ヒマワリWIZ娘のぼうけんにっき   作:151

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魂の叫びと生活習慣

「あれが龍之城か」

「うむ」

 なんだかにゃーにゃー言う変な女が案内してくれた地、龍之城。

 BS曰く、「微妙」と言うことだが、話の種に、と来てみたのだ。

 

「ま、行ってみようぜ」

「ああ」

 BSがガラゴロとカートを引き先を歩く。

 

 不思議な砂の塊がみょーん、みょーんと跳ねている。

「あれが『どせいさん』だそうだ」

「へえ」

 

 適当にちょっかいを出してみたらこれが結構痛いので、おとなしく進むことにする。カマキリも襲ってくるしな。

 

「なんつーか、マジシャンがここに通う理由は何となくわかった」

「だな」

 なるほど確かに狩りやすそうだ。ま、WIZ娘がここをメインの狩り場にすることはないだろうが。

 

 そのWIZ娘は、今朝早くからアサとどこかへ行ってしまった。

 どうせどこかを遊び歩いているんだろうが。

 

「WIZ娘」の叫び : あ、プリ男くんとBSくんだ~やっほ~

  ∩ ∩

~| ∪ |         (´´  

ヘノ  ノ       (´⌒(´  

((つ ノ⊃≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡

 ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;

 

「アサ」の叫び : あ!そんな大きな声で…ってわああああ!

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、  

ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。Д。)つ

 

 ここにいたのか。

 

 

 

「で、今日はここにいるというわけか」

「うん」

 これからダンジョンへ乗り込むつもりらしいが、その前に少し遊んでいた、と言うことか。

 

「と言うことは、最下層で毛糸でも集めるのか?」

「私はそのつもりなんだけど、WIZ娘は……」

「箱を集めるのヽ(・∀・)ノ」

 やっぱりそうか……

 

 ふとBSが聞く。

「WIZ娘、今までいくつ箱開けた?」

「わかんない」

「そうか……じゃあ、今までいくつゼロピ出した?」

「5個くらいかな?」

 

 開けてる割には少ないな。当たりが多いのか?

「じゃあ……今まで何本『矢』を出した?」

「100個くらい」

 

_| ̄|○||||モッタイネェ.....

 

 最近はGDに通っているらしく、1日に2、3個のペースで箱が出ているらしいが、

全部開けてたのか……

 

「ところで、ここ龍之城で、ちょっと頑張ると箱がもらえるって知ってたか?」

「ホント?(・∀・)」

「ああ、やってみるか?」

「うん、やるやる、やっちゃう~」

 

 BSがカートを探り、紙切れを取り出す。

「一応、情報は押さえてあるんだ。いろいろ集めるものがあってな」

 そう言いながら皆に紙を見せる。

 

 うわ、めんどくさそうなものばっかだな……待て、WIZ娘ならきっと持ってるんじゃ無いか?

 皆の視線が集まったのだが……

 

「遠いところ行かないと集まらないね(´・ω・`)」

 さすがに持ってないか。

 

 

 

「じゃ、各自そう言うことで」

「了解」

 それぞれが分担し、各地へ散る。

 

 俺の担当はハチの針と毒の牙。とにかく大量に拾ってくることになった。

 WIZ娘は生まれたての若芽と茶色い根……ウンバラなんてWIZがいけるのか?と思ったがよく行っているらしい。

 相変わらず妙なところへ行くなぁ……

 

 皆をポタで送り出した後、俺も急いで移動する。とりあえず、蛇はあの辺で狩るとしてハチは……どこにしよう?

 

 

 

「WIZ娘~、まだか~?」

 BSがギルチャで呼ぶ。

 

「あと3個~」

 結構順調だったようだ。

 なんだかんだで一番めんどくさそうな場所なのだが、「数を集める」というのがWIZ娘の性格にあったのだろう。

 

「集まったよ~」

「お、よく頑張った~」

「えらいぞ~」

 WIZ娘が戻ってくるまで皆でおさらいをする。

 

「まず、ここに行くんだ。それからこいつが……」

 一通り再確認をしたのだが、WIZ娘がまだ来ない。おかしい。蝶の羽で一気にここまで来るはずなのだが……

 

「蝶の羽を忘れたに1ゼロピ」

「カプラさんに位置セーブ頼み忘れた、に緑ハーブ1個」

「おいおい、いくら何でもそれは」

「プリ男、無いと言えるのか?」

「ウンバラで位置セーブしちゃったに綿毛1個で」

 WIZ娘だからなぁ……

 

 そう思っていたら、蝶の羽の音が聞こえた。来たか?

 

「お待たせ~」

「どうした?遅かったじゃないか」

「これ作ってたら遅くなっちゃって」

 

 似合う?と見せたのは

 

「「「麦わら帽子かよ!」」」

 

 

 WIZ娘が「あと3個」と言っていたのは麦わら帽子の材料、丈夫な蔦のこと。

 こいつ、途中から麦わら帽子づくりに夢中になっていたらしい。

 

 しかし……麦わら帽子をかぶっているのはいいとして、その真ん中からやっぱりヒマワリが生えてるのな。

 

「特注品なのヽ(´∀`)ノ」

 これからの季節には良さそうだな……




解説
どせいさん
正式名は土精。その名前もそうだが、見た目もなんとなくあれなのでこの呼び方に。マジシャン系だと狩りやすく、縦FWの練習にもなるのだが、赤芋よりもややHPが高く、しかも分裂することがあるので要注意だ。

青箱ギャンブル
ゼロピーは一応売ればzenyになるのでまだ良いが、矢は売っても0zeny。一番のハズレである。

麦わら帽子
そのまんまの装備。実装直後は少し人気だったが……この投稿の後、作る人が増えたとか。
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