ヒマワリWIZ娘のぼうけんにっき   作:151

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廃屋から監獄まで

「ふぅ」

 読んでいた聖書を置き、ぐーっと伸びをして、軽く首を回す。外は相変わらずいい天気だ。プリーストたる者、聖書はきちんと読み込み、一字一句間違わず覚えるのは基本。

 ハイプリーストになるために必要な条件の一つ、と先輩が言っていたが、信憑性はイマイチだな。

 

「ぐ……」肩に激痛が走る。朝からずっと同じ姿勢だったから肩がガチガチだ。堅くなったあたりをゴリゴリともみながら「飯食ってから狩りに行こうかな……」と独り言。

 時刻はちょうど昼時。気分転換も大事だからな。

 

 教会を出て、適当に屋台で軽く昼食を摂りながら、さてどうするかと考えた。

 

 支援プリという職業柄、ソロではイマイチ狩りにならないが、誰かと組めば効率上昇。組む相手次第だが。

 

 プロ南でペア狩り募集でも、と思ったが、時間的にかなり微妙かと思い、ギルメン達の様子を見る。

 公平組めそうなのは……と、それ以前に今いるのはWIZ娘だけか。このWIZ娘、リアル事情とかで最近ギルド狩りにあまり来ない。

 まあ、ギルド狩りは強制じゃないし、俺自身も良くすっぽかすから人のことは言えないけど。

 

 ちなみに、WIZ娘はギルド狩りでも、皆の後をとてとて歩いてきて、やっと追いついて魔法を唱えても詠唱が終わる前に敵が倒されるというパターンが多い。全般的にトロい感じで、なんとなく合わない感じがしてこっちから話しかけることはあまりなかった。向こうも、俺のことはただのギルメン、と思っているのだろう、多分。

 

 あと、いつものほほーんとした顔 (´∀`) していて、いつも頭にあふぉ花を咲かせているのも特徴だな。あぁ、最近ヒマワリに変わったか?

 まあ、WIZの装備なんて杖さえしっかりしてりゃ後はどうとでもなる、と言う意見も多い。理由は簡単。防具をあれこれ用意しても、ある程度以上のモンスターの攻撃に耐えるようなHPはないから。WIZが攻撃を受けるような状況は、既に負け確定なのだ。

 

 それにしても、こいつとペア狩り?……想像がつかない。ギルド内の他のウィザードとは何度かペアで行ったことあるけど、うーん。

 

 そもそもどこへ行くんだ?ペアだと定番は廃屋とかになるんだろうが、こいつ、SG(ストームガスト)が1しかないらしいから、狩りになるんだろうか?

 まぁ、知らない奴と組むよりは顔見知りと組んだ方が気楽だな、と考え、とりあえず声をかけてみる。なんとなく、断ってくれるといろいろ楽なんだが、と思いながら。

 

「よぉ」

「あ、プリ男くん、やほー(・∀・)ノシ」

 相変わらず脳天気だな。まぁいい。

 

「いま、ソロか?」

「うん」

「へー、どこで狩ってるんだ?」

「時計の~2階と3階を行ったり来たりしてるよ~」

「妥当だな」

「あははー。でも、さっきから死に戻りばっかりだよ」

 聞いた俺が馬鹿だったか?いやいや、気を取り直して、と。

 

「なぁ、ヒマだったらペア狩り行かないか?」

「いいよ~行こ~」

「ペアだといつもどこに行くんだ?」

「廃屋とか監獄かな~」

 廃屋行けるのかよ?!と思ったが、あえて行ってみるのもいいかもしれない。狩りにならないならならないで、話のネタになるか。

 

「よし、廃屋行こう。今から行くからそこで待ってろ」

「は~い」

 

 荷物を確認し、時計前のポタを出して飛ぶ。

 

 国境都市アルデバラン。中央にそびえるシンボル、時計塔は多くの冒険者を引きつけ、あるいは地獄を見せる魔境だ。

 相変わらず時計塔前は人が多いが、頭にヒマワリ咲かせているのはあいつくらいのもの。すぐに見つかった。

 

「準備はいいか?」

「うん♪」

 今、ヒマワリがうなずいたように見えたが、気のせいか?

 

 とりあえずパーティ編成して、時計塔へ入る。2階に上ったところで各自で廃屋前に行くこととした。ま、この辺も定番だ。ここに来るウィザードで、2階3階で苦労する奴なんて……目の間にいた気がする。既にどっか行ってしまったが。

 まあ、よほどの事故でもない限り大丈夫だろうと、テレポで飛ぶ。

 

 

 珍しいことに廃屋入り口まで敵に会わなかった。戦闘はイマイチな俺にとっては助かる。あとはWIZ娘を待つだけ……

「お待たせ~」

 やって来た。後ろにアラームとライドワードの大群を引き連れて。5、6匹じゃすまないレベルだ。

 

「ちょ、おま……」

「大丈夫だよ~」

 言いながら、FW(ファイヤーウォール)FB(ファイヤーボルト)、FW、MS(メテオストーム)と絶え間なく魔法を連打する。

「♪~」

 大丈夫か、いきなり決壊しないだろうな、とハラハラしながら見守るが、当人は鼻歌でも歌うかのように呪文を唱え、魔力を解き放っている。

 とりあえず、邪魔にならないように支援スキルをかけ、移動しながら様子を見ていたが……

 

 ガシャン

 

 と乾いた音とともに最後のアラームが崩れ落ちる。

 

「いっぱいついて来ちゃったんだ~」

 ちゃんと処理しただけいいか。

 

 とりあえず、改めて支援をかけ直す。

 よし。

「さて、気合い入れていくか」

「おー」

 気が抜けた。orz

 

 

 時計塔地下2階、通称廃屋。

 入り口が一番MH(モンスターハウス)になっていることで有名……っていきなりすごい数だな、おい。ヤバイ!と思った瞬間。

「ストームガスト!!」

 吹き荒れる嵐で凍り付く敵。その中を悠々(・∀・)と歩くWIZ娘。ふぅ、とりあえず助かった。SG1でも凍れば十分か。

 

 しかし、一息入れる場ではない。追撃だ。

「ほらよ、サフラギウム!!」「ストームガスト!!」

 氷が割れるのに合わせたSGはあっという間にMHを消し去る。

 まずは落ち着いたが、すぐにハイな兄貴達であふれかえるだろうし、ここを離れよう。

 

「奥、行くぞ」

「らじゃー♪」

 どうでもいいが、おまえの歩き方って、いつ見ても「とてとて」なんだな。

 

 しばらく狩ってみてわかったのだが、こいつのSGは凍らせるメイン。割りながら狩る、が多い俺からするとちょっと新鮮だ。

 凍らせながら割れば廃兄貴も倒せるが、嵐の吹き荒れる時間が短いのでSG連打かSG→JT(ユピテルサンダー)のコンボがいいらしい。

 

 そして、単体だとJTだけで押し切ることも出来る。

 

「いっくよー♪JTマシンガーン♪」

 うん、楽しそうだからいいか。

 

 ついでに言うと、ペースもそれなり。

 改めて気付いたが、こいつ、詠唱が早い。だから、結構敵を倒すペースも早いんだな。少し感心した。聞くと、最近かなり早く詠唱できるようになってきたとか。

 先入観を捨てるべきだったな。勝手に残念な子認定していたのを反省。少し見直そう。

 

「ふむ……」

「どうしたの?」

「監獄、行ってみるか?」

「うん♪」

 こいつがMSを使えるのを思い出し、行ってみることにした。狩りにならないならならないで、話のネタになる。

 

 

 ポタで早速移動し、グラストヘイムを目指す。特別何事もなく、城入り口でWIZ娘と落ち合う。行くか。

 

 グラストヘイムの城一階を歩く。いつも思うがここってほとんど敵を見かけないな。

 やがて、監獄への入り口が見えてきた。あそこもよくMHになっている。気をつけないと、と立ち止まって……

 

 どすん 「きゃん」 え?

 

「いたーい、いきなり止まらないでよぉ」

 前見て歩け、と言いたいがとりあえず振り返るとWIZ娘は顔に手を当ててしゃがみこんでいた。鼻でもぶつけたか?

 ぶつけるほど鼻が高いとも思えないが……「大丈夫か?」と声をかける。

 

「うぅ……」とうなって頭を振りながら立ち上がるWIZ娘。

 

 ふわり

 

 鼻腔をくすぐるものがあった。こいつも女なんだな、と思ったが、俺は聖職者。そんなものに興味はない。ホントだぜ……イヤ、信じてくれ、頼むから。多分、ヒマワリの香りだ、そういうことにしておこう。

 

 

 

 監獄1階。入り口がMHになりやすいことで有名……って、3体同時、素敵な出迎えだな。いきなりヤバイか?と思った瞬間。

「ファイヤーウォール!!」「ファイヤーウォール!!」「ファイヤーウォール!!」「メテオストーム!!」

 瞬時に俺を囲むように炎の壁が現れ、モンスターを弾き飛ばし、もたついているところに隕石が降り注ぎ、残りは一体だけに。

 WIZ娘がとどめにFBを撃ち込んで片付ける。

 

「大丈夫(・∀・)?」

「ん、ああ、ちょっと派手な出迎えに驚いただけだ」

 なんか、少し雰囲気が違って大人びて見えるが、気のせいだよな?MSの後の熱気で空気が屈折してるだけだよな?

 

 しばらく狩ってみて、本当に俺がこいつのことをほとんど知らなかったことを思い知らされた。ギルドにいるオーラ吹いてるウィザードと遜色ない早さの詠唱で大魔法を使いこなしている。

 威力は……若干どころかかなり見劣りするが、向こうが火力重視なら、こちらは手数で勝負、か。テクニシャンだな。いやいや、何のことだかわかりませんが。

 

 うーむ、出来る子認定しようか?そんなことを考えていたら左右のPT(パーティ)がほとんど同時に決壊した。

 

 10体近いリビオ・囚人・変態が一気に流れてくる。「ごめ……」という声が聞こえるが謝られても困るし、さすがにこの数はヤバい!俺を盾にWIZ娘が魔法で、イヤさすがに俺は耐えきれない可能性が高い……どうする?この状況にさすがに鳥肌が立つ。SG1である程度固めて場をリセット、で行くべきだろうか……そんな指示を出す余裕はない。アイコンタクト……は期待できない。

「サフラギウム!!」「ファイヤーウォール!!」をい

「サフラギウム!!」「ファイヤーウォール!!」こら

「サフラギウム!!」「ファイヤーウォール!!」まて

「サフラギウム!!」「クァグマイヤ!!」ちょwww

「メテオストーム!!」

 とことん合わねえな、俺ら。

 

「馬鹿!俺のサフラに合わせろ!」

 そう言ったとき、隕石が降り始め……ちょうどFWを突破してきた御一行を叩き潰していく。かろうじて抜けてきたのを片付けるくらいは楽勝だ。

 

「ひどーい、馬鹿って言ったぁヽ(`・д・´)ノ」

「え……」

「馬鹿って言う方が馬鹿なんだよぉ」

 なんか、プンスカしながら言っている。言われてなんか腹が立ったのでとりあえず言い返す。

 

「お前も馬鹿って言ったじゃん」

「あ……えーっと」

「で?」

「うぅぅ……うわーんヽ(`д´)ノ」

 ガキの喧嘩かよ……なんか、駄々っ子パンチを食らう羽目になった。なんだこのほのぼの空間は。

 

 もしかしてこいつ、ちゃんとMSの詠唱時間とFWの耐久力、QMの速度減少を考えて、使っていたのか。サフラに合わせなかったのではなく、俺の方がもう少し考えるべきだったのか?それとも何も考えてなく、偶然だったのか……考えるのはやめよう。

 

 決壊したPTを起こし、「お互い頑張って」なんて社交辞令を交わし、WIZ娘に合わせる支援スキルの組み合わせをいろいろ考えたが……わからん。

 

 

 2時間ほどすると、二人とも荷物がいっぱいになってきた。戻ることにして自分の横にポタを出す。

 とてとて、とポタに向かって歩いてくるWIZ娘……が、ポタの手前でコケた。

 

「きゃ」「危ねっ」

 倒れかけ、俺にしがみつくWIZ娘。

 

 どさっ いてっ ふわり さらり ふにっ

 

 そしてそのままポタの向こうへ消えていった。

 

「『さらり』は髪として……『ふにっ』……?」

 今の手の感触は……何だ?しばし呆然……って、ポタが消える!あわてて俺もポタに乗った。

 

 

 戻ってみるとギルメンのBSがちょうど来ていたので、収集品の処分を頼んだ。

 

「へー、珍しいじゃん、お前らがペア狩りなんて」

「たまたま、な。レベルも合うし、行ってみてもいいかと思ってな」

「ま、稼げたのならそれで……へえ、結構量があるな」

「2時間みっちりだったからな。量だけはすごいよあそこは」

 WIZ娘はというと、レアの分配をしようとしている。オリ原しかないから別にいらないんだが。

 

 一通り片づくと、WIZ娘は「露店見てくるね」と出かけていった。BSも俺が渡したオリ原を手に「ホルグレンめ……」と意味不明の言葉を残して出ていった。ま、予想はつくが。

 俺はと言うと、自分の部屋へ戻ってベッドの上に寝転がって右手を眺めていた。

 

「『ふにっ』って何だ……?」

 

 顔……は位置的にあり得ない。腕……近いか?イヤ、俺にしがみついていたからないな。となると後は……待て待て、俺は聖職者だ。

 そんな考えは捨てろ。ガバッと跳ね起きる……が、『ふにっ』が頭から離れない。それどころかだんだんと『ふわり』とか『さらり』が……

待て待て、だから俺は聖職者だってば。信仰に一生を捧げることを誓ったじゃないか………………一応。

 

 右手をぺしぺしと叩いて感触の記憶を振り払い、ベッドに横になる。少し狩りが長かったから疲れた。休もう、と目を閉じる。

 

 目を閉じると、WIZ娘がこちらに向かって とてとてっ と歩いてくるのが見えた。

 

「だあああああっ」

 再び跳ね起きる。「落ち着け、落ち着け……」と自分に言い聞かせ、横になり、目を閉じる。今度は眠れそうだ。

 

「プリ男くーん、どっかいこーヽ(・∀・)ノ」

 どう見ても頭のヒマワリがしゃべっているように見えるが……いやいやそうじゃなくて。

 

「?どうしたの?(・∀・)?」

 こちらをのぞき込んでくる。さらさらと流れるような長い髪。ふわりと漂う匂い。美人と言うよりかわいいという顔立ち。

 背は、俺の肩より少し高いくらい。体つきは……

 

「だあああああっ」

 

 これで、跳ね起きるのは何回目だ?だいたい、体つきなんて、あんな服着てたらわからない……って、そうじゃねえ!

 

 

 

 晩飯時、WIZ娘はいつもと変わりなく、他のギルメン達と楽しそうに話しながら食べている。ナイフとフォークの使い方、結構うまいな。

 ……って、何を観察してるんだ、俺は。

 

「……ッ、プリ男!」

「……え?」

 いきなり名前を呼ばれた。BSだ。

 

「大丈夫か?ぼーっとして」

「あ、ああ。何でもない」

「ならいいんだが。じゃ、明日よろしく頼むぜ」

「へ?」

 何のことだ?

 

「ったく、聞いてなかったのかよ。明日GD行くぞって言ったら『ああ』って言ったじゃねえか」

「すまん、うわの空だった」

「俺が前衛、盾になるとして、お前は支援、メイン火力はWIZ娘。のんびりレア狙いと行こうぜ」

「そうだな」

 

 ……WIZ娘が一緒に行く?と言うことは、『ふわり』とか『さらり』とか、あまつさえ『ふにっ』とか……そうじゃなくて!

 いかん、さっきの昼寝(にならなかったが)の夢が思い起こされる。

 

 

 夜のプロンテラを大聖堂まで歩く。大聖堂の奥にはプリーストだけが入ることのできる部屋がある。通称「瞑想室」。なんだかモヤモヤしているときにはここへ行くのがいい。

 静かで落ち着いた場所で、ゆっくり本を読んでもいいし、文字通り、瞑想してもいい。

 

 空いている席に座り、聖書を取り出して読み始める。今までにも何度かこういう悩みはあった。俺も男だし。

 だが、いつもこうしてこの部屋で聖書を読むことで、やり過ごしてきた。…………信じてくれ。今回も俺の修行不足からくるもの。落ち着け。そう言い聞かせながら読み進めていった。

 

 ふと時計を見ると11時をまわっていた。そろそろ引き上げるか、と席を立ち、大聖堂を後にする。

 既に昼間のことはなんだかよくわからない時空の彼方へ消えていて、ギルメンと狩りをして、結構稼いだ、と言う記憶だけになっている。

 煩悩を吹き飛ばせばこんなもんだ。

 

 家につき、ドアを開ける。ギルメン達で金を出し合って買った家。結構な大きさで、各自の個室と、大きめの風呂が二つあり、会議や雑談にも使える食堂付きのいわゆるギルド向けの家。階段を上がろうとすると、パジャマ姿のWIZ娘が廊下を歩いてきた。

 

 でかいサンタ帽のようなナイトキャップ(なぜかヒマワリが生えてる)、ウサギのアップリケのついたぶかぶかのパジャマは一番上のボタンがはずれている。抱えているのはクマのヌイグルミ。

 少し眠そうに目をこすりながら、パンダのヌイグルミのようなスリッパをペタペタさせながら歩いている。

 

「ふぇ?プリ男くん、おかえり~(´ー`)」

 こちらを向いたとき、胸元がチラリ、と見えた。真っ白な肌に、少し見える……ヽ(`д´)ノ

 

「うわあああああああああああああ!」

「あれ?どこいくの~?」

 そんな声を後にして、俺は猛烈にダッシュして大聖堂へ駆け込んだ。

 

 

 結局俺は徹夜して聖書を3回も読み返すハメになった。

 




解説
支援プリ
「プリ」はプリーストの略。ステータスやスキルの取り方で大体「支援プリ」「殴りプリ」「MEプリ」の3種類に分けられる。
支援プリは名前の通り、支援スキルをメインにとっているタイプ。パーティ組むなら必須ともいえる。
なお、作者のプリはMEのくせに素手で殴るのが大好き、という意味不明タイプで「支援です」とパーティに入っていた。いや、ちゃんと回復とかしてましたからね。


プロ南
ROでプレイヤーが主に集う、ルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラ。その南門を出てすぐの広場のこと。
どこの鯖でも大体、臨公の募集をしている……が、最近はかなり過疎。閑古鳥すら鳴かないレベル。


臨公
臨時公平の略。ROではパーティのレベル差が10以内(現在は15以内)の時、モンスターを倒したときの経験値がパーティ全員に公平に分割されるため、「○○行きたい人」という感じで募集する習慣があり、臨時公平、略して臨公と呼んでいる。
接続数が万単位だった頃は、募集すると数分で集まると言うくらい盛況だった。


ペア狩り
文字通り、二人で組んでいくこと。たいていの場合、プリ系+誰かになる。ウィザード系、ハンター系がペア狩りでは人気らしい。


ギルメン
RO内でユーザーが作成するギルドのメンバー。ギルドメンバーを略してギルメンだが、もっと略してGMと言うことも。
しかし、ギルドを作った人をギルドマスター、GMと読んでみたり、(あまり見かけないが)運営会社がイベントや調査などで登場するゲームマスターもGM。
ややこしいが、そこは空気を読もう。
ちなみに作者は3回ほどゲームマスターに遭遇したことがある。そのうち一回は記念にと、しょーもないアイテムをもらった。


ギルド狩り
プレイ時間の合うメンバーが多いギルドではよくある身内イベント。ギルドのメンバーで公平を組んだりしながら狩りに出かける。
なお、作者がいたことのあるギルドはこのギルド狩りが原因で3つほど解散している。


WIZ
ウィザードの略。プリーストに負けず劣らず、ステータス・スキルの取り方で個性が出る。
比較的誰でもそこそこの強さになれるカローラ型の他、ガスター、大魔法、ロングボルト、殴り等。
作者のWIZはもちろん大魔法型である。


ストームガスト
通称SG。氷の嵐が吹き荒れ、相手を凍結させる……が、叩いて氷を割ると続けてダメージを与えられるので、レベル10にして割り続けるとボスでもない限りは大体沈む……らしい。作者はSG3までしか使ったことがないからわからない。


廃屋
正式には時計塔地下2階。なぜか時計塔地上3階から行ける。
ハイオークというオークの上位種モンスターが大量に出るので、ハイオーク→ハイオク、で廃屋と呼ばれる。WIZプリペアの行き先候補だが、レアは皆無。ドロップ品も安いので、金銭的には全く旨味がないと言って良く、ほぼ拾われないまま放置されている。
なお、オーク系のモンスターのことはだいたい○○兄貴、と呼ぶ。


あふぉ花
正式には「装飾用花」だが、見た目が見た目なので、こう呼ぶ人も多い。


ヒマワリ
そのまんま、頭にヒマワリをつける装備。正式には「装飾用ヒマワリ」。サイタマっぽい感じで「サイタマ」と呼ばれていたが、「燃える太陽」というサイタマそのものな装備が出たのでサイタマの座を奪われた。
WIZ娘の標準装備。


テレポート
略してテレポ。マップ内をランダムに移動するスキル。
格好つけて「お先!」と飛んですぐ横に出るのはお約束。


メテオストーム
通称MS。指定エリア内に「ランダムに」隕石を降らせる。なお、「降る予定の場所」に障害物があると隕石自体が降ってこないという素敵な仕様のため、最悪の場合、一個も隕石が落ちてこないことも。全部当てるには経験あるのみ。さらに、スタンを付与するのでモンスターが集まりすぎたときにリセットする性能も高い。
なお、中心部分には必ずダメージが出続けるという特性がある。これを知っている人と組むと狩りの速度が桁違いに上がる。


決壊
すぐ近くで戦闘中に全滅され、モンスターが一斉にこちらに向かってくる事。決壊する原因は様々だが、だいたいの場合、モンスターを集めすぎたのが原因。


 ユピテルサンダー
 通称JT。電撃を放ち、相手を後ろに吹き飛ばすスキル。発動後、すぐに次のスキルが使えるので、高速詠唱でJTだけを連射するとマシンガンのようになるので、JTマシンガンと言われることも。
「ユピテル」なのになんでJ?とか言わない。


サフラギウム
通称サフラ。魔法の詠唱時間を%単位で短縮させる支援スキル。FWの詠唱時間はレベル10だと0.6秒。QMに至っては詠唱時間なし。MSの詠唱時間が15秒。タイミングが合わなくて、プリ男が叫ぶのもわかる。
なお、ほとんどのプリが「自分自身に使えれば……」と願ってやまないスキルでもある。


グラストヘイム
詳細不明な古代の城跡。城・騎士団・監獄などで構成される、かなり初期からある高レベルダンジョン群。各種大型パッチの度に追加される高レベルダンジョンにより、見劣りするかと思いきや、モンスターが強化されるなどして、今でも高レベルダンジョンとして君臨する。
ちなみに全エリアを単純に歩いてまわるだけで4~5時間かかる。RO飽きた、と言う人も一度やってみると新しい発見があるかも知れない。


変態
監獄に出るモンスターの代表インジャスティス。なぜ変態と呼ぶかは、各自でそのグラを調べてほしい。


オーラ
ROではレベルをカンストするとキャラが光る。これを「オーラ吹く」と呼ぶが、あまりにも邪魔なので、オーラの表示を消すコマンドが用意された。


BS
ブラックスミスの略。武器を作ったり出来る職業。武器の製造だけでなく、武器に精通しているので戦闘も行ける感じ。「製造BS」と「戦闘BS」が代表的なタイプ。


オリ原
精錬材料「オリデオコン」の材料、「オリデオコン原石」のこと。武器の精錬に必要で、需要はあるのだが、とにかく産出量が多いので、最近は安く売られている。


ホルグレン
ただの武器強化NPCだが、ある程度強化を続けると成功率が一気に下がり、失敗すると消滅。神器と呼ばれる装備ですら一瞬で破壊する様から、「首都の破壊神」と呼ばれる。


GD
魔法都市ゲフェンにあるダンジョン。詳細は次話で。
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