最速のヒーロー   作:向日水 錐

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頑張ります。


中学生編
中学生編1


中学生になった。

 

相変わらず師匠は『今日も修行張り切っていこか』とあのペースは崩していなかった。

 

ここでは学校の話をしよう。入学して一学期が終わろうとしていた。そこでまた新しい友人が出来ていた。

 

「なぁ瞬太、夏休み遊ぼうぜ!」

 

そう誘われたが夏休みは修行を主にしたいと思っているので

 

「あぁ、余裕があればな」

 

そう返した

 

「わかった。気が向いたら連絡してくれたらいいよ。じゃあね!」

 

そういって彼は帰っていった。

 

ここでの生活で俺はクラスメート何人かについて考えていた。今話しかけてくれた彼はクラスみんなから慕われるいわゆる良い奴という人だ、クラス全員に対して彼は優しかった。だからこそこんな俺にも話しかけてくれた。感謝はしている。それ以上の感情は持ち合わせていないがな。

 

俺には二人気になるやつがいた。それは爆豪と緑谷だ。俺から見てもこの二人の関係とても奇妙なものだと理解していた。二人は幼馴染らしいがどうも仲が良いとは思えなかった。

爆豪に関して言えば性格はゴミもいいとこではないかと思っていた。

だが俺にとって気に食わなかったのは緑谷だった。爆豪に対してされるがままになっていたところが俺にとっては腹が立った。爆豪の個性が怖いのは仕方ないが、何故しっかりと反論しないのか俺はそれが癇に障った。どこかオドオドしているのも気に食わなかった。

 

この頃俺は母の遺してくれていた言葉を忘れてしまっていた。

 

 

夏休み

 

俺は街中を散歩していた。

 

あるところで少年が泣いていた。俺は見向きもせずに通り過ぎようとしていた。通りすぎたすぐ後。後ろからきいたことのある声が聞こえた。それは緑谷だった。

 

「大丈夫?迷子になっちゃったの?お母さんは?」

 

そう聞く彼の姿だった。この光景、初めて見るものではなかった。入学してから何回も見たことのある姿だった。すごくモヤモヤしていた。だから、俺は緑谷と少年へと声を掛けた。

 

「どうしたんだ緑谷。何かあったのか。俺も手伝わせてくれ」

 

このモヤモヤはいま目の前にある問題を片付けてからにしようと思った。

 

「え。あ、う、うん、あ、ありがとう。えっと「早間だ」うん、ありがとう早間くん。」

 

それから一時間程経った頃だろうか、少年の母と父を見つけ。無事彼を親の元へ返すことができた。

 

「ありがとう。おにぃちゃんたち!!」

 

笑顔で彼は親の元へ走っていった。

 

「うん、気をつけてねぇー!」

 

緑谷がそう返した。そしてこちらに振り向き。

 

「早間くん、手伝ってくれてありがとう。」

 

緑谷はそう笑顔で俺に言ってきた。

 

「別に。俺はお前に聞きたい事が出来たが、先に問題を解決するのが先決だと感じただけだ。」

 

これに関しては一つも間違いはない。子供がいては、まともに話ができないと感じたからだ。

 

「え?そうだったんだ。で、僕に聞きたい事って何かな?」

 

「あぁそうだったな。緑谷なんでお前は人助けをしているんだ?」

 

これは俺がずっと疑問に思っていた事だった。何も出来ないはずのこいつが人助けなんてしているのか俺は不思議だった。

 

「何で何だろ?僕も深く考えたことないや。けど僕はヒーローになりたいんだ。」

 

俺はそこでそこで一つの疑問が出た。

 

「だが緑谷。ヒーローとは強くなければいけないのじゃないのか。誰にも勝てないヒーローはいらないんじゃないのか。お前の様な爆豪にされるがまま、何も出来ないお前がヒーローになんかなれないんじゃないのか。そんな大それたこと言えないんじゃないのか。」

 

俺はここで感情に任せて酷いことを言ってしまった気がした気がしたが気にしなかった。

 

「う、うん僕もそうだとおもうよ。」

 

「なら何故おまえは「だけどね早間くん」

 

緑谷はそう言って俺の声を遮って話し出した。

 

「僕のなりたいヒーローは

 

誰かを笑顔で助けちゃう。そんなヒーローになりたいんだ。

 

「だから僕はあの子に声をかけたんだと思うよ。」

 

俺は自分が恥ずかしくなった。母から残されていた言葉を忘れ、俺が目指したかったヒーローを完全に間違えていた。勝つヒーローじゃなくて、助けるヒーローに俺はなりたかったんだ。俺のモヤモヤがわかった。緑谷が何回も人を助ける姿を見て。俺は嫉妬していたのだ、緑谷が俺なんかよりよっぽどヒーローの向いていたのだと。そう心のどこかで感じてしまっていたのだ。それがやっとわかった。俺は母の言葉を思い出し。涙が出た。

 

「だだだ、大丈夫?早間くん何か僕気に障ることでも言ったかな。」

 

そう言って慌てる緑谷の姿を見て俺は笑ってしまった。

 

「ふふっ、大丈夫だ緑谷。これは気にしなくていい。そして聞いて欲しい。俺はお前に謝なければならない。俺はお前のことを何も出来ない奴と勝手に思っていた。ほんとうにごめん。俺は間違っていたんだ。本当にヒーローになれる奴はお前みたい奴なんだってわかった。本当にありがとう。お前は俺のヒーローであり、憧れだ!だから、ありがとう」

 

「えええぇぇ!?そんなこと急に言われても困るよ、早間くん。僕はただふつうのことを「だがそのふつうに当たり前のことが出来る奴がヒーローになれるんだよ」そうかな?」

 

「あぁ、そうなんだよ。なぁ緑谷、失礼なことを言うがいいか。」

 

「うん、いいよ。」

 

「緑谷、俺と友達になってくれないか。」

 

「え?そんな、僕なんかでいいの?」

 

「あぁ、お前だからいいんだ。これからよろしくな緑谷。俺は早間 瞬太。誰でも笑顔で助けちまう、そんなヒーローになりたい中学生だ。」

 

「うんよろしくね。瞬太くん。」

 

俺は誰よりも確信していた。緑谷は最高のヒーローになれると。

 

だから俺はそれを支え、誰でも助けるヒーローになると。

 

 

 




ちょっと今回アレかもです。

この時のオリ主、すこーしだけ荒れてます。怒ってると。ちょっと悪い奴になります。
あと原作キャラ初登場は緑谷くんでした。これでオリ主はもっと明るくなります。笑顔大事って気付きましたからね。緑谷のためならタマ晴れるレベルまで来てます。それだけ緑谷に憧れたんすねー。

インターン先について

  • ナイトアイやろボケが
  • ホークスの方がええなー
  • その他。
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