side大和
昼休み・・・俺は、
「変だ・・・」
躓いていた。
俺はあらゆる情報を使って吉井明久を調べていた・・・
なぜかと言うと・・・
【自己紹介の後】
「大和・・・」
「どうした?京」
「あいつには気をつけたほうがいいよ」
「あいつ?」
「転校生の男・・・」
吉井のことか?
「なんでだ?」
「あの男見た瞬間に・・・」
「見た瞬間?」
「絶対勝てないって・・・なんて言うんだろう・・・本能が訴えるような・・・」
勝てない?
「あ~それなんとなくわかる」
「ワン子もか?」
「うん。明久からはお姉様みたいに覇気は感じないんだけどね」
京やワン子が潜在的に恐怖を感じる人間か・・・
「調べたほうがよさそうだな・・・」
・・・・・・・・・・
その結果が・・・
吉井明久と言う人間は存在しない。
おかしい。じゃあ今このクラスにいるあいつは誰だと言うんだ?
そう悩んでいると、
「大和」
「あ、姉さんどうしたの?」
「あぁ、美少女がこのクラスに転校して来たと聞いてな」
「姉さんらしい理由だね」
「さて、あの子・・・・」
「どうしたの?」
「あいつは・・・」
姉さんが見てる先、それは今俺の悩みの種でもある明久だった。
「・・・抑えられてるがこの気は・・・間違いない・・・」
「姉さん?」
姉さんは明久のもとへと歩いて行き、
「すまない」
「?なんですか」
「私は・・・川神百代だ」
「・・・」
ん?なんだか明久が一瞬驚いた気が・・・
「何で変わってないか疑問だが・・・」
「なに?」
「頼む。私と勝負してくれ」
え・・・勝負しろ、じゃなくてしてくれ?
てか姉さんが・・・
「えぇ!?」
頼んだ!?
side明久
百代?もしかしてあの時の子?
「えっと・・・ごめん」
「そこをなんとか頼む!!」
「え、ちょっと!?」
百代は頭を下げてきた。
「「「百代さんが頭を下げた!?」」」
初めての事らしくクラスのみんなが驚く。
「頼む!!」
「え・・・と」
「受けてあげたら?」
「咲夜?」
僕は咲夜のほうを見ると、
(だってその子、明久の言ってた子でしょ?)
(・・・多分・・・)
しかし・・・
「でも決闘の場合って職員会の許可が必要ですよね」
たしか委員長の・・・甘粕真与さんだったかな?
彼女がそういって・・・・
「いいぞ、ワシの特権で了承する」
「「「「が、学園長!?」」」」
へ~この人が・・・
「ほっほっ、しかしお主、何時からワシがいるのに気づいておったかのぅ?」
「えっと・・・彼女が教室に来たときから」
「(なるほどのぅ・・・しかし今の・・・いや全盛期のわしでも・・・)」
「じじぃ!!いいのか!?」
「じじぃと言うでない!しかしやるのは明日の朝礼の後じゃ」
「わかった!!それでもかまわん!!」
「・・・はぁ・・・」
「(こやつなら百代を・・・ほっほっ、これで百代も・・・)」
百代は僕の机にワッペンを置き、僕はその上にワッペンを重ねた。
「なんか僕の意思総無視だったね・・・」
「大丈夫よ、明久」
はぁ・・・まぁ、いいか。