BS×スタートゥインクル~12星宮に導かれたもの~   作:風森斗真

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というわけで、今回から原作に触れつつ、という感じでやっていきます
とはいえ、基本的に導がみんなから距離を置きたがるのであまり絡んでくることはないんですが

まぁ、それはともかく

次回はいよいよ初バトルとなります
が、基本的に相手カードバトラーのデッキレシピは公表しません
半ば勢いで作ってるところあるので、練れてないんです、許してください


やってきたのは、異星人のカードバトラー!

導がひかるとララにバトスピの基本的なルールを教え、デッキと数枚のカードを渡した翌日。

休日だったその日、導はなくなり始めている消耗品を買いに商店街に出ていた。

 

「ティッシュとトイレットペーパー、洗濯洗剤……こんなもんかな?ゴミ袋はまだあったし、掃除機パックも大丈夫……よし、帰るか」

 

とつぶやき、帰ろうとしたその時、背後から聞き覚えのある声が聞こえてきたため、ため息をついた。

 

「導くん!こんにちは!!」

「こんにちはルン」

「……あぁ。それじゃな」

「って、立ち去るの早すぎ!!ちょっと待ってよ!!」

 

面倒ごとに巻き込まれる前にさっさと帰ろうとした導だったが、ひかるに服をつかまれてしまった。

こうなるとてこでも動かせないことを学んだ導は、ため息をついてなぜ引き留めたのか問いかけた。

 

「なんだよ、俺、これから帰って夕飯の支度とかしないとなんだけど?」

「そこを何とか!」

 

なぜか引き留めようとするひかるに嫌気を覚えながらも、生来の人の好さが出てきてしまった導は、ひとまず話だけ聞くことにした。

 

「はぁ……で?なんだよ?」

「これからえれなさんのうちでパーティーなんだけど」

「……荷物、置いてきてからでいいか?」

 

どうせ断っても勢いで押し切るつもりであることを察した導は、ひとまず、持っている荷物だけでも置いていきたいと思い、そう提案した。

意外にも、ひかるは導の荷物をしっかりと把握していたのか、了承してくれた。

だが、導の性格も把握していたらしく。

 

「それじゃ、わたしたちもついていくよ!」

「はぁっ?!なんで……」

「たぶん、馬神くんだけで行かせたら逃げるって思ってるルン」

「……はぁ……わかった」

 

こうなったらかみついたすっぽんのように絶対に離さないことを悟り、導はため息をついてついてくることを了承した。

ひかるとララに連行されるような形で一時帰宅をした導は、買い足したものを置いて、再びひかるたちと一緒に商店街へむかった。

商店街に到着し、えれなの実家であるフラワーショップに到着すると、一人の男の子が走り去っていく姿が目に入った。

 

「……なんだ?」

「あれ?とうまくん?」

「あ、ひかる!ララ!!」

 

男の子に続き、慌てた様子のえれなが姿を見せた。

どうやら、よほどのことがあったらしい。

いつもならば放っておくのだが、両親譲りの人の好さが発動してしまい、導は面倒くさそうにため息をついた。

 

「弟さん、追っかけてきます」

「あ、ならわたしたちも!」

 

導の言葉に、ひかるたちも慌ててとうまを追いかけた。

だが、途中で見失ってしまい、手分けして探すことになってしまった。

導は一人で商店街の外へ出て探し回ってみたが、目的の人物とは別の人物を見つけてしまった。

 

「あら?あなたはたしか、プリキュアと一緒にいた……」

「天狗?……にしてはあんた、ずいぶんな格好してるな」

 

そこにいたのは、天狗が持つ柏の団扇に似た団扇を持った、長い鼻の仮面を被った女性だった。

見た目こそ天狗なのだが、ところどころ露出が多く、とても修験者が転じた妖怪とは思えない姿だった。

 

「まぁいいわ。ちょっと遊んでもらうわよ!!」

 

女がそう叫ぶと同時に、手にした団扇を掲げた。

その瞬間、どこに隠れていたのか周囲から『NO』と顔面に書かれたマスクをかぶった、いつぞやの戦闘員たちが姿を現した。

 

「駒ちゃんたち、やっておしまい!」

『ノットレーイッ!!』

「あぁ……結局こうなるのか……」

 

ため息をつきながら、導は持ってきていたデッキホルダーに手を伸ばし、「射手星鎧ブレイヴサジタリアス」のカードを取り出し、掲げた。

その瞬間、カードから赤い光が放たれ、あたりを包んだ。

光がおさまると、カードに描かれたイラストと同じ、赤い鎧をまとった導の姿があった。

 

「……いくぞ」

 

格闘技の心得はないが、拳を握り、静かにそう告げた瞬間、戦闘員たちが一斉に襲いかかってきた。

無計画に次々に飛び掛かってくる彼らに対して、導は拳や蹴り、時には『ブレイヴサジタリアス』の弓で矢を放ち、撃退していった。

だが、その数はまったく減る様子がなかった。

 

「……数が多いな……」

 

そうつぶやくと、腰のホルダーから一枚のカードが飛び出してきた。

まるで、自分を使え、と言っているかのように導の前に浮かんできたカードをつかみ、カードを掲げた。

 

「マジック『サザンクロスフレイム』を使用!BP4000以下のスピリットすべてを破壊する!!」

 

そう叫んだ瞬間、カードから十字を描いた炎が吹き上がり、周囲の戦闘員たちを吹き飛ばした。

どうやら、戦闘員たちはBP4000以下として扱われるようだ。

まさかバトスピと同じ効力を発揮することができるとは思ってもみなかったらしく、目の前に広がる結果に導は呆然としていた。

 

「うわぁ……」

「な、なんなのよ、いったい……」

「いや、俺もよくはわからないんだけど……」

 

女天狗の問いかけに、導は頬に汗を伝わせながら返した。

だが、女天狗はその隙をついて、さらなる戦闘員を呼び出し、導に向かわせた。

導はすぐに反応し、ホルダーから新しいカードを取り出し、先ほどと同じようにカードの名前を叫んだ。

 

「マジック「サイレントロック」を使用!!」

 

今度は白のマジック「サイレントロック」に描かれたものと同じ、白い鎖が地面から伸びてきて戦闘員たちを縛り付けた。

「サイレントロック」の本来の効果は、「合体していないスピリットのバトル終了時、アタックステップを終了する」というものなのだが、どうやら、攻撃をロックしているようだ。

 

攻撃が終わり、周囲を見渡すが、先ほどの女天狗は姿を消していた。

この場から離れたのだろうか、それとも、妖怪の天狗よろしく、上空に飛び上がっているのだろうか。

注意深く周辺に意識を凝らしていたが、どうやらこの場から離れたようだ。

となれば、これ以上、ここで暴れても仕方がないと判断し、導はそのまま立ち去ろうとした。

だが、その行く手を阻むように、一発の弾丸が導の足元に命中した。

思わず立ち止まり、銃声がした方へ視線を向けると、そこには一人のガンマン風の男が銃口をこちらに向けて立っている姿があった。

 

「誰だ、あんた……銃を持ってるってことは一般人じゃないな?」

「……冷静だな。さすが、スタープリンセスたちから十二宮Xレアを預かったカードバトラー」

 

正確にはスタープリンセスたちではなくマギサからなんだが、と突っ込みたくなったが、ひとまず誤解しているのならばそのままにしておこうと想い、導は何も言わなかった。

スタープリンセスたちのことを知っているということは、おそらくは異星人。そして、十二宮Xレアのことを知っているということは。

 

「あんたもカードバトラーか?」

「その通り。ダークネストとかいうやつに拾われた、『流浪のカードバトラー』ロビン、それが俺だ」

「なら、目的はこれだろ?」

 

そう言って、導はバトスピのデッキを取り出した。

それを見た瞬間、ロビンと名乗った異星人の目は獰猛なものへと変わった。

まるで獲物を目の前にした狩人のような目だ。

 

「あぁ、その通りだ。地球にもカードバトラーがいたことに驚いたが、何より、スタープリンセスよりその実力を認められたって話だからな。バトルしてみたくなるのが、カードバトラーの性ってもんだろ!」

 

ロビンはそう語りながら、自身のデッキを取り出した。

そして、導とロビンは同時に叫んだ。

自分たちの戦いを始めるための言葉を。

 

「「ゲードオープン!界放!!」」

 

その言葉を叫んだ瞬間、二人のデッキから白い光があふれ、二人を包み込んだ。

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