やはり俺のパートナーは・・・   作:バネア☆

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引き続き甘々な八色をお楽しみ下さい


第六話   旅行2日目 ~一つ目の温泉地へ~

~引き続き八幡視点~

 

元旦 AM6:00 北上駅運転停車中

 

 

個室備え付けの目覚ましの音で目を覚ます。

 

満足な睡眠とは言えないが、今日の宿到着時間は早い。

そこまで我慢すればいいだろう。

 

 

「ん~朝ですか・・・?」

 

 

どうやらいろはも起きたようだ。

 

 

「洗面所、先使うか?」

 

 

「すいません、先お借りします・・・」

 

 

その間にさっさと浴衣を脱ぎ、着替えを済ませることにした。

 

 

「いろは、着替え済ませたから、ちょっと展望車行ってくる」

 

 

「分かりました。こっちも着替えたら行きますね」

 

 

「了解だ」

 

 

 

廊下に出て外を見ると、一面の雪原が広がっており、山々が見えていた

 

 

(ああ、遠くまで来たもんだな・・・)

 

 

 

~12号車 展望車~

 

そこには、既に多くの人たちが好きに座っており

雪原をひた走る車窓を楽しんでいた。

 

 

「せんぱい」

 

 

「ああ、来たか」

 

 

「雪積もってますね・・・遠くまで来たって実感します」

 

 

「だな」

 

 

奇しくも同じ感想を漏らしていた。

 

 

20分程のんびりと車窓を楽しんだ後、

部屋に戻ることにした

 

 

~〇号車△△室~  6:50  日詰駅運転停車

 

 

洗面所で歯磨き・顔洗いの身支度を整え

ベッド状態のスペースをソファー状態に直し、車窓を楽しんでいた

 

こんな駅でも撮り鉄はいるのである。

岩手県で7時になる前の寒い朝なのに・・・

彼らの情熱には本当に頭が下がる

 

 

そうこうしている内に盛岡到着5分前となり、車内放送が鳴り響く、

5番線到着・お忘れ物がないようにとのご注意、そして

 

 

「今回のカシオペ〇のご旅行が素敵な思い出の1ページとなりますよう」

 

 

その言葉が一番胸に残った。

 

 

(少なくとも、寝る時にあんな不意打ちをする位だ。それにまぁ・・・)

 

 

横目で支度をするいろはを見やりつつ

 

 

(上機嫌っぽいし。楽しんでくれたようだ)

 

 

盛岡駅到着  AM7:28

 

 

今までけん引していた機関車を切り離し、上り線側にけん引し直す

その作業を見守る撮り鉄でごった返しっていた。

 

俺達は乗り換えと朝食の食糧の確保の為、見物も程ほどにして

改札を出るのだった。

 

 

コンビニでサンドウィッチとおにぎり、それとホットレモンを確保し、

東北本線上り電車を待つのだった

 

 

「せんぱいが持っている青〇18切符?それが3日まで使うものなんですか?」

 

 

「そ。J〇全線で5日(人)使用可能。だから期間内で使い切れるわけだ」

 

 

「でも、それだと1回足りませんよね?」

 

 

「だから、移動距離が短い日は普通の切符を買うことにする」

 

 

「12050円を割る5で2410円、大分お得ですね」

 

 

「まずは花巻までむかう。そこからバスで30分程の温泉地だ」

 

 

「昨日は体洗えなかったから、手入れもしたいとこです」

 

 

「俺も日頃のデスクワークで肩がこっちまったい」

 

 

「ふふっ、ゆっくりと浸かりましょうね♪」

 

 

岩手県 大〇温泉  AM9:20

 

 

「山間だから積雪も相当のものだな」

 

 

「温泉宿からの道が常時水を撒くことで凍結防止してますね」

 

 

「宮沢賢治ゆかりの自炊部・・・か。さて、入るとするか」

 

 

~600円を払い外来入浴での案内を受ける~

 

 

「入れる温泉は3つですか、混浴露天風呂に内風呂、反露天風呂、女性用の露天風呂もありますね」

 

 

「13時のバスが来るまで滞在するんだ。部屋を借りることにしよう」

 

 

「せんぱい・・・最初はその・・・・」

 

 

「・・・混浴露天風呂か」

 

 

「・・・(コクン)」

 

 

「・・・行くぞ」

 

 

「あ、待ってくださいよー」

 

 

(何なのこの子?寝る時に奇襲するわ。最初に混浴露天風呂にしたいとか。

今回の思惑に完全に気付かれているんじゃねぇか?)

 

 

(だとしても、コイツが楽しんでくれないと意味がない。

今はこちらも楽しんでいる素振りをしていないと。

話をするとしても、明日・・・だな)

 

 

~混浴露天風呂 〇〇の湯~

 

川の流れる音としんしんと降り積もる雪景色がたまらない

のだが、俺の恋人はというと、肌を寄せて恋人繋ぎをした手を

俺の膝に乗せるというトリプルコンボを仕掛けてくるのである。

 

 

(正直、温泉の温度よりこの状況による顔の紅潮度合いのほうが気になってしょうがない

そりゃ、7年も付き合ってるんだ。体を重ねることも幾度もしてきたが

この状況でのコンボは精神的にヤバイよ!?更には相席してる人がいる中

カップルは俺達だけなので余計に削られている気がしてならないのだ)

 

(ただ、横でやすらいでいる顔で満喫してるいろはを見て何かを

言うのは無粋と思い、甘んじてこの状況を受け入れていたのだが)

 

 

「せんぱい・・・いい温泉ですね、ここ」

 

 

「ん?ああ風流を感じるな」

 

 

「せんぱいも日々疲れてるですから、安らいでくださいね」

 

 

(!そうだった、当初の目的としては何よりも「2人で」楽しむってことなんだから

いろはの一連の行動もそういうことだと思うことにした)

 

 

何よりもそうした気遣いをしてくれたいろはに

 

 

「・・・・ありがとな」

 

 

小さく礼をいい

 

 

「えへへ・・」

 

 

と返事し握った手を優しく力をこめて反応したのだった。

 

 

 

 

 

 

~いろは視点~

 

 

 

わたしは夢心地で目を覚ました。

 

せんぱいが推した寝台列車だけあって、展望車ラウンジの雰囲気に流れるクラシックに照明

普段使う通勤電車と違う乗り心地、最高と言える空間だった。

おまけにダイニングカーのエレガントな雰囲気、その中で新年をワインで祝う

そんなサプライズに、わたしは胸がドキドキしっぱなしだ。

 

(この人はどんだけわたしを魅了させれば気が済むんだろうか、も~)

 

 

その思いを止められずに部屋を消灯して寝てしまう前に、

一計を案じて行動をおこすことにした

 

 

「せんぱいー」

 

 

わたしは枕に頭を乗せうつ伏せ状態で

せんぱいの顔まで手を伸ばした。 

 

 

 

「ちょっとわたしの手掴んでください」

 

 

 

 

 

「なんだよ・・・っ!!!?」

 

 

そう、これが狙い。手を掴んだ力をわたしの詰め寄る力に利用して

せんぱいの唇を奪っていた。

 

 

(ああ、もうせんぱいが愛おしくてたまらないっ・・・)

 

わたしの舌でせんぱいの口をこじ開けて、せんぱいの舌を蹂躙する

妖艶な音を立ててたっぷりと堪能したあと、ようやくせんぱいを

解放し引いた糸をなめまわし、じわりと余韻を楽しんだ。

 

 

 

 

「いろは、いきなりーーむぐっ!?」

 

 

(まだ足りない、もっとこの感触を感じたい・・・!)

 

 

再びせんぱいの唇を奪い、舌を蹂躙する。よりせんぱいを感じたいと音を響かせ

時間を惜しむが如く深く繋がる。そしてようやく解放したせんぱいは顔を紅潮させていた。

体が熱いわたしも、同じ状態なのだろう。

 

 

 

「せんぱい・・・大好きです・・・・今年もよろしくお願いしますね♪」

 

 

わたしは迸る思いを伝えた。 

 

 

「ああ、こちらこそ・・・・・」

 

 

せんぱいは熱にうなされたように返してくれた。

 

 

 

そして幸せな思いに包まれたまま眠りにつき、わたしは目を覚ましたのだった。

 

 

目覚めたばかりなのに洗面所を使わせてもらう、その気遣いが嬉しい・・・

身支度を整えた後、軽くメイク・着替えをすまし、ラウンジへと向かう。

 

先に来ていたせんぱいと落ち合う。

 

 

「雪積もってますね・・・遠くまで来たって実感します」

 

 

 

 

 

「だな」

 

 

 

しばし雪原が流れゆく車窓を楽しみ、部屋に戻ることにしました

 

 

部屋でもベッド状態のスペースをソファー状態に直し、車窓を楽しみつつ

 

降りる準備を整えていると 車内放送が鳴り響いた。

 

 

5番線到着・お忘れ物がないようにとのご注意、そして

 

 

「今回のカシオペ〇のご旅行が素敵な思い出の1ページとなりますよう」

 

 

 

(間違いなく素敵な思い出になりましたよ・・・・(〃▽〃))

 

 

 

盛岡からは在来線フリー切符の「青〇18切符」を使うとのことらしい

5日(人)1日で2410円以上の移動をすると元を取れるというのは理解できた。

まずは花巻駅まで行くとのことだけど、電車が来るまで間に

コンビニで買ったおにぎりを食べて朝食の時間を潰すことになりました

 

 

そして、花巻駅からバスで30分程。わたしたちは大〇温泉に到着

ここで13時まで滞在するとのこと。館内の温泉案内を受けました。

 

 

(あ、混浴露天風呂・・)

それが一番に目についた。せんぱいと寄り添って入りたいと真っ先に思いました

 

(何気なく意図を伝え、くみ取ってもらい一緒に入ることに成功しました)

 

 

~混浴露天風呂 〇〇の湯~

 

 

 

(んー、せんぱいの温もりいいなぁ・・・)

(手のぬくもりに肌を密着させて・・・安らぐなぁ・・・)

 

それに川の流れる音としんしんと降り積もる雪景色がたまらないなぁ~

 

 

でもせんぱいの顔が強張った様子だったので、声を掛けることに

 

 

 

「せんぱい・・・いい温泉ですね、ここ」

 

 

 

 

 

「ん?ああ風流を感じるな」

 

 

 

 

 

「せんぱいも日々疲れてるですから、安らいでくださいね」

 

 

 

 

 

 

「・・・・ありがとな」

 

 

ようやく和らいだ表情を見せたせんぱいに 

 

 

 

「えへへ・・」

 

 

と握った手にそっと力を込めて応えるのでした

 

 

 

 




温泉と言えばまぁ、混浴露天風呂もあるということで一つ
イチャイチャしてもらいました
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