BS×スタートゥインクル~12星宮に導かれたもの~ 作:風森斗真
でもって、ノットレイダーの総帥は……次回に登場します(汗
導がトッパとのバトルに勝利すると、導とトッパはバトルフィールドから戻ってきたが、その場所ではスターたちとノットレイダーたちが戦闘を繰り広げていた。
「なっ?! ちょ、どういうことだよ??!!」
「くそっ! マジック『白晶防壁』!!」
「ノット??!!」
突然の事態ではあったが、導はマジックを使用し、奇襲をかけてきたノットレイダーの構成員に白のマジックを使用する。
瞬間、白い光を放つ半透明の壁がノットレイダーの攻撃を遮り、導とトッパを守った。
「導くんっ?!」
「どこ行ってたルン??!!」
「どこ行ってたって、プルンスから聞いてないのかよ?!……まぁ、いいけど!」
スターとミルキーに文句を言われながら、導はブレイヴサジタリアスのカードを頭上にかざし、鎧を身にまとう。
その姿に、トッパは幼い少年らしく、カッコイイという感想を漏らしていたが。
「お前はここから動くなよ! いいな?!」
トッパにそう言い残し、導も参戦する。
だが、アイワーンが自分自身を素体にノットリガーを作り出し、戦況はさらに混乱することとなった。
だというのに、一歩も引かず、戦い続ける様子を、ブルーキャットは呆然と眺め、なぜそこまでするのか、疑問を口にする。
所詮は、他人のこと。そして、まったく違う星の生まれのもののことだ。放っておけばいい。
なのになぜ。
「なんで、戦うのよ!」
「だってほっとけないじゃん!!」
その疑問に、スターがまっすぐに答えを返す。
「あなたには関係ない! 何も知らない他人でしょ?!」
「確かに、お前と俺たちは他人同士だ。まして、羽衣以外は全員地球人だ。普通なら放っておくだろうさ」
「ならなんで?!」
「だからって放っておくことを、俺はしない!」
導の語気の強さに、ブルーキャットは息をのむ。
そんなことは素知らぬ様子で、スターたちは言葉を続けた。
「ブルーキャットのことだけじゃない、わたしの知らないことはいっぱいある。だからこそ知りたいし、会って話したい! もちろん、この星の人たちとも!! だってさ、キラやば~! だよ? なんでも好きな姿に変われるなんて!!」
「……っ」
「だから、わたしは守りたい!!」
スターの言葉に、ミルキーたちもうなずいて返す。
それと同時に、彼女たちはノットリガーへと向かっていく。
その後ろ姿に、ブルーキャットはなぜそこまでできるのか、疑問を口にするが。
「お前も、その答えはもうわかってるはずだろ?」
「え?」
「目の前で困ってる誰かがいて、その誰かに力を貸せるなら全力を尽くす。自分がそうしたいからそうしてるんだ、俺もあいつらも」
それだけを口にすると、導は地面を蹴り、ノットリガーと化したアイワーンへと向かっていき、プリキュアたちの援護に入る。
「マジック『リミテッドバリア』!!」
「鬱陶しいっつーの!!」
アイワーンの強烈な一撃が入る前に、防御を行おうとするが、ノットリガーの力が予想以上に強く、リミテッドバリアの防壁を簡単に破壊する。
その衝撃はスターたちを襲い、変身を強制解除させるほど強力なものだった。
リミテッドバリアのおかげかなんとか立つことはできるが、それでもダメージは大きく、すぐに変身することができない。
そんなひかるたちに容赦なくアイワーンが拳を振り上げようとする。
だが、アイワーンはその拳を止めた。
「なんであんたがそこにいるんだっつーの?」
そこには変身が解除されたひかるたちを前に、仁王立ちするブルーキャットの姿があった。
なぜ、自分がここに立っているのか。ひかるたちを守るようにしているのか。
ブルーキャット本人も戸惑っている様子はあった。
だが。
「わたしだってわからない……けど、倒れているんだ! わたしの目の前で!!」
倒れている人を見捨てることができない。
ブルーキャットの本質がその言葉から、うかがい知ることができる。
だから、倒れているひかるたちも救いたい。
本心から出たのであろうその言葉が、フワに反応したのか、フワが突如。
「ふーわーっ!!」
光を放ちながら声をあげた。
すると、ブルーキャットの胸元にひかるたちと同じペンダントとペンが出現する。
「ブルーキャット! 君のイメージを描け!! そのイメージが君の力になってくれるはずだ!!」
導の声に答えるように、ブルーキャットはペンとペンダントをつかむ。
「スターカラーペンダント! カラーチャージ!!」
ブルーキャットがスターカラーペンとペンダントを手に取り、ひかるたちと同じように、ペンダントにペンを差し込む。
その瞬間、彼女の姿は、レインボー星人の姿、宇宙アイドルマオ、ブルーキャットの三つの姿へと変わり、最後にはサングラスと帽子を脱ぎ捨てた、彼女の素顔を見せた状態になる。
「煌めく、星の力で! 憧れの"わたし"描くよ!! トゥインクル、トゥインクル、プリキュア♪ トゥインクル、トゥインクル、プリキュア♪ トゥインクル、トゥインクル、プリキュア♪ スタートゥインクル……スタートゥインクル☆プリキュア! Ah……♪」
なぜか久しぶりに聞いたような気がするプリキュアに変身するための歌声を響かせながら、猫耳と猫のしっぽ、そして七色の配色がされたスカートをまとったコスチュームへと、ブルーキャットが姿を変えていく。
「銀河に光る、虹色のスペクトル! キュアコスモ!!」
その姿に、ひかるは目を輝かせながら、
だが。
「ふんっ!!」
プリキュアになったことでアイワーンがブルーキャット――キュアコスモに対する危険度と認識を改めたのか、コスモに攻撃を集中させる。
ノットレイダーの構成員を含め、コスモに集中攻撃を行うが、そのすべてをコスモはさばいていく。
コスモがノットレイダーに対し、反撃を行っていくと、アイワーンと彼女を素体にしたノットリガーが突如、変化を見せた。