大帝国劇場のかぐや姫の公演が終わり夜に差し掛かった頃、食堂では出演者のさくらたちに加え、誠十郎とすみれ、カオルにこまちに令士、そしてソラとドナルドとグーフィーとヒカルが集まっていた。
無事に舞台が成功した後、すみれの計らいで帝国華撃団でパーティーが催されることになり、もぎりを手伝ってくれたソラたちと前座を引き受けてくれたヒカルも招かれたのである。
因みにデミックスはこれ以上付き合いたくないのかこっそりと帰ってしまっておりこの場にはいなかった。
「それでは皆さん。今回の舞台の成功を祝しまして、乾杯!」
『かんぱーい!』
そしてすみれの乾杯の音頭と共に全員は持っていたグラスを上に掲げパーティーが始まった。
テーブルに置かれている料理を食べたり各々で話したりしており、とても楽しそうな様子である。
「有名な帝国華劇団の舞台に立てるなんて夢みたいです。さくらさんたちの演技も上手でしたね」
「そんな事ないですよ。私だってヘタな時くらいありましたし…」
「あの時は結構ぐだぐだだったもんなぁ。それに比べりゃヒカルの歌が中々だったぜ」
ヒカルはさくらたちの演技力を褒めるもさくらは謙虚に返す。
今では誰もが魅了される実力を持っているものの、最初の頃は目を背けたくなる程のヘタさであったため初穂も当日のことを思い出して苦笑いを浮かべてしまう。
「いきなり歌い出した時はビックリしちゃった。歌の練習も必要なんだね」
「はい。舞台に立つには演技力はもちろんですが、踊りや歌の基礎練習も必要になってくるんですよ」
「小さな積み重ねってやつだな」
「日々の精進は忍でも必要」
グーフィーもヒカルと同じように褒めており、演技力以外にも必要なことは多いのかと思った。
そんなグーフィーにクラリスは様々な分野の技術も取り入れることも重要だと教え、誠十郎とあざみもつけ加えていく。
「いや~それにしても装置壊れた時はどないなるかと思ったけど間に合って助かったわ」
「流石は令士さんですね」
「間に合って良かったよ」
「今回は想定外のトラブルで少し焦ったが、こまちさんのアイデアで命拾いしたぜ。にしてもすみれさんが部外者を舞台に立たせるとは随分と太っ腹ですね」
「今回は不足の事態でしたので特例ですわ」
なんとかうつりちゃんの修理を終えた令士をこまちにカオル、ドナルドが褒めている。
霊子戦闘機のメンテナンスも行っている令士でなければ恐らく修理はできなかったであろう。
そんな令士は一般人のヒカルを舞台に立たせることを許可したすみれに話しかけるも、当の本人はあっけらかんに返す。
みんながワイワイと盛り上がる中、ソラは1人グラスに入っているドリンクをチビチビと飲みながらみんなを見ていた。
この帝国華撃団は帝都の平和を守るだけでなく舞台劇でも活躍して人々を笑顔にしている。
今まで巡ってきた世界で出会った戦士たちは闇からの脅威を防ぐことで人々を守ってきたが、さくらや誠十郎たちはもう1つの手段で人々を安心させている。
少し違う形で人々を守る帝国華撃団にソラが感心していると声を掛けられた。
「少しいいかしら?」
「へっ?」
声を掛けられたソラが振り向くとアナスタシアが立っていた。
「アナスタシア…」
「私たちの舞台はどうだった?キーブレードの勇者様」
アナスタシアは少しソラをちゃかすように今回の舞台の感想を聞いた。
聞かれたソラはグラスをテーブルの上に置いて腕を組んで考える。
「ん~何て言ったらいいのかな…?みんな、楽しそうだなって」
「楽しそう?」
『うまかった』とか『迫真の演技だった』とかの答えかと思いきや『楽しそう』という答えが返ってきたことにアナスタシアは首を傾げてしまう。
「なんて言うか…さくらにクラリス、初穂とあざみとアナスタシアも来てくれた人たちを笑顔にしたいっていうより、もっとみんなと一緒に楽しみたいっていう感じがしてさ」
舞台を初めて見たソラはさくらたちを見て純粋に劇を楽しんでいると感じていた。
ソラは心を通じて誰かの心を感じとり、喜びや苦しみを分かちあえることができる。
かつて訪れた世界で出会ったアナという女性とも心をリンクしたため、舞台を見てさくらとリンクして楽しい感情が伝わってきたのである。
「………フフッ。やっぱり貴方、カミヤマと似てるわね」
「誠十郎と?」
ソラの感想を聞いたアナスタシアは軽く笑い誠十郎に似ていると思ってしまう。
「えぇ。他のみんなとは違う意外性ってところが」
「…それ褒めてる?」
褒められているのかまたからかわれているのか分からないアナスタシアの答えにソラは不満そうにしてしまう。
「ソラ~。早くしないと料理なくなっちゃうよ~」
するとグーフィーが遠くから声を上げてソラに呼び掛ける。
よく見るとテーブルにあった料理がいつの間にか無くなりつつあった。
「えぇ!?俺まだそんなに食べてないのに~!?」
このままでは料理が無くなってしまうことを恐れたソラは慌ててグーフィーの元へ走っていった。
そんなソラを見てアナスタシアは再び笑ってしまう。
「やっぱりカミヤマと似てるわね…意外性と勇敢な心が」
◆◆◆◆◆
それからしばらくして、舞台成功のパーティーもお開きとなりサクラたちは各々自室へと戻り、ヒカルはさくらたち全員からサインを貰って帰っていった。
ちなみにソラとドナルドとグーフィーは大帝国劇場の一室を借りて泊まることになった。
「ん~っ」
そんな中、静まり返っているロビーに姿を現したのはソラ。
部屋にいても退屈だったため1人で大帝国劇場を歩き回っている。
一応はすみれの客人という扱いであるため自由に行き来できる。
「ホントに広いなぁここって」
あれから歩き回ってみるとまるで秘密基地のように思えてしまい少し興奮している。
ソラは少し子供っぽいところがあるためドナルドやグーフィーからも笑われてしまう程である。
階段で2階から1階へソラが降りた時だった。
「すまない、少しいいか?」
「ん?」
急に声を掛けられソラが出入口の扉を見ると、2人の女性が立っていた。
1人は白を基調とした服装に銀色の髪を携えている凜とした雰囲気の女性。
もう1人はオレンジを基調とした服装に朱色の髪をツインテールにしている小柄な女性。
どちらも軍隊のように姿勢がいい2人にソラは公演を見に来た観客だろうかと推測する。
「えぇっと…公演ならもう終わったけど」
「いや、そうではない…自己紹介が遅れたな」
観客ではないと銀髪の女性が言い切るとソラに敬礼する。
それに続いて朱色髪の女性も同じように敬礼すると、自己紹介を始める。
「私は伯林華撃団隊長、エリスだ」
「同じく伯林華撃団所属、マルガレーテ」
銀髪の女性『エリス』と朱色髪の女性『マルガレーテ』
この2人は帝国華撃団とは別の華撃団『伯林(ベルリン)華撃団』であり、帝国華撃団と友好関係を築いている。
「俺はソラ。俺に何か用?」
「帝国華撃団・華組隊長の神山誠十郎はいるだろうか?少し挨拶をしたいのだが」
エリスは淡々とした口調で誠十郎を呼んできて欲しいとソラに頼み込む。
何故ソラなのかというと、夕方に大帝国劇場の前を通り掛かった時に誠十郎と一緒にもぎりをしているソラを見かけたため関係者と思ったのである。
ちなみにその時声を掛けなかったのは仕事の邪魔をしてはいけないという彼女たちなりの配慮だった。
「誠十郎なら多分部屋にいると思うけど…」
「…エリス、今日は公演だからみんな疲れてる筈。出直そう」
呼んで来ようとするソラをマルガレーテが止めて日を改めて挨拶に行くことをエリスに提案する。
帝都に来たからには挨拶をしとかなければと思ったがマルガレーテの言うことも一利あると思い、エリスは提案を受け入れることにした。
「そうだな…では神山に伝言を頼む。日を改めてまた来ると」
「分かった」
ソラに誠十郎への伝言を託したエリスは「失礼する」と会釈をして立ち去っていき、マルガレーテも同じように会釈をしてエリスの後を追って行った。
「あれが誠十郎たち以外の華撃団か…」
和気藹々としているさくらたちとは違い、真面目な雰囲気のエリスとマルガレーテを見てソラは人それぞれなのだなと思った。
「取り敢えず誠十郎のところ行くか」
エリスの伝言を誠十郎に伝えるべくソラが誠十郎の部屋へ行こうとした時だった。
突然扉が勢いよく開きソラが反射的に見ると、
「い、いたぞ…!」
「やっと、見つけた…!」
「あ、昼間の…」
そこから入ってきたのは龍神件で知り合ったヤン・シャオロンとホワン・ユイだった。
2人とも何故か汗をかいて息を切らしており疲れている様子だった。
状況を理解できずにいるソラを他所にユイは勢いよく頭を下げた。
「ゴメン!私の勘違いだったの!」
「へ?」
話を聞くと、ソラとデミックスが龍神件を出た1時間後に本当の臨時の手伝いから電話が掛かってきて風邪を引いて来られないことを謝られた。
そこでようやくユイが勘違いでソラとデミックスを働かせてしまったことに気がつきシャオロンと共に帝都中を駆け回りソラとデミックスを探した。
しかし一向に見つからず困っていた時、大帝国劇場でソラがもぎりをしていた情報を掴み今に至る。
「無理やり働かせてホントにゴメン!」
「なんだそういうことか。もういいよ」
必死に謝っているユイにソラは笑いながら怒っていないと言うも、シャオロンも頭を下げてしまう。
「俺からも謝らせてほしい。上海華撃団の団長としてな」
「だからもう………え?上海華撃団?」
シャオロンの口から出た言葉にソラは反応してしまう。
シャオロンとユイは帝都を支部として活躍している『上海華撃団』
シャオロンが隊長でユイは隊員である。
中華料理がまさか華撃団とは思わずソラは驚いてしまった。
「まさか2人が上海華撃団だなんて驚いたな」
「そういや言ってなかったな」
「あれ?もう1人は?」
するとユイがデミックスがいないことに気がつく。
てっきりソラと一緒に行動していると思ったため近くにいないか辺りを見渡すとソラが遮る。
「アイツならもう帰ったからここにはいないよ」
本当は友達という訳ではないがソラはデミックスがいないことを伝えると、デミックスにも謝りたかったのかユイは「そっか…」と言い少し残念そうになってしまう。
「とにかくさ、俺も怒ってないから気にするなよ」
「そうか……またウチに来いよ!その時は俺が腕に寄りを掛けて振る舞ってやるからよ!」
「その時はアイツも連れて来てね!」
そしてソラに謝ることができたシャオロンとユイはその場を後にした。
「次から次へと華撃団が来るな…」
伯林華撃団の次は上海華撃団が来たためこの帝都にはそんなに華撃団が集まっているのかと考えた時だった。
「でやぁぁぁ!!」
「ッ!?」
突然の叫び声と共にソラへ向かってくる人影があった。
それに反応してソラがキーブレードを出し人影に対してガードすると物理的な衝撃が走り2歩3歩と後退り距離を取る。
一体何が起きたのかソラが正面を見ると1人の女性がいた。
女性は白を基調とした騎士のような格好に長い茶髪を後ろで纏めており、右手には白い剣、左手には黒い剣を握って構えている。
「いきなり何するんだよ!?」
問答無用で斬りかかってきた女性をソラが睨み付けると女性は笑顔で返した。
「いい反応だね。それに中々強そう…いくよ、勝負!」
そして女性はそのまま剣を構えてソラへ駆け出していった。
「くっ!」
ワケが分からないがこのままやられるワケにもいかないためソラもキーブレードを構えて女性へ駆け出す。
女性は2本の剣を巧みに操り様々な方向からソラへ容赦なく斬り掛かる。
しかしソラも負けずに女性の剣を捌きながら身軽な動きで翻弄していく。
そして2人は一旦距離を取ったかと思いきや、すぐさま突っ込んでいきキーブレードと2本の剣で鍔擦り合いをする。
「やっぱり強いね君!最初から2本抜いてなかったらやられてたよ!」
「一体何だよお前!?」
まるでソラとの戦いを楽しむように笑う女性にソラは怒りながらも押し合いをしていく。
「グワッ!?ソラ!?」
「何してるの!?」
するとロビーの騒ぎを聞きドナルドとグーフィー、誠十郎とさくらが食堂から駆けつけてきた。
ドナルドとグーフィーはソラが謎の女性と鍔擦り合いをしている光景に驚くも、誠十郎とさくらは女性を見て驚く。
「あれは!?」
「ランスロットさん!?」
ソラと戦っているのは『倫敦華撃団』に所属している『ランスロット』という人物。
倫敦華撃団の切り込み隊員でもあるが強そうな相手を見ると形振り構わず勝負をしてしまう好戦的な一面を持っており、かつてさくらも出会った直後に勝負をしてしまったことがある。
何故ランスロットがここにいるのか誠十郎とさくらが混乱していると、ソラとランスロットの鍔擦り合いが終わり互いに距離を取った。
「それじゃあ次で決めるよ!」
「それはこっちのセリフだ!」
ソラはキーブレードを強く握りしめてランスロットに向かおうとした時だった。
「そこまでだ!ランスロット!」
今度はロビーに男性の声が響き渡り全員が聞こえた扉の方へ顔を向ける。
そこにいたのは金色を基調とした騎士のような服装に金髪を携えている王子様のような雰囲気の男性だった。
ランスロットは男の方を一瞬睨み付けるも興が覚めたかのように剣を腰へ納刀する。
「………ふぅ」
すると糸が切れたかのようにソラはその場へ座り込んでしまう。
ほぼ互角の勝負だったとはいえランスロットはかなり手強かったため疲れてしまったのである。
『ソラ~!』
座り込んだソラにドナルドとグーフィーは慌てて駆け寄る。
「大丈夫?」
「ビックリしちゃったよ」
「平気、大丈夫」
心配そうにしているドナルドとグーフィーにソラは笑顔で答える。
するとランスロットを止めた男性がソラの目の前に来て手を差し出した。
「立てるかい?」
ランスロットの仲間らしき男性をソラは警戒してしまうも敵意を感じないため男性の手を取り立ち上がる。
「すまない、ランスロットが失礼をしたようだね」
「いや、俺は別に」
「アーサーさん!」
「ランスロットさん!」
すると誠十郎とさくらがソラたちの元へ歩き男性とランスロットへ声を掛けた。
「やぁ神山くん、久しぶりだね」
「さくらも久しぶり!」
「…知り合い?」
誠十郎とさくらはこの2人と親しい関係なのかと察したソラは首を傾げると、誠十郎が答えた。
「あぁ。こちらは倫敦華撃団の方々だ」
「…また華撃団?」
今日だけで3つ目の華撃団に出会ったソラはもうお腹いっぱいだと呆れた顔になってしまう。
すると男性はソラたちに自己紹介を始めた。
「僕は倫敦華撃団隊長のアーサー。こっちは同じく倫敦華撃団のランスロットだ。本当に申し訳ないことをしてしまったね」
倫敦華撃団の隊長の『アーサー』はランスロットをつけ加えて再び謝罪をした。
ランスロットとは違い礼儀正しい対応にソラは唖然となってしまうも自己紹介をする。
「俺はソラ」
「ドナルド」
「グーフィーだよ」
ソラに続きドナルドとグーフィーもアーサーたちに自己紹介をすると、誠十郎がアーサーにあることを聞いた。
「アーサーさん。いつ帝都に来られたのですか?」
倫敦から帝都までの距離は長いため空中戦艦で移動するのだが誠十郎を始めさくらもすみれも誰も倫敦華撃団が来ることを知らなかったのである。
「今日の夕方に到着したのさ。長期休暇をもらったから帝都にでも行こうという話になってね」
「そうだったのですね」
かつて華撃団大戦で戦ったこともある2人だがそれを通じて絆を深めたため親しい関係を築けている。
そして誠十郎とアーサーと同じように絆を深めたさくらとランスロットも親しげに話している。
「ご無沙汰してますランスロットさん」
「久しぶりだねさくら。本当ならさくらと戦いたかったんだけど、あの子結構強そうだったからつい勝負しちゃったよ」
帝国華撃団と倫敦華撃団が話している中、ソラはドナルドとグーフィーからランスロットについて聞かされていた。
「つまりあのランスロットってヤツは俺が強そうだったから勝負してきたってことか?」
「そうみたいだよ」
「悪気はないみたいだから許して上げたら?」
ドナルドとグーフィーから言われてソラは再びランスロットの方を見た。
ランスロットと剣を交えた時、相手から悪意を感じず純粋に勝負を楽しんでいる思いを感じ取ったため次第にランスロットへの怒りも治まっていった。
すると話し終えたのかアーサーとランスロットは帰ろうとする。
「では僕たちはこれで失礼する。また後日来ることにするよ。行くよランスロット」
軽く会釈をするとアーサーは出入口へと向かいランスロットもそれに続いて行く。
するとランスロットが急に振り向いてソラを指差した。
「今回はお預けになっちゃったけど、もう一度勝負しようよ!次は誰の邪魔も入らずにってことで!」
「………あぁ!」
もう一度ソラと勝負することを約束したランスロットは今度こそその場を後にしたのだった。
倫敦華撃団が立ち去っていくとソラはふぅとため息をつくと誠十郎が話しかけてきた。
「災難だったなソラ」
「まぁな。それにしても伯林華撃団に上海華撃団、倫敦華撃団か…いろんな華撃団があるんだな」
「えっ?何で伯林華撃団と上海華撃団が出てくるの?」
ソラの口から他の2つの華撃団の名前が出てきたことにさくらは首を傾げてしまう。
今日見かけたのは倫敦華撃団だけだった筈なのにどうして伯林と上海が出てきたのだろうかと。
「あぁ、そうだった。実は…」
そしてソラは伯林華撃団のエリスから誠十郎へ伝言を預かったこと、上海華撃団が来たことをさくらたちに話した。
「エリスさんが来たのか!?もしかしてエリスさんたちも長期休暇で?」
「ユイさんにシャオロンさんも…」
「華撃団が3つもここに来たんだね」
「偶然すぎない?」
シャオロンたちはともかく、遠くの伯林からエリスたちが帝都に来たことに誠十郎は驚いてしまう。
同じようにドナルドとグーフィーも他の華撃団が来たことに興味を示すとソラが大きな欠伸をした。
「ふぁ~なんか急に眠くなってきた…」
色々なことが起こりすぎて疲れたのか、急に眠気がソラを襲ってきた。
それを見た誠十郎は取り敢えず部屋に戻ることにする。
「今日はもう遅いから、また明日にしないか?」
「そうですね。明日はお休みですからゆっくりしましょう」
「そうだな」
そしてソラたちは各々の部屋へ戻るべくロビーを後にするのだった。