なので少し訂正します。
「氷帝メビウスでダイレクトアタック!アイスランス!」
氷を統べる帝王がその槍を敵目掛けて突き出すと、爆発が起こった。
「すげえ……」
「沢渡さん!マジ凄すぎっスよ!!」
「さっすが……!!」
俺を褒め称える取り巻きたちの大伴、山部、柿本。グレイトフルな俺様を素直に褒めてくれる素晴らしき三人さ!
おっと……なぜ魔界劇団を使わないんだって……?今は原作の1年前。つまり榊遊矢がまだペンデュラムを生み出していない時期だ。ここで俺が使って万が一榊遊矢がペンデュラムを生み出すというのに支障が出たら原作崩壊どころじゃねえだろ!ってことで、最近は帝を含めたサブデッキを使っている。まあそれでも俺様の勝率は99%だがな!!
ちなみにLDSには入っていない。俺様は既に全ての召喚法をマスターしているからな!LDSに入る意味なんてねえんだよ!
柿本たち三人は不良に絡まれていたところをこの俺様が助けて以来、相談に乗ったりした結果、俺を慕って今に至るとなったのさ!
「いやー!沢渡さんにはマジ勝てないっスよ!」
「ホンっと!!1キルとか俺たちにはデキないっスよ!」
「さっすが沢渡さん!!憧れちゃうー!!」
まあ、俺が前世の記憶を思い出したせいか原作と違って、心の底から慕ってくれているから気持ちがいいものだぜ!
「よしよーし!最高に乗ってきた俺様は気分がいいからな!喜べ!今日のスイーツ代は全て俺の奢りだぁー!」
「「「ホントっすか沢渡さん!!」」」
俺たちがノリノリで絶好調になっていると
「な……!!?」
「沢渡さん!!デュエルディスクが光って……!」
いや違え……!正確にはデュエルディスクのサブデッキケースに入れていたあのカードが光っているんだ……!!
俺たちは光に飲まれて、その場から姿を消した。
・・・・
目を開けるとそこは小さな薄暗い部屋の中だった。
「ここは……どこだぁ?おい、柿本、山部、大判無事か?」
「俺たちは大丈夫ですが……」
「何処っすかね?ここ」
「部屋みたいなところだけど……」
そうだな……さしずめ監禁場所といったところか「誰!!?」!?
突然部屋の中に女の子が発したと思われる声が響いて俺たちは薄暗い部屋の中でその主を探す。と柿本がスマホで部屋を照らすとその人物が姿を現した。
「柊柚子……!?」
そこにいたのはまさしく柊柚子と同じ顔の少女だった。柚子とはまだ会っていないのだが遊矢が写真を見せてくれたことがあったし、なにより前世の記憶と同じ顔だった。
「柊柚子!おまえなんでこんなわけわかんねえとこにいるんだ!?」
「柊柚子って……違うわ。私はリンよ」
「リン……!?ッハ!!」
思い出したー!!この子、赤馬零王の娘レイのシンクロ次元での生まれ変わりだ!!柚子シリーズの一人!!
ってことはここはシンクロ次元か!?いや待てよ……!
「なあ、リン。ここって何処なんだ?」
「ここが何処か知らない……?貴方アカデミアの人間じゃないの?」
「ああ、気づいたらここに飛ばされてきた。それにアカデミアってなんだ?」
俺がそう答えると、大判たちもウンウンと頷く。
「そう……(ユーゴのクリアウィングみたいなものかしら……?どちらにせよ、突然現れたところを見ると本当らしいわね)ここは融合次元のアカデミア……私がいた世界とは別の世界……らしいの」
俺はこの時、シンクロ次元の少女、リンと運命の出会いを果たした。
・・・・
「え~っと……!?要するにここは俺たちのいた世界とは別の世界のデュエルアカデミアってところここではデュエルで他の世界に戦争を仕掛けてるってこと?よくわかんねえな……」
大判が腕を組んで頭を回転させている。
「つまりだ。この子もまた、俺たちやこことは違う世界の人間で、この世界の組織、アカデミアに世界を超えて誘拐されたってことだ。合っているよな?」
「え、ええ……そうよ。私はあの日、ユーゴと別れてから、ユーゴにそっくりな奴に誘拐されて……」
なるほど。大体原作通りってとこか。この様子だとまだ洗脳はされていないようだな。
「しっかし、酷いやつらっすね!!アカデミアは!!こんな女の子を誘拐するなんて!!」
「でも大丈夫っすよ!!沢渡さんが助けてくれるっすから!!」
え……?
「え……?」
おいおいおい……なに勝手に話進めてんだぁ?リンも、え?ってなってるし
「そうっすよ!!沢渡さんのデュエルタクティクスに比べたらアカデミアの奴らなんてチョチョイのチョイっすよ!!」
「ここに来たのもなにかの縁!!沢渡さん!!助けましょう!!」
えー……いやね?こんな少女を幽閉するなんて許せないよ?でも君たち勝手に話を進めないでくれる?
「で、でも……!どうやって此処から出るの!?それになんで私を助けるの……?私を助けたらアカデミアに狙われるのに……」
「…………お前は助かりたくないのか?」
「そんなわけないじゃない!!私だって……!!自由になりたい……!!ユーゴの夢を叶える手伝いをしたい……!!なのに……!!」
リンが必死に泣き叫ぶのを見た俺は
「え……?」
彼女の頭にポンッと手を置いて
「だったら俺たちを頼れ。隣で泣いてる誰かを見捨てるほど俺は落ちぶれちゃいねえよ。それともそんなに俺が頼りないか?」
「それは……ちょっとだけある」
「ッ!!おい!!」
このグレイトフルな沢渡さんがそんなに頼りないか!!?
俺が顔を赤くしてカッカするのを見たリンは
「フフッ……フフフッ!!」
涙が止まって笑い出した。
それに釣られて俺も、山部も、柿本も、大判も笑いが止まらなくなった
「フフフッ……ごめんなさいね。でもお陰でスッキリした。ありがとう。貴方のお陰で助かったわ」
「……まだ助けちゃいないんだが……自己紹介が遅れたな。俺は沢渡シンゴ」
「フフッ!そりゃそうね!(違うわ。間違いなく私は救われた。孤独に押しつぶされそうだった私に手を差し伸べてくれた。それだけでも……)」
「沢渡さん!でもどうやって脱出しますか?」
「ここに来た方法でまた世界を移動するってのは!?」
「いや……さっきから試したんだがウンともスンとも反応しねえ。まあいい。方法はまだある」
俺たちのディスクはLDS特注品でアクションフィールドを展開してリアルソリッドビジョンを生み出すことができる。
俺はそれを皆に説明すると
「それしかなさそうね……でもここは絶海の孤島。逃げ場は……」
「最悪船を奪うって計画も必要かもな」
「んじゃさっさとするか!グズグズしてると監視が来ちまう!行くぞ!俺はフィールド魔法クロスオーバーを発動!」
『フィールド魔法、クロスオーバー!』
異変に気づくかもしれねえ。さっさと逃げちまおう!
「俺は手札から魔界劇団ワイルドホープを召喚し、更に魔王の降臨を発動!これで扉を破壊だー!!」
現れた魔王は扉だけを破壊するつもりが大きすぎて壁ごと、いや天井ごと破壊してしまった。
「「「沢渡さん!!やり過ぎっスよ!!」」」
「…………」
リンがジト目で見てくる。止めて!
と、とにかくこれで扉は破壊された。さて逃げるか!!
「こっちだ!!急げ!!」
アチャー……もう来ちゃったか。
「ッ!チッ!俺は魔界大道具ニゲ馬車を発動!」
「沢渡さん!?」
俺が魔法カードを発動すると黒い馬車がリンたちを乗せた。
「俺が時間を稼ぐ。お前らはリンを連れて逃げろ!」
「ですが!」
「早く行け!」
「ッ!すみません!!」
柿本たちも俺には及ばないが相当強い。俺のカードプールと前世での戦略を教えた結果、柿本は融合、山部はシンクロ、大判はエクシーズを使えるまでになった。
アイツらならオベリスクフォース程度ならなんとかなるだろう。
前から来たのはアカデミア兵数名と
「バレットか……」
別名勲章おじさん。だがアニメオリジナルのそれらのロックカードは厄介極まりない
「貴様ここにリンという少女がいた筈だ。何処へやった」
「あの子なら逃した。もっともここを通す義理もないが」
「デュエルしろ……ということか。いいだろう。お前たちはプロフェッサーに報告を告げろ。コイツは……この男はお前たちが敵う相手ではない」
アカデミア兵が退散するとバレットがディスクを構えると俺もディスクを構える。
「「デュエル!!」」
「先行は私だ!私はキャリアセンチネルを召喚!更にキャリアセンチネルの効果でデッキから漆黒の豹戦士パンサーウォリアーを手札に加えて融合を発動!獰猛なる黒豹よ、歴戦の番兵と交じり合いて、新たな雄叫びを上げよ!融合召喚!来い!パンサープレデター!パンサープレデターの効果!自身の半分の攻撃力の数値分のダメージを与える!パンサープレデターの攻撃力は1600!よって800のダメージだ!」
「グゥッ……」
沢渡3200
「カードを三枚伏せてターンエンドだ」
いきなりガン伏せか……面倒なやつは……紅鎖の獣闘機勲章かな……
「じゃあ行くぜ!俺様のターン、ドロー!」
引いたカードは……魔界台本
「俺は手札からフィールド魔法、魔界劇場ファンタスティックシアターを発動!その効果で手札のビッグスターと、舞台準備を見せてデッキから魔界台本オープニングセレモニーを手札に加えるぜ。更に今見せた魔界劇団舞台準備を発動!ビッグスターをエクストラデッキに送って2ドロー!ただし、この効果でエクストラデッキに送ったビッグスターはこのターンP召喚では呼び出せない」
「メインデッキのカードをエクストラデッキに直接送るだと……!?」
「おおっとお!?こんなところで驚いてもらっちゃ困るぜ?更に墓地の魔界台本舞台準備の効果発動!コイツを除外して、デッキから魔界台本と名のつく魔法カードを3枚まで選択して相手に選ばせた1枚を手札に加える。俺が選ぶのは3枚の魔界台本
「……右のカードだ」
「そして!今手札に加えた魔法カード、魔界台本即興演劇を発動!デッキの魔界台本
青い柱の中に魔界劇団がそびえ立つ。
「なんだ……これは……!?」
「これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能!P召喚!現れよ!俺のオールキャストたち!手札からビッグスター!サッシールーキー!そしてぇ!ワイルドホープだ!」
魔界劇団ビッグスター
レベル7/ATK2500
魔界劇団サッシールーキー
レベル4/ATK1700
魔界劇団ワイルドホープ
レベル4/ATK1600
「一気に3体のモンスターをだと……!!?」
「更に!墓地の魔界台本魔界俳優融合の効果!魔界劇団PモンスターがP召喚された時!このカードを手札に戻す!そして更にエキストラのP効果!このカードをPゾーンから特殊召喚する!更に更にぃ!墓地の魔界台本即興演劇の効果!エクストラデッキの表側表示の魔劇団Pモンスターを特殊召喚する!来いビッグスター!」
魔界劇団ビッグスター
レベル7/ATK2500
「かかったな!この瞬間!紅鎖の獣闘機勲章を発動……なぜだ!?何故発動できない!?このカードはエクストラデッキからモンスターが特殊召喚された時に発動できる筈だが……!」
「ビッグスターの効果!ビッグスターの召喚、特殊召喚時に相手は魔法、罠カードを発動できない!」
「そんな効果が……!!」
「さぁー!!役者は揃った!俺はビッグスターの効果でデッキから魔界台本魔王の降臨をセットする!更にもう一体の効果でオープニングセレモニーをセット!これで……「バレット!」「セレナ様!?」ん……!?」
俺が魔法カードを発動しようとした時、聞いたことのある名前が聞こえてきた。
「バレット!私を置いてなにをやっているんだ!デュエルなら私もやりたいというのに!」
「セレナ様!これはいつものデュエルではありません!正真正銘の闘いなのです!」
「ならば尚更私にやらせろ!お前が敵か……さあ!かかってくるがいい!」
威勢よく言い放つセレナだったが
「……だったらデュエルディスクぐらい用意してろよ」
「!?ハッ!!しまったぁー!!脱走に邪魔だからと持ってくるのを忘れてしまったぁぁぁ!!」
マヌケなの……?この子
この子は融合次元でのレイの生まれ変わりのセレナ。月光カードという厄介極まりないデッキを使うのだが……少々天然なところがある女の子だ。
「セレナ様!この戦いに貴方を参加させるわけにはいきません!これはデュエル!遊びではないのです!」
「イヤ!私もアカデミア兵として!デュエリストとして!逃げるわけにはいかないんだ!デュエルとは戦いだからな!」
「そうかなあ?」
俺が思ったことを口に出すと、セレナとバレットは言い合いを止めて、こちらを向いた。
「貴様……どういう意味だ」
「言った通りだよ。デュエルってのは、確かに己のプライドを懸けて競い合うものだぜ?だけど、そんな相手を傷つけるようなデュエルってのは楽しいものなのかぁ?」
「楽しい?デュエルってのは楽しいものなのか?私は戦うためだけだとしか知らなかった……」
「セレナ様!コイツの言葉に耳を傾けてはなりませぬ!」
「なら魅せてやるよ!俺様のエンタメデュエルってやつをな!俺はセットしていた魔界台本オープニングセレモニーを発動!フィールドの魔界劇団の数だけ俺のライフを500ポイント回復する!さぁー!!舞台を盛り上げろー!!」
沢渡LP5700
俺が発動した魔界台本を読んだ劇団員たちが鮮やかに彩られた舞台を駆け巡ると、その度に花火が打ち上がって舞台を盛り上げる。
「これが……エンタメデュエル……」
「まだまだ行くぜー!!次はスペシャル花火だぁー!!」
俺が指をパチンと鳴らすと一つの紅い花火がワイルドホープの銃によって空高く打ち上げられた。
それが空で花が開くように解放されて、花びらがチラチラと散るような景色を生んだ。
「綺麗だな!おい!もっとやってくれ!」
「ご満悦していただいて光栄です。ならラストを占めるのはこれだぁー!!」
俺の合図でビッグスターを除く、3人の魔界劇団員たちは手を繋いで円となり回り始めて、ビッグスターがその円に飛び込むと足を使ってビッグスターを空中に蹴り上げる。そして空中で2人のビッグスター左手と左手を繋ぎ回転すると光の竜巻が舞台を輝かせる。
そして舞台に降り立ったビッグスターはお辞儀をしてファイナルを占める。
「すごい……!!凄いなお前!!これがエンタメデュエルというやつか!!見ている私も楽しくなってきたぞ!!デュエルとはこんなに楽しいものなのか!!」
その様子を見ていたバレットは
(セレナ様……楽しそうだな……だが何故だろう……あんなセレナ様を見ていると……私も嬉しい……そうか。私はいつの間にかプロフェッサーよりもセレナ様を……)
「楽しんでいただけたのなら結構……だが俺のエンタメは終わっちゃいないぜ!俺は手札の魔法カード、魔界台本魔界俳優融合を発動!これにより、俺のフィールドの魔界劇団を素材に融合召喚する!」
「なに!?貴様、融合も使うのか!?」
「俺は即興演劇で召喚したビッグスターとエキストラで融合!舞台を飾る演劇者たちよ!暗黒の渦で一つとなりて、新たな舞台に君臨せよ!融合召喚!カモン!魔界劇団マキシマムアクションスター!」
『ヒャーハッハッハッハッ!!!』
魔界劇団マキシマムアクションスター
レベル8/ATK3000
「失敗したな!この瞬間、私は紅鎖の獣闘機勲章を発動……できない!?まさかソイツも!?」
「そうだ!マキシマムアクションスターも融合召喚時に相手は魔法、罠カードを発動できなくする効果を持っている!そして!ビッグスターをリリースして効果発動!このターン!お前は魔法罠カードを発動できない!」
「ならばその効果にチェーンして融合解除を発動!更に針虫の巣窟を発動!デッキから5枚を墓地に送る!パンサーウォリアーとキャリアセンチネルに融合を解除させる!」
ッチ!融合解除か……名誉の獣闘機勲章かと思ったんだがな……それに針虫の巣窟……面倒なカードが落ちてなきゃいいけど……
「更にビッグスターの攻撃力の半分の数値分!攻撃力をアップする!ダメ押しだ!俺はセットしていた、魔界台本、魔王の降臨を発動!俺の場の魔界劇団の数だけ、つまり三枚!お前の表側表示のカードを破壊する!俺が破壊するのはパンサーウォリアーとキャリアセンチネル!そして俺の場にレベル7以上の魔界劇団が存在する時、魔王の降臨の発動に対して、相手はカードを発動できない!さあ!パンサーウォリアー!キャリアセンチネル!御退場願おうか!」
「グッ……!!」
魔界劇団マキシマムアクションスター
レベル8/ATK4250
「俺はカードを1枚伏せる。行けー!!バトルだ!俺はマキシマムアクションスターでダイレクトアタック!!」
「この瞬間!墓地のタスケナイトの効果!手札が0で攻撃を受ける時、デュエル中に一度だけ!このカードを特殊召喚して、バトルフェイズを終了させる!」
「無駄だ!自分の場にP召喚したPモンスターが存在する時、魔界劇場ファンタスティックシアターの効果で相手が発動したモンスター効果は全て『相手のセットした魔法、罠カードを破壊する』に書き換わる!」
「なんだとお!!?」
「よってタスケナイトの効果は不発して、俺のセットしたカードを破壊する!破壊されたのはオープニングセレモニー、よって手札が5枚になるようにドローだ!さぁー!!終わりを美しく飾ってくれ!アクションスター!」
『ヒャーハッハッハッハッ!!』
リリースしたはずのビッグスターがブランコを持って現れ、そのままアクションスターを掴んで空中ブランコの体勢に入るとアクションスターも空中で身を捻って回転ライダーキックをバレットに食らわせた。
「グァァァァ……!!」
バレットLP0LOSE
「バレット!」
「セレナ様……私は無事です……」
「何を言う!怪我をしてるではないか!医療班のところへ連れてってやる……!」
「そんなことをすれば貴方が捕まります……おやめください……」
「バレット……!お前を見捨てられるわけないだろう……!」
うーん……実に感動的なんだけどやった張本人からすれば罪悪感が半端ないってことで……それに!
「リンを探さねえと!でも見捨てたら後味悪いし~!」
とその時、
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
「柿本!山部!大判!どうした!!」
「さ、沢渡さん……」
「アイツヤベェ……!」
「逃げきれねえ……!」
「リン大丈夫か!?」
「え、ええ……」
俺が近寄っていたが恐怖のあまりか震えていた。一体……いや、あいつ以外いないな……
俺が見据えた先にいたのは紫色のキャベツを連想させる髪型で榊遊矢にそっくりな顔立ちの少年、リンを攫った張本人、ユーリだ
「中々やるようだったねぇ。でもそろそろ終わりにしようかな?それとも君も僕に挑む?」
温厚そうな顔をしていたがその瞳からは全てを飲み込む残虐性が感じられた。
どうする……!!?こいつらを見捨てるってのはナシだが、勝てるのか……!?こいつに……!
「クッ……!仕方ない、やる「一つ質問させろユーリ」「おや?セレナ?また脱走してきたの?で?質問ってなあに?」遮るな!」
グダグダだなあ……
「今、バレットから聞いたがアカデミアが軍人やデュエリスト以外にも無差別で襲っているというのは本当か?」
「なあに?突然」
「いいから答えろ!」
「ムキになっちゃって~。いいよ。君にも真実を教えてあげる。そうだよ。僕らアカデミアの人間にとってエクシーズ次元の奴らは得物にすぎないんだから。あいつらの悲鳴が!怒号が!それを全て食らいつくせると思ったらゾクゾクするんだよなぁ……!」
無邪気な子供のように笑うユーリだったがその眼は捕食者の眼だった。
「そんな……私が信じてきたアカデミアは……やはり間違っていたのか……」
ガクッと手を地面について絶望するセレナ
「さあてと、どうする?君は中々、歯ごたえがありそうだからなぁ……たっぷりと僕を楽しませてから絶望してよ」
どうする……勝てるのか……!?いや!ここはやるしか……!と思った時、俺のデッキのあのカードが光りだした。
『なっ!!?』
それと同時にセレナとリンがつけていたブレスレットも光始めた。
俺たちはその合わさった光に包まれてこの場から姿を消した。
・・・・
光が収まった場所は公園のようなところだった。
「ここは……」
「あっ!LDSのビル!ってことは!」
「俺たちの次元に戻ったんだぁー!」
周りを見てみて、メンバーを確認する。山部、柿本、大判、リン、セレナ、バレット。ユーリは……よかった。いないみたいだな。
「ってことはシンゴ、ここは貴方たちの次元?」
「ああ、そうだな。ひとまずアカデミアから脱出するって目的は達成したみたいだな」
と安堵をついていると
「バレット!しっかりしろ!」
「セレナ!とりあえず俺の家の医療室に運ぶぞ!」
こうして俺たちはわずか30分の次元旅行を終えたのだった。
だがこれは序章に過ぎなかった。
デュエルディスクにサブデッキケースあるのは独自解釈です
またこの時、パラサイトフュージョナーは完成してないものとしています。
セレナが登場したタイミングが無理矢理に近いかもしれませんがすみません……
沢渡さんの今日のオリカード
魔界台本舞台準備
魔法カード
効果
このカードの②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない
⑴手札の魔界劇団Pモンスターを表側表示でエクストラデッキに送る。そうしたらデッキから2枚ドローする。この効果でエクストラデッキに送ったPモンスターはこのターンP召喚で特殊召喚できない
⑵墓地のこのカードを除外して効果を発動する。デッキから3枚の魔界台本魔法カードを相手に見せて選ばせる。相手が選んだカードを手札に加える。
⑶自分のエクストラデッキに表側表示の魔界劇団Pモンスターが存在し、セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合にのみ発動できる。デッキから魔界劇団Pモンスターを二体まで手札に加えて、その後、手札から魔界劇団Pモンスターを二体まで特殊召喚してもよい。
魔界台本即興演劇
魔法カード
効果
このカードの②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない
⑴デッキから魔界台本魔法カードを墓地に送って、デッキから魔界劇団Pモンスターを手札に加える。
⑵自分のPゾーンに魔界劇団モンスターが存在する時、墓地のこのカードを除外して発動する。エクストラデッキの表側表示になっている魔界劇団Pモンスターを特殊召喚する。そのモンスターはこのターン攻撃出来ず、エンドフェイズ時にエクストラデッキに表側表示で戻る。
⑶自分のエクストラデッキに表側表示の魔界劇団Pモンスターが存在し、セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合にのみ発動できる。手札、デッキ、墓地から魔界劇団Pモンスターを可能な限り、特殊召喚する。
魔界台本魔界俳優融合
魔法カード
効果
⑴手札、フィールド上に存在する融合素材に必要な魔界劇団Pモンスターを墓地に送って融合召喚する。
⑵自分の魔界劇団PモンスターがP召喚された時、このカードが墓地にあればこのカードを手札に戻してもよい。この効果を使った時に墓地に魔界劇団融合モンスターが存在すればそのカードをエクストラデッキに戻してもよい。
⑶自分のエクストラデッキに表側表示の魔界劇団Pモンスターが存在し、セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合にのみ発動できる。手札、フィールド、墓地にある融合素材に必要な魔界劇団Pモンスターをエクストラデッキに表側表示で加えて、融合召喚する。
魔界劇団マキシマムアクションスター
レベル8/闇/悪魔族/ATK3000/DEF2800/融合モンスター
魔界劇団ビッグスター+魔界劇団Pモンスター
効果
⑴このカードの融合召喚成功時には相手は魔法、罠カードを発動できない
⑵自分の場の魔界劇団モンスター1体をリリースして発動する。このターン発動中の相手の魔法、罠カードの効果は無効となり相手は魔法罠ゾーン、墓地から魔法、罠カードをエンドフェイズまで発動できず、相手フィールドにモンスターが存在する時、このカードの攻撃力はターン終了時までリリースしたモンスターの元々攻撃力の半分の数値分、アップする。この効果の発動時、自分の魔界劇団モンスターは相手カードの効果で場を離れない
⑶自分の魔界劇団モンスターが手札、墓地から発生した相手のモンスター効果の対象となった時、自分のPゾーンに魔界劇団モンスターがいれば、その効果を『相手のセットされた魔法、罠カードを1枚破壊する』に書き換える。この効果は1ターンに1度しか使えない