あるいはこんなありふれ職業   作:壬生咲夜

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現在の召喚に巻き込まれ未来の天之河(勇者(笑))南雲(魔王)が召喚されたら…
そんなSSです。



未来の僕と天之河君と 

昼休み、クラスで昼食を取っていると突然天之河君を中心に魔法陣の様なモノが広がり白い光に包まれ気付けば石畳の神殿の様な場所に居た。

辺りを見渡せばクラスメイトや神官職の様な人たち、そして………

 

「いい加減巻き込むのやめろっつてんだろうが!!」

「すまない! 本当にすまない!! けど、今回ばかりは速攻で終わらせて帰りたいんだ」

 

なんか若干見覚えのある人たちが居た。

 

「だから手伝ってくれ南雲!!」

「ざけんな天之河!!」

 

あははは、あの若干見覚えのある人たち、天之河と南雲っていうんだ~。

僕や天之河君と同じ名字なんだ~ぐ~ぜ~ん~

 

 

はぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!????

 

 

 

―――

――

 

あれからしばらく、どうやらあの見覚えのある二人はどうやら未来の僕と天之河君らしい。

天之河君(未来)は何と言うか今と違って苦労人ぽく見えるけど、僕に関しては白髪に眼帯片腕義手と中二要素満載で正直見ていて恥ずかしい///

白崎さんや園部さんを筆頭にチラチラと今の僕と未来の僕を見比べてて居たたまれない。

 

そんな中天之河君(今)と愛ちゃん先生が未来の二人に色んな質問を投げかけていた。

 

「聞かせてほしい。俺たちはこの世界を無事救う事が出来たのか?」

「………ああ、救った救った。超救った。なぁ天之河?」

「すまない、本当に悪かったから今この場(過去のトータス)でその話を掘り返さないでくれ!!」

 

天之河君(未来)が未来の僕に平謝りするという今の僕と天之河君とでは信じられない光景だ。

未来でいったい何があったんだろう?

 

そんな中、天之河君(未来)が何やら思いつめた表情を浮かべ意を決したように立ち上がり天之河君(現在)に近づき

 

「ッ待て天之河(未来)!!  お前、まさか…」

「止めないでくれ南雲(未来)!! 例え未来が変わろうともどうしてもこれだけは伝えなければならないんだ……」

 

未来の僕が天之河君(未来)を制止しようとするけど天之河君(未来)の想いを汲み取って口を閉じた。

 

「いいか、良く聞くんだ昔の俺(天之河光輝)!!」

「は、はいっ!!!」

 

これからどんな未来を告げられる飲んだろう。

自然と僕たちは唾を飲み込み、天之河君(未来)の言葉を待った。

 

 

 

「お前の、お前の未来は………………………………無職だ」

 

 

天之河君(未来)の言っている意味がわからなかった。

えっと…無職? あの成績優秀、剣道の大会では優勝する程の天之河君が無職?

 

「落ちついて聞いてほしい。俺は時折異世界に召喚されては世界を救ってきた。

 “世界を救う”。これだけを聞くならば素晴らしいと思うだろう。だが、よく考えてほしい“時折異世界召喚される”んだ。

 これがどういう意味がわかるか? わからないか……なら答えよう。短期間から長期間にかけて行方不明の期間があるということだ!!

 さて、そんな人間にまともな職があると思うか? 否、無い、あるわけがない!! つまり、無職だ!!! 天之河光輝の未来は無職なんだ!!!」

 

「ガハッ!?」

 

天之河君に1,000のダイレクトアタック!

天之河君は吐血を吐いた。

 

 

「世界救済直後にまた異世界召喚も偶にある!

 勇者を辞めても最終学歴は中卒だから元の世界ではまともな職に就けない!

 こっちの世界で働こうにも突然居なくなっては長い間音信不通になるからどんな職に着いても戻って着てたら当然解雇!

 冒険ギルドに登録しても異世界から帰って来たらランク降格や登録抹消なんてザラ!!」

 

「ギガッ!?」

 

天之河君に10,000のダイレクトアタック!

天之河君は机に蹲っている!!

 

「世界を救って家に帰れば子供たちに『…初めまして』や『おじちゃん、だ~れ?』って言われるんだ!!!

 奥さんたちからは『お帰りなさい』の次に『で、新しいお嫁さんは何処かしら?』って聞かれるんだ!!!

 『家族』をテーマにした作文でお母さんたち(奥さんs)の事は書かれても父親()の事は書かれないか一行で終わるんだ!!!

 実の妹から冷めた目で「いい加減定職に着けよ堕兄」って見られるんだ!!

 両親からは「五体満足で安心したわ~」って気を使われるんだ!!

 幼馴染からは「お姉ちゃん、弟がそんなふしだらな子に育って悲しいわ」や「……その頑張って!!」って言われるんだ!!」

 

「グフッ!!??」

 

天之河君に100,000のダイレクトアタック!

天之河君は死に体だっ!!

 

「世界を救うたびに王女様や巫女、神様に求婚されるようになるんだ!!

 所帯持ちと言ってもアプローチされたり、媚薬を盛られたり、性的に襲われたり、監禁されたりするんだ!!!

 素で逃げたり異世界召喚されて逃げたりすると病んで追いかけ来るようになるんだ!!

 そのうち最初の妻たちが序列を作ったり、性活のスケジュールを組んだりするようになるんだ!!

 なぁ、昔の俺(天之河光輝)

 家事も仕事もご近所付き合いも全部結婚相手がやってくれて自分は定職も着かずふらふらしている人間を世間一般で何て言うか知ってるか?

 

 H・I・M・Oだ。

 

 どんなに世界を救っても、救った世界の人々から英雄の様に崇められても救った世界の人々に感謝されても元の世界に戻ったらふらふらしているヒモなんだぁぁぁああああああ!!!!!!」

 

「ゲファッッ!!!???」

 

天之河君に1,000,000,000のダイレクトアタック!

おっと!? 天之河君の口から何やら魂の様なモノが……

 

天之河光輝()の未来はヒモって決まってるんだよぉぉぉぉおおおおお!!」

「もうよせ天之河(未来)!! お前の想いはもう十分わかった!!」

「な、南雲(未来)……なら、この勇者の資格(呪い)を如何にかしてくれるか?」

「いや、それについては遠藤の影の薄さが解決できないのと同じだ。諦めろ」

 

 

「「「ゴフッ!!!???」」」

 

ダブル天之河君以外にも被弾者が!!??

 

 

死者? 重傷者? とりあえず3名の行動不能者が現れる中、何とも言えない空気に包まれた僕らでした。

 




正直、暇を持て余した休日に酒を飲みながら思いついた書いてたので文章は拙い、誤字だらけかと思います。
見つけ次第直しますが、報告していただけると幸いです、

つまらないかと思いますが、こんなIFやSSがあるんだなと思っていただけるだけでも幸いです。
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