BS×スタートゥインクル~12星宮に導かれたもの~   作:風森斗真

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というわけで、第一章突入なんですが、原作に触れるのはまだちょっと先です
ひとまず先に、ひかるとララにデッキを持ってもらおうかなぁと思いまして

……てか、もう次回で最終回だよ、スタートゥインクル
まぁ、ヒーリングになっても書くけど

なお、タイトルの通り、バトルもしてもらいます
フィールドの状況は下のような感じで書いていきます

<第○ターン>
(プレイヤー)/ライフ:、リザーブ:、トラッシュ:、手札:
フィールド
スピリット:スピリット名(色/コスト(軽減コスト)/レベル:BP)
ネクサス:ネクサス名(色/コスト(軽減コスト)/レベル)
バースト:あり/なし

バーストについては発動した際に「→(カード名)」という感じで記載していきます
なお、基本的にリバイバル版のみを使用しますのでご了承ください


1、集めよう!プリンセススターカラーペン!!
ひかるとララ、初めてのバトスピ!(前編)


スターパレスに住まうスタープリンセスたちからの依頼を受けることを決めた導だったが、普段と変わらない様子で日常を過ごしていた。

だが、確かにその日常に変化はあった。

 

「導くん!あたしにもバトスピ教えて!!」

 

朝の教室。

ひかるは突然、導にそう頼んできた。

あまりに唐突であったため、導は目を丸くし、沈黙してしまった。

が、そんなことはお構いなしにひかるは導の目をまっすぐに見つめてきていた。

 

「……放課後、展望台に集合。それでいいな?」

「うん!!」

 

一種の暴走状態になっていると感じら導は、これ以上は何を言っても無駄だと判断したのか、あきらめたようにため息をついてそう伝えた。

そもそも、学校にデッキを持ってきていないし、当然、カードやコアといった必要となるものもない。

ある程度のルールを教えたとしても、普段のひかるの成績から考えるに、習うより慣れた方が覚えも早いだろうし、覚えたら試したいと思うのは人の性だ。

ならば、教えてすぐに実戦が出来るようにしておこう、という導なりの気遣いだった。

 

放課後になり、帰宅した導は自室からデッキとカードをしまっている箱を持ち出し、展望台まで向かった。

展望台の入り口には、待ちきれず、荷物を置いて着替えてから超特急できたのか、ひかるとララの姿があった。

どうやら、ララもバトスピに興味があるようだ。

 

「地球のゲームに興味がある、か」

「そういうことルン。ロケットの場所まで案内するルン」

「おいおい、羽衣が異星人だってことを知ってる人間は少ない方がいいんじゃないのか?」

「導は大丈夫ルン。導だって、あんな体験したことを話しても誰も信じてもらえないって思うだろうし」

 

確かに、あんな経験を他人にしたところで、信じてくれるのはグラン・ロロの光主であった両親とその仲間たちくらいなものだろう。

第一、導はあまり人と深く関わりを持たない。

ララの正体が導の口から漏れることは、ほぼありえないだろう。

 

「まぁ、細かいことはいいから!さっそくララのロケットに行こう!!」

「……俺の口よりもひかるの口から漏れる可能性のほうが高いな、たしかに」

「オヨ~……」

 

よくこの調子の人間と一緒にいてばれないな、と導は奇妙なところで感心していた。

 

------------

 

ひかるとララに案内された先には、確かにロケットと思しき物体があった。

なんともファンシーなその外見に、本当にロケットなのか、と疑問が浮かんできたことは言うまでもない。

ひかるたちに促されるまま、ロケットの中に入っていくと、『プルンス』が口癖のクラゲ型異星人が出迎えた。

 

「おかえりでプルンス、ララ……って、ひかるはともかく、なんでそいつがいるでプルンスか?」

「ちょっと失礼じゃないか?プルンス」

「地球のゲームに興味が出たから、ひかると一緒に教えてもらおうと思ったルン」

「え~?……大丈夫でプルンスか?スタープリンセスが信頼しているとはいえ、地球人でプルンスよ?」

「信用ないかもしれないが、俺の言葉を信じる連中は少ないよ……俺の声なんて、あいつらからすればすぐにもみ消せる雑音のようなもんだしな」

 

文句を言うプルンスに、導は何かをこらえるように顔をしかめてそう返した。

あいつら、という言葉がいったい誰を示しているのか、それを知らないひかるたちは首をかしげていたが、これ以上は何も話すことはないとばかりに、導は無理やり話題を切り替えた。

 

「ほら。始めるぞ」

「あ、う、うん!」

「わかったルン!」

 

導の一言に、ひかるとララは慌てた様子でうなずき、導の前に座った。

持ってきていた予備のカードを広げ、導はバトスピのルールとゲームの流れを説明し始めた。

あまりに一度に教えるとひかるの理解が追いつかない可能性も考え、基本的な流れと何が出来て何ができないのか、そして何が必要なのかを集中的に教えることにした。

 

「……まぁ、基本はこんなもんだ。大丈夫か?」

「オッケーオッケー!」

「だいたいわかったルン!」

「それじゃ、実践してみるか」

 

そう言って、導は二つのデッキを取り出し、ひかるとララの目の前にそれぞれ置いた。

 

「い、いきなり?!」

「だ、大丈夫ルン?!」

「さっき教えたようにして、自分が好きなようにデッキを回してみろ。何かわからないことがあれば教えてやる」

 

導にそう言われて、ひかるとララは恐る恐るといった風にデッキを手に取り、何が入っているのかを確認した。

デッキの内容をだいたい把握した二人は、さっそく、先攻と後攻を決めて初めてのバトルを始めた。

 

「わたしからだね?」

「オヨ~、じゃんけん負けちゃったルン……」

「先攻と後攻は最初に引いたカード四枚の状態をみて、決定権をもらったプレイヤーが決めることができるんだ。ひかる、今回はどうするんだ?」

「それじゃ、先攻をもらうよ!スタートステップ!!最初だからコアステップを飛ばして、ドローステップ!」

 

バトルスピリッツの先攻と後攻は、バトル開始前に決定権を得たプレイヤーが最初に引く四枚のカードを見てから判断することが許されている。

だが、今回ひかるは先攻を選んだ。

 

<第1ターン>

ひかる:ライフ5、リザーブ4、トラッシュ0、手札4→5

フィールド

スピリット:なし

ネクサス:なし

バースト:なし

 

「メインステップ!「ライト・ブレイドラ」と「モルゲザウルス」をレベル1で召喚するよ!」

 

ひかるは赤のスピリットであるライト・ブレイドラとモルゲザウルスを一体ずつ召喚した。

この時点で、ひかるはリザーブにあるすべてのコアを使い切ってしまったため、これ以上は何もすることができず、ターンエンドを宣言した。

 

<第1ターン>

ひかる:ライフ5、リザーブ4→0、トラッシュ0→2、手札5→3

フィールド

スピリット:ライト・ブレイドラ(赤/コスト0/Lv1:BP1000)

      モルゲザウルス(赤/コスト3(軽減:赤2)/Lv1:BP2000)

ネクサス:なし

バースト:なし

 

「ターンエンド、ララの番だよ」

「わかったルン!スタートステップ!コアステップ、ドローステップ!」

 

<第2ターン>

ララ:ライフ5、リザーブ4→5、トラッシュ0、手札4→5

フィールド

スピリット:なし

ネクサス:なし

バースト:なし

 

「メインステップルン!まずはバーストをセットするルン!そして、「イグアバギー」と「ガドファント」をレベル1で召喚するルン!!」

 

ララはひかるとは対照的にバーストをセットし、白のスピリットであるイグアバギーとガドファントをフィールドに召喚した。

バーストとは、フィールドに一枚、裏側でセットすることができるカードであり、カードに記されたタイミングによって本来の効果とは異なる能力を発揮するカードだ。

 

<第2ターン>

ララ:ライフ5、リザーブ5→1、トラッシュ0→2、手札5→3

フィールド

スピリット:イグアバギー(白/コスト1(軽減:赤/白1)/Lv1:BP1000)

      ガドファント(白/コスト2(軽減:白2)/Lv1:BP2000)

ネクサス:なし

バースト:あり

 

「あれ?そのカード、わたしがもらったデッキにもあったような……」

「オヨ?……そういえば、ひかるが出したカードも……これ、どういうことルン??」

 

ひかるはララが召喚したカードが自分のデッキにも含まれていたことを思い出し、そう口にすると、ララもまた、ひかるが召喚したカードが自分のデッキに入っていたことを思い出した。

二人の視線は同時にデッキを渡してきた導のほうへと向いた。

 

「そりゃそうだ。そのデッキは父さんが依頼されて作った初心者用デッキだからな。同じカードが入ってるの当然だろ」

 

導が二人に手渡したデッキは、馬神弾監修で作られた初心者用のデッキだった。

初心者用であるため、基本となるスピリットやブレイヴの召喚、マジックやバーストの使用を覚えることを重視している構成ではあるが、攻守のバランスは絶妙なものであり、熟練者が少し手を加えれば十分大会でも活躍できるほどの潜在能力を持っているデッキとなっている。

 

導があえて二人に同じデッキを渡したのは、このデッキでのミラーマッチを見て、ひかるとララのバトルの性格を把握し、今後のデッキづくりで的確なアドバイスを行うためだった。

 

「なるほど。使う人間が違えば、同じデッキでも違って見えるものというわけでプルンスな」

「わかってるじゃないか、プルンス」

「ふっふっふ、なめてもらっては困るでプルンス!」

 

お調子者なきらいがあるプルンスは胸を張るようにして導の言葉に返した。

一方、少し困惑したひかるとララだったが、初心者であることは確かだし、なにより、ゲームはまだ始まったばかりだからか、すぐにバトルへと意識を戻した。

 

「これ以上はなにもないルン。ターンエンドルン」

「よーし!スタートステップ!コアステップ、ドローステップ!リフレッシュステップ!!」

 

<第3ターン>

ひかる:ライフ5、リザーブ0→3、トラッシュ2→0、手札3→4

フィールド

スピリット:ライト・ブレイドラ(赤/コスト0/Lv1:BP1000)

      モルゲザウルス(赤/コスト3(軽減:赤2)/Lv1:BP2000)

ネクサス:なし

バースト:なし

 

「メインステップ!わたしもバーストをセットするよ。でもって、モルゲザウルスをレベル2に!」

 

<第3ターン>

ひかる:ライフ5、リザーブ3→2、トラッシュ0、手札4→3

フィールド

スピリット:ライト・ブレイドラ(赤/コスト0/Lv1:BP1000)

      モルゲザウルス(赤/コスト3(軽減:赤2)/Lv1→2:BP2000→3000)

ネクサス:なし

バースト:あり

 

「……よし、突っついてみよう!アタックステップ!モルゲザウルスでアタックだよ!!」

 

第3ターンに入り、ひかるは早くもアタックを仕掛けてきた。

この瞬間、モルゲザウルスは全レベル共通効果により、BPが2000上昇するため、合計BPは5000となる。

ララはそのアタックをライフで受けた。

バトルが終了したため、モルゲザウルスのアタック時効果は終了し、BPは元に戻ることとなる。

 

<第3ターン>

ひかる:ライフ5、リザーブ2、トラッシュ0、手札3

フィールド

スピリット:ライト・ブレイドラ(赤/コスト0/Lv1:BP1000)

      モルゲザウルス(アタックにより疲労状態)(赤/コスト3(軽減:赤2)/Lv2:BP5000→3000)

ネクサス:なし

バースト:あり

 

ララ:ライフ5→4、リザーブ1→2、トラッシュ2、手札3

フィールド

スピリット:イグアバギー(白/コスト1(軽減:赤/白1)/Lv1:BP1000)

      ガドファント(白/コスト2(軽減:白2)/Lv1:BP2000)

ネクサス:なし

バースト:あり

 

「ターンエンドだよ」

 

まだライト・ブレイドラでアタックすることはできるが、ライト・ブレイドラはBP1000であるため、ブロックされればひとたまりもないと考えたのか、ひかるはそれ以上のアタックを控え、ターン終了を宣言した。

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