最速のヒーロー   作:向日水 錐

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これは難しい話ばかりでした。


体育祭編 8

side 出久

 

「おぉ、いたいた」

 

「エンデヴァー…なんでこんなとこに…」

 

すごい威圧感だ

 

「活躍みさせてもらったよ、拳の風圧で飛ぶとは、オールマイトのようだ。」

 

まずい

 

「っ…何を言いたいんですか!僕はもう行かないと…」

 

知っている!?分からない。

 

「うちの焦凍にはオールマイトを超える義務がある。君との試合は焦凍にとって良い経験になると思ってる。みっともない試合なんて見せてくれるな。」

 

轟くんがなんでエンデヴァーを嫌っているのかがなんとなく分かった。

 

「直前に失礼した。言いたいのはそれだけだ」

 

「僕はオールマイトじゃありません」

 

「そんなもの当たりま…」

 

「当たり前のことですよね…」

 

「轟くんもあなたじゃない」

 

「だから、轟くんにそんな義務なんかないです。じゃこれで。」

 

エンデヴァーからの視線を受けながら僕は足早に会場へと入場していく

 

「……」

 


 

「来たな」

 

轟くんが僕を見据えて言葉を紡ぐ

 

「うん。負けないよ」

 

『緑谷(バーサス)轟!!!』

 

『START!!!』

 

開幕早々、轟くんの氷結がくる!

 

「フルカウル10%!」

 

拳で氷結を砕く

 

距離を詰めないと僕の攻撃は当たらない。

 

フルカウルのまま大きく前に踏み出した。

 

「ちっ…」

 

「ならもっと広範囲で攻めるだけだ。」

 

っ!!!

 

さっきよりも倍はある大きさの氷結でこっちに迫ってきた。

 

拳をぶつける。

 

だが氷は砕けない

 

「まずい!!」

 

「終わっちまえ!!」

 

氷を砕けなかった。そのまま押し流される、くそ。どうする!

 

「うぉーー!!」

 

左手の人差し指を犠牲に僕は轟くんの氷を破壊する。

 

氷が弾け飛んだ。

 

「お前、何したんだ?緑谷」

 

轟くんが疑問をぶつけてくる。

 

「さっきと一緒で、壊しただけだよ。」

 

左手を轟くんから見えないように隠す。

 

左の人差し指を犠牲に今の氷結を砕いた。このままブラフで黙せればいいんだけど。

 

ていうか、轟くんから白い息が見える。なんでだ。

 

「なら、これならどうだ。」

 

瀬呂くんを動けなくした、大氷結が迫ってくる。

 

くそ、これは指ひとつじゃ破壊できない。でも、ここで左腕を犠牲にして勝てるのか、分からない。逃げ道はない。くそ、ここで思うのもなんだけど、とてもいい個性だよ轟くん!

 

「スマーッシュ!!」

 

氷が爆散する。

 

激痛が走る。こんな自滅技久しぶりに使ったよ。

 

ただ、このチャンスを逃しちゃダメだ、壊した左腕の痛みは我慢して轟くんの元へ飛び込み拳をお腹へねじ込む。

 

「っぉぉおぉ!!!」

 

轟くんは後ろへ吹っ飛ぶが、痛みで集中がぶれ思ったよりミートしなかった。

 

「っ、ゲホッ」

 

青紫色に染まった、左腕を轟くんが見て驚く。

 

「っ!お前何してんだよ。自分を犠牲にしてまで勝ちたいのかよ。」

 

その言葉に僕は反応する。少し腹が立ってきた。

 

「当たり前じゃないか!ここに出る以上、僕は君に勝ちたいんだ!左腕を犠牲にしたって、負けられないんじゃないか!」

 

「なんなんだよお前。ムカつくな。」

 

そう言っている轟くんの顔は怒りが充ち、僕を睨んでいた。そして顔と身体の一部が凍って、震えていた。

 

「轟くん。君、個性にも限界があるんじゃないの?体震えてるよ。」

 

そう言われ轟くんの顔は歪んでいく

 

そうだ、個性だって身体機能なんだ。使えば使うほど消耗し、いつしか使うことが鈍くなっていく。

 

「でも、それってもう一方の個性を使えば解決できるんじゃないのかな。」

 

「だから、なんなんだよ!俺はこの氷だけで勝ってクソ親父を完全に否定する!お前に何が分かるんだよ!」

 

「わかんないよ!!だけど!だけど…そうやって半分の力だけで優勝するって言ってるのは、今は僕たちをバカにしてるのかと思うよ!」

 

「っ…」

 

「さっきの麗日さんとかっちゃんの戦いを見て僕は君が間違ってると思う。みんな本気で勝ちに来てるのに半分の力で勝てるって言ってて、巫山戯てるのかって思ってる。」

 

だから

 

「だから!全力でかかって来い!!」

 

「何の…つもりだよ……緑谷」

 

「全力?クソ親父に金でも握らされたか?イラつくよ……!」

 

そう言ってもう一度あの大氷結が来た。

 

クソ、どうする、もう一度ブッパするしかないのか。

 

「スマーッシュ!!」

 

僕は残っていた右腕を犠牲に氷を吹き飛ばし、轟くんに迫る。

 

「っクソ!はぇ。」

 

そして、殴るのではなく、蹴りを轟くんに放つ。

 

轟くんの腹部に膝をねじ込む。

 

そして、痛みを我慢していた、左手で轟くんを掴み外へ投げようとする、

 

「熱っ!!!」

 

手が熱くなって、思わず離してしまう。

 

これで轟くんも本気になってくれると思っていた。

 

「っクソ!なんでこんな時に出るんだ……」

 

そう言って、炎を引っ込めようとする、轟くんに僕は声を出す

 

「何で!炎を消しちゃうんだよ!!」

 

怒りを滲み出していた。本気になってくれたと思ったから。

 

「俺は!この炎を……エンデヴァーを否定してNo.1ヒーローになるため

 

「そんなの関係ないじゃないか!!!それは!!君の力だろ!!」

 

その時轟くんはハッと驚いたような顔を浮かべた。そして、とてつもない勢いで立ち上る炎が轟くんを包んでいた。

 

「勝ちてえって言ってるやつがよ……敵に塩を送るなんて…俺だってヒーローに!」

 

そう言いながらぎこちなく轟くんは笑っていた。

 

そこからはあっという間だった。

 

僕が轟くんに迫るが、周りが大氷結2連発のおかげでかなり冷えており、僕に向け炎が飛んできたことで、その周りの空気が熱膨張を起こし大爆発をおこし僕を吹き飛ばした。

 

そして、僕は場外になっていたみたいだ。気付いた時には救護室でベッドの上だった。

 

でも、良かったかな?!お節介はヒーローの基本だし、この負けは次に返せればいいか。

 

あっ!でもオールマイトに僕が来たって見せて欲しいって言われてたんだ……どどとどどどどうしよぉー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。すみません。もう難しいけど!自分が見たいものを自分で作ってするって奴なんで、地産地消みたいなもんなんで許して下さい。
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