強キャラ沢渡さん   作:ハッタリピエロ

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早く原作にこぎつけたい……!だって魔界劇団使えないんだもん……!それと……遅くなって申し訳ありません!


月光の姫

セレナたちが来て3日、スタンダード次元、舞網市は特に何事もなく、平和だった。

 

んで、今俺たちはというと

 

「ほ、本当にいいのか……!?こんな高そうな服……!」

 

「え、ええ……!大丈夫なの……!?」

 

「いいって言ってるだろ!それにここは一般のよりもちょっと高いぐらいだぜ?お前ら、服ってのは値段が掛かるってのを知らないのか?」

 

舞網市で有名な服のブランドの店に来ている。生活してすぐに気づいた問題は2人とも替えの服がないということだった。家にはメイドさんの服があったが明らかにサイズが合わないし、俺に姉妹はいないので買いに行くことにしたのだ。柿本たちを荷物持ちついでに誘おうと思ったのだが……

 

『すいません!俺、家の手伝いがあって……!』

 

柿本の家は飲食店なのでその手伝いと

 

『俺も家の掃除を手伝えって言われちゃって……』

 

山部も無理らしく

 

『俺は……追試があって……』

 

大判は追試らしいので仕方なくバレットをセレナの護衛ということで誘おうとしたのだが

 

『すまない少年よ。家のボディーガードの者たちに稽古をつけてくれた頼まれたのでな。世話になっている身故に力になりたくてな……』

 

バレットも客人扱いだったのだが、その戦闘力の高さを見込まれて時々、ウチのボディーガードに稽古をつけてるらしい。

 

そういうことで俺たち3人で服を買いに来たのだ

 

高そうには見えるがここのブランドは庶民でもオシャレに見せれるようなファッションが売りなのだ。だからちょっと高いぐらいなので俺のお小遣いで買えない値段ではない

 

だが2人は服を見るやいなやアワアワしていた。

 

2人とも環境上で、一般的な服の値段を知らないのかな?

 

でも折角買いに来たんだから、古着でケチるなんて男としてやっちゃいけないことだと思う

 

それにここはウチのグループの傘下の店だからな。折角なので2人にオリジナルコーディネートを頼んだのだが……

 

「ほ、本当に私は安いので構わんから……!」

 

「そ、そうよ……!住まわせてもらってる身なのに……!」

 

当の2人がこの状態だ。2人とも高いものに抵抗があるのだろうか?……いや確かにそうかもな。セレナは箱入りだし、リンはギリギリで生きてきたのだからな……ちょっと考えてなかったか

 

でも、だからって女の子のプレゼントに古着を送るなんて俺にはできない。

 

なのに

 

「ほ、本当に古着でも文句は言わないから……!」

 

「ふ、服にそんなに金を使わなくいいから……!」

 

なんか逆にイライラしてきたので

 

「あー!もう!気にすんなって言ってるだろ!この俺が古着でケチるなんてできるか!それに2人とも可愛いんだからもっとオシャレを気にしろよ!」

 

俺が溜まっていたものをぶちまけると

 

「「…………////」」

 

あれ……?2人とも顔真っ赤だぞ……?

 

「し、シンゴ……」

 

「なんだよ……セレナ」

 

「わ、私って……可愛いのか……?」

 

「なんだよ……可愛いに決まってるだろ」

 

「///!!!」

 

更に顔が赤くなるセレナ

 

「ね、ねえ……わ、私も可愛い……?」

 

「リンまで……当ったり前だろ」

 

「……///!!!」

 

リンも頬まで真っ赤になる

 

あれ……?いや、可愛いとは言ったけどさ

 

なんで2人とも顔が赤くなってんの?可愛いって言われたことないのかな……?二人とも本当に可愛いから言われたことぐらいありそうなもんだと……

 

二人とも顔を押さえて後ろを向いていたが、チラチラっとこちらを見てくるのでドキッとしてしまった。だってその無垢な目が本能をくすぐるっていうか……言葉には表現できないほどの感情に駆られてしまう

 

あああ……!!なんか俺まで顔が赤くなってきたぞ……!!

 

・・・・

 

我らが沢渡さんをガラス越しに暖かい目で見守る視線が3つ

 

「ありゃセレナとリンにも気がありそうだなぁ……?山部」

 

「ああ……!沢渡さんも少なからずリンとセレナに対して恋愛感情がありそうな気がするぜ……!柿本、お前が立てたこの計画に乗っかって正解だったぜ!」

 

「ああ!セレナとリンは動揺して気づいていないが二人にも沢渡さんの言葉にときめいているのがわかる……!でも意外っすね?バレットさんも参加するなんて」

 

「私はセレナ様の護衛もあるが……セレナ様の恋を邪魔したくはない……それにセレナ様の恋人になるかあの少年を見極めるというのもあるかな」

 

「大判は……こんな面白そうなものがあるのに追試とはな~!」

 

「全く……残念だぜ。大判くん」

 

と友の無情なる行事に情けを感じていると

 

「はぁ……悪かったな」

 

「おっ!やっと来たか大判!」

 

「こっち来いよ!今いいとこなんだぞ!」

 

中の光景を見た大判は

 

「うわ……なんか口の中まで甘くなりそう……」

 

「そんなお前にはい!コーヒーだ!」

 

「おっ、ありがとう……ズズズ……美味しい」

 

「しっかし、セレナは黒のロングスカートのゴスロリに白のワンピース、リンはピンクのキャミソールとショートパンツにセクシートップスとジーパンか」

 

「セレナ様は派手なものやかっこいいものを好まれているからな。直感でそれらしきものを選ばれたのだろう」

 

「さてさて……どんなものかな……?」

 

そして試着室のカーテンを開けて二人が現れると

 

「「「……!!!」」」

 

三人とも顔を真っ赤にして中を凝視していた

 

・・・・

 

なんか視線を感じるんだが……もしかしてアカデミアか……?

 

でもそれならなんで襲ってこないんだろう……?スタンダードは敵ではないと舐めているはずなのにな

 

とカーテンを開ける音が聞こえるとともに現実に戻されて

 

「シンゴ……着替え終わったぞ」

 

「ああ……まあ、多分似合っていると思う……」

 

俺が振り向いてそこにいたのは黒で包まれた青髪ポニテの美少女と、ピンクのキャミソールと白のパンツを着ていたショートグリーンの美少女だった。

 

首元から腰から少し下までの黒のブラウスに少し薄めの黒の花弁が描かれた黒のスカートに袖先から先のブレスレット。黄色のリボンで纏められている青髪を揺らしてはにかみ笑いを浮かべるセレナ

 

リンの方は肩から先が露出している大胆なキャミソールと爽やかさを感じさせる白のパンツの後ろに腕を回して俯いていたがその顔は耳まで真っ赤だった。

 

同じ顔のはずなのに対照的な雰囲気を二人から感じたが共感して思ったことが一つ

 

「ど、どうだ……!?」

 

「シンゴ……?」

 

「……………ふつくしい」

 

俺がそう呟くと数秒間は意味がわからなかったのかキョトンとしていたがその直後

 

「「……////!!?」」

 

急に顔を紅潮させてカーテンをバッ!と閉める二人

 

……ッハ!俺は何を!?

 

記憶を掘り返してみると自分の言ったことを思い出して……ってウワァぁぁ……!!!

 

何言ってんだよ俺は!褒めるにしても綺麗だとか可愛いだとかあるだろ!なんだよふつくしいって!海馬社長かよ!?

 

ダメだダメだダメダァァァァァ……!!思い出せば思い出すほど、あの時の2人のふつくしい姿……って!心の中まで羅列が回ってねえじゃねえかァァァァ!!

 

「し、シンゴ……?」

 

「だ、大丈夫か……?」

 

元の服に戻ったリンとセレナが心配そうな目で見てきたので心を落ち着かせて2人に向き合う

 

「あー……なんでもない。大丈夫だ。それよりその服、気に入ったか?よかったなら買うけど」

 

「///……シンゴがよかったなら……」

 

「///……お、お願いします……」

 

恥ずかしそうに俯きながら頷いた2人をレジまで連れて行き、会計を済ませた。

 

・・・・

 

沢渡さんを見守る4つの視線の主たちは

 

「いや〜……美しかったな……」

 

「沢渡さん両手に花で羨ましいぜ……」

 

「しっかし、オシャレというものはあそこまでイメージを塗り替えるとはな……」

 

「確かに……セレナ様は勇ましいというイメージだったが……ファッションというものは奥深いものだな……」

 

「っと!沢渡さんを追いかけないと!」

 

柿本たち4人組はその後もこっそりと尾行を続けていると

 

「返してよ!」

 

「「「「!?」」」」

 

公園の方から子供の泣き声と叫びが聞こえ、声の方を見ると、沢渡とそう歳の変わらない男が小学生ぐらいの子供からボディーガードを使ってレアカードを強奪している様子だった。男は制服から察するにLDS所属に見えた

 

「な〜に言ってんだよ!このカードはアンティで勝った僕のもんだろ!」

 

「僕は……やりたくない……って言ったのに……!」

 

「なあに!このカードは僕が有効活用してやるよ!それとだ……生意気な目で見ているテメェにはお仕置きが必要だな!」

 

ボディーガードが小学生の子供に襲い掛かろうとしたが

 

「グワァッ!」

 

「ッ!?誰だァ!?」

 

「……貴様、それでもデュエリストか」

 

青髪ポニテの少女、セレナがボディーガードを吹き飛ばし、リンが少年を守るように前に立った。

 

・・・・

 

ったく……!折角2人とも機嫌が良かったのに……コイツのせいで台無しだ!コイツの名は鬼瓦猛、大企業の御曹司でデュエリストでもあるが、噂ではどんな手を使ってでも欲しいカードを手に入れるという悪どい奴だ…………なんか原作の沢渡さんも最初はこんなんだったような……いやいや!今の俺はコイツとは違うんだ!

 

ともかく今回は見たところ、無理矢理トレードデュエルを仕掛けたんだろう。

 

「なんだァ!?テメェら……って沢渡!」

 

「……シンゴ、知り合いか?」

 

「まあな、著名人のパーティーなどで何度か会ったことがあるぐらいだよ。ってもさ!まさかお前がこんな下衆いことをしてたなんてな!噂通りってわけか。お前の父上に知れたらどうなるんだろうなぁ?」

 

「テメェ……!!!」

 

「ま、その前にお前は俺が叩き潰してやるよ。デュエルだ。勝ったらその子のカードを返してもらう。代わりに俺が負けたら俺の一番お気に入りのカードやるよ」

 

「……上等だあ!!!ぶっ殺してやる!」

 

よしやりますか「待ってくれシンゴ」セレナ!?

 

「どうした?」

 

「このデュエル……私にやらせてくれ」

 

「……なんでだ?」

 

「……私は誇り高いデュエリストを夢にアカデミアを信じていた……だから私の夢を裏切ったアカデミアは許さない……そしてそれと同じようなデュエルを穢す輩もな!」

 

「……そうか。わかった、任せるよ」

 

「……ッ!ああ!!」

 

「ヒヒッ!強気な上に良い女じゃねえか……!僕が勝ったらお前を好きにさせてもらうぞ?」

 

「勝手にしろ。私が負けるはずがないからな」

 

「言ったな!?ぶっ潰してやる!」

 

「「デュエル!」」

 

「先行は僕だ!僕は手札から融合を発動!この効果で手札のバーストレディとファザーマンを融合!来い!フェニックスガイ!」

 

アイツのデッキ、ヒーローデッキだったのか

 

しっかしね……手札3枚消費した割には弱すぎないかな……?

 

確かに融合は今のスタンダードでは珍しい部類に入る。だが遊戯王、デュエルモンスターズではいかにアドを取れるかが重要で1枚のカードからいかに次のカードに繋げていくかがゲームを優位に進めるポイントとなる。フェニックスガイは破壊されないカードだけども……手札3枚消費してまで出すカードでは無いと思う。攻撃力も簡単に超えるモンスターもいるし

 

ってことは

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」

 

ガン伏せか。しかもあの様子だと相当伏せカードに自信があるようだな

 

「私のターンだ!私は手札から月光黒羊を墓地に送ってデッキから魔法カード融合を手札に加える!」

 

「へえ~!君も融合使いなのか~!僕たち気があいそうだねぇ?」

 

「ほざけ。貴様の下賤な融合と同じにされたくない。おいそこのお前!」

 

「え……?」

 

「よく見ておけ。これが本当の誇り高い融合だ!私は魔法カード融合を発動!私は手札から月光紅狐と月光蒼猫と月光紫蝶を融合!蒼き闇を徘徊する猫よ!月明かりで輝く獣よ!紫の毒持つ蝶よ!月の引力により渦巻きて新たなる力と生まれ変わらん!融合召喚!現れ出でよ!月明かりに舞い踊る美しき野獣!月光剣虎姫!」

 

研ぎ澄まされたナイフを両手に持つ野獣の踊り子がチャキチャキと音を鳴らしながら現れた

 

「それが君のエースモンスターってわけ?強そうだな~でも無駄だよ?フェニックスガイは戦闘破壊されないモンスターだ。このターン僕を倒すことなどできはしない」

 

「言ってろ、墓地に送られた月光紅狐の効果発動!このカードが効果で墓地に送られた時相手モンスター1体の攻撃力を0にする!」

 

「何!?」

 

フェニックスガイATK2100→0

 

「くっ!なら僕は罠カード緊急脱出装置を発動!これでそのモンスターには手札に、つまりエクストラデッキに戻ってもらおうか!」

 

「無駄だ!月光剣虎姫は相手の効果の対象にならない!」

 

「なにっ!?(だがまだだ……僕のもう一枚はミラーフォース……!これが決まれば……!)」

 

「更に私は月光白兎を召喚!その効果で墓地の月光蒼猫を特殊召喚!更に月光蒼猫の効果!自分の月光モンスターの攻撃力を倍にする!」

 

月光剣虎姫ATK3000→6000

 

「そして月光白兎の効果!私の場の白兎以外の月光モンスターの数だけ、相手の伏せカードをバウンスする!」

 

「そんなミラフォが!!」

 

「バトルだ!月光剣虎姫でフェニックスガイを攻撃!」

 

黄色の毛並みを持つ虎の踊り子が敵を斬り殺そうと迫りその二太刀のナイフを振るった。

 

鬼瓦猛LP4000→0

 

「そ、そんな……」

 

セレナは鬼瓦からカードを奪い取って小学生に返した

 

「はい、今度はとられないようにしろよ」

 

「お、お姉ちゃんありがとう!」

 

「なあに。じゃあ代わりに一つ聞いてもいいか?」

 

「うん!何でも聞いて!」

 

「デュエルで人々に笑顔を与えることができると……お前は信じるか?」

 

「うん!だってさっきのデュエルを見てて楽しかったもん!お姉ちゃんの本気が見れたから!」

 

(ふっ……そうか……こんな私でも……誰かを笑顔にすることが……できるのか……)

 

セレナのあの笑顔はなにか吹っ切れたのかな?

 

と鬼瓦がこちらを睨んで5人ほどいるボディーガードを見ると

 

「グゥゥゥ……!!始めからこうすればよかったんだ……!おいお前ら!あいつらからカードを奪い取ってやれ!」

 

あの野郎!

 

「なっ!?卑怯だぞ!」

 

「最ッ低……!!」

 

「うるさい!!こうなったら実力行使だ!やれぇ!!」

 

ボディーガードたちがこっちに……!俺一人なら未だしも……!リンたちを守らないと……!

 

とセレナと俺が身構えたその時

 

「グホゥ!」

 

「ガハッ!?」

 

「ゲッ!?」

 

「アッ……」

 

「グワッ……」

 

背後から飛び出した見覚えのある4つの影がボディーガードを返り討ちにした

 

「バレット!!?」

 

「それに柿本、大判、山部!!?」

 

「セレナ様、ご無事ですか」

 

「沢渡さん!俺たちもいるっすよ!」

 

「沢渡さんがピンチの時には駆け付けるっす!」

 

「おっとぉ!?動くなよ?今までの様子は全て録画済みだ。下手な真似でもしてみろ、お前の地位は更に地に落ちるだろうなぁ?」

 

「………………そ、そんな」

 

その後は柿本が呼んだ警察によって鬼瓦は逮捕された。後で聞いた話だが鬼瓦は実家からは勘当され、今までの悪事から少年院に入れられたらしい

 

まあ、それはそうとしてだな……

 

「お前ら……なにか言い残すことはあるか?」

 

俺がバレットを含めた柿本たち4人、いやセレナとリンも腕を組んで柿本たちを睨んでいた。

 

あの後、なぜコイツらがここにいるのかと疑問を持った俺は

 

「なあお前ら、なんでここにいるんだ?」

 

「あっ、えっとですね…!俺は家の手伝いが終わったのでちょっと散歩に……!」

 

「…………じゃあ俺たちの買い物を見てて楽しかったか?」

 

「ッハイ!」

 

「「あっ!!バカ野郎!!」」

 

大判くんがありがたいことに自供してくれたおかげで

 

「そうかそうか……お前ら……覚悟はいいか?」

 

とセレナたちも察したようで現在こうしてバレットたちを正座させている

 

「……何か言い訳があるなら言ってみろ」

 

「え、え〜とですね……3人の邪魔をするのは不粋かと思いまして……」

 

「は?なにが邪魔なんだ?もしかしてデートだとでも思ってたのか?ただの買い物だぜ?なあセレ…ナ…?リン…?」

 

俺が2人の方を見てみると2人ともリンゴのように顔が赤くなっていた。

 

え……どういうこと?まさか……間違えられたのが嬉しい……?

 

2人が3日前のあの日から俺に好意を持っているのはわかっている。俺も鈍くはない

 

でもデートってわけじゃ……ないよな……?

 

「///……私たちの買い物を見てて楽しかったか?」

 

セレナが真っ赤なまま口を開いて問い詰める

 

「いや……その……」

 

「……まあいい、次こんなことしたら……どうなるかわかってるだろうな?」

 

セレナか少々ドスの効いた声で言うと

 

「「「わっ、わっかりました!!」」」

 

バレットを除く3人が一斉に声を揃えて逃げ出した。バレットも

 

「セレナ様、申し訳ありません。ですが私は貴方を守ると誓ったので……」

 

「バレット……私は大丈夫だから、あんまり……その……こういうような真似はしないでくれ」

 

「……御意」

 

バレットも柿本たちの後を追ってこの場を去った

 

「あーあ……ずっとつけられてなんてな……まあおかげで助かったわけだけど。リン?セレナ?」

 

2人ともまだ顔が赤く、納得していない様子だった。

 

「2人とも機嫌直せよ……」

 

「いやだって……」

 

「折角楽しかったのに……台無し……」

 

「もう過ぎたことだろ?……あー!もう!しょーがねえなあ!!高級クレープ奢ってやるから機嫌直せ!!」

 

「「ホントに(だな)!!?」」

 

おおう……コイツら歓迎会の時もそうだったけど食い物に関しては遠慮がねえな!!?

 

こうして2人の機嫌をなんとか取り戻して終わりかと思ったのだが……

 

「あの〜……2人とも何やってんだ?」

 

「「……別に」」

 

セレナには右腕、リンには左腕を絡まされてギュッと肩を寄せられた。

 

え……?まさかこのままクレープ屋に行けってこと?

 

反論しようと思ったが2人の柔らかな感触が心地良かったので止めることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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