最速のヒーロー   作:向日水 錐

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9話、ちょっとだけ編集しました。

なんかお気に入りが300になってました。嬉しいです。

なんか嬉しいです。


体育祭編 11

どうせあいつの事だから、またくっだらねぇ意地を張って氷しか使うつもりがないんだろうなって思う。煽ってみるか。

 

『START!!』

 

マイク先生のスタートの声と同時に駆け出す。大氷結は俺自身対策するのが面倒臭い。よって接近戦を仕掛け、広範囲の攻撃を防ぐ。

 

俺が目の前に現れた事で少しだけ驚く轟。

 

「はい。これで僕の間合いやで?この近さで君、僕に勝てるんか?この間みたいに腹パン食らわせてゲロ吐き散らかさせてたろか?」

 

やばいやばい。いつも煽る時に師匠の真似を入れちゃうのやめた方がいいのに、あの人の地の話し方煽りスキル高すぎるんだよね。

 

「ちっ…」

 

舌打ちをしながら、氷を展開しようとする。

 

その動きを見逃さず、腹パンを捩じ込む。

 

「ゲホッ。」

 

あら?まだ吐かない?膝は着いてるみたいだけど。

 

「ほら立てよ。本気を出さないお前に俺は慈悲をかけてやるよ。」

 

そうこれはせめて本気になって欲しいための煽りだ。

 

初手、爆豪みたいに飛び蹴りを食らわせて場外なんて簡単なんだよ。

 

ていうか爆豪に勝つにはあれしか無かった。あいつの個性はスロースターターなだけあって。あいつが1番弱いタイミングで叩かないと面倒くさくなる。あいつの戦闘センスはサ〇ヤ人みたいなもんだ、生まれ持っての戦闘狂。戦う為に居ると言ってもいいほどあいつは強い。判断力、勘、予想、あいつは戦闘のためのスキルなら山程持ってる。個性無しならどっこいまであるのがアイツ。だからあいつの場合は仕方なかったと思って欲しい。

 

「おら、5秒待ってやったんだ。立てよ。半端もん」

 

「っうるせぇなぁ!」

 

そして地面に手を着いたまま、床から凍らそうとしてくる。

 

だが俺には手が氷って行くタイミングからわかる。だから轟の手を踏み抜く。

 

少し、折れたような音が聞こえた。

 

「ほら、痛がってないで掛かって来いよ。ヒーローは常にヴィランに負けてらんねぇんだろ。ほら、諦めてんじゃねぇよ。悪役(ヒール)になってやるからよ轟。立て」

 

「クソが。お前さっきからなに舐めてんだよ。」

 

あぁ??こいつ何言ってるんだ?

 

「お前の方が俺達を舐めてるだろ?本気で目指してない奴が俺に指図すんな。」

 

「うるせぇな!お前も緑谷も!何が本気で来いだよ。俺は今、分かんなくなっちまったんだよ!親父の個性を否定したかった。だけど、緑谷には俺の個性だとか言われた。だからよく分かんなくなっちまった。」

 

はぁーアホくさ。

 

「そうじゃないのか?お前の個性だろ。そんなの言ったらお前の親父は氷が使えるのかよ?使えねぇだろ?ならその時点で違うじゃねぇか。お前の個性は親父とは別なんじゃねぇか」

 

「っ違う!」

 

「違わねぇよ!馬鹿じゃねぇのか!世の中には親子で似たような個性がある。けど、そいつらはみん『俺はお母さんの個性と一緒だとかお父さんの個性と一緒』だとか言うのかよ!似てるだけで別の個性だろうが!」

 

 

「っだけど!!だけどよぉ……」

 

なんかこいつ!思春期なのか?多感な時期なのか?いやそうだったわ。俺もそうだもんな。

 

「うるせぇ!!!四の五の言う前にお前は俺に勝ちたいんじゃねぇのかよ!!!なんだ?あの体育祭前の威勢は嘘か?おめぇよぉ?!」

 

「嘘じゃねぇ!」

 

「なら、本気で来いよ。学生のお前や俺に出来ることは少ない。なら、今お前は何をしたいか。勝ちたいんだろ?それに、お前はエンデヴァーなんかじゃない。お前は……轟 焦凍だろ」

 

顔が笑ってる。

 

「俺は……」

 

炎が立ち昇った

 

いい顔になってきたじゃねぇかよ轟。

 

「なら、来いよ。焦凍……本気で勝ちに来い!!」

 

俺は右手を握り締め、轟の前に突き出す

 

「クソがよ……お前も緑谷も勝ちたいんじゃねぇのかよ。氷しか使ってない俺なら、簡単に倒せるだろ。」

 

そうだよ。だけど少し違う。

 

「本気のお前に勝ちたいから言ってるんだよ。」

 

「バカが……でも、ありがとな。」

 

その言葉を発した後、轟の体から冷気と炎がより1層強く滲み出た

 

「第2Rだ反抗期ボーイ!来いよ、俺がこの学校のトップだ!」

 

「行くぞ!早間!!!」

 

 

 

 




インターンはホークスの所ですね。んんん完全オリジナル
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