最後の方、いきなり織田クン票が伸びててビックリしました。
でももう既に番外編のプロットが固まっていて、後は投稿するのみ状態になっていたので、若干票数が優っていたジェイムズ君を先に投稿します。
私は、ジェイムズ・D=カークランド、『超高校級の大学教授』です。
あ、Dは
え?つまらないジョークはもうたくさんだって?
…そうですか。
では、まずは今私がいる場所をご紹介したいと思います!
ここは希望ヶ峰学園です!
この希望ヶ峰学園、なんでも
名前も、
あ、失礼しました。ついはしゃいじゃいました。
実はこの希望ヶ峰学園、私が来日した最大の理由なのです!
私は、幼い頃から家のしきたりに縛られて生きてきて、こんな暮らしはもうたくさんだ!…と思っておりました。
ある日、私は思いついたのです。
そうだ、家出しようと。
え?発想が飛躍しすぎって?
そこは
そんな時、私に
なんと、希望ヶ峰学園から『
私は、感激して舞い上がりそうになってしまいました!
だって、今までずっと憧れていた日本の高校で、aoharu出来るんですよ!?
…当然、両親からは『
しかし、折角のチャンスを無駄にする訳にはいきません!
私は、両親の反対を押し切って来日し、希望ヶ峰学園への入学を果たしたのです!
…やはり、日本は
過ごしやすい気候、興味深い国民性、我が国には無いcoolな文化の数々…!
そして何より、私の推しの舞園さやかさんとうぇすにゃんさんがいらっしゃいます!!
家の掟を破ってまでここに来た甲斐がありました!
ジェイムズ・D=カークランド、14歳!
「ふわぁああ…前置きが長いですぅ。僕じゃなくても寝ちゃいますよぉ〜。」
「あ、アンカーソンさん!」
この女性は、『
ノヴォセリック王国の外務大臣で、私の幼い頃からの友人です。
私は、同年代の友達を作りたがらない彼女の、唯一の同年代の友人なのですが…
何故彼女が私と友人になってくださったのかは、全く教えてくださらないのです。
「ふわぁあ…眠い…」
「あ、そうだ!アンカーソンさん、来日した感想は?」
「僕は、お仕事で何回も来てるので、別に今更感動したりとかはしないですけどぉ…」
「…そうですか。」
「そんな悲しそうな顔しないでくださいよぉ…君、思った事がすぐに態度に出るんですぅ。」
え、そうなんですか!?
「エ、ソ、ソウデスカ…?キノセイジャナイデスカネ…?」
「…君、そんなに日本語下手でしたかぁ?カタコトすぎますぅ。」
「ソ、ソンナコトナイデスヨォ…」
「ふわぁ、緊張しすぎですぅ。古い付き合いなんだし、肩の力抜いてくださいよぉ…」
「そ、そうですね…失礼しました。」
「…Zzz」
「あれ?アンカーソンさん?聴いてますかぁー!!」
…眠ってしまったようですね。
こういう時は…
「えいっ!」
肩を揺するのではなく、両側の頬を思いっきり引っ張ります。
「むぃいいいい…むにゃ、ムッキャリー!!」
ぶふっ…
あ、アンカーソンさん…
寝起きでムッキャリーはやめて…お腹痛い…
ぷくくっ…
「ふわぁ…夢の中なのに、ほっぺたが痛かったですぅ。…ジェイムズ、君、何笑ってるんですかぁ!」
「だ、だって…ムッキャリーって…ブフッ!!」
「笑わないでくださいよぉお!」
ー校庭ー
ここは、校庭です!
普段は、玉木さんがサッカーしてたりするんですけど…
おや!?
「森万さん!!」
「フッ、カークランドか。どうしたんだ?今日はいつにも増して上機嫌じゃないか。」
「そ、そうですか?」
「フン、誤魔化しても無駄だ。貴様の機嫌など、手に取るようにわかる。」
この方は、『
未だに誰も彼の超能力を科学的に否定出来た方はいらっしゃらないそうなんですよ!
私、もし本物の超能力者がいたとすれば、その力を利用して宇宙規模の交信ができる技術の研究がしたいと思っていた所なんです!
彼に出会ったのも何かの運命だと思い、積極的にお話をしていたら、なんとお友達になる事が出来ました!
「森万さん、森万さんは何故ここにいらっしゃるんですか?」
「フッ、実は、電波の良いところを探していてな…」
「電波!?もしかして、電波を使った超能力をお使いになるんですか!?」
wonderful‼︎まさに、私が探し求めていた超能力です!!
「え、いや、違…ただ、携帯が繋がりにくいだけで…」
「私、お手伝いします!今開発中の電波測定システムを駆使して、能力の発動に最適のポイントを絞り込みます!」
「待って!?別にそこまでする必要無いから!!ちょっ、お前一回ちゃんと話を聞け!!」
「あ、絞り込めました!あちらですね、行ってみましょう!」
「だから一回話を聞けって!!」
ー校舎裏ー
森万さんったら、急に具合が悪くなったって言ってどこかに行ってしまいました。
折角プロキシマ・ケンタウリまで届く交信技術の開発に役立つ超能力が見られると思っていたのに…
「お、ジェイムズじゃねえか!どうした、こんな所で。」
「おや、郷間さんではありませんか!」
この大柄の男性は、『
私の好きな庭師、和泉川一郎先生に腕を見込まれ、彼の一番弟子として庭師をしているそうです。
本人は、あまり乗り気ではないようですが…和泉先生の一番弟子なんて、そう簡単になれる物ではありませんよ。
私だって、サインを断られたのに…
「実は、森万さんに超能力を見せて頂こうとしたのですが、断られてしまいまして…」
「…で、今暇だから散歩してると?」
「はい!簡潔に言ってしまえば、その通りなんです!」
「なるほどな…じゃあ、俺の描いた設計図に間違った所とか無いか確認してくれねえか?」
「え、庭仕事じゃないんですか?」
「だから、俺は庭仕事は好きじゃねえって…おい、露骨に嫌そうな顔すんな。」
「…だって、私がサインすらして貰えなかったような偉大なお方に指導をして頂いておいて、好きじゃないとか…」
「ああ、もう!わかったからスネんなよ!ジジイには、今度俺から頼んでみるから!」
「ホントですか!?」
「おう、任せとけ。」
「はわぁああ…!あの、さっきの設計図、見せてください!改善点があれば、100個でも1000個でも訂正しますので!」
「お、それは頼もしいな!」
ずっと欲しかった和泉先生のサイン…!
やっと、手に入れる事が出来そうです!
ー校舎 廊下ー
思ったより設計図が興味深くて、つい夢中になってしまいました。
「カークランド君!」
「猫西さん!!」
彼女は、『
実は彼女、私の大好きなY●uTuber『うぇすにゃん』さんなんですよ!!
うぇすにゃんさんと同じクラスだなんて、夢みたいです!!
「猫西さん、昨日発売されたCD買いましたよ!『シャム猫の詰め合わせ』!」
「ホント!?ありがとう!カークランド君は、本当に私のチャンネルが好きなんだね!」
「はい、三度の飯よりうぇすにゃんチャンネルです!」
「嬉しい〜♡あ、そうだ!今ね、ゆったり実況にチャレンジしてるんだけど、実はこのキャラ、カークランド君をモデルに作ったんだよ!」
「えぇ!?そうなんですか!?凄く嬉しいです!!必ず動画チェックします!」
「わーい、ありがとう!…ねえ、ところでさ、カークランド君は、私の動画の中でどれが一番好きなの?」
「ああ、猫西さんの誕生日に、2月22日はおでんの日だからって言って熱々おでんを使ったリアクション芸を披露した動画です!…あと、ゲーム実況では、『桜ノ舞イ散ル夜』と『小々波が止む頃僕は君と共に死ぬ』がお気に入りです!」
「え!?あの、おでんのやつ!?実はあれ、今までの動画の中で一番体張ったんだよ!なんか、それをお気に入りって言ってくれると、やっぱり今後のモチベーションになるよね!あ、そうそう。『小々波』、今度アニメ化されるらしいよ!なんか、私の実況動画が話題になって、大物監督がアニメ化に挑戦したみたい!」
「そうなんですか!?」
「やっぱり、自分の動画のおかげでアニメが誕生するって思うと、なんか嬉しいね!」
「そりゃあもう、うぇすにゃんさんは日本国内屈指の実況者ですから!あ、アニメは全話録画して見ますね!」
「なんか、カークランド君にそこまで褒められると照れるなぁ。」
ートレーニングルームー
つい、猫西さんとのお喋りが楽しくなってしまって、話しすぎてしまいました。
あ、玉木さんがいらっしゃいました!
改めてご紹介します。彼は、『
「玉木さん!」
「おっ、ジェイムズか!どうした?」
「ふふっ、私、今学園を探検しているのですが…やはり、我が国にはない
「おう、そうか。それは良かったな。」
「…ところで、玉木さん。それは、何をなさっているのですか?」
「ああ、これか。筋トレだよ。無酸素運動っつってな、筋力を上げるのに効果的なトレーニング法なんだよ。」
「あ、文献で読んだ事があります!私も、少しだけやってみても良いですか?」
「おう、いいぞ。」
「よいしょっと。」
「お、お前、細い割に結構力あるな。」
「そうですか?一応、剣術を嗜んでおりますので…それ以外にも、習い事を幾つか…」
「なるほどな。だから色々と…」
「教えておりますので。」
「!!?…へ、へえ、道理で多才なわけだ。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
「…なんか、ダンベル持ち上げながら笑ってるとシュールだな。」
ー物理室ー
あー、楽しかったです。
こんなに体を動かしたのは久しぶりです。
おや、あちらにいらっしゃるのは狗上さんではありませんか!
「狗上さん!」
「…あぁ?」
彼は、『
機械に強くて、特にドローンの操縦が十八番なんだそうです!
この人、理御という可愛らしいお名前なのですが、お名前で呼ぶと不機嫌になるんですよ。
「狗上さんは、何をなさっているんですか?」
「…チッ、小型ヘリ組み立ててんだよ。」
「へぇ、素敵ですね!」
「うるせぇ。あんまりまとわりつくな。集中できねぇだろクソが。」
「あ、はい。申し訳ございません。」
「チッ…」
この方、よく舌打ちをなさいますね。
そういう曲でも作ろうとなさっているのでしょうか…?
「…。」
「あぁ?おい、何やってんだよ外人野郎。」
「ああ、貴方の組み立てている小型ヘリコプターがどのように飛ぶのかを、計算しているんですよ。…ところで、そのヘリコプターは、貴方が設計から組み立てまで全て貴方が行ったのですか?」
「…チッ、そうだよ。だったらなんだ。」
「素晴らしいですね!そのヘリコプターは!空気抵抗の大きさや空中での耐久性など、あらゆる面で理想的な形状をしており、材質も軽量かつ強固な合金が使われています!」
「…るっせぇな、こんぐらい普通だっつーの。」
「普通!?…やはり貴方は凄い方です!普通はできないような事を、普通に出来てしまうなんて…狗上さん、もっと私に貴方の技術について教えてください!」
「はぁ!?え、おい!バカ、近いっての!!離れろ!!」
ー職員室前ー
結局、あまり狗上さんからお話を聞けませんでした…
もっと仲良くならないと、お話して頂けないようですね。
おや、あちらにいらっしゃるのは、速瀬さんではありませんか。
「速瀬さん!」
「カークランド様。何か御用ですか?」
彼女は、『
彼女は、倒産しかけた中小企業を大企業へと発展させ、中学生の時に県知事の秘書になられた方です。
「今、学園内を探検しているんですよ!日本の高校は素晴らしいですね!それで、偶然速瀬さんを見つけたので、お薦めの場所を伺おうと思いまして。」
「左様でございますか。そうですね、弓道場に行ってみては?」
「弓道場、ですか!ありがとうございます!」
「ところでカークランド様。以前、日本について勉強中だと仰っておりましたよね?」
「はい!」
「今は表面的な部分しか知識が無いとの事でしたので、こちらでマイナーな資料や一般的には知られていない情報等をまとめておきました。」
「本当ですか!?」
「それと、お薦めの文献を何冊かリストアップさせて頂きました。もし必要なら、お役立てくださいませ。」
昨日少しぼやいただけなのに…
流石は速瀬さん、仕事が完璧ですね!
「…わぁ、こんなにコアな情報まで…ありがとうございます!」
「とんでもございません。主の役目をサポートする事こそ、秘書である私の使命です故。また何かお困りでしたら、お気軽にお申し付けくださいませ。」
この仕事ぶりで、この謙虚さ…
彼女こそ、理想の仕事人ですね!
ー廊下ー
速瀬さんにお薦めの場所を伺いましたし、早速弓道場に向かってみましょう。
「あー!!ムズにいだー!!」
「おや、アリスさん!」
彼女は、アリスさんです。
彼女、才能や出身校が不明なんですよ。
本人も、分からないの一点張りで…
…そもそも、見た目からして本当に高校生かどうかも疑わしいのですがね。
一部の方の間では、闇の世界のスパイなんじゃないかって噂されているようですが…
私は、アリスさんがスパイだなんてとても思えません。
「アリスさん、どうしましたか?」
「あのね、あーちゃんめっちゃすごい大発見しちゃったの!」
「大発見!?詳しくお聞かせください。」
「えっとねー、見て見てー!!」
アリスさんは、空き教室のドアの上によじ登り、自分の髪の毛を結んでぶら下りました。
「あーちゃんブランコー!!どーだ見たかー!!にゃはははははは!!」
「わぁ、凄いですねアリスさん!」
「えへへ、でしょでしょー!?あーちゃんがいかに天才さんかを分かってくれるのは、ムズにいだけなんだよー!!さっき、サトにいにも見せたんだけど、アイツあーちゃんの事『バカ』っつったんだぞ!!あんな眉毛の代わりにチ●毛が生えてるようなスカポンタン、あーちゃんもう知らないもん!!…ありぇ?」
「どうかなさいましたか?」
「やっべ、どうしよう…髪が絡まって降りられなくなっちゃった。わーん、ムズにい助けてー!!」
「あ、えっと…少々お待ちください。…ああ、これはもう複雑に絡まり過ぎていて、解くのは無理ですね。切るしかありません。」
「嘘でしょぉおお!?やだやだやだ!!やめて!!あーちゃんの、楊貴妃もシットするビューティフルヘアーをチョン切ったら許さないぞムズにい!!」
「そう言われましても…」
「ったく、後先考えないで行動しやがって…だからお前はバカなんだよ。」
「ほよっ、ほどけた!」
「ほどけた、じゃねえよ。俺がほどいたんだよ。」
「むっ!!その声は、チ●毛…もといサトにい!!」
この方は、『
死刑確実とまで言われた被告人の無実を証明し、無罪判決へと導いたそうです。
「菊池さん!助かりました、ありがとうございます!」
「おう、ジェイムズか。悪いな。バカが迷惑かけて。」
「サトにいテメーふざけんなコノヤロー!!よくもあーちゃんのサルガッソ海並みにトーメーカンのある、スーパーキューティクルの髪の毛に気安く触ったな!!許さんぞ!!マツゲの代わりにワキ毛が生えてるくせに!!」
「なんで助けた相手にそんな事言われなきゃいけないんだ。」
「それにしても、本当に助かりました菊池さん。…菊池さんって器用なんですね!」
「…まあ、一応あやとり得意だしな。…ほら。エッフェル塔。」
「お見事です!」
「まあ、これ以外は基本的に不器用なんだけどな。」
「うっわー!!サトにい不器用なのー!?だっさー!!」
「うるさい。黙ってろクソガキ。…ホントごめんなジェイムズ。ちょっと目を離した隙に…」
「いえ、私はアリスさんとお話出来て楽しかったですよ?」
「…お前、ホントいい奴だな。尊敬するよ。」
「はぁ…」
ー弓道場ー
なんとか、アリスさんのトラブルが解決して良かったです。
これでゆっくりと弓道場を探検出来ます。
…それにしても、この部屋は本当に素晴らしいですね。
私の、日本に対する幻想をそのまま詰め込んだような部屋です。
成程、速瀬さんがお薦めしてくださった訳です。
…弓道場と言えば…やはりいらっしゃいました!
「射場山さん!」
「…ん。」
彼女は、『
高校生にして十段を取得している、孤高の天才弓道家です!
「…あんた、ここに何の用?」
「実は私、今学園内の探検をしているんです!それで、この部屋がとても気に入ったので入り浸っている所です!」
「探検になってないでしょそれ。」
「あ、確かに…」
「で?何?邪魔しかしないの?」
「いえ、そんなつもりは無いのですが…」
「だったら邪魔しないで。集中できない。」
「は、はい…」
彼女の美しい弓術を見たかったのですが…
断られてしまいました。
ー音楽室ー
この音楽室、小規模のコンサートを開ける程広いんですね。
流石は希望ヶ峰学園です!
…おや、美しい
やはりいらっしゃいました。小川さんです!
「小川さん!」
「あ、カークランド先輩じゃないっスか!」
彼女は、『
オーストリアの有名なオーケストラの団員だった事もあるそうです!
「小川さん、今の曲は確かヨハン・ゼバスティアン・バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』ですよね!?」
「カークランド先輩、よくご存知で!」
「綺麗な音色ですね。プロの音楽家でも、これ程までに美しい音色を出せる方はそういませんよ。」
「そんな、大げさっスよ。」
「謙遜なさらず!小川さんの実力は、私が保証します!」
「…ありがとうございます。」
「あの、小川さんって、即興で演奏したりとかは出来るのでしょうか?」
「ああ、あんまり難しい曲は無理っスけど…何か、自分に弾かせてくれるんスか?」
「『G線上のアリア』という曲なのですが…」
「え、それ、本来はピアノ伴奏付きで演奏する曲っスよ?」
「いえ、私が聴きたいだけですので。…私の兄が好きだった曲なんです。」
「…え、まさか…先輩のお兄さんは…」
「ええ、私の兄は幼い頃から病弱でしてね…よく枕元でオルゴールを聴いていたんですけどね。」
「…そんな。」
「でも、兄のお気に入りのオルゴールが壊れてしまったので、もう聴けないって嘆いていたんですよ。」
「は!!?」
「いやあ、お気に入りのオルゴールが壊れたって煩いのなんのって…」
「ちょ、ちょっと待つっス!!…先輩のお兄さん、もしかして生きていらっしゃるんスか!?」
「?ええ、確かに病弱で寝たきりですが…かと言って命に別状がある訳ではありませんよ。…小川さん、勝手に私の兄を殺さないでください。」
「いやいやいや!今の文脈だと、誰でも死んだのかなって思うっスよ!だからすごく気を遣ってたのに…気を遣って損したっス!」
結局、小川さんはしぶしぶ演奏してくださいました。
私は、ただ事実を言っただけなのに…日本語って難しいですね。
ー保健室ー
特に怪我がある訳ではないのですが、探索がてら来てしまいました。
「んだよ、誰かと思えば帽子、貴様か!!」
「神城さん、やはりいらっしゃったのですね。」
この方は、『
彼女は、今まで治療法が見つからなかった不治の病をたった1時間のオペで完治させたという伝説を誇り、アスクレピオスの生まれ変わりとも呼ばれている方なんです。
「フン、貴様も神の治療を受けに来たのか!!」
「いえ、探索がてら来たのです。今は、身体に不調は無いのでご心配なさらず。」
「はぁああああああああ!!?勘違いしてんじゃねえよカスが!!別にテメェの事なんざ微塵も心配してねえっつーの!!」
「失礼しました。ただ、少し神城さんとお話がしたいと思ったのです。」
「って事はなんだ?私を崇拝しに来たって事か!?ふははははははは!!!貴様は頭の悪い愚図だと思っていたが、私に対する信仰心だけはあるようだな!!褒めて遣わす!!もっと私を崇めろ!!」
私、一応クリスチャンなんですけどね。
でも神城さんの機嫌が良さそうなので、何も言わないでおきましょうか。
神城さんは神様ではありませんが、彼女の素晴らしい才能は尊敬していますしね。
「おい帽子、貴様には特別に恩寵を授けてやろう!!ほら、あらゆる怪我に効く傷薬だ!!特別に、貴様にはタダでやろう!!ちなみに、2個買うと私の自筆の聖典がついてくるぞ!!」
随分と良心的ですねぇ。
「ほらほら!!跪け!!もっと私を敬え!!崇めろ!!この私の恩寵を受けられるんだから、感激の涙を流したっていいんだぞ!!ふはははははははははははは!!!」
神城さんがとても楽しそうで何よりです。
ー調理室ー
患者さんが来たので、私は引き上げました。
…もう少し神城さんとお話したかったのですが。
おや、甘い香りがしますね。
「やっほー、ムズっち!いらっしゃい!」
「おや、近藤さん!」
彼女は、『
彼女の作ったお菓子を食べると昇天しそうになる程幸福感に包まれるそうです。
…流石に、宇宙の謎を解き明かすまでは昇天したくないですがね。
「ムズっち、ウチのスイーツ食べる?」
近藤さんは、作りたてのシフォンケーキを出してくださりました。
…はわぁ、本当に美味しそうですね。
「良いんですか?」
「うん、ウチは、みんなに食べてもらいたくて作ってるからね!」
「では、ありがたく頂きますね。」
…!
凄く美味しいです!
舌触りが最高で、甘さも丁度良くて…紅茶によく合います。
トッピングの生クリームも、とてもクリーミーです!
「おいひいれふぅ…」
「あはは、ムズっち、口の周りにクリームついてるよ。」
「
とても美味しいケーキでした。
また食べたいですね。
近藤さんにお願いしてみましょうか。
ー美術室ー
ここは、ほんのりアクリルの匂いがしますね。
おや、やはりいらっしゃいましたか。
「織田さん!」
「ひぎいっ!!?か、かかか…カークランド氏!?び、ビックリしたぁ…一瞬、鼻から心臓が出たかと思いましたぞ。」
「申し訳ございません。」
彼は、『
彼は、『フレイム・ハンターズ』や『凍京円呶』、『私を餓死させる気か!』などの大ヒット漫画の数々を手掛けた高校生漫画家なのです!
「織田さん!今週の『フレハン』面白かったですよ!」
「さ、左様でありますか。」
「私、『円呶』も『わたがし』も大好きです!これからも織田さんのファンとして、応援しますね!」
「そ、それはどうも…」
「…織田さん、何してるんですか?」
「か、カークランド氏には関係ありませぬ!」
「…へえ、女性の身体ですか。」
「ぬああああああああ!!しまった、リーチの差で押さえ込まれてしまいましたぞ!」
「…あれ?この人、アンカーソンさんに似てますね。」
「ムフフ、バレてしまいましたか。実は、アンカーソン氏をモデルにした登場人物を描いていたのであります。」
「そうなんですか!?」
「ムフフ、彼女のポテンシャルは測り知れませぬ故、モデルにさせていただきました。ところでカークランド氏は、アンカーソン氏と仲が良いそうですが?」
「ええ、まあ。よくお家にお邪魔したりしますよ。彼女、ベッドで寝ている時はとても気持ち良さそうに寝るんですが、その姿には癒されますね。よく寝言とか言うんですけど、可愛いですよ。」
「…ん?ちょっと待ってください?なぜカークランド氏がそんな事を知っているんです?」
「え、それはまあ…よく一緒に寝たりとかするので。」
「ハァ!!?」
「私、一人で来日したので、家に親が居なくて…ですから、たまにアンカーソンさんを家に呼ぶんですよ。」
「…!!」
「やっぱり、思い切って家出をしてみたはいいものの、友達と一緒にいた方が安心というか…って、聴いてますか?」
「ちょっ、ま、待つであります!!そんな、女子を家に招き入れて…何考えてるんです!!」
「何を仰っているんですか?それ位普通ですよね?アンカーソンさんも、喜んで家に来てくれますよ。」
「あ、アンカーソン氏まで…!?」
「それで、一緒にトランプとかして遊んで、よくお泊まりとかもするんですけど…って、織田さん聴いてますか?」
「そ、その…一緒に寝るっていうのは…アンカーソン氏と、同じベッドで…!?」
「え、まあ、そうですけど…あ、そうそう。一緒に寝てる時、よくプロレスごっこをしますね。」
「んなっ…!!」
「まあ、言っても悉く負け続けてますよ。寝ぼけたアンカーソンさんが一方的に関節技を極めてくるので、次の日起きたら凄く痛いんですけどね…って、織田さん?」
「ぬああああああああああああ!!!見損ないましたぞカークランド氏!!純粋な好青年だと思っていたのに、アンカーソン氏とあんな事やこんな事を…この女たらし!!もう絶交であります!!」
「えぇ!?なんで今の話でそうなるんですか!?待ってください織田さん!」
織田さんに絶交されてショックです。
…お泊まり会の話をしただけで、なんでここまで言われるんでしょうかね。
織田さんは、何か誤解なさっているのでしょうか?
明日、話し合う必要がありそうですね。
ー化学室ー
「ちょっと、ナギサちゃん!アンタのせいでしょ!!どうしてくれんの!?」
「いいえ違います。あなたのせいですエカイラさん。」
ありゃりゃ、エカイラちゃんさんと床前さんが喧嘩していますね。
それにしても、この二人ですか。珍しい組み合わせですね。
「だからアンタのせいだっつってんでしょうが!!」
あのおかしな格好をした長身の男性は、『
エカイラちゃんさんは、鮮やかな手口で人を惨殺してきた殺人鬼…基、殺人オネエだそうです。
…今更ですけど、希望ヶ峰学園って本当に色々な才能を集めてくるんですね。
まさか、これ程治安が良い日本で、こんなにも早く殺人鬼を生で見る日が来るとは思いませんでしたよ。
そして、エカイラちゃんさんと喧嘩している小柄な女性は、『
『
…でも、彼女は何と言えば良いのか…普通の女子高生とは少し違うようですね。
床前さんは本当に『幸運』でスカウトされたんでしょうか?
「あの、どうかなさいましたか?お二人共。」
「聞いてよジェイムズちゃん!!ナギサちゃんが、変な物混ぜたせいで、今作ろうとしてた薬がパアになっちゃったのよ!!」
「いいえ違います。エカイラさんが、強くかき混ぜすぎたせいです。」
「「『どっち』『どちら』が悪いと『思う』『思いますか』!!?」」
うわぁ、面倒な事に巻き込まれてしまいましたね。
「あのー…その時の状況を見ていないので何とも言えないのですが…少し、その薬とやらを見せて頂けませんか?」
どれどれ…?
「あ、これ、途中で必要な工程を抜かしていますね。多分、これを混ぜれば完成するかと。」
「アラ、そうだったのね。」
「…誰かさんが、私のせいにするから面倒臭い事になったんですよ。」
「はぁあああ!?ナギサちゃんだって、アタシのせいにしてたじゃないのよ!!」
「まあまあ…ところで、お二人はこの薬品を何に使うおつもりなのですか?」
「ウフフ、知りたい?実はね、これをサトシちゃんに盛ってあげるのよ!」
「…え?」
「超強力な惚れ薬だそうです。」
うわぁあ…菊池さん、何やら恐ろしい事に巻き込まれてしまっているようですね。
そうとは知らず、共犯になってしまいましたよ…
菊池さん、ご愁傷様です。
ー下校中ー
やはり、日本の高校…希望ヶ峰学園は素晴らしいですね!
今まで体験した事のない出来事が次々と起こり、毎日が刺激的です!
やはり、思い切って家出をした私の判断は間違っていなかったようです!
ジェイムズ・D=カークランド、14歳!
明日もaoharuを謳歌します!
わかりやすくてすまんが、ジェイムズ君は我が推しだ。
実は、彼だけは過去の没作品の主人公をそのまま使用しているのですよ。
(インテリ系殺人鬼が探偵と対決するお話です。)
ただ、お察しの通りチートかつ性格に難ありのダークヒーロー的なキャラだったので、ドルオタ&ド天然という欠点(?)を設定に付け足し、性格もピュアにしました。
ちなみに彼、アイドルだけではなく(織田程ではないですが)美少女アニメも大好物です。
ジェイムズ君の名前は、アーサー・コナン・ドイルと彼の代表作『シャーロック・ホームズ』のジェームズ・モリアーティ教授から取ってます。
苗字は、ヘタリアの眉毛です。
(眉毛の苗字カッコエエってなって、名前の語源調べたら案の定エモかったので、ジェイムズ君の苗字として採用しました。)