伊吹すいかの酒酔い事情   作:夜未

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お久しぶりです。
お待たせした上に、申し訳ございませんが、閑話です。
しかも短いです。
すみません、書いていて切る場所がわからなくなり、本編と折り合いをつけるために、切らせていただきました。


閑話 天狗と人 3

  ※  ※

 

 

 それを語り終えた時、天厳の中には鬱屈とした感情と苛々とぶつける場の無き憤りだけがあった。

 自らその話を出してきたはずの鬼は、まるで興味が無さそうに天厳の団扇に手を伸ばしていることも、それに拍車を掛けている。

 その小さな童女の手を、彼は忌々しそうに振り払った。

 少し痛みに眉を顰めながら、しかし、彼女はまるで懲りた様子はない。

 その何気ない様すらも、天厳の感情を揺らしてくる。

 いや、もはや、伊吹萃香と言う鬼が女である、というそれだけで、自身の内にある想いが関連して、あの女のことを想起させるのだ。逆恨みのようなものであると自覚できるだけ、質が悪い。

 天厳にとって、今、この鬼が目に映る場に存在するだけで、抑えようのない感情の波が襲ってくる。

 ただただ、不快だった。

 その程度で自分を抑えられない自分のことが。

 たった一人の人間によって、ここまで揺らされているというその事実が。

 彼は、今、己という存在を知りながら、その存在がわからないというどうしようもない状態に陥っていることを自覚していた。

 既にその力によって罅割れていた杯に、更に力がこもる。

 もはや一寸のうちに壊れてしまいそうだ。

 その姿は、今の自分とよく似ていると、ふとそう思ってしまった。

 どうしてなのか。

 このような脆い器物に、なぜ己を重ねてしまうのか。

 やがて、その意味のわからぬ感情が臨界にまで達しようとした時、鬼が、言った。

 

「天厳」

 

 天厳、と。

 いったいそれは誰なのだ。

 天狗の長たる『儂』のことか?

 ただの一匹の天狗でしかない『俺』のことか?

 わからない、わからない、わからない。

 けれど、それが己を指しての言葉であることは知っている。

 だから、答えた。

 

「なんだ!?」

 

 その声は、まるで悲鳴のようで、自分がそのような声をあげることにすら、苛立ちを感じる。その次に紡がれる言葉を、もはや彼は予測することすらしなかった。

 否、出来なかった。

 ゆえに、彼は不意打ち気味にそれを、その言葉を受ける。

 情け容赦なく、鬼は、天厳がずっと目を背けていた、その言葉(じじつ)を、口にした。

 

 

「あんた、あの女に惚れてたんだね」

 

 

 考えるよりも早く、身体は動いた。

 考える前に、体が動いてしまった。

 自身の団扇を手に取って、全力で流れを操り、目の前でその言葉を吐いた存在を吹き飛ばす。

 拒絶ではない、否定ではない、ただ、遠ざけたかったから。

 その言葉を。

 惚れていた?

 あの人間の、弱い、笑顔以外を奪われた女に?

 誰が? 自分が?

 有り得ない。

 有り得てはいけないはずだ。

 自分は、そう、『儂』が、そのようなことを……。

 

「そんなことが、あるものか!!!」

 

 あってはならないことであると、心の淵から湧き出てくる。

 身にある理性では抑えきれない程の感情の波が、彼を飲み込んだ。

 並の妖怪程度であれば、その力だけで消え果てしまう程の力が辺りを渦巻き、彼に流れて溢れ出す。ざわざわと強すぎる夜風が木々をうち、木の葉が舞う。

 そして、先の言を訂正させるために、彼は鬼の前へと再び立っていた。

 旋風を纏いながら、触れれば、いや、触れる前に切り刻まれる程の力を露にさせる彼を前にして、しかし、それでも、並ではない彼女は、鬼である彼女は、まるでそんなことなど意に介さずに、言葉を続ける。

 

「本当は、今すぐにでもあの人の女のいる場所に行きたいんでしょ?」

 

 違う、違う、違う。

 そのようなことを、思うはずがないではないか。

 ()を誰だと思っている?

 この土地の天狗の長、この地で最強の天狗である自分なのだ。

 一介の人間如きに懸想するような弱さなどあるはずがない。

 そのようなことはないと、否定の言葉が頭に浮かびながら、しかし、今度は、それを言葉にすることすら出来なかった。

 だから、蹴った。

 にやにやと、意地の悪い笑みを浮かべる鬼を地に伏せさせようとした。

 抵抗すらせずに吹き飛んでいく童女の姿をした無邪気な鬼は、それでも笑っている。

 やめろ、『笑う』な。

 その表情を見ると、嫌でも思い出してしまうから。

 いや違う、思い出したから何なのだ。

 関係が無いだろう。

 そう、()には、関係ない。

 そんなこと、想ってはいないのだから。

 そう言ったところで、鬼は天厳のその必死な言葉を、切って捨てた。

 その表情を、やめろ。

 笑うな。

 笑わないでくれ。

 どうか、お願いだから。

 破れかぶれな心情とは裏腹に、彼の人外としての膂力は凄まじいまでの速度で繰り出されていく。

 けれど、次のそれは、思ったような成果を挙げてはくれなかった。

 周囲一帯の流れを加えた彼の超常の速度で放たれた蹴りを、鬼は、まるで容易いことだとでも言う様に、正面から受け止めた。

 受け止めながら、言葉を続ける

 

「あんた、本当はわかってるんでしょう? 儂なんて言って、天狗の長の立場で誤魔化して、『俺』と『儂』を別けて捉えて、ばっかみたい。そんなのだから、自分すらわけがわかんなくなってるの」

 

 違う。

 誤魔化してなどいない。

 それはただの事実だ。

 儂は天狗の長なのだ。

 なのになぜそんな哀れなモノのように見てくる?

 そもそも、『俺』など初から存在しない。

 ただの人称の言い方に過ぎない。

 だからそれを別けて捉えてなど……

 

「ばーか」

 

 足を掴んで至近距離、天厳のすぐ傍で、鬼は笑みを浮かべた。

 その瞬間に、わけのわからぬ感情で理性は吹き飛び、彼の身体はもはや意志を介さずそれ自体が独立しているかのように動いていた。

 掴まれていた足を、能力によって流れを操り、跳ねあげて、身体の上下が自然と逆になる。

 流石にその曲芸が如き馬鹿げた動き方には、鬼といえど即座に対応することが出来なかったのだろう、隙だらけで空いている鬼の腹を、全力で横に殴りつけた。

 構える暇すら与えなかった一撃だ。

 いくら鬼でも、大妖たる天狗の頂点に立つ者の全力を構えもせずに受けては、大きく力が削がれたはずであろうはずだ。

 けれど、しかし、それすら無視して、鬼は笑った。

 それは間違いなく効いている。

 現に彼女は一度血を吐き、苦痛の表情を浮かべてすらいたのに。

 それでも、なお、鬼は笑っていたのだ。

 愉しくて愉しくて、仕方がないとでもいうように。

 天厳は、目の前の鬼から距離を取っていた。

 理解できなかったからだ。

 なぜだ、どうして

 

「なぜ笑う」

 

 なぜその顔を浮かべるのだ、鬼よ。

 返ってきた答えは、彼女(・・)とは大きく違う。

 正反対とも言えるだろう。

 けれど、どこか彼女に似て……。

 そして、問われた。

 自分は、どうして、なぜ笑うのか。

 楽しいからか?

 しかし、ここ最近、笑みを浮かべた記憶はなく、そうではないと否定する。

 それとも……。

 脳裏に女の笑顔が映る。

 あの、酷く透明な笑みが、なぜか意識を捉えて離してくれない。

 儂はどうして笑うのだろう。

 いや、()は……。

 そこまで思ったその瞬間、目の前には、小さな拳が迫っていた。

 強烈な頭への衝撃とともに、身体にかかる浮遊感。

 そして、数瞬、意識が飛んだ。

 

 

  ※  ※

 

 

「天狗様は、私と違って、あまり笑ってはくれないのですね……」

 

 女はそう言って笑みを浮かべた。

 確かに、そうかもしれないと思った。

 自分は、それほど笑わない。

 かつては可笑しいことがあれば笑っていたと思う。

 しかし、それも、長い年月を経るにつれて、可笑しいと思うことも少なくなり、日々、天狗の長としてあるのだからと、威厳を保たせるために、ますます笑うこともなくなった。

 なにより、女のような取り繕うという理由でなど、笑いたくもないとすら思う。

 それがどうかしたのか、と問い返すと、女はまた、困った様に笑って(・・・)言った。

 

「あなたは私の笑顔以外を見たいと言ってくれました。けれど、私も、あなたの笑った顔が見たいと、分不相応ながらも、思ってしまったのです」

 

 その時の女の笑みは、いつもの如く透明でありながらも、けれど、初めて、彼女の意志を伝えるためのものに見えたのだ

 あぁ、確かに、儂は(・・)、滅多なことでは笑わない。

 けれど、俺は(・・)いつか彼女のために、彼女がソレから解放されたその時に、心の底から笑ってやろうと、そう、思ったのだ。

 

 

  ※  ※

 

 

 飛んでいた意識が戻る。

 それほど長く気絶していたわけではないようで、それは吹き飛んだ天厳の元に鬼が追いつくのと同じ程だった。

 倒れたまま、月と星が浮かぶ空を見上げる。

 知らずの内に、自然と声が漏れた。

 

 なぁ、鬼よ。

 自分とは、なんなのだろうな。

 

 答えはすぐに返ってきた。

 

 天狗だと。

 強い天狗の、長であると。

 

 あぁ、そうだ。

 

 儂は(・・)そうだった。

 

 天に向かって、手を伸ばす。

 

 この『天厳』という名の様に、儂はそうだ。

 

 では、俺は(・・)なんなのだろうか。

 

 もはや認めぬことなど出来はしせず、ただただ納得して、けれど、疑問だった。

 

 名こそ同じでありながら、天狗の長ですらない、ただの、人間の女に恋するような、阿呆な天狗のこの俺は。

 

 いったいなんだというのだろうか。

 

 その問いかけに、鬼は答えることはしなかった。

 

 鬼はただただ、自らを語りだす。

 

 

「ねぇ、知ってる? 鬼は人を攫うんだよ」

 

 

 肩に抱えられたその女は、童女の姿をした鬼よりも小さく儚げに見えて、けれど、いつものように、天厳の方を見て、笑みを浮かべる。

 それを目にしたとき、なんとなく、言葉に表せぬことが、すとんと心の中に落ちる音が聞こえた気がした。

 あぁ、本当に、この鬼は、どこまでも鬼らしい(・・・)のだろう。

 そうして、戦おうと、目を輝かせて、まるで、年相応の幼子が遊ぼうとでも言うかのように、笑って言ってくる鬼を見て、思う。

 天厳にはまだ、自分がなんなのかがはっきりとわからない。

 けれど、あの女の為に戦う、という、いつもならあり得ぬ理由を前にして、不思議と拒否感はなく、やる気があった。

 ゆえに、彼は力を込めて立ち上がる。

 なぜか、この戦いで、この遊びで、わからなかった自分が、わかる気がした。

 

 

  ※  ※

 

 

 こと戦う、ということに置いて、鬼を凌駕することは簡単なことではない。

 鬼の強さに年月という理屈は関係なく、彼ら彼女らは、純粋に、ただただ強い。

 天厳はそれを知っていた。

 天狗である自分、『流れ』という反則染みたものを操ることの出来る自分と張り合うことも、相手が鬼であるのならば、理解できた。

 初めて会った時の小競り合いではない、本気の戦いは、互いに全力で能力を行使して、ほとんど互角。

 そこに妖力の差で天厳が、種族の差で鬼が、詰めていく形になっている。

 別に、天狗が鬼より弱いというわけではない。

 ただ、真っ向から戦うという状況では、鬼が有利であることは事実だったし、ありとあらゆる流れを操る天厳に、鬼は疎まり、動くことなく流れることなく、ただそこに、無限が如く在るという物量によって抗った。

 鬼にしては、随分といやらしく、けれど同時に、能力に任せての力技は、鬼らしくもある。

 小さな彼女()が無限に群がり、その流れを操るために、天厳は大量の力を使う。

 小さくても鬼は鬼であり、一匹一匹が下手な大妖怪よりも力を持っているという出鱈目さだ。

 一進一退の戦いで、互いに疲労が溜まっていく中で、その疲労している自分のことが、天厳には不思議だった。

 

 どうして、自分はこんなにも頑張っているのだろうと。

 

 たかが人間の女の命程度、天狗の長たる自分にはどうでも良いことのはずではないかと、どこか冷静な自分がそう言う。

 そうして一瞬思考が逸れた時、流れを操り損なった鬼の一匹が、自分に迫る。

 指先ほどに小さかった鬼は、接近と同時に元の大きさにまで戻り、それでも小さな拳を振るった。

 隙を付かれた攻撃を、なんとか身を逸らして回避する。

 しかし、それと同時に、背後に気配が生じ、また、鬼がその拳を振るった。

 いつの間に、という思考を切り捨てて、あの鬼はその名の通り、神出鬼没であり、どこにでもいるのだと認識を改める。

 背後の攻撃を手で受け流し、しかし、三度目の、上から突撃してきた彼女の拳は避け損なった。

 馬鹿げた威力のそれを受け、地に膝をつき、衝撃で揺れる視界では、目の前にはわらわらと疎まった鬼が迫ってきている。

 もう、いいのではないか。

 危機的状況において、そんな考えが、また浮かぶ。

 天狗の長たる自分の敗北は、部下達に影響を与えるだろうが、それもこの鬼ならば仕方がないと、無理をするなと諫められる程度の小さいものだろう。

 実際に、彼らはこの鬼の力を充分に知っているのだから。

 そもそも、初めに、この鬼には敵わないかもしれぬと、小競り合いの時に思ってしまったではないか。

 このまま、やられてしまっても、長であることはきっと変わらず、多少やりづらくはなったとして彼らをまとめ上げていくことには変わりはない。

 だから、もういいのではないだろうか。

 

 そうやって、嬉々として、鬼気として迫る鬼を前に、敗北を受け入れようとした時に、天厳は視界の端で、いまだ鬼の分体に担がれているそれを捉えた。

 人間の女だ。

 笑顔以外を知らぬ、哀れな女。

 そんな女と、揺れる視界の中で目が合った。

 それに目ざとくも気付いたのだろう鬼は、人の女に、何かを囁きかけた。

 すると、女は目を見開き、苦しそうに胸に手を当てながら、何かを言って、顔に手を当てた。

 しかし、その瞬間を、天厳は見ていた。顔に手を当てる寸前に女の瞳から流れ落ちるソレを理解した時、天厳は唐突に、己をはっきりと理解した。

 天狗の長である自分と、人間の女に惚れた天狗である自分。

 そのどちらも天厳という名で、己である。

 当たり前のことだ。

 けれど、それがどういうわけか、ずっと、受け入れることが出来なかった。

 なぜだろう。

 そもそも、初めは『俺』だったはずだということを、朧気ながらも思い出す。

 『儂』という言葉を使い始めたのは、いつだったか。

 天狗の長として就任し、威厳を出すために『儂』と言ったことが始まりだったろうか。

 そして、それから今までずっと、儂だった。

 けれど、始まりは、天狗の長になった(・・・)のは、『俺』だったのだ。

 いつから忘れてしまっていたのだろうか。

 過ぎる年月に摩耗して、昔のことを思い返すこともせず、ただ前だけを向いていた。

 日々長として部下である天狗達の上に立つためには、前を見ている必要があった。

 けれど、それでも、昔のあの頃の、長になる前の自分は、消えてはいなかったのだ。

 だからこそ、女と会った時、儂という天狗の長としてあった自分は、俺という、かつて、まだ大勢の部下を背負う前に戻れたのだから。

 そして女も、笑顔以外の全てを忘れるほどに育てられながら、けれど、消えてはいなかった。

 その瞳からは涙が零れることを知れたのだ。

 たとえ笑み以外を捨て去ることを強要されていたとしても、彼女は今、泣いている、泣けている。

 だから、戦おう。

 初めて見る、笑顔以外の女の顔を、もっとよく見るために。

 

 

  ※  ※

 

 

 この世の全ての流れが、一匹の妖怪のもとへと収束していく。

 彼の今までの生涯において、最大の規模の能力の行使がなされていた。

 迫っていた、疎まっている鬼達を、その力の余波が吹き飛ばしていき、これには敵わぬと、萃まった。

 その鬼の顔には、楽しそうな笑みがあった。

 あらゆる流れが加えられ、出来上がるのは竜巻だった。

 けれど、それは風によって作られた自然なものでは断じてない。

 ただの、()というものの流れの塊だった。

 その力は強大で、周囲の木々をなぎ倒し、まさに竜が渦巻く災害とすら言えるものになっている。

 それを練り上げている天狗の顔は、蒼白にまで染まっている。

 作り上げた段階で、ほとんどの力を使い果たしてしまっていた。

 放てば勝てるその一撃を、放つための後一手が、足りていない。

 竜巻は流れを強くし、今にも暴発する寸前となりつつあった。

 このまま方向性を定めず持続させれば、今この二匹の戦いの舞台となっている山は消し飛び、あらゆるものを吞み込んでいくだろう。

 それが解っている天狗は、己の持つ、誇りとも言える団扇をちらりと見て、覚悟を決めた。

 

「なぁ、鬼よ、手に取ってみたかったのだろう、これを」

 

 手に持つ長としての証の如き、部下の総意が篭った団扇を掲げ、しかしそれ躊躇うことすらせずに、天狗は徐々に周囲を巻き込み大きさを増していく竜の蜷局へ己の団扇を投げ入れた。

 

「特別だ、くれてやる」

 

 一つの巨大な停滞する一方的な流れの方向を変えることに、大きな力は必要ない。

 ただ、少し撫でてやればいい。

 そうすれば、僅かにズレて、その僅かなズレを足掛かりに、動き出す。

 竜の蜷局はゆっくりと、鬼のいる方向へと進みだした。

 しかしそれは、逃げるのは容易い速度で、そも、彼女の能力を使えば一瞬で回避することが出来るだろう程度の動きでしかない。

 けれど、彼女は逃げることをしなかった、そんなことなど、出来ようはずもない。

 なぜなら、彼女は、噓をつかない、だから、一度言ったことを噓になど出来はしない。

 いや、そもそも、それ以前に、

 

「あっはは!! いいね! すごいよ、最高だよ!! もちろん、私は噓をつかないから、それを手に取ってみたかったのは本当よ。でもね、そんなことしなくても、私は逃げたりしないよ? だって私は」

 

 そうして、ゆっくりと唸りをあげて近付いてくるその『力の流れの塊』を前に両手を広げ、大きく笑みを浮かべながら、彼女は言った。

 

「鬼だから」

 

 その瞬間、鬼は竜の蜷局に呑まれていった。

 





 次回、今節の本編と閑話最終回同時投稿を予定しております。(いつかはわからない)
 申し訳ありませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです。

 うん? 戦闘描写が下手くそ?
 そんなことは誰よりも私が知ってるよ。色々頑張ったけど、才能が無かったんだ、すまない。
 アドバイスとかあったらお願いします。

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