みんなの元へ戻りかばんを受け取ると、
「ふふん♪」
なんだかいい笑顔でモモが帰ってきた。
「見たかお前らあの子完全に脈ありだ」
「見たかじゃねえよ…モモ先輩」
「うん?」
「いつも一人でもって行き過ぎ…俺にも…」
「ガクト、それ以上の発言は危ないからダメだよ」
「…彼はどうもあの発言とかがなければもてそうなのにね」
咲夜はあきれたようにため息を吐いていた。
「と言うより女好きもどうかと思うわよ?
まぁ、否定する気はないけど…迷惑かけなければ」
「別に根っからってわけじゃないさ。
ただ周囲の男に魅力がなければな…女の子にちょっかいも出すさ」
まぁ、聞いてる限り自分達じゃ釣り合わないと引いてるみたいだしね。
「?ところであの馬鹿はどうした?」
「旅に出ててまだ帰ってきてない」
「翔一って旅好きなの?」
「旅って言うより自由奔放、風みたいな男だよ」
それはそれで楽しそうだな。
「まっ、ガッコに行くか」
「行っちゃおう」
僕達は学園へと足を進めた。
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多馬大橋…別名変態の橋と言うらしい。
まぁ、テレビとかで痴漢騒動になるとよくここが映る。
「みんなーーーーーーーっ、おはよ~~~~~~~~うっ!!!!!」
遠くから聞える声に振り返ると、タイヤを引きずった一子の姿があった。
「やっ」
「おはよ」
「おう、おはよ、ワン子」
「おはようワン子」
「おはよう」
「おはようございます、ワン子さん」
「……おはよう」
「なんか川辺で大勢伸びてたけど…お姉様?」
「いや、アキだ…」
モモは思案顔になり、
「どうしたの?お姉様」
「いや、アキ」
?
「今更だが約束、無しじゃないよな!?」
「あ~別に無しじゃないよ」
「よし、とりあえず日曜だ。
家は案内したからわかるよな?絶対だぞ!?」
「あはは、なんか不思議な光景よね」
「まぁ、モモ先輩に勝てる人なんていなかったもんね」
「そういや、今日はタイヤ2個なんだな」
「うん、でも川沿いに東京都まで行ってきたわ!!」
ここから東京都…約十数キロ…がんばるな…
「アタシはお姉様と比べるとまだまだだから」
「健気だろ、どうだ自慢の妹だぞ」
本当に仲のいい姉妹である。
「…お嬢様達大丈夫でしょうか…」
「あいつ等なら大丈夫でしょ。まぁ日曜にでも確認に行きなさい」
そんな会話をしながら学園へと向かうのであった。