーレンさん」

 

私が来ることを待っていたのか、かげろう陣営の『ドラゴンナイト ネハーレン』がそこにいたのだ。

 

「状況を説明してくれる?」

 

「はい。実は……イチカ・オリムラ殿が何者かに誘拐されたようです」

 

それを聞いて私は何故か納得してしまった。

ロイヤルパラディン陣営の騒ぎは一夏ファンクラブの暴走だったのだ。

ただの暴動ならどうなっただろうが、これは流石に一線を越えてしまったらしい。

下手したら私達がいる地球に空間を開けてこっちに来るだろう。

 

「そりゃあ、不味いわね」

 

「はい。ですので……」

 

「分かったわ。その件は私の方で何とかしてみましょう」

 

もし、惑星クレイのユニット達がこっちに来たら、被害が相当になると予想される。

それも隕石が激突したくらいに。

私はPSYクオリアを解除すると、目の前には先程いた研究所が映る。

 

(そういえば、今日ぐらいに一夏が誘拐される日だったことをすっかり忘れていたわ)

 

一夏が誘拐されたことで、ロイヤルパラディン陣が暴走し、その解決策としてかげろう陣が私に助けを求めたのだ。

 

(今からドイツに飛んだとして、時間が足らないわね。となると……)

 

「解析は終わったのでしょうか?」

 

「いえ、完全にお手上げです」

 

職員に尋ねるも、このISの解析は全く終わっていなかった。

 

「何重にもロックがかけられており……」

 

「そうなんですか? だったら何とかなるかもしれません」

 

「はい?」

 

そう言って、私はISに乗り込むと。

 

「!? 主任! システムロックが」

 

私が乗り込んだことで、いくつかのロックが解除される。

しかし、私の目的は他にあった。

 

(もし、私が予想が正しければ―――)

 

惑星クレイは地球とは次元が離れた程の技術を有している。

もし、その技術がこのISに使われていたら。

 

(当たりね!!)

 

私が探していた物があり、すぐさま起動させる。

職員たちは一体何が起こったのか分かることなく。

突如として、私が乗ったISが再び光だし、その場からISごと消えた。

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