やはり俺のパートナーは・・・   作:バネア☆

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大分間が開いてしまいましたね・・・申し訳ありません


第三十三話 お盆旅行 ~その5~

             8月12日 旅行3日目

 

昨日京都を一日観光した疲れからか、福知山のとあるシティホテルにチェックインそしてシャワーを浴びた後は泥のように寝てしまっていた。スマホの目覚ましを掛けてなかった為、目を覚ましたら7時をとうに回っていた。

 

(やべ、大分寝ちまった・・・えーと時刻表、時刻表・・・)

 

(ふむ、朝飯食べてからの750の便は無理だな。次の特急は・・・やめておくか。となると913の便にしとくか)

 

「おーい、起きろ~起きろ。いろは」

 

「んーもう朝ですかぁ」

 

「おう朝だぞ、今日はそこまで強行軍じゃないからゆっくり支度しよう」

 

「ふぁーぃ・・・」

 

 

ホテルの定食指定メニューを平らげ、身支度を整えチェックアウトした時点で8時を過ぎていた。

 

「南口にも足を運んでから、改札くぐるとするか?」

 

「そうですね、まだ余裕ありますから」

 

改札手前のコンビニで飲み物を調達し終え、南口に出てみると駅前としては割と広めの公園が設置されていた。その真ん中にSLが遠目に見えたので折角なので近くまで行ってみることに。

 

「転車台に乗っているのか・・」

 

「転車台って?」

 

「平たく言えば、車両の方向を変えるための機械だな」

「例を出すと東京からの先頭列車にSLがあったら折り返しで東京に運行するにはどうしたらいいと思う?」

 

「えーと向きを変えないといけませんよね?」

 

「そう転車台はそのためのものだ」

 

「なるほど・・・」

 

更にSLの前まで行ってみると

 

「C11形か。それに保存状態もよさそうだ。市の管理がいいのだろうな」

 

「見てくださいよ、運転席には大きな白いクマのぬいぐるみがいますよ」

 

「解説パネルが設置されているな。平成19年からここにあるみたいだな」

 

 

時間を潰しているうちに9時に近くなったので、改札口をくぐり既に到着していた列車の座席を確保。午前の観光地である天橋立―

宮津での乗り換えを経て10時過ぎに着く予定だ

 

 

               ~天橋立~

京都丹後鉄道というローカル線に揺られる事一時間、目的地に到着した。

去年正月に日本三景の一つである松島を通り過ぎたが、この天橋立で感じる情緒を思う存分楽しませてもらうとするか。

 

駅そばの観光協会のおすすめルートを参考に回ってみる事にした。

 

              天橋山智恩寺

 

寺横の由来を伝える看板によると

『日本三文殊第一霊場』として広く知られております。『三人寄れば文殊の智恵』でなじみ深い文殊菩薩。正式には『文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)』とお呼びいたします。

試しにスマホで日本三文殊を調べて見ると

ここ以外にも大和の安倍文殊(奈良県桜井市)、出羽の亀岡文殊(山形県高畠町)あることが分かった。

 

いろはにこの事を話すと

「『日本三』とつくものつくづく多いものですね~」

 

「そうだな、文殊に景、滝と名園は既に一つずつ巡ったし。他にも車窓だとか夜景もあるな」

 

「そういった場所を大事な人と訪れるのも大事な思い出になりますよね~」

 

じーと上目遣いかつニヤニヤ顔で見つめてくる妻。全くあざとい奴だ・・・

 

「・・・ああ、そうだな」

 

そんなやりとりをしつつ、昨日買ったばかりの御朱印帳に新たなコレクションを加えて慈恩寺を後にした。

 

 

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「風切って松並木走ると涼しくていいですねー」

 

「ま、観光船が暫くないからこんな移動手段になってしまったんだがなー」

 

あの後、股のぞきで有名な笠松公園へ向かう移動手段として観光船乗り場に向かったのだが、丁度出たばかりで時間ロスする位なら何かないかとガイドマップを見るとレンタサイクルもあるとの事。しかも対岸での返却も可能との事で迷わず食いついたのだった。

 

「八幡君、あそこ海水浴場みたいですよ?結構人がいます」

 

「内海だから波もそんなになさそうだな。泳ぎやすそうだ」

 

「あー水着・・・持って来ればよかったかな」

 

「ん?何泳ぎたかったの?」

 

「だってこんな穏やかな海ですよ?」

 

「それには同意するが、お前の素肌を他人に見られるのが不快だ。邪な目で見られるに決まっているからな」

 

「へー、ふーん、ほーん・・」(ニヤニヤ)

 

「なんだよ、その顔は?人の妻を下心ありきで見られて喜ぶような人間と思われているのか?そいつは心外だな・・・」

 

「いやー八幡君も捻くれ具合も鳴りを潜めたといいますか、独占欲丸出しになるようになって嬉しいというか、感無量といいますか、ご褒美上げたくなっちゃいますよ・・もう」

 

「お、おう・・・そうか。・・・・なら」

 

自転車の速度を緩め、ちょいちょいといろはを手招きして耳元に囁いてやった

 

「今日の宿で期待させてもらっていいと解釈するぞ?」(ボソッ)

 

「ふぇっ!?それって・・・」

 

言われたいろはは急激に顔を真っ赤に染めて硬直し、言った俺もそそくさと自転車をこぎ直し離脱した。俺も衆目がある所で臭いセリフを吐いたダメージで内心悶えているのを悟られたくなかったからだ。

 

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観光船一宮駅で自転車を返却し、笠松公園に通ずるリフトに乗って山頂に到着。

ケーブルカーもあったが、リフトの方が開放感もあって心地よさも抜群だった。帰りもリフトにしよう、そうしよう。

 

笠松公園から改めてレンタサイクルで通った天橋立を望んでみる。

 

「なるほど、これが日本三景の一つと称えられるだけある・・・」

 

「で、そこが股のぞき出来る場所ですか」

 

「お前のスマホ寄こしな。代わりに撮ってやる。そのロングスカートじゃ無理だろ」

 

「あ、ありがとうございます・・相変わらず痒い所に手が届く事しますよね」

 

「ばっか、俺ほど気が利く奴そうそういねぇぞ?もっと称えてもいいのだぞ」

 

「はいはい、後がつかえていますので、さっさと済ませてくださいねー」

 

_____________________________________

 

「ほれ撮ってやったぞ、確認してみろ」

 

「ありがとうございます~どれどれ・・・股のぞきで撮った写真、本当に空に浮かんでいる島そのものですね・・・」

 

「天橋立が天に架かる橋のように見える事から、『天橋立』の由来ではないかと言われているのも納得だよな」

 

 

笠松公園での絶景を満喫した後、行き同様リフトで下山。そこから駅までは遊覧船でゆらりと船旅を楽しんで行くことに。

 

 

天橋立駅 14時19分発普通電車 豊岡行き

 

 

「昼食もロクにとらずにたい焼き2つだけってなのはあんまりじゃありません?」

 

「そう怒るな、今日の宿泊地での楽しみは残しておきたいじゃないか。その為の布石だ」

 

「城〇温泉でしたっけ?」

 

「そうだ。旅館は朝の料理のみの予約にしたが、夕方は駅界隈にある新鮮な魚介類を食べられる店で楽しもうと思ってだな」

 

「むぅ、そういう事なら我慢してあげますよ」

 

「寛大な奥方様に感謝いたしますよ」ニヤリ

 

豊岡駅15時57分に着いた後、16時19発 鳥取行きに乗り継ぐ事10分程。

今回の旅行での目当ての温泉宿 城〇温泉駅に到着したのだった

 

 

「んーお腹空きましたねー」

 

「駅着いた途端の第一声がそれか」

 

「いいじゃないですか。食への欲求は時には色気を凌駕するんですよ?」

 

「そんな奥さんを早く胃を満たしてあげないとならんようだな・・・

それならここなんかよさそうだな」

 

「一階が鮮魚店で上が店になっていますね。直売店ってわけでしょうか」

 

「異論はなさそうだな、ここで決定な」

 

 

「まさか、一階で販売している魚介類をそのまま調理して貰えることも出来るとは驚きだな。手間賃は当然かかるけど」

 

「ここが旬の季節なら松葉ガニが食べられるというなら、カニを食べないという選択肢はないでしょう、いえそれ以外はないです!」

 

「・・・いろは、目が血走ってないか?」

 

「もう腹ペコなんですよ?折角だからメニューシェアで色んなもの頼みましょうよ」

 

「んじゃ・・この3つで」

 

 

メニュー表を吟味した結果、「かにサラダ」をシェア。俺は「カニ玉丼」、いろはは「かにエビ丼」を注文し、新鮮なカニ料理に舌鼓を打ったのだった。

 

 

「ご馳走様でした。堪能しました♪」

 

「鮮度抜群だったな。身がプリプリだった。妻が満足した所で宿にチェックインするとするか」

 

「もう17時過ぎていますからねー」

 

 

今日の宿は駅かラ徒歩10分程の奥まった小路の所にある。その道中但馬牛の肉まんを販売している店が目に入り「ちょっと肉も腹にいれておこうか」と意見が合い、テイクアウトしてその旨さを堪能した。

 

 

 




3日目が終わってませんが長くなるので分けます
それではまた次回に
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