THE IDOLM@STER 二次創作 渡来月光-トライムーン- 作:solaneko
その名も【渡来月光-トライムーン-】
月といえば『四条貴音』そこに如『月』千早とたか『つき』やよいが秋『月』律子プロデュースのもと誕生した
いまやトップアイドルとなった竜宮小町を手掛けながら渡来月光も始動させる
渡来月光は竜宮小町の次に765proを支える糧となりえるのか?
「ふぅ」
パソコン画面から目を離し律子は眼鏡を外して伸びをした
「出来た。次のユニットはこれで決まりね」
律子はやよい、千早、貴音それぞれに電話をした
『明日話があるの。事務所に寄ってくれるかしら』
『はーい、わかりましたぁ』
『明日ですか?わかりました』
『了解致しました』
翌日、律子に集められた三人は律子の話を待った
「貴女達でこれからユニットを作るわ」
「ユニット名は渡来月光-トライムーン-よ」
「えぇ!私達がユニットですかぁ!?」
「そう、企画書は出来てるわ。明日からレッスンだからそのつもりでね」
「わかりました(高槻さんとユニット!?)」
「了解致しました。わたくし達でユニットを組むのですね」
「そうレッスンは明日からよ!気合い入れていくわよ!」
「うっうーわかりましたぁ」
「はい、頑張ります!」
「決まったからには一生懸命つとめさせて頂きます」
「じゃあ明日からお願いね」
そういうと律子は三人にウインクをした
翌日レッスンが始まった
律子は事務所でスケジュールを纏めていた
その時事務所をノックしたや否やいおり、あずさ、亜美が入ってきた
「律っちゃーん、水くさいZE」
「律子、あんたまさかやよい達にもって考えてないでしょうね!?」
「律子さん、私達だけじゃ不満なんですか?」
「余計な心配しないの、ただのユニットだから。それよりなに?彼女達に負けるのが怖いのかしら?」
律子は軽い挑発とも取れるような含み笑いを浮かべて三人を煽った
「むむむ」
亜美が不満そうに口を尖らせている
あずさも眉間にシワを寄せている
「あー!もういいわ!行くわよ!」
苛立ちを隠せないいおりは「ふんっ!」と後ろを振り返る
「いおりん、どこ行くの?」
「レッスンよ!」
亜美の質問にもぶっきらぼうに答えていおりは事務所をあとにした
いおりを追いかけるように亜美も事務所を出た
律子の様子を伺いながらあずさも二人を追いかけ事務所をあとにした
「あーもうなんなのよ!」
苛立ちを隠せないいおりは荒々しくジャージに着替える
「まぁまぁいおりんおさえておさえて。でも律っちゃんも水くさいよNE」
「そうね、私達はプロデューサーの決めたお仕事をこなすしかないから仕方ないわね。今の私達のプロデューサーは律子さんなんだから」
三人はジャージに着替えてレッスンを開始した
しかし怒りに身を任せるいおり、わたわたする亜美、困惑しているあずさ達のレッスンは身に入らなかった
「そうだ!やよいっち達のレッスンこっそり見に行かない?」
突然の亜美の提案に驚く二人だが、お互い顔を見合わせた
そう言うといおりは急いで立ち上がった
「二人とも待って。急に行ったら三人に迷惑よ」
「あずさお姉ちゃん大丈夫だよ。こっそり覗くだけだからSA☆」
「あらあら、まぁ覗くだけなら…」
「決まりね!さぁ!行くわよ!」
三人はこっそりとやよい達の元へ向かった
一方急遽ユニットを組むと言い渡された三人はジャージ姿で話し合いをしていた
「うっうー。きゅうにユニットってこまっちゃいますね」
「そうね。でも高槻さんと四条さんとなら出来そうな気がするわ」
「そうですね。わたくしもやよいと千早となら出来る気が致します」
「そうね。リーダーを決めないかしら?」
「リーダーですか?」
「そうですね。やはりリーダーというものは必要だと思います」
「私は高槻さんがリーダーに適任だと思うわ」
「わたしがリーダーですか!?」
「そうですね。わたくしもやよいがリーダーに相応しいと思います」
「ええー!?そんなたいやくわたしにできるかわからないですぅ」
「いいえ、高槻さんが適任よ!きっと高槻さんなら出来ると思うわ」
「やよい、貴女ならきっとわたくし達を導いてくれるでしょう」
「うっうーそうですか?ふたりがそういうならげんきにリーダーがんばりますぅ」
「決まりね!渡来月光のリーダーは高槻さん。頼りにしてるわ」
「やよいが渡来月光を導いてくれるとわたくしも信じております」
ほぼ二人に押される形で渡来月光のリーダーはやよいに決まった
やよいは戸惑いながらもリーダーを頑張ろうと決意した
「うっうーさっそくレッスンかいしですぅ」
律子から渡された曲は【おはよう!!朝ごはん】と【my song】だ
次シーズンのスーパーヒロインタイムで765proASが大抜擢された特撮で歌うOPとEDと言われた
「【朝食戦隊スイハンジャー】高槻さんが主役に大抜擢された特撮ね」
「うっうー。わたしにしゅやくなんてはずかしいですぅ」
今回の歌は特撮に合うカッコいい曲調になっている
三人は改めて曲を聞いていた
「新曲かっこいいですぅ。いかにもとくさつ!ってかんじですね」
「そうね、ただこの曲スタッカートが多くて難しいわね」
「難しいとやる気がでるものです。やりましょう、千早」
「千早の歌はロボットのようになるのですね」
「ダメだわ。この曲はスタッカートが多すぎて私の歌い方は変になつまてしまうわ」
「うっうー。でも千早さんロボットのやくででるからいいとおもいますぅ」
「本当!?高槻さんがそう言うなら」
曲の難しさに苦戦していた千早だが、やよいの言葉で自信がついたのかさっきまでとは打って変わって自信に満ちた歌い方になった
貴音も千早に自信がついたのを見て満足気だった
千早の歌い方はメカ的な歌い方ではあるが独特で三人のいいアクセントになっていた
(高槻さんに褒められたわ照)
「「「♪からだをうごかすにはおいしいあさごはん♪」」」
「うっうーカッコいいダンスむずかしいですぅ」
ダンスの苦手なやよいは特撮用にカッコよく作られたダンスに苦戦していた
「大丈夫よ高槻さん。高槻さんの歌が元だもの。高槻さんなら出来るわ」
歌が歌えるだけでなくやよいとユニットを組めている事に幸せを感じている千早はやよいを気にかけている
「うっうー千早さんおねえちゃんみたいですぅ」
「高槻さん…照」
「千早おねえちゃんってよんでいいですか?」
「勿論よ!高槻さん!」
「ありがとうございますぅ千早おねえちゃん」
「やよい、千早だけが姉になるのですか?」
「うっうー。貴音さんもおねえちゃんみたいですぅ。貴音おねえちゃんってよんでもいいですか?」
「やよい、勿論歓迎致します」
「うっうー。ありがとうございます貴音おねえちゃん」
やよいの眩しい笑顔に心を持っていかれる二人だった
「あの二人何してるのかしら?」
三人がレッスンしている場所についたいおり達は、やよいが二人をおねえちゃんと呼ぶ現場を目撃していた
「千早お姉ちゃん亜美達がお姉ちゃんって呼んでも普通なのにやよいっちに呼ばれるとあーゆー風になるんだ?ふっふーん♪」
「そんな事より何よあれ!?レッスンしてるんじゃないの!?何でやよいが二人をお姉ちゃんって呼んで二人が昇天してるのよ!」
「いおりん、やよいっちにはやよいっちにしか出せないオーラがあるんだよ」
「何よそれ!訳わかんないわよ!それにレッスンしてないじゃない」
伊織はイライラしながらシャルルを強く握り締めた
「伊織ちゃん、うさちゃんが痛そうよ」
「うさちゃんじゃないわよ!シャルル・ドナテルロ18世よ!」
伊織はキッとあずさを睨んだ
「あらぁごめんなさい」
あずさが伊織に謝ると伊織はまた三人のレッスンの様子を観察し始めた
「いおりん、イライラしないでさ☆もう少し様子を見ようYO☆」
亜美は伊織を宥めながら千早と貴音の様子にウキウキしている
伊織はずっとイライラしながら様子を見てる
とりあえずついてきたあずさは伊織の様子にハラハラしながらも何だかんだいいつつ渡来月光の三人の様子が気になるようだ
一方で渡来月光は竜宮小町がいるのも気付かずやよいの天使の様な笑顔に癒されてる二人だった
「うっうー千早おねえちゃん、貴音おねえちゃん、レッスンさいかいしましょう」
「そうね高槻さん。レッスン開始しましょう」
「そうですね全然レッスンが進んでいませんから」
「特撮用はカッコよくってやっぱりむずかしいですね」
元気が取り柄のやよいだが特撮用に作られた曲ではやよいも苦戦していた
千早もスタッカートに苦戦しどうしてもメカの様な歌い方になる
しかし貴音が二人に調和する様に歌ってくれるため何とか形になってきた
「やっと練習したようね」
「あれぇ!あの曲やよいっちと亜美とミキミキが主役の【朝食戦隊スイハンジャー】のOPだYO」
「なんですって!」
「しーっ!いおりん声が大きいよ」
「あっ…悪かったわよ。ってゆうか律子よ律子!ただのユニットだって言ってたのにいきなり大抜擢じゃない!」
大抜擢の渡来月光に怒りを隠せない伊織だった
「りーつーこー!何がただのユニットよ!一言言わないと気が済まないわ!」
「伊織ちゃんあまり怒らないで。でも律子さんも悪い人ね」
伊織を宥めながらもあずさも困惑を隠せない様子だった
「じゃあさ、直接律っちゃんに聞きに行こうYO☆」
伊織、亜美、あずさの三人は大急ぎで事務所へ戻った
「律子!どういう事よ!」
「ん?何が?」
「やよい達よ!ただのユニットって言っておきながらいきなり大抜擢じゃない」
「何言ってるの当たり前でしょ」
「何でよ!」
「だって渡来月光は竜宮小町のライバルユニットとして活動するのよ」
「貴女達竜宮小町はもう押しも押されぬトップアイドルじゃない。それに対抗するライバルユニットとしては一発大きな仕事が必要なのよ」
「律子ー!」
「伊織ちゃん、気持ちは分かるけど一旦落ち着きましょ」
今にも律子に殴りかかりそうな伊織をあずさは宥めた
「でも律子さんも悪い人ですね。いきなり新しいユニットを作って大抜擢だなんて…私達だけじゃ不満なのかもって思ってしまいますよ」
「不満なんてないわ。ただ事務所として新しくユニットを組む必要があったの。今は実質竜宮小町だけで持ってる様なものだからまたユニットが必要なの」
「そうなんですね。プロデューサーも大変なんですね」
「そうよ。事務所が傾かない様に考えなきゃなんだから」
律子の説明であずさはしぶしぶ納得出来たようだった
「あずさ!何まるめ込まれてるのよ!」
「伊織ちゃん、事務所の為なら仕方ないわ」
「だからってやよい達に・・・!」
「あれぇ?もしかしていおりん、やよいっち達にヤキモチやいてるのん?(ニヤニヤ)」
「ちっ、違うわよ!ただ…その…(ゴニョゴニョ)」
「ふふーん、伊織はやよいが気になるのね(ニヤ)」
「だっ、だから違うってば><」
「もういいわよ!知らない!」
「伊織ちゃん、私達もレッスンに行きましょう」
あずさは納得してるからか伊織を宥めるのが上手くなっていってる
「さすがあずささん!大人は理解が早くていいわ~」
「あら?律子さん?それはどういう意味かしら?」
あずさの笑顔が固まった
「い、いえ深い意味はないんです><」
律子は慌てて言い訳しサッとPCへ体を向けた
「兎に角、早くレッスンいってらっしゃい」
PCを向いたまま律子は三人を送り出した
「わかったわよ」
「いえっさー」
「いってきますね」
三人は改めてレッスンへ向かって行った
竜宮小町の三人は改めてレッスンに向かった
「渡来月光だったかしら?律子のやつやよいを巻き込んで!きぃー!」
「あれれ?いおりんまだヤキモチ(ニヤニヤ)」
「ち、違うわよ!さっさとレッスン始めるわよ!」
「まぁまぁ伊織ちゃん落ち着いて(ニッコリ)レッスン始めましょ」
三人は年末の歌番組に出演する曲「SMOKY THRILL」の練習を始めた
歌番組で何度も歌った歌だが少しでも気を抜くと歌詞忘れやダンス間違えをするので日々のレッスンは大切だ
レッスンも大切だが今や竜宮小町は押しも押されぬトップアイドルだ
歌番組にバラエティにと引っ張りだこだ
レッスンもその収録や生番組の合間にしか出来ない
今日も三人揃ってのレッスンは久しぶりだ
「「「甘く見たらば真っ逆さまFly away♪」」」
曲調が変わるこの部分は音程や立ち位置等気を付ける事が多い
今回もそこを重点的にレッスンした
「あずさ、ここ少し前に出過ぎじゃない?」
「そうかしら?ごめんなさいね伊織ちゃん。注意するわ」
「そういういおりんこそ♪女は天下の周り物♪のとこ離れ過ぎじゃないのん。ふっふーん」
「そ、そうかしら。まぁそこまで言うなら直さないわけでもないけど」
「いおりん素直じゃないな」
レッスンをしている竜宮小町の元に律子がやってきた
「貴女達、さっそくスケジュールの確認をするわ。明日からしばらくはバラエティに出演。歌の宣伝をして貰うわよ」
「律っちゃーん。それって番宣ってやつ?」
「そうね、出来るなら生っすかの番宣もして貰うわ」
「あら二つもなんですね」
「まぁ番宣は出来ればよ。メインはSMOKY THRILLの宣伝よ」
「SMOKY THRILLは結構歌ってると思うけど」
「でもちゃんとした宣伝はした事がないでしょ?ここでバシっと宣伝しとかなきゃ」
「そうなんですね。わかりました」
「因みに『SMOKY THRILL』発売野外イベントもあるからそのつもりで」
「じゃあ尚更ちゃんと練習しなきゃですね」
「ガゼンやる気出てきたぜぃ!いおりん、あずさお姉ちゃん、頑張ろうね!」
「言われなくても全力でやるわよ」
「三人とも話が早くて助かるわ。バラエティ番組は四本入ってるから頑張って!野外イベントは東京だけだけど気を抜かないようにね」
「は!それより律子!何でやよいを巻き込むのよ!」
「あら?さっき言わなかったかしら?竜宮小町の公式ライバルとして事務所から新しいユニットが必要だからよ」
「だからって何でやよいなのよ!」
「それは極秘事項だから話せないわ」
「きぃー!!」
伊織は怒って地団駄を踏んだ
「兎に角、レッスンと明日からの番組収録宜しくね」
そう言い終わると律子は颯爽とレッスン室を後にした
「律子のやつー!」
「伊織ちゃん抑えて抑えて」
「そうだよいおりん明日から忙しいんだから頑張ろうよ」
「わかってるわよ!やればいいんでしょ!やれば!」
その頃渡来月光の三人はおはよう!!特撮用の歌が徐々に形になってきてきた
「うっうー。なんとかおどれるようになりました」
「そうね、高槻さん!上手くなってるわ」
「やよいも千早も随分と上達されましたね。わたくしも負けてはおられませんね」
「貴音おねえちゃんはすごいです」
「ダンスもうたもかんぺきでそんけいします」
「私も四条さんを尊敬します。悔しいですが現時点では負けてます」
「千早、歌やダンスに勝ち負けは不要ですよ」
「………そうね、レッスンあるのみね」
「ではおはよう!!OP曲はこのくらいにしてもう一曲ED曲を練習しましょう」
「うっうー。そうですね。EDきょくもれんしゅうしましょう」
「そうね、次はED曲ね」
いきなりのOPとED抜擢には驚いたが大役に抜擢された事で三人のしきは高まった
OPも形になってきたのでEDを練習する事にした
「「「始まっていく果てなく続く一つの道を♪」」」
三人がレッスンしているところへ律子が現れた
「三人共聞いて。明日からのスケジュールを確認するわ」
「スケジュールですか?」
「そう。明日から一週間はレッスン。一週間後に歌番組とバラエティ番組への出演」
「二ヶ月後からは朝食戦隊スイハンジャーの撮影が開始よ!バラエティでは歌の宣伝もあるから頑張るのよ」
「うっうー。ハードスケジュールですね」
「でもこれくらいやらなきゃ!貴女達は竜宮小町に続く765proのスターだもの」
「私達がスターですか!?」
「わたくし達もいよいよデビューが決まるのですね」
「そうよ!張り切っていくわよ!」
「「「はい!」」」
そう言うと律子はレッスン室を後にした
「あしたからがんばりましょう。はい!ターッチ」
「タッチ」「タッチ」
三人はハイタッチをしてやる気を高めた
渡来月光が誕生しました
律子は渡来月光をトップアイドルにする事が出来るのでしょうか?
またこの作品内で出てくる架空特撮はニコニコ動画でむらたんPという方が作ってる作品をもとにさせて貰ってます
次回はいよいよ渡来月光始動です
お楽しみに