バトルスピリッツ 7 -Guilt-   作:ブラスト

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第8話【進撃の樹進超龍】

「じゃあ改めて、よろしくな星七!」

「はい! 烈我さん、よろしくお願いしますね」

 

元の世界に戻り、改めて星七と挨拶を交わし、星七も七罪竜に選ばれ、また同じく罪狩猟団と戦う仲間として協力したく、その思いは星七も同じだった。

 

「あのさぁ、星七。さん付けはやめてほしいんだけど、多分同じ歳だろ?」

「すみません。つい癖で」

「呼び捨てでいいぜ。ともかくこれからは罪狩猟団と戦う仲だし、堅苦しい挨拶とかなしでな」

「そういう事なら……烈我、僕の方こそこれからよろしく!」

「おぉ!」

 

 

***

 

 

「うぅ……っ!」

 

一方で舞台は変わり、魘される様に呻きを上げながら、少しずつ目を開けて起き上がるヴァンの姿、視界に映るのはどこかの建物内部。辺りを見回して暫く、そこがどこか察しているように落ち着いた様子だった。

 

『ヴァン、起きたんだね』

 

そこへ顔を出すのは、ヴァンを運んだ桃色髪の女性。言動から察するにヴァンの介抱をしてくれていたのだろう。

 

「……マチア」

 

ヴァン自身も女性を見知っている様に彼女の名を呼び、警戒する様子は微塵もない。

 

「アンタ、随分魘されてたよ。折角情報渡してあげたのに、その様子だとよっぽど悔しい思いしたみたいだね」

「るせぇ、つーかルディアの野郎にエヴォルの情報渡したのはやっぱテメェか」

「まぁ情報屋だしね。払いの良い客には当然相応の情報を渡す。それにルディアならアンタにもちゃんと情報回す筈でしょ?」

「奴等と関わんなつってんだよ。どういう目に合っても知らねぇぞ」

「大きなお世話。そんな事言われる筋合いないし、それにそれを言うなら、アンタこそエヴォルグランドに拘るのやめたら?」

 

マチアの言葉、それがヴァンの怒りに触れたのか、拳を壁に叩きつける。

 

「諦められる訳ねぇだろ、アイツの力がなけりゃ、俺はどこまでも惨めなままだ」

「(やれやれ、此奴にはもう何を言っても無駄か)」

 

苦労するように溜息を零すが、そこへガチャとドアが開くような音が聞こえたかと思うと、そこへ顔を出すもう一人の人物。

 

「ここに居たか、ヴァン」

「……ドレイク、何でこの場所が分かった?」

「別に。その女の後付けただけだ」

 

マチアを一瞥しながら冷淡に言葉を吐き捨て、ヴァンは後を付けられていた事に気を付けろと言わんばかりに睨むような視線を向けるが、マチア本人は他人事のように知らん振り。

 

「……一体何の用だ?」

「ボスの命令だ、お前を連れ戻せと。ただそれだけだ」

「ケッ、またルディアの指示かよ」

 

文句言いたげに言葉を吐きながら、起き上がってその場を後にしようと歩き出す。

 

「おい!」

「……お前に連れられるまでもねぇ、一人で戻る。それで構わねぇだろ?」

 

苛立ちながらもエヴォルを手に入れ損なった今の自分は、ルディアの指示に従うしかない。そんな事はヴァン自身も分かっていた。先にその場から歩きだし、ドレイクもヴァンの後を追おうとするが、その場を出ようとする矢先、「待ちなよ」とマチアに呼び止められる。

 

「帝騎のドレイク、だよね?」

「誰だお前?」

「初対面だよね、けどアタシはアンタの事は知ってる」

「! ボスの言ってた情報屋はお前の事か」

「まぁね」

「そいつが今度は俺に何の用だ? 生憎情報なら俺には必要ねぇぞ」

「まぁ落ち着きなって。少しぐらい話を聞きなよ」

「……何なんだお前は?」

 

マチアに対し不信感を覚えながらも、本人はまるで気にしていないように軽く笑う。

 

「早い話、アタシ等と手を組まない?」

「?」

 

彼女の言葉に疑問が頭から離れない。だが彼女は何かを確信してるように口角を上げる。

 

 

***

 

 

「烈我、所で一つお願いしてもいいかな?」

「お願い?」

「うん、もう一度僕とバトルしてほしくて」

「バトル? それならここに来る前に」

「えっと、できればエヴォルと一緒に戦いたくて」

 

エヴォルの方へ一瞬視界を向けながら、お願いする星七に対しエヴォルも察したように笑う。

 

『儂からも頼む。まだ儂等は組んだばかりで経験が足りん。色々バトルして経験を積みたい、星七はそう思っとるんじゃ』

 

星七の気持ちを代弁するようなエヴォルに対し、星七自身も肯定するように頷く。

 

『ハハッ、いいじゃねぇか。互いに七罪竜を使ってのバトル、経験を積むならこれ以上ないバトルになるだろうよ!』

「まぁ俺はバトルなら大歓迎だし、バジュラもこう言ってるなら話は早いな」

「それじゃあ!」

「あぁ。バトル、お願いするぜ! 星七!!」

 

丁度辺りに人の気配はないこともあってか都合がよく、それならばと懐からキューブを取り出す。

 

「その機械って確か!」

「あぁ、これヘルさんって人からもらってさ。事情はまた後で説明するよ」

「そうですか。でもそれなら迫力満点のバトルが楽しめそう!」

「あぁ、全力で行くぜ!」

「僕だって、負けるつもりはないですよ!」

 

デッキを構える両者に対し、ミナトは観戦する気満々なように近くにあった物置に腰掛ける。

 

「俺達は高みの見物と行こうかな」

「おい、当たり前の様に俺も一緒にするな」

「でも面白いバトルになるぜ! だろ、烈我?」

 

尋ねるようなミナトの言葉に烈我も笑いながら「勿論!」と返事を返す。

 

「光黄もよかったら応援してくれよ! 俺、このバトルでもっと強くなってやるぜ!」

「……別に俺には関係ないだろ。全く」

 

呆れた様子を見せながらも、笑顔を向ける烈我にそのまま流されるように「まぁ別にいいけど」と観戦に加わり、光黄の様子にミナトは少しだけ可笑しそうに笑う。

 

「じゃあ早速始めるか!」

「はい!」

 

手に持たキューブを足元に投げ捨てると同時に、両者ともに開始のコールを宣言する。

 

「「ゲートオープン! 界放ッ!!」」

 

宣言と共に二人の姿はバトルフィールドへと消え、その様子はモニターのように映像として映り、その光景をミナトや光黄達も見守り、バトルは烈我の先行で幕を開ける。

 

 

***

 

 

────第1ターン、烈我side。

 

[Reserve]4個。

[Hand]5枚。

 

「メインステップ! ネクサス、オリン円錐山を配置! ターンエンド」

 

 

────第2ターン、星七side。

 

[Rserve]5個。

[Hand]5枚。

 

「乙の跳獣ドロップロップ召喚! 召喚時でボイドからコア1個、リザーブに追加!」

「早速コアブーストか」

「行きますよ、ドロップロップでアタック!」

「ライフで受ける!」

 

展開されたバリアに両足で飛び蹴り、衝撃にライフが破壊される。

 

「ぐッ!!」

「これでターンエンドです」

 

 

────第3ターン、烈我side。

 

[Reserve]6個。

[Hand]5枚。

[Filed]オリン円錐山Lv.1(0)。

 

「レイニードル、続けて煌星の第五使徒テティスを連続召喚! さらにオリン円錐山をLv.2にアップ! アタックステップ!」

 

アタックステップの宣言と同時にテティスとレイニードルは雄叫びを上げる。

 

「テティスでアタック! アタック時効果で1枚ドロー!」

「ライフで受けます!」

 

やられたらやり返すようにテティスは吠えながら星七へと突っ込み、展開されたライフに対して拳を振り上げ、そのまま殴り飛ばしてバリアを砕く。

 

「ッ!」

「これで同点! ターンエンドだぜ!」

「まだまだ、僕だって負けませんよ!」

 

 

────第4ターン、星七side。

 

[Reserve]7個。

[Hand]5枚。

[Field]ドロップロップLv.1(1)BP2000。

 

「ゴッドシーカー休音獣チンチラスト召喚! 召喚時効果でデッキの上から4枚オープン!」

 

オープンされたカードは上から「乙の跳獣ドロップロップ」、「風の覇王ドルクスウシワカ」、「創界神サラスヴァティー」、「乙の白騎士アルバインビット」の4枚。

 

「創界神サラスヴァティーは対象、手札に加えて残ったカードは全てデッキの下に戻し、手札に加えた創界神サラスヴァティー配置! 配置時で神託」

 

神託で落とされる三枚は「音獣エイトーンラビット」、「タヌグリン」、「ト音獣ジークレフキャット」の3枚。全てのカードが対象となる為、コア3個がサラスヴァティーに追加される。

 

「最後にマジック、グランドロー! 効果でデッキから2枚ドローし、さらにサラスヴァティーのコア2個をボイドに送る事でもう1枚追加してドローします!」

「手札増強、やるな!」

 

着々とフィールドの準備を整え終え、アタックステップに入るがまだ攻める時ではないのか、冷静にフィールドの状況を見ながら「ターンエンド」と宣言。

 

 

────第5ターン、烈我side。

 

[Reserve]2個。

[Hand]6枚。

[Field]レイニードルLv.1(1)BP1000、煌星の第五使徒テティスLv.1(1)BP3000、オリン円錐山Lv.2(3)。

 

このターン、オリン円錐山の効果で2枚のカードをドローしている烈我、手札を見ながら何かを引き当てたように口角を上げる。

 

「一気に行くぜ! バジュラ!!」

『おぉよッ!』

 

荒ぶるバジュラの声が響く。星七もバジュラが出てくる事を直感しながら構える。

 

「罪を背負いし怒りの竜! 憤怒の炎、烈火で地獄さえも焼き尽くせ! 爆我炎龍バジュラブレイズ、召喚ッ!!」

 

空が暁に染まると、空より降り注ぐ流星。流星が地面を抉り取るように撃ち込まれ、最後に巨大な火球が降り注ぐと、炎の中に蠢く竜の影、そして炎を振り払ってバジュラブレイズが咆哮と共に飛び出す。

 

『さぁ、今日もぶっちぎるぜぇッッッ!!!』

 

荒ぶるように吠えるバジュラブレイズ、その咆哮に思わず吹き飛ばされそうになる。だが、しかし武者震いしているのか、震えながらもその目はバジュラを正面から見据える星七。

 

「バジュラブレイズ、それが、烈我の相棒!」

「あぁ、俺の一番の相棒だ! この勝負バッチリ決めるぜ!」

 

続くアタックステップ、バジュラはいつでも突っ込む気満々なように拳を突き合わせる。

 

「バジュラブレイズでアタック! アタック時で【火力推進(ヒートアップ)】の効果発揮! BP+5000!」

「ドロップロップでブロック!」

 

突っ込むバジュラに、ドロップロップはフィールドを跳ね回りながら迎え撃ち、バジュラに対して飛び上がって両足蹴り。

蹴りに対してバジュラはそのまま拳を突き出すと、蹴りを相殺、否、飛び蹴りの威力を遥に凌駕する拳の一撃、そのまま勢いに任せて一気に振り切ると、ドロップロップを吹っ飛ばし、吹っ飛ばされたドロップロップは空中で消滅してしまう。

 

『おい、烈我ァッ! この程度でもう終わりかぁッ! 肩慣らしにもならねぇぞ!』

「落ち着けって、まだ決めきれない。ここは様子見!」

『あぁ!? 俺を待たす気かァッ!!!』

 

手札の破棄は行っていない為、回復はできないがどの道このターンで【超爆火力】まで繋ぐ事は難しい。

苛立だしさを感じながら声を荒げるが、バジュラ自身も決めきれない事は分かっており、舌打ちながらも渋々了承するしかなかった。

 

『チィッ! 俺を待たすとは腹立だしい限りだ。まぁいい、この怒りはぶつける宛はあるんだろうなァ?』

「あぁ分かってるって、お前の活躍はまだ先だ! ともかくターンエンド」

 

 

────第6ターン、星七side。

 

[Reserve]8個。

[Hand]6枚。

[Field]チンチラストLv.1(1)BP3000、創界神サラスヴァティーLv.1。

 

「バジュラブレイズ。確かに強そうですね、けど僕だって! 自慢の相棒がいるんですよ」

「それって!」

「行くよ! 数万年の時より生きし伝説! 怠惰なる龍! あらゆる環境、困難さえも己が進化する糧としろ! 樹進超龍エヴォルグランド! Lv.2で召喚ッ!!」

 

大きく地面を揺らしながら、大地を突き破り隆起し始めたかと思うと、まるで島かと思うような甲殻を持つ巨大な龍、エヴォルグランド。

 

『出たな爺ぃッ!』

『相変わらず口の悪い奴じゃ。まっ、昔からじゃの』

『ハッ、分かってんじゃねぇかッ! 俺の事を分かってるのなら当然遠慮する必要はねぇよなァ!』

『無論じゃ、お主等に挑んだのは儂等だ。ならばこそ全力で掛かって来いッ!』

『言われなくても! 全力の怒りを、見せてやるよッ!!』

 

「このターンでアタックはしません、ターンエンド」

 

 

────第7ターン、烈我side。

 

[Reserve]5個

[Hand]6枚。

[Field]レイニードルLv.1(1)BP1000、煌星の第五使徒テティスLv.1(1)BP3000、爆我炎龍バジュラブレイズLv.1(1)BP7000、オリン円錐山Lv.1(0)。

 

「メインステップ! バーストセット。レイニードルをLv.2、さらにバジュラブレイズをLv.3にアップ!!」

『グルアアアアアッ!! 滾るぜぇッ!!!』

 

レベルが上がった事に力を漲らせ、さらに強くレイニードルと共に吠えながら今か今かとアタックステップの合図を待つように構えて見せる。

 

「バジュラブレイズでアタックッ!! 【火力推進】の効果、BP+5000し、さらに手札を一枚捨てて、ブロックしてもらうぜ!」

「チンチラストでブロック!」

 

拳に炎を滾らせ一気に地面を駆け出し、チンチラストはその行く手を阻もうとするが瞬時に拳を振り下ろして瞬殺し、破壊。

 

「バトル終了時で回復、さらにバジュラブレイズで再アタック! 【火力推進】の効果、手札一枚破棄してブロックしてもらうぜッ!」

「させませんよ! エヴォルグランドの【進化(エヴォリューション)】発揮!」

「!」

 

エヴォルに突っ込んで行くバジュラだが、その効果の対象になった瞬間、エヴォルの体は金色に輝く。

 

「このスピリットを、スピリットではなくアルティメットに変更! 【火力推進】の効果じゃ、アルティメットにブロックの強制はできないよ!」

「くッ! そう言えばそんな効果だったな」

「アタックはライフで受けます!」

 

辺りを照らす程の強い光に思わずバジュラの目も眩む。片腕で顔を覆い隠しながらも前に進み、その場で火炎放射を吐き付けるが、炎に対してエヴォルは巨大な体を収縮し始めたかと思うと、体を小さくさせて炎を避け、避けた炎は直接星七へと向かい、炎はバリアに直撃しライフを破壊する。

 

「うぐッ!!」

 

『チッ、エヴォル、掛かって来いとか言っときながら逃げの一手か? あァッ?』

『ハッハハ、これも戦略じゃ。悪く思うなよ』

 

「バジュラ落ち着け!……俺はこれでターンエンド」

 

ライフを削れはしたものの、それでも【超爆火力(オーバーヒート)】までは繋げられず攻め手に欠け、ターンエンドのコールをするしかなかった。

 

 

「【進化】の効果、烈我の奴、相当苦戦してるな」

 

一方で光黄達はここまでのバトルの状況を見ながら、冷静に客観的な感想を呟く。

 

「確かにね。バジュラブレイズの効果はエヴォルグランドの効果で逃げられる。キースピリットを呼び出したにも関わらず、あまり戦況は動かせてないのは不味いな」

 

同じく光黄の言葉に対してミナトも返事をするように肯定し、二人の目から見ても烈我が不利な状況であるのは明白。しかしそんな状況下でも、烈我は諦めてはいない。

 

「この勝負、光黄ちゃんはどっちが勝つと思う?」

「は? 急に何の話だ?」

「別に。気になっただけさ。とは言っても、光黄ちゃんは烈我に勝って欲しいだろうけど」

「おい、何でそうなる! 俺は一言もそんな事言ってないだろ!」

「まぁまぁあくまで予想だから。ともかくどっち?」

「…………」

 

ミナトに対し、半ば強引な質問に対して少しだけ戸惑いながらも、冷静にフィールドの状況を見つめながら。

 

「状況は確かに烈我の不利。今のままだったら多分あいつは負ける」

「へぇー」

「けど、もし彼奴が勝つ可能性があるとしたら」

「本人の成長、って事?」

 

最初から光黄の回答を分かっていたように、その先の言葉を代弁するミナト。意地悪いと文句を言うようにミナトを睨み訴えるが、本人は悪びれる事もなく軽く笑って流す。

 

「もういい、お前の問答に答えるのは疲れるだけだ」

「ごめんって。まっ、バトルはここからが本番。楽しんで、見守ろうぜ?」

 

 

────第8ターン、星七side。

 

[Reserve]10個

[Hand]6枚。

[Field]樹進超龍エヴォルグランドLv.1(1)BP9000、創界神サラスヴァティーLv.2。

 

「メインステップ時の効果。このターン、エヴォルグランドに系統「遊精」を追加し、Lv.2にアップ。さらに生還者バックラービット、タヌグリンを連続で召喚!」

 

展開するように現れる小型のスピリット。バックラービットとタヌグリンはどちらも遊精を持つ為、サラスヴァティーにコアが追加されていく。

 

「タヌグリンの召喚時効果、赤のスピリット1体の上にコア1個を追加できる。バックラービットは赤としても扱う為、このスピリットにコアを追加」

「またコアブーストか」

「それだけじゃない。赤シンボルを条件に【連鎖】の効果発揮! 相手ネクサス一つを破壊、オリン円錐山を破壊するよ!」

 

タヌグリンの効果でオリン円錐山は炎上を起こし、その場から消滅し、それだけに留まらずさらにもう一枚、手札を構える。

 

「女神より生み出されし蒼白の獣! 美麗なるその姿をいざ現せッ! 神聖天獣ガーヤトリーフォックス、Lv.2で召喚!」

 

遥か後方からゆっくりと歩む獣の影、そして天から指す日差しがその影を映したかと思うと、その正体は蒼白な体を持ち、女神サラスヴァティーの現身と言い伝えられるスピリットの姿、ガーヤトリーフォックス。

 

「これが、星七のキースピリット」

「えぇ。エヴォルにも負けない自慢のキースピリットです! 今その力、お見せしますよ!!」

「!」

「召喚時効果で【界放】発揮! ボイドからコア2個を系統「インディーダ」を持つ自分の創界神の上に置ける!! そしてさらにサラスヴァティーのコア1個をガーヤトリーフォックスに追加し、このターンの間、相手はバースト効果を発揮できない!」

 

サラスヴァティーに再びコアが追加されその合計は現在7つ。一気にスピリットを展開し、攻める手立ては万全だった。

 

「最後にバックラービットに追加されてるコア1個をエヴォルグランドに移動。これでアタックステップ! ガーヤトリーフォックスでアタック! アタック時効果、ボイドからコア1個を「遊精」を持つスピリットと、「インディーダ」を持つ創界神の上に置ける! 対象はサラスヴァティーとガーヤトリーフォックス自身!」

 

自身にもコアが追加されたことでLv.3へとBPが跳ね上がり、そのままフィールドをまるで飛び回るように駆けながら、烈我へと突っ込む。

 

「ライフで受ける!」

 

九尾の尾をそのままバリアへと叩きつけ、ライフを破壊。

 

「うぐっ!!」

「サラスヴァティーLv.2の【神域】発動ッ! バトル終了時、このネクサスのコア3個をボイドに置くことで、ガーヤトリーフォックスを回復させます!」

 

空かさず発動されるサラスヴァティーの効果、手に持った三味線を奏で、その音色に癒されるかのようにガーヤトリーフォックスは再び起き上がる。

 

「ガーヤトリーフォックスで再アタック! 再び効果により、サラスヴァティーと、「遊精」となっているエヴォルグランドにそれぞコアを追加し。エヴォルグランドはLv.3にアップ!」

「ライフで受ける!!」

 

バリアに勢いよく突進してライフを砕き、先程と同じようにサラスヴァティーのコア3個がボイドに置かれると、再度ガーヤトリーフォックスは立ち上がって雄叫びを上げる。

 

「残りライフは2、このまま決めますよ! エヴォルグランドでアタック!」

「フラッシュ! マジックでブレイジングバースト!」

「!」

「テティスを破壊して、このターン、俺のライフは1しか減らない!」

 

継続する攻撃に対し、地面を踏み締めて口を大きく開くと巨大な光弾を撃ち放ち、展開されたバリアを直撃、ライフをさらに破壊する。

 

「ッ……ぅぐッ!!」

 

ライフを破壊され、残りライフは1にまで追い詰められるも、すぐさま巨大な炎が壁のように噴き上げ、星七達のスピリット達の行く手を阻む。

 

「(残りライフは1。けど、マジックの効果でこれ以上は削れない。だったらこの場での最善策は!)」

 

再びサラスヴァティーの効果を発動させると、エヴォルグランドは大きく咆哮を上げながら立ち上がり回復する。

 

「僕のライフは3つ、スピリットは4体。さぁどうします!」

「!!」

 

誰の目から見ても状況は絶体絶命という以外に言い表す他はない。けど、それでも唯一負けを認めていないのは。

 

『烈我、まだ行けるよなッ!!』

「当然、勝ちに行くぜ! バジュラ!!」

『ったりめぇだ!! 負けたら俺の怒り、テメェに全部ぶつけるからな!!』

「あぁ、分かってるさ!」

 

バジュラと烈我、互いに負ける事など一切考えてはいない。喧嘩するようなバジュラの口調だが、それでも互いに互いを信頼しきっていた。それはエヴォルも感じているように、二人の様子に笑みを浮かべ、星七もまた同じように笑って見せた。

 

「烈我ってやっぱすごいね。絶対勝つ、そんな気持ちが見てるだけでも伝わってる」

「俺達カードバトラーだぜ、やるからには勝つ! そんな気持ちでやるのが当たり前だろ」

「……当たり前か、僕はそうじゃなかったな」

「?」

「自信がなかったからさ。話したよね、人に声を掛けるのも苦手だって」

「おぉ」

「元々僕がバトスピを始めたのだって、烈我がきっかけだったんだよ?」

「俺が!!? 何で!?」

「何度かショップで光黄とバトルしてるのを見てて、初めは単純に自分の気持ちを声に出せる烈我の事が羨ましくて、興味を持ったんだ」

「気持ちって、あの事か」

 

普段光黄とバトルする際にいつも言ってる事だろう、すぐに察してしまい照れ臭そうに頬を掻き、星七も笑いながら言葉を続ける。

 

「まぁそれはそれとしてバトル自体もさ、どれだけ負けても次の日には何事もなかったように、「今日こそは勝つぞ」って、またバトル。それにとっても楽しそうだった」

「…………」

「それがすっごく羨ましくて、憧れて、だから僕も変われるかなって始めて見たんだ。それからすぐエヴォルと出会って、後は話した通り」

 

「えっと、面と向かってそういう事言われると、なんか恥ずかしいな」

 

真っ直ぐな表情で答える星七にすっかり烈我も恥ずかしそうに顔を赤くしながら、どう言葉を返せば少しだけ悩みながらも、まだバトルは継続中。ならば、言葉は自然と出てきた。

 

「俺がバトスピを始めたきっかけって言ってくれてすっげぇ嬉しくなった。けど、勝負は勝負! 悪いけど手加減しねぇぞ!!」

「うん! 僕だって同じだよ! 負ける気はない、寧ろ! 僕達が勝たせてもらうよ!!」

 

『という事じゃ、悪いのぅ、バジュラ』

『ハッ! 寝ぼけてんのかァッ!? 勝つのは俺達、そう言ってんだろうが!』

『いいや、勝つのは、儂等じゃ!』

 

確実に次が勝敗の分かれ目となる。その事を烈我も分かっているのか気を引き締めるように自分のターンを迎える。

 

 

────第9ターン、烈我side。

 

[Reserve]6個。

[Hand]2枚。

[Field]レイニードルLv.1(1)BP1000、爆我炎龍バジュラブレイズLv.3(5)BP12000。

 

「マジック、アドベントドロー!! デッキから2枚ドローし、さらに3枚オープン! 【煌臨】を持つカードがあれば手札に加える!」

 

オープンされたのは創界神アポローン、「煌星龍王メビウスドラゴン」、「煌星の第五使徒テティス」、その内テティスは煌臨を持つカードの為、手札に加えられる。

 

「これで決めるぜ! アタックステップ! バジュラブレイズでアタックッ! 【火力推進】の効果、BPを+5000し、手札一枚を破棄して強制ブロックしてもらうぜ!」

「タヌグリンでブロック!」

 

小さな体のタヌグリンでは相手になる訳もない。それは勿論星七にもわかっている、だが、星七の狙いはバジュラの破壊ではない。

 

「フラッシュ! マジックで英雄獣の爪牙(ヒーローズクローズ)!! 効果でバジュラブレイズを重疲労状態に!」

「ッ!!」

 

吹き荒れる強烈な旋風がバジュラへと襲い掛かり、風が力を奪うようにその場で片膝をつく。

 

「バジュラッ!」

「これでバトルに勝ってもバジュラは疲労状態のまま! 連続攻撃さえなければこのターンは凌げる!」

 

この勝負勝った、バジュラの姿を見て、そう確信する星七。だが、それでもなお、烈我も、バジュラもまだ諦めてはいない。

 

「まだだ! フラッシュ! クヴェルドウールヴ!!」

「!?」

「効果で手札にある赤、緑、白の何れかのブレイヴをノーコストで召喚できる!! 神双刃ゴッドエッジを、バジュラブレイズに直接合体(ダイレクトブレイヴ)だッ!!」

 

片膝を突くバジュラに飛び掛かって行くタヌグリン、だが突如空から降り落ちるゴッドエッジ、その剣を反射的に掴むと同時に、飛び掛かるタヌグリンに振り下ろし破壊する。

 

「バジュラブレイズの効果、相手だけを破壊すればこのスピリットは回復!」

「それでもまだ疲労状態、再アタックは────」

 

その先を言おうとする星七の言葉を止める様に、「さらに!」と強く言い放ち、続けて行く。

 

「ゴッドエッジの効果! このスピリットが相手のスピリットを破壊した時、ターンに1回、回復するッ!!」

「そんなッ!!?」

 

二度の回復効果を使用した事で、完全に力を取り戻し、その場から立ち上がって唸るように吼え立てる。

 

「これでもうお前を止める奴はねぇッ! バジュラブレイズで再アタック! 最後の手札を破棄して、強制ブロックしてもらうぜッ!!」

「ば、バックラービットでブロック!」

 

行く手を阻むバックラービットに対し、火炎放射を吐きつけ、そのまま炎に焼かれ消滅。

 

「バジュラブレイズは再び回復し、アタック! これで三度目、【超爆火力(オーバーヒート)】発揮だァッ!!! このターンの間、BP+5000し、さらにデッキから1枚ドローして回復!」

『来たぜ! 来たぜ!! ここからは俺の独壇場(ステージ)だァッ!!!』

 

【超爆火力】の発動と同時に、拳に灯した炎を全身に燃え上らせ、まるでエンジンのような爆音が轟かせながら、なおも星七へと突っ込んで行く。

 

「ガーヤトリーフォックスでブロック!」

 

星七の指示に頷きながら、眼光輝かせるとガーヤトリーフォックスの周囲に無数の岩が浮かび始め、神通力で周囲に浮かせた岩を今度はバジュラへと飛ばしていく。

だが、バジュラは手に持ったゴッドエッジを口で咥えて両腕を構えると、向かってくる岩を全て拳で粉々に打ち砕き、ならばと自身の神通力を最大限に込め、巨大な大岩を浮かび上がらせ、そのままバジュラへと飛ばす。

自身の体格以上の大岩に対してもバジュラは一切怯む事無く、正面から突っ込み、咥えたゴッドエッジを勢いよく大岩に突き刺して、大岩を止めると、そのまま突き刺さったゴッドエッジに拳を振り上げ、突き刺さったゴッドエッジを押し込むように拳を打ち付けて、亀裂を走らせながら岩を突き破る。

そして今度はゴッドエッジを両手に握り締めると、ゴッドエッジにも炎を纏わせ、炎の剣と化したゴッドエッジでガーヤトリーフォックスに一刀。その一撃にガーヤトリーフォックスは悲鳴を上げながら爆発四散し、破壊される。

 

「バジュラブレイズでさらにアタック!! 【超爆火力】発揮!」

 

現在バジュラのBPは27000、もう止まる事は無い。さらに炎を燃え上がらせ、勢いを加速させて行きながらなおも突っ込む。

 

『エヴォルッ! 今度こそ、テメェの番だぜ!!』

『ふふっ、受けて立つしかない、か。星七!』

 

エヴォルの言葉に対して、星七も同じ気持ちのように頷く。

 

「エヴォルグランドでブロックッ!! 行ってください!!」

『おぉッ!』

 

BP勝負では適わない。それが分かっていてもなおも立ち向かわずにはいられない、星七もエヴォルは気持ちは同じ。突っ込むバジュラに対し、『さぁ来い!』と待ち構える様に行く手を断ち塞ぐ。

 

『上等だァッ! 勝つのは俺だぁッ!!!』

 

手に持ったゴッドエッジをエヴォルに向けて投げつけ、エヴォルは硬い甲殻で投げつけられたゴッドエッジを簡単に弾き返し、ならばと飛び上がって拳を構え、そのまま炎拳をエヴォルへと打ち付けるが、再び硬い甲殻で受け止め、その強度は炎さえも受け付けない。

 

『そう簡単にやられはせんぞッ!』

 

反撃するようにそのまま二足歩行の体勢で立ち上がり、バジュラへと組みつくとそのまま肩に喰らい付き、牙を深く突き立て、痛みにバジュラの顔が歪む。

 

『ッ!!』

「バジュラ!」

 

心配するような烈我の声に対し、バジュラは痛みに歪んだ表情をすぐに笑みに変える。

 

『……見てろ、烈我。勝つのは、俺だァッ!!』

 

両腕でエヴォルの体を掴んだかと思うと、そのまま意気込むように声を荒げながら、エヴォルの巨大な体を持ち上げ始める。

 

『何じゃとッ!?』

『おらぁぁぁぁあああああッ!!!』

 

エヴォルをそのまま宙に向かって投げ飛ばし、自身の巨体が宙に浮く感覚に驚きつつも、まだエヴォルも勝負を捨ててはいない。

 

『何のこれしきッ!!』

 

投げ飛ばされながらもエヴォルもまだ抗うように空中で自身の体をさらに巨大化させると、そのままバジュラを圧し潰さんと落下の勢いで加速しながらバジュラへと迫るが、バジュラには退く気等微塵もない。

迫るエヴォルに対し、両腕を構え、そして両腕の拳を突き出してエヴォルへとぶつける。

 

『ウォォォォオオオオオオッ!!!!』

『ッ!!!』

 

渾身の火力を込めた一撃、衝撃に地面を足に減り込ませながらもなおも吠え続け、一撃を打ち込まれたエヴォルの体に皹を入れ始めたかと思うと、そのままエヴォルをもう一度天高く吹っ飛ばし、空中で大爆発を起こす。

 

「エヴォル!!」

「これブロッカーはねぇ! レイニードル、アタック!」

「ライフ!!」

 

がら空きとなったフィールドをレイニードルは駆け抜けながらそのまま星七に突進し、ライフを破壊。

 

「ぐあッ!!!」

「これで終わりだ! バジュラブレイズでアタック!」

 

星七の残るライフは2、地に落ちたゴッドエッジを拾い上げながら、決着を付けるべく星七へと歩み寄る。

 

「……僕の負けです、けど悔しくない、こんなに楽しいバトルができるなんて思ってもなかった」

「俺もだ! お前とバトルできて、本当によかった」

「……最後の攻撃、ライフで受けます!」

 

覚悟を決めた様な星七の様子にバジュラは少しだけ笑いながら、最後にライフを奪うべくゴッドエッジを振り下ろし、止めとなる一撃をバリアをに打ち込み、ライフを砕き、決着となる。

 

 

***

 

 

「バトル、ありがとう。やっぱり烈我は強かったよ」

「お前こそ。すっげぇ楽しいバトルだったし、またバトルしようぜ」

「はい、僕でよければいつでも! むしろそう思ってるのは僕の方です」

 

『やれやれ、儂の負けじゃな。けどお主等とバトルできたから、いいレベルアップに繋がったわい』

『おいおい、爺さん。そいつは負け惜しみか?』

『違うわい、次は勝つって意味じゃ!』

『まっ、挑戦ならいつでも受けて立ってやるよ!』

 

『二人だけで盛り上がんなよ。誰が強い弱いか決めるいい機会だ、エヴォル、次は俺様とも殺り合おうや!』

『エヴォルの持ち主さんはもう二度もバトルしてるんですから後日にしなさい。まっ、強い弱いの話なら少なくとも私はバジュラに勝ってますけどね』

 

『あぁ? この色欲野郎、だったらここでリベンジマッチしてやろうか?』

『構いませんよ? でも私と光黄様に勝てる人はいないと思いますけどね』

『だったらここで白黒つけてやるぜぇッ!!』

 

一方でキラーやライト達もバジュラに加わり、また喧嘩を始める彼らに呆れたように溜息をつきながら烈我達が宥め、その様子に光黄も呆れた様子ながらもライト達を止めようと向かうが。

 

「烈我勝ったね。光黄ちゃんの予想通り、嫌、期待通りって言った方がいいかな?」

「おい、まだその話か?」

 

呼び止めるようなミナトに、少し苛立ちを感じ、ミナトは「ごめんね」と軽く謝りながらも続けて行く。

 

「だってこの調子で烈我がどんどん成長して、強くなるの期待してんでしょ?」

「さっきからお前は何が言いたい?」

「……はぁー、案外光黄ちゃんも鈍いんだね」

「は? 俺が鈍いだと」

「だって烈我が勝って、告白されるの、期待してんでしょ?」

「!!!」

「だから烈我には早く自分を超えるぐらい強くなってほしい。そう思ってる」

 

まるで確信を触れるようなミナトの言葉に対し、動揺を隠しきれなかった。

 

「お前、何で!」

「何でって案外分かりやすかったよ。まっ、そうは言っても俺じゃなきゃわからないだろうけど」

「……烈我には?」

「言ってない。というか、烈我は多分俺から言ったんじゃ信じないだろうからさ」

「なら何で俺に言う?」

「だって、正直言って烈我から言われるの、待ちきれないんだろ?」

「!」

「烈我とは仲良いし、彼奴がいいならいいで俺は見守ろうと思ってんだけど、その相手が待ちきれない思いしてるなら、どうにもやるせなくてな」

「何言って」

「いい加減意地張るのはやめろって話。もし光黄ちゃんがあいつに自分の気持ち伝えれば、二つ返事ですぐにでもOK出すさ」

「……」

「まぁあんま悩んでる姿は見てられないから、俺からの助言って事で」

 

悪戯っぽく笑いながらそのまま烈我達の方へミナトは合流し、一方で一人残され暫く呆然と立ち尽くすしかなかった。

 

 

***

 

 

『ヴァン、少しいい?』

「……何の用だ、マチア」

 

ルディアの元へ戻る途中マチアからの連絡、不思議に思いながら質問するが、気にする様子はなく「別に」と続けて行く。

 

『アンタの言う通り、アタシ……ルディアとは関わらないようにするよ』

「あぁ? 急にどういう風の吹き回しだ?」

『……他に手を組む相手が出来たからね』

「おい待て、どういう事だ?」

『単刀直入に言うよ、ドレイク。アイツと手を組む事になった』

「はぁ!? どういう事だ! そいつもルディアの手先だろうがッ!!」

 

怒鳴るようなヴァンの言葉、だが電話越しに話すマチアはまるで態度を変える事は無い。

 

『アタシはそうは思ってないよ。むしろ、アンタと同類』

「何を根拠に?」

『アイツの目』

「?」

『アンタとは相当長い付き合いだからね。性格もよく知ってる。誰かに付き従う事を嫌う狼、そして貪欲に力を求める野心家』

 

『何より』と付け足しながらさらに言葉を続ける。

 

『そういう奴は目を見て分かる。獣のような鋭い目、ドレイクの目はまさにそれだった。後は直観だね』

「……俺が信用できるとでも?」

『さぁね、ともかく近い内に会う機会があるなら話してみれば? アンタの意思はそこで決めればいい。けど唯一分かってるのは、必ずアンタとドレイクの利害は一致する』

「俺との利害、だと?」

 

『後は本人に確認しな』とだけ伝えて、一方的に通話を切られてしまう。暫く考え込むように通信機器を手にしたままだったが、それでも通話越しに聞いたマチアの声や態度、その様子に彼女が何か確信しているのはヴァンにも伝わっていた。

 

「良いだろう、口車に乗ってやるよ。もしドレイクが俺の味方になるとしたら、その時は……!」

 

ヴァンも腹を決めたのか、決意するように言葉を吐き捨てながら、再び歩みだす。

 




第8話! 今回はバジュラVSエヴォルのバトル!
最近本編で烈我のバトル回書けてなかったので、書けてよかったです。

そして本編ではまた新たなキャラ、彼女は一応罪狩猟団に所属するわけではありませんが今後どういう立ち回りなのか注目いただきたいと思います。
罪狩猟団の組織も一枚岩ではないので彼らにも今後スポットライトを当てて行きたい。

ともかく今後も更新頑張りますのでよろしくお願いします!
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