あるいはこんなありふれ職業   作:壬生咲夜

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大変長らくお待たせしました。

南雲回です


未来の僕と天之河君と ③

前回までのあらすじ

 

「勇者じゃありませんようにっ!!!」

 

 

【天職:勇者(無職)

 

「なんでだぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

―――

――

 

「ハ、ハハ…勇者(無職)、俺が勇者(無職)?」

「光輝!? しっかりして光輝!!」

「しっかりしろ光輝!!」

「その、光輝君元気出して!!」

 

天之河君が駄目之河君モードに突入。

慌てて八重樫さんたちが元気つけようと奮闘し続けるけど効果は見られない。

まぁ……自分の未来が無職なヒモ野郎に確定したらああもなるよね。

 

「見ろよ天之河(未来)、数十年前に世界を救うのに疲れきって引き籠った姿にそっくりだぜ」

「ああ、当時の俺はあんな感じだったんだな。……思い返してみれば、当時の俺って相当屑だったよな」

「まぁ事情が事情だから解らなくはないがハッキリ言ってどうしようもない屑だな」

「……南雲(未来)()に屑って言われるのは中々くるものがあるな」

「事実だろ? 何しろ()が鬼の形相を浮かべて天之河(未来)(お前)をボコボコにしたんだからな」

 

 

え?

 

「「「「「「え?」」」」」

「……え?」

 

皆の「え、なに言ってるの?」という視線が未来の僕らに向く

 

「ふっ…色々あってね……」

「ブチ切れた()がマウントポジションした天之河(未来)の顔を殴り続けたんだよ。前歯全損するくらいにな」

 

続いて「え、そんなことするの」という視線が八重樫さんに

 

「し、しないわよ!!」

 

あ、ちょっと天之河君(今)が八重樫さんから距離をとった。

 

 

「あれで何度目だっけか?」

「確か…あの時のは三度目だな」

「まったくよ~散々人の嫁に迷惑かけやがって…いい加減姉離れしてくれないか天之河(弟君)?」

「まだまだ未熟で駄目な弟だからな俺は……その度に雫には甘えさせて(鍛えなおして)もらっているよオ・ニ・イ・サ・ン?」

「……オェエエ。お前に兄呼ばわりされるとか吐き気しかしないわ」

「自分で言っておいてなんだが俺も君を兄呼ばわりとか虫唾が走る」

 

 

えっ、ちょ、ちょっとまって未来の僕!!

い、今さっきなんて言った?

 

「あ? 天之河(未来)から兄呼ばわりとか吐き気しかしない」

 

もっと前!!

 

「いいか加減姉離れしtー」

 

そのもう一個前だよ!!

 

「チッ……さんざん人の嫁に迷惑かけやがって」

 

そうそこ! 嫁って、誰が!?

 

「雫が」

 

誰の!?

 

「俺のに決まってんだろ」

 

 

……………………えぇぇぇぇぇええええええ!!!???

 

「「「「「「はぁぁぁああああああああ!!!!!!?????」」」」」」

 

「ふぇっ!? わ、私が南雲君と///」

「……雫ちゃん、どういうことカナ? カナァ?」

「ヒィッ!!?? し、知らない。私、知らない!!」

 

何で!? どうして!? 何があって僕と八重樫さんとけ、結婚を!?

 

「落ち着け昔の俺」

 

落ち着てい居られるわけk―

 

「雫は側室で本命は別にいる」

 

何やってるの未来の僕っ!!??

 

「……色々あったんだよ」

「そうだな。色々あって本命の子が居るのに人の可愛い幼馴染sを掻っ攫ったうえにウサミミ美少女とドMなドラゴン姫と元教師と元王女と元人妻未亡人を嫁に迎えたんだよな。あ、あと愛人も作ったんだっけ?」

 

 

本当になにやってるの未来のボクゥゥゥウウウウウ!!!!????

 

ああ、周りの…特に女性陣の視線が痛い。

キモヲタ野郎からクズ野郎だとかGを視るような視線をヒシヒシと感じるよ。

 

「南雲(今)……」

 

ねぇ、何で天之河君(今)はちょっと嬉しそうな顔をしてるわけ?

ちょっとはそこで側室って言われて真っ白になって固まってる八重樫さんを心配してあげなよ!!

そんなに未来から告げられる黒歴史の被害者仲間が嬉しいかクソ野郎!!

 

「愛人に関してはお前らが優花をずっと愛人呼ばわりするからいつのまにか本人も愛人枠に納得しちまったんじゃねぇか」

「俺は園部さんを愛人呼ばわりしたことがないぞ。……心の中では思ってたけど」

 

「私っ⁉」

「優花チャン、ドウイウ事カナ? カナ?」

「ヒィッ!!?? 知らない知らない知らない!!!」

 

いい加減にしてよ!!!

僕がハーレムどころか愛人まで作ってるとかそんな突拍子もない嘘や冗談…

 

「これ結婚式の写真な」

 

……うわぁ、綺麗な女性がいっぱいだぁ

なんかちょっと見覚えのあるお姫様っぽい人とすごく見覚えのあるクラスのマドンナや先生まで居るよ。

あ、小学生くらの子もいる~

 

 

あ、あはっ

 

あはははははははははhh――――

 

 

そこで僕の意識は途切れた。

 

 

 

 

なお、この後一緒の写真に写っていた小学生くらの子は義娘と聞かされて一安心したところに成長して迫られて一線を越えてしまったとか、その子との初めてが親子丼と聞いて二度目の気絶をすることとなる。




最後のは構造ですが、まぁたぶんそうなるんじゃないかなと思って書きました。


【ボツ案 03/07 13時追記】
◆Zeroネタ

「ハ、ハハ…勇者(無職)、俺が勇者(無職)?」
「光輝!? しっかりして光輝!!」

ヤバイ、天之河君の目が死んでる。

「そうだ天之河(お前)の未来は無職だ」
「これは確定事項で変えられない結末だ」

何故か唐突に後ろに手を組んだままゆっくりと天之河君(今)を中心に歩き回る未来の僕ら。

「どんなに勉強を頑張ろうが試験前までに異世界召喚され」
「就職も同様で面接官から直前で逃げたヘタレ野郎って覚えられる」
「冒険者ギルドに登録しても同僚や職員から『え、お前まだ活動してたんだ(笑)』とネタにされ」
「家に帰るたびに実の子供たちから知らないおじさん扱いされ」
「両親からは優しい眼差しを、妹からはクズを視るような眼をされる」
「必死に子供たちと約束を交わしては異世界召喚で約束をブッチすることになり」
「やがて諦めや期待してないといった顔をされるようになる」

「「それが天之河光輝の未来だ」」

「あぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!????」

鬼かあんたら!!!!
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