ダンガンロンパリゾート   作:M.T.

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番外編⑫ 漫画編

ムフフ、吾輩は織田兼太郎と申します。

『超高校級の漫画家』であります。

むっ、エロ漫画家ですと!?

失礼な、吾輩は清く正しい漫画家ですぞ!

変な誤解はやめてくだされ!!

吾輩は、ただレディの美しい身体に興味があるだけで…

え?今、何をしているのかって?

漫画を描いているのであります!

吾輩のクラスメイト達が登場人物の漫画ですぞ!

その名も、『ホープ・クエスト79』!

吾輩達17人のパーティーが、冒険を通して成長し、魔王を倒すストーリーであります!

ちなみに、吾輩は勇者であります!

その名も、ケント・オドーアティ。

パーティーの中で最強のメンバーかつリーダーで、この作品の主人公ですぞ!

ちなみに、メンバーで一番イケメンなのも、勇者である吾輩ですぞ?

最終的には、このパーティーの女性陣全員と結婚するのであります!

 

「おう、織田!」

「あ、菊池氏…」

「なあ、何やってんだ?」

「見ての通り、漫画を描いているのであります。」

「へぇ、そうなのか。」

「吾輩達勇者のメンバーが、冒険を通して成長していく物語ですぞ!」

「…へぇ。面白そうじゃねえか。」

「これがその漫画であります。」

「…あのさぁ。」

「ん?なんでありますか?」

「うん、話はめちゃくちゃ面白いよ?でもさぁ、お前…見た目盛りすぎじゃね?お前、ここまで自分を美少年に描いてて恥ずかしくなんねえの?」

「き、菊池氏が口を挟む事ではありませぬぞ!!いいではありませぬか!創作物くらい、自分を美化したって!そういう菊池氏は、自分のルックスに自信があるのでありますか!!」

「自信はないけど…お前みたいに美化して自分を描けねえよ。描いてるこっちが恥ずかしいからな。」

「菊池氏はそう思うのでしょうね!でも、吾輩は自分を美化でもしなきゃやっていけないのであります!どうして吾輩ばっかり…うっ、ううっ…」

「泣くなって。俺が悪かったよ。な、なあ、俺は?俺も描いてくれてるんだろ?」

「もちろん!菊池氏は、サトッサ・キークチェイスというキャラであります!ちなみに、職業は村人ですぞ!」

「えぇ…なんか地味じゃね?戦えんの?」

「一応、親を殺された仇を討つためにパーティー入りしたという設定ですぞ!村人時代の知識を生かして、うまく立ち回れているのでご安心を!」

「そうなのか。…なんか、すごいカッコ良くして貰ってなんか悪いな。」

「ちなみにギャグキャラですぞ。」

「…予想はしてた。」

 

「やっほー!!なんか楽しそうなお話が聞こえたよー!!」

「あ、アリス氏。」

「ねーねー、あーちゃんはー!?」

「ああ、アリス氏は、アリーチェというキャラであります。人形使いのゴスロリであります。」

「ふーん。あ、これか!わー、あーちゃんめっちゃ強いじゃん!…あれ?もしかして、この人形使いのあーちゃん、ケンにいにガチ惚れ濡れ濡れってゆー設定?」

「濡れ濡れって言うな。オロすぞクソガキ。」

「ムフフ、いい所に気付きましたな、アリス氏!実は、パーティーの女性メンバーは全員吾輩に惚れているのであります!」

「うっわー!!サトにいキンモ!!最近のラノベみたいじゃん!」

 

ガーン…

ガーーン…

ガーーーン…

 

「そういう事言うなクソガキ。場をわきまえろ。」

「ねえねえ、一個聞いていい?」

「ん?なんでありますか?」

「ケンにいって、ユニコーンと仲良くなれるの?」

ええっと…

「はい、ユニコーンと仲良くなれますぞ。」

「そうなの。じゃあその設定のままでいいよ。」

「えっ?」

「あーちゃんね、ユニコーン飼ってる人がタイプなの!だから、その人形使いあーちゃんは、ケンにいのオ●ホにしちゃっていいよー。」

「下ネタブッ込むなクソガキ!」

「キャーケンにいステキー抱いてー孕ませてー(棒)」

「黙ってろお前!」

アリス氏の男性の好き嫌いの判断基準はユニコーンでありましたか。

 

「おう、お前らなんか盛り上がってんな!何話してんだ?」

「お、玉木氏!」

「ああ、実はな。織田が漫画描いててさ。その話で盛り上がってたんだよ。」

「あーちゃん達が出てくる漫画なんだよー!」

「へえ、そうなのか!それは面白そうだな!」

「ちなみにねー、ケンにいの設定によると、出てくる女の子は全員主人公のケンにいの肉●器なんだってー。ホント、どっかの官能小説かよってカンジだよねー。描いてる人の人格を疑うよねー。」

「ぬああああああああ!アリス氏!余計なことを言わないでくだされ!」

「なんでー?ホントの事を言っただけじゃない!あ、あんまり●●●のビョーシャを正確に描き過ぎると、一般誌でケーサイできなくなっちゃうぞ!」

「うるさいですぞ!…っていうか、なんでアリス氏はそういう知識が無駄に豊富なんでありますか!!」

「いーぢゃん別に!」

「いや、良くないから言ってんだろ。…なあ、織田。俺は?」

「玉木氏は、カットス・テイマーク。格闘家であります。足技が得意ですぞ!」

「へえ、なんかカッコいいな!」

「いいなあ、玉木は。カッコいい職業にしてもらっててよ。俺は村人だし、ギャグキャラだぞ?」

「いいじゃねえかよ、菊池、戦闘シーンでもちゃんと活躍しててカッコいいぞ!」

「そ、そうか…?」

「別にサトにいを褒めてるわけじゃないでしょ!勘違いすんなコノヤロー!」

「うるせぇ。」

 

「ねえ、みんな何のお話をしてたの?ウチにも聞かせて!」

「あ、近藤氏。実は、吾輩が描いた漫画を皆で見ているのであります。」

「へえ、織田っちの漫画?興味あるー!ちょっと見せてー?」

「ムフフ、いいですぞ。そっちから読んでくだされ。」

「わあ、やっぱ織田っちの描くお話は面白いね!ねえ、このナーミャ・コンダークって、もしかしてウチ?」

「左様であります!獣使いの少女で、ペットの火を吹くキツネと氷魔法が得意なタヌキを召喚して戦いますぞ!他にも、動物なら誰とでも仲良くなれます!」

「へえ、かわいいね!…あれ?」

「ん?なんでありますか?」

「あのさ、この主人公って、もしかして織田っちがモデル?」

「ムフフ、よくぞ気付きましたな!」

「…ねえ。ウチの見間違いじゃなければ、ナーミャちゃん、主人公のケント君に惚れてるように見えるんだけど?」

「そーなんだよー!ケンにいはねー、作中の女の子全員とハーレム作ってウハウハー、なんてキモヲタ小学生のモーソーみたいな漫画描いて悦んでるドヘンタイなんだよー!」

「…うわぁ。」

ひ、ひどい…!

何がひどいかって、そう言われて否定できない自分がいるという事実であります!

「ウチもさ、一応好きな人いるんだよね。だから、こういう事するのはちょっとやめて欲しかったかなー。」

「うっ…」

なんと、近藤氏に想い人がいたとは…

これは申し訳ない事をしてしまいましたぞ。

「へえ、近藤。お前好きな奴いたのか。」

「う、うん…まあ、ね…」

「へぇー。うまくいくといいな。」

「あ、ありがと…」

あれ?もしかして、近藤氏は玉木氏の事を…

 

 

ー放課後ー

 

ムフフ、大体出来上がってきましたぞ…!

「織田君!」

「ヒャッ、こ、猫西氏…!」

こ、猫西氏…

動画で拝見した時も、超絶美少女だとは思っておりましたが…

まさか、実物がここまで可愛いとは思いませんでしたぞ…!

ま、まさにヒロインの鑑…!

「ねえねえ、聞いたよ?私達が出てくる漫画を描いてるんだって?」

「さ、左様でありますが…」

「ねえ、ちょっと見せてよ!」

「あ、そこにある方から読んでくだされ。」

「わーい、じゃあ早速読むね?」

猫西氏は、いつ見ても尊いであります…

「ふふっ、面白いね。これ。」

「本当でありますか!?」

「うん、特に、村人のギャグシーンとかが好きだな。」

「ほ、他には…!?た、例えば主人公のケントは!?」

「うーん…なんて言うのかな、あまりにもあっさり敵を倒し過ぎてて、私はそんなに好きじゃないかなー。あと、女の子がチョロ過ぎない?」

「うっ…」

な、なんと…

猫西氏には不評でありましたか…

「ねえ。もしかして、このアーニャ・コネリウスってお姫様、私がモデルだったりする?」

「おお、よくぞ気付きましたな!猫西氏!!アーニャ王女は、コネリウス王国の王女様で、国中から愛されているのであります!…ちなみに、主人公のケントとはある深〜い関係があるのですが、それは読んでみてのお楽しみという事で…」

「…兄妹?」

ギ、ギックゥ!?

な、なぜ分かったんでしょう!?

そうです、実はケントは、コネリウス国王の隠し子で、正統なる王位継承者だったのであります!

「な、なぜそう思うんです…?」

「うーん、だって織田君そういう話好きそうだもん。…え、もしかして図星?」

「…。」

「って事は何?二人は、兄妹でその…そういう事をしてたわけ?」

「えっと…」

 

「不健全極まりないですね。」

「速瀬氏…!?い、いつからそこに…!?」

「最初からおりました。織田様、幾ら個人の才能を育成する制度がある我が校とは言え、漫画を学校に持ち込み、更には不健全な絵を描くのは如何なものかと思います。」

「ぐ、ぐぬぬ…」

「速瀬さん、そんなカタい事言わず、ちょっと読んでみなよ。…兄妹でそういう事する描写はちょっとアレだけど、それ以外は面白いからさ!」

「では、尚更駄目です。そのような描写がある創作物には、興味がございませんので。」

「で、でもさ!これ、私達が登場人物なんだよ?ほら、このフビカちゃんとかさ、これ、多分速瀬さんがモデルだよ!」

「…そうなのですか?」

「ええ、フビカ・ヘンドヤートは、速瀬氏がモデルであります。天才軍師で、作中一の頭脳派であります。」

「成程。…読みもしないで否定するのも如何なものかと思います故、一応読みはしてみます。」

「そうだよ!一回読んでみなよ、面白いよ?」

「そうですね、一度読んでみましょう。」

速瀬氏は、漫画をパラパラと速読し始めたであります。

「…想像はしていましたが、内容が不健全極まりないですね。…ストーリーの構成自体は面白いですが。」

「あはは、だよね。」

ぐぬぬ…褒められているのか貶されているのかわかりませぬぞ!

「おや、猫西さんに速瀬さんに織田さん!3人とも、なんだか楽しそうですね!どうかなさいましたか?」

「ふわぁ…」

「あ、カークランド氏にアンカーソン氏。」

「カークランド君、アンカーソンさん!実はね、2人で織田君の漫画を読んでたの。」

「織田さんの!?それは楽しみですね、私にも貸して頂けないでしょうか?」

「うん、いいよ。はい。」

「ありがとうございます!アンカーソンさん、一緒に読みましょう。」

「ふあぁあ…」

「おや?これは、もしかして私達をモデルとしたファンタジーですか?」

「ムフフ、左様であります!ちなみに、カークランド氏は、ジャスティン・カルヴァディオス、アンカーソン氏はリッタ・アルドレイドであります。ジャスティンは聖騎士、リッタは僧侶ですぞ!」

holy knight(聖騎士)ですか、so coolです!織田さん、私をモデルにそのような素敵なキャラクターを生み出して頂いてありがとうございます!」

「ムフフ…ジャスティンは、コネリウス王国の隣国、ブラッタニア王国の国王直属の聖騎士団の団長で、名門貴族の御曹司なのですぞ!」

「そう言うとカッコよく聴こえますけどぉ…なんか、泥浴びたり女の子にフラれたり、散々な目に遭ってませんかぁ?あと、心なしかドクズに描かれてる気がしますぅ。」

「ちなみに、ジャスティン君はリッタちゃんに一方的にストーカー行為をしていて、リッタちゃんはジャスティン君に制裁を加えたケント君に惚れてるっていう設定らしいよ。」

「ふふふ、アンカーソン氏、気に入っていただけm「えぇ…創作物とはいえ、捏造が酷すぎませんかぁ?僕、たとえ美化されていたとしても、織田の事は好きじゃないですし…ジェイムズはこんな外道キャラじゃないですぅ。」

「あはは、完全にそこは織田君の願望だよね?」

「う、うるさいであります!カークランド氏とアンカーソン氏は、2人で買い物行ったり一緒に寝たり…羨ましいですぞ!!創作物の中くらい、夢を見させてくだされ!!」

「うわぁ…ただの嫉妬じゃないですかぁ…人格を疑いますぅ。」

「織田君、それくらい好きにさせてあげなよ…二人とも来日してきたばっかりで、二人の方が心が落ち着くんだろうしさ…」

「な、なんで吾輩が悪者みたいになっているんでありますか!?ひ、ひどいですぞ!」

「ふわぁ、ひどいのは織田の方ですぅ。創作物を使ってクラスメイトを貶めてまで自分の願望を前面に出すとか、最低ですぅ。」

「…ぐっ。」

そう言われると返す言葉がありませぬぞ…

だって、吾輩だって…美しいレディとイチャイチャしたかったのでありますぅ…

「織田さん!『ホプクエ』、とても面白かったです!次の話も楽しみにしていますね!」

か、カークランド氏…

わ、吾輩は最低でありました…自分のファンを貶めてまで、自分の願望を叶えようとしていました…

そりゃあ、アンカーソン氏が怒るのも無理はありませぬ…

 

 

ー翌日ー

 

むぐぐ、昨日はアンカーソン氏と猫西氏に諭されてしまいました。

ちょっと設定を変更してっと…

「織田先輩!」

「あ、小川氏。」

「聞きましたよ?自分らが主人公の漫画を描いてるんスよね?自分もちょっと読んでみたいっス!」

「ムフフ、そんなに吾輩の作品に興味があるのでありますか。そこに置いてありますので、ぜひ読んでくだされ。」

「じゃあ、早速読ませていただくっスね。…へぇ、ファンタジーモノっスか。面白いっスね!」

「ムフフ、当然であります。吾輩はこれでも『超高校級』ですぞ!」

「あの、もしかしてシャオネって、自分がモデルっスか?」

「左様であります!シャオネ・オルガン。吟遊詩人ですぞ!創り出した曲で皆を鼓舞するサポート役であります!」

「吟遊詩人っスか、カッコいいっスね!!…でも、その…シャオネがケントとデート的な事してるじゃないっスか。でも次の話ではアーニャ姫と同じ事してますよね?…これって、二股…」

「ファンタジーの世界ではよくある事なのであります!一応、コネリウス王国は一夫多妻制なのであります!」

「…織田先輩、自分を主人公にしたハーレムモノが描きたかったんスね。まあ、それ以外はすごい面白いっスけど。」

「じゃ、じゃあハーレムは…」

「はっきり言って蛇足っスね。」

「う…昨日、アンカーソン氏にも怒られたであります…」

「そりゃあ、自分が織田先輩の事を好きって設定にされたら怒るっスよ。」

「ど、どういう意味でありますか!!」

 

「おう、兼太郎!!お前、俺達が出てくる漫画を描いてくれたんだって!?読ませてくれよ!」

「…チッ。なんで俺がこんな事を…」

「私達が出てくる漫画、ですか。それは楽しみです!もちろん、菊池さんも出てくるんですよね!?」

「郷間氏、狗上氏、床前氏!来てくれたのでありますか!!」

「おう、お前の漫画の話を論から聞いてな!昨日からすごい楽しみにしてたから、読みに来たんだよ!」

「ムフフ、それはありがたいですねえ。今、小川氏が読んでいるのがそれであります。」

「詩音、終わったらちょっと読ませてくれ。」

「あ、いいっスよ。どうぞ。」

「これが兼太郎の漫画か…お、やっぱおもしれぇな!なあ、俺はどこに出てくんだ!?」

「ムフフ、郷間氏はゴッゾ・ゴーンド。蛮族の生き残りで、村を潰されたところを勇者一行に助けられました。それからは、村の人々の仇を討つためにパーティー入りしたのあります!ハンマーを使って戦いますぞ!」

「へえ、カッコいいな!…ふんふん、論は村人、アリスは人形使い、勝利は格闘家か。みんなカッコ良くて、話もおもしれえな!」

「まあ、ハーレムは蛇足っスけどね〜。」

「小川氏!!しつこいですぞ!これでも結構設定を変えたんですぞ!?男キャラをぞんざいに扱いすぎて昨日アンカーソン氏と猫西氏に怒られましたからね!」

「あ、ホントだ…言われてみれば、俺が登場する回少ねえな。」

「チッ、くだらねぇな。デカブツ、テメェそんな事の為に俺を引っ張ってきたのかよ。」

「そんな事言わずに、理御も読めって!」

「うるせぇデカブツ!!下の名前で呼ぶなって何度言えばわかんだ!!ブッ殺すぞ!!」

「まあまあ、狗上先輩、落ち着いてくださいよ…」

「うるせぇバカ女!!」

「えぇ…」

「チッ、おい寄越せデカブツ!」

「お、おう…お前、なんで今日そんなに機嫌悪いんだよ?」

「うるせェ!!テメェには関係ねェだろクソが!!」

「うわぁ…ご機嫌斜めっスね。」

「はぁ、ったく…で?これがその漫画か?読めばいいんだろ読めば!」

狗上氏は、漫画をひったくると乱暴にページをめくったであります。

…そういうめくり方すると、破れるから勘弁してほしいであります。

「チッ、予想はしてたけどクソつまんねェな。」

「なっ…!」

「なあ、一応確認するけどよ、このリオーネって奴俺か?」

「さ、左様であります…リオーネ・イナーガ。盗賊であります。」

「クッソダセェ!!俺、ただでさえ下の名前が女っぽくて嫌いなのに、余計女っぽくしてどうすんだよキモヲタ!!」

「ヒ、ヒィイイイイ!」

「おい、そんな事言うなよ。兼太郎がせっかく面白い漫画を描いてくれたんだからよ。」

「クソつまんねぇっつってんだよ!バカかテメェは!じゃあ逆に聞くけどよ、野郎が隅に追いやられて、陰キャみてぇな奴が女とくっついてる茶番を見て面白いって思えんのかよ!?えぇ!?」

うぅ…狗上氏にはすこぶる不評であります…

「狗上さん、ちゃんと読みもしていないのにそういう事を言うのはどうかと思います。私にも読ませてください。」

「チッ、ほらよ!二度と読むかこんなクソ漫画!」

狗上氏が吾輩の漫画を放り投げると、床前氏はすかさずキャッチして読み始めたであります。

「…へえ、すごく面白いですね!!」

「おお、床前氏はわかっていただけますか!?吾輩の作品の素晴らしさを!!」

「ええ!もちろん!…あの、もしかしてこのナージャさんって私がモデルですか?」

「はい、左様であります!ナージャ・トーカム。魔法使いの少女であります!」

「素敵です!そのナージャさんが、勇者である菊池さんと結ばれるお話…なんて素晴らしいんでしょう!」

「えっ…?」

「あれ?違うんですか?」

「あの、床前先輩。その勇者のモデル、菊池先輩じゃなくて織田先輩らしいっスよ。」

「…。」

床前先輩は、無言でライターを取り出したであります。

「え!!?ちょっ、床前氏!!?何をしているんです!?漫画が燃えてしまうではありませぬか!やめてくだされ!」

「うるさいです。黙りなさい織田さん。駄作しか描けない落ちこぼれが。」

「だ、駄作…!?」

「私とあなたが恋愛をする話なんて、駄作以外の何物でもないでしょう?私があなたに恋をするなんて、想像しただけで吐き気しかしません。菊池さんと私が恋愛をしないのなら、読む価値なんてありませんよ。」

「わ、わかりました!ナージャとサトッサは両想いって事にしますから!お願いだから燃やさないで!」

「本当ですか!?楽しみです♪」

と…床前氏…恐ろしい方であります…

 

 

ー放課後ー

 

はぁ、危うく床前氏に自信作を燃やされてしまうところでありました。

「あっらー、ケンタロウちゃん!どうしたの?元気無さそうね。」

「あ、エカイラ氏。」

「ねえ、聞いたわよ?アタシ達をモデルにした、ウハウハハーレムを描いてるんですって?」

「う、ウハウハハーレムじゃなくてファンタジーであります!!」

「ふーん。…ねえ、ちょっと読ませてよ。」

「向こうに置いてあるので、自由に読んでくだされ。」

「じゃ、そうするわねー。」

エカイラ氏は、漫画を読み始めたであります。

「ふーん。面白いんじゃナイ?女の子とのイチャイチャは蛇足だけど。」

「だ、蛇足って…それ、みんなに言われましたぞ!」

「アラ、そうなの。じゃあ描かなきゃいいのに。」

「う、うるさいであります!創作物の中くらい、夢を見させてくだされ!」

「ま、別にアンタが描きたいなら止めるつもりはないけどねー。…ねえ、なんでアタシだけ名前がそのままなの?」

「エカイラ氏の名前は、いじらなくてもファンタジー感を出せると思いまして。」

「あっそ。エカイラ・フースカイン…囚人剣闘士、ねえ。アラ、アタシは獣人なの?ケモミミ生えててかわいい〜♡」

「エカイラ氏は、獣人という理由で闘技場に送られた剣闘奴隷であります。それを、勇者ケントが救い出したという設定ですぞ!」

「フーン。あとさ、なんで女の子とのイチャイチャは描かれてるのに、アタシとケントちゃんのイチャイチャは無いわけ?」

「ゑ?」

「男女差別!?ひどいわぁ!アタシとのイチャイチャも描きなさいよ!」

ヒェッ…

 

「フン、エカイラよ。それだと違う話になってしまうだろう。」

「ツ、ツラノリちゃん!」

「フッ、貴様が俺様が出てくるファンタジーを描いたと聞いたのでな。興味本位で来てやったのだ。」

「森万氏!興味がおありなら、読んでくだされ!吾輩の描いた傑作を!」

「フッ、そうしようではないか。」

森万氏は、漫画を受け取ると読み始めたであります。

「…ほう、なかなか面白いじゃないか。このツルネオというのは俺様か?」

「左様であります!ツルネオ・モルヤルト。錬金術師であります。」

「フッ、錬金術師か。俺様にふさわしい職業じゃないか。」

「でもね、ツラノリちゃん。よく読んでご覧なさい。このファンタジー、主人公のケントちゃん以外の男キャラの出番がすごく少ないのよ。」

「…あ、本当だ。織田よ、貴様の願望が漫画に現れすぎだ。ファンタジーなんだから、もっと男のバトルシーンを増やせ。」

「創作物の中くらい、自分の願望を曝け出したっていいではありませぬか!」

「それをしたいなら趣味の範疇にしておけと言っているんだ。人に読ませる作品なら、ある程度は読み手側のニーズに合わせろ。」

ぐ、ぐぬぬ…

正論すぎて何も言い返せませぬぞ…

 

「おい!!キモヲタ!!私が出てくる漫画を描いたって本当か!!?」

神城氏が、教室のドアを勢いよく開けて入ってきましたぞ。

「こ、神城氏…」

「神が、特別にその漫画を読んでやろう!!この私に感謝しろ!!ふははははははははははははは!!!…で!?その漫画はどこだ!?」

「フッ、これだ。」

「早く寄越せペテン!…もちろん、主人公は私なんだろうな!?」

どいつもこいつも、扱いが雑すぎますぞ…

もう少し丁寧に読んでくだされ。

「はぁ!?おい、キモヲタ!!なんだこの産業廃棄物は!!私が主人公じゃないとはどういう事だ!?」

「それね、ケンタロウちゃんが主人公のハーレムファンタジーらしいわよ。出てくる女の子はみんなケンタロウちゃんに惚れてるらしいわ。」

「はぁあああああああああ!!?んだよそのチンカスみてぇなオ●ニーストーリーは!!私とキモヲタが恋愛だと!?ふざけんじゃねえよこの田吾作がぁ!!」

「こ、神城氏は、クラリス・カースレインという天才賢者ですぞ!攻撃と回復、両方できる有能キャラであります!お気に召しましたか!?」

「フン、私がモデルなんだから有能キャラにすんのは当たり前だろうが!!私がモデルの無能キャラなんて、存在すら許されねぇんだよヴァーーーーカ!!そんな事より、神である私をモデルにしたキャラが、貴様のオナ●ーに付き合わされてる事自体が不愉快なんだよ!!貴様、不敬罪で地獄に突き落とすぞ!!」

「ヒ、ヒィイイィイィイ…!」

なんでみんな吾輩のハーレムに対してここまで否定的なんでしょう!?

別に、創作物の中くらいいいではありませぬか!!

実際に本人に同じ事をするわけじゃありませぬし!

「…ねえ、うっさい。何騒いでんの?」

「い、射場山氏…!」

「あら、ユミちゃん。実はね、みんなでケンタロウちゃんが描いた漫画を読んでたの!」

「…ふーん。コイツが描いた漫画、ねえ。嫌な予感しかしないんだけど。」

し、辛辣でありますぞ射場山氏…!

「そんな事言わないで、ユミちゃんもちょっと読みなさいよ。」

「…ん。」

射場山氏は、漫画を受け取ると読み始めたであります。

「…ねえ。」

「は、はい…なんでありましょう?」

「…最初のページのこの女キャラ、もしかして私?」

「左様であります!エミル・イヴァーミャ。狙撃手であります!」

「…かわいい。」

射場山氏は、少し微笑みながら読み進めたであります。

…よ、良かった…気に入って貰えた…

てっきり、不潔とか言われて破られるのかと…

「…あんたにしては、いい作品描くじゃん。…ちょっと感心し…ん?」

射場山氏の、ページをめくる手が止まったであります。

「…ねえ、このケントって男、なんで女キャラ全員と恋人っていう設定なの?」

「えっと…」

「あと、女キャラへのセクハラが多すぎじゃない?」

「それは…」

「はぁー…」

射場山氏は、呆れたように大きなため息をついたであります。

そして…

 

 

 

バリィッ

 

 

 

「ぎゃあああああああああああ!!?い、射場山氏!?何を…!?」

射場山氏は、漫画を両手で引っ張って真っ直ぐにし、そこに膝を蹴り上げて漫画を破ったのであります!!

「…ホンットに不潔。あんたに期待した私がバカだった。気分悪いから帰る。」

「フッ。まあ気にするな織田よ。俺達は、ちゃんとお前の漫画の面白さを…織田?」

「うわぁああああああああああああああああ!!!なぜなのでありますかぁああああああ!!みんな、よってたかって吾輩の傑作を袋叩きにして、挙句の果てには燃やしたり破ったり…もう嫌だああああああああああああああああああああ!!!」

「あーあ、泣いちゃった。」

未来が約束されているはずの希望ヶ峰での吾輩の未来は真っ暗であります!

もう、こんなクラスメイト達はこりごりですぞ!!




織田クンが主人公という事で、彼が調べ上げた女子達のエロ資料を発表〜(ドンドンパフパフ〜!)
5億%自己満です。

あーちゃん
スリーサイズ:60/50/65
好きなタイプ:イケメンで背が高くて頭良くてお金持ちで優しくてなんでもこなせてユニコーン飼ってるおにーさん
嫌いなタイプ:気持ち悪いロリコンのおにーさん。例えばサトにいとか
備考:ロリ枠。見た目は可愛らしいが、大抵の人間は言葉の暴力によって心が折れる。ワンピースのまま動き回るので、たまにパンツを拝ませてくれる。ちなみにカボチャパンツがお気に入り。

近藤ちゃん
スリーサイズ:73/58/83
好きなタイプ:イケメンで優しい人
嫌いなタイプ:乱暴な人、食べ物を粗末にする人
備考:こちらもロリ枠。ゆるふわ女子。普通にエロい男子とかとも会話してくれて、おいしい料理を振る舞ってくれる。稀にパンツを拝ませてくれる。ピンクがお気に入り。

猫西ちゃん
スリーサイズ:78/52/78
好きなタイプ:正義感のある人
嫌いなタイプ:悪い人。実際に話してみないとわかんないんだけどね。
備考:貧乳枠。割と背が高い。誰に対しても神対応の女神。短パン常備なので、パンツは絶対に拝めない。職業柄仕方ないっちゃ仕方ないのだが。

速瀬ちゃん
スリーサイズ:95/60/85
好きなタイプ:清潔感があり、時間を守る方。
嫌いなタイプ:不潔な方、時間を守らない方
備考:お姉さん枠。巨乳。身長の割にウエストが細い。黒スト常備で、本人の隙が全く無いのでパンツを見られる確率はほぼ0。無表情だが、かなりの美人。

リタちゃん
スリーサイズ:83/53/80
好きなタイプ:愛嬌がある人
嫌いなタイプ:人を家柄で判断する人
備考:癒し系。隠れ巨乳。人当たりは悪くないが、たまに無自覚で毒舌が発動する。よくドジをしてはHなハプニングを起こしてくれる天使。縞パンがお気に入り。

小川ちゃん
スリーサイズ:80/56/84
好きなタイプ:面白い人
嫌いなタイプ:話が長い人
備考:常識人。普乳。よくクラスメイトの相談に乗ってくれるいい子。下ネタが好きなわけでは無いが、あまり抵抗はない様子。短パン常備。

床前ちゃん
スリーサイズ:84/50/74
好きなタイプ:同い年で弁護士をしていて中肉中背で童顔でクラスメイトと妹を大切に想っている方。例えば論さんとか論さんとか論さんとか
嫌いなタイプ:上記以外の人間
備考:大人しい女の子に見せかけて、実はヤンデレ・ストーカー・サイコパスの三拍子揃えた異常者。菊池クン以外は全員敵。小柄な割に巨乳。白がお気に入り。

射場山ちゃん
スリーサイズ:87/54/82
好きなタイプ:誠実で、夢に真っ直ぐな人
嫌いなタイプ:変態。特に織田とか
備考:クールビューティー。巨乳。エロに対してこれでもかというくらい拒絶反応を示していて、少しでもヤラシイ事を考えている奴を見かけたら、すぐに制裁に行くぞ!スパッツ常備。

神城ちゃん
スリーサイズ:98/58/88
好きなタイプ:美人で巨乳で賢くて寛大な私
嫌いなタイプ:愚民共
備考:女王様系。女性陣の中で一番巨乳。下ネタをバリバリぶっ込んでくるが、本人のエロに対する免疫はほぼ0。黒がお気に入り。

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