シンデレラ百剣・斬 アイドルと巫剣   作:ダグライダー

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 こんばんは、またしてもシンデレラ百剣を更新投稿です。
 うん、何か仁属性が多いなあ。
今回は、きっとこの2人はお互いに合うだろうなと言う組み合わせでライラさんと物干し竿で御座います。
 ついでにちーちゃんと日光も登場させました。
日光一文字は今作初の突撃タイプの巫剣ですね、今まで標準、薙払、疾風、強撃ばかり遠当を少しだったので……。
 せめて影打か天下五剣が一人でも来てくれたらなぁ
 


ライラさん、物干し竿と話す。

 芸能プロダクション346プロ、アイドル事業部。

そこには数多くのアイドルが所属しています、その中には海外出身のアイドルも少なくありません。

 例えば、海の向こうから来た世界レベルの人「ヘーイ!」。

 例えば中国は香港からアイドルになりに来た、良いところのお嬢様「フェイフェイダヨー」。

 例えばアメリカ生まれの浅草育ちの芸に…娘「え?英語?ソーリーワタシエイゴワカリマセーン!」

 他にもロシアとのハーフやフランスとのハーフリーダム等、日本の個性的なメンバーに負けず劣らずのユニークな顔ぶれが所属しています。

 

 さて、では今回はそんな海外から来たアイドルの一人、ドバイから来たミステリアスガール、ライラさんが出会ったどこか不思議な少女とのお話です。

 

 ここは東京のとある公園、人も疎らな朝の時間からベンチに座り鳩と戯れるシルクの様な金髪に艶やかな褐色の肌、そして何より目を引く青い瞳。

 彼女の名前はライラさん、訳あって実家のあるドバイから家出し日本に来て、プロデューサーの手によりスカウトされて、あれよあれよとアイドルとなったのです。

 それではライラさんの日常を覗いて見ましょう。

 「おー、今日もいっぱいハトさんが集まっていますねー」

公園に入って直ぐに鳩が集まるベンチに向かうライラさん、鳩達も馴れているのか逃げるような事はしません。

寧ろ、いつもおこぼれのパン屑を貰っているので自分からライラさんの方へと近付いていきます。

 「ちょっと待っててくださいです、今ごはんをご用意しますので、一緒に食べましょう」

 鳩達も分かっているのか、大人しく足下に集まってライラさんからの恵みを待っています。

 そんなライラさんが取り出したのは、お友達のフゴフゴさんから貰ったパンの耳、彼女はビニールに梱包されたソレを大切そうに抱え封を開けます。

 「ではではいただきます」

 その言葉と共にパンの耳を食べ始めるライラさん、彼女もアイドルとなってそれなりにお金を稼げる様になったのですが、日本に来てからの節制生活が芯まで染み付いたのか、相変わらずの極貧生活を続けています。

 実は一緒に来たメイドさんもいるのですが、彼女も彼女でアルバイトに精を出しています。

 そんな訳で節約を心掛けているライラさんですが、そんな彼女も大好きなモノにはついついお金を使ってしまいます。ですが、その話はまた後で今はライラさんの日常に戻りましょう。

 

 袋からパン耳を取り出しては少し千切って鳩さんに分け与え、自分も黙々と食べるライラさん。

 そうして朝ごはんを終えると疎らだった公園にも人がちらほら見え始めます。ライラさんはそんな人達と会う度に挨拶を交わします、勿論、顔見知りから初対面まで様々です。そのどれもが公園で出会って仲良くなったのです。日本の治安が良いとは言え、初対面の人間と此処まで仲良くなれるのはライラさんの人徳故でしょうか、等と語っていると…おや?何やら何処からか白い布が飛んできます。

 「おや、あれは何でございましょう?」

ヒラヒラとヒラヒラヒラと飛んできます。そしてそれを追い掛ける人影が現れます。

 「あ、あ、あ~!待って下さーい!!」

きっととても急いでいるのでしょうが、何分普通よりゆっくり追い掛けているので緊迫感がありません。

 「おー」

見かねたライラさんが手を伸ばします。するとどうでしょう、ライラさんの手に吸い寄せられる様に布が収まります。

 「取れましたでございます」

 布を眺めていると追い掛けている人影が近付いてきます。その人影はとても美しい人でした。

 艶の美しい黒い髪をツインテールに結んでいます、それはまるで燕の尾の様な見た目です、何らかのお花の髪飾りもしています。次に顔を見ると凛々しい目鼻立ち、ただし先に聞こえた声からすればとても穏やかな性格が伺えます。次いで身体、細くもしなやかな身なり、身長はライラさんより高いかもしれません。お胸はライラさんと同じくらいかもしれません。

 脚も長く細い、正にモデル体型と言えます。

なんて思っていれば、ライラさんのすぐ側にその人は来ていました。

 

 「あのー、これはあなた様の物でございますか?」

 「まぁ、ありがとうございます。(わたくし)急ぐのが不得手でして、困っていました。取って頂いて本当に助かりましたー」

 どうやらとてものんびりした方なのでしょう、間延びした喋り方でライラさんにお礼をしています。

 「おやー、それはそれは大変でございましたねー、ではどうぞです」

 理由を聞き、労いの言葉をその人にかけながらライラさんは布を手渡します。

 「本当にありがとうございますー。お礼がしたいのでお名前を教えて頂いても宜しいでしょうか?」

 「わたくしはライラさんと申します、あなた様はどちら様でございましょうか?」

 「はいー、私は物干し竿と申しますー。ライラさんですかー異国の方ですね、良いお名前ですー」

 「おー、物干し竿さんでございますか、変わったお名前ですねー。よろしくお願いいたします」

 「これはこれはご丁寧に、ではではライラさん先程のお話でございますが如何でしょう?」

 流石はライラさんです、会って数分だと言うのにもう仲良くなっています。そして物干し竿さんからの提案に対する返答にライラさんは少し悩んでしまいます。

 「うーん、実はライラさん、これからお仕事に行かなければならないのでございます。ですのでお気持ちは嬉しいのですが、お断りします」

 「あらー、それは残念です。………!でしたらお仕事が終わりましたらまたここでお会い出来ませんか?」

 「おー!それは良いアイディアでございます、ええ、是非ともそうしましょう。お友達が増えるのは良いことでございますです」

 そしてライラさんがベンチから立ち上がり事務所に向かおうとします、物干し竿も元の場所に帰ろうとします。すると、お互い同じ方向に向かおうとするではありませんか。

 「「おやー?」」

2人はお互いに首を傾げて不思議そうにしています。

 「ライラさんは此方にお仕事のお勤め先がお有りなのですか?」

 「物干し竿さんはこちらにお家があるのでございますか?」

 「「おー!」」

 今度はお互いに嬉しさを滲ませ驚愕します。

 「ライラさんはこの先の346プロでアイドルをやらせてもらっているのでございます」

 「私はー、この先の346プロにあるめいじ館で給仕の仕事をしております」

 「「なんとー!」」

 「これならライラさんにお礼が出来ますねー」

 「これなら物干し竿さんともっとお話出来るでございますねー」

 お互いに顔を見合せ笑い合います、とても可愛いらしく微笑ましい光景ですね。

 

 

 等と和んでいると346プロの方向から新たに人影が現れます。

 「ライラさーん!」

 「物干し竿ー!!」

ライラさんを呼ぶのはおでこと太い眉が特徴の少女、物干し竿を呼ぶのは銀髪に紫色の着物の女性、互いにとても急いで走って来ています。

 「おやー、千鶴さんでございます、とても急いでおいでですが、一体何があったのでございましょうか?」

 「あらー、日光さんではないですか、あんなに急いで、どうしたのでしょう?」

 「どうしたのでしょう?ではなぁぁぁぁぁぁぁいっ!一体何処まで行ったかと思えば、何を呑気にのんびりしておるのだ!」

 日光と呼ばれた女性がいち早く二人に近付きます。

 「ライラさん、もう何時もなら事務所に来てる時間なのに全然来ないから心配したよ」

 何と、二人が話している内にライラさんの出勤時間が来てしまっていたようです。それに物干し竿さんものんびりし過ぎていつの間にかとても時間が経っていたようです。

 「おやー、それはそれは申し訳ございませんでございます。急いで事務所に行かなければなりませんねー。プロデューサー殿にも謝らなくてはー」

 「日光さん、どうされたのですかー?とても急いでいるご様子でしたがー?」

 「だからお主が一向に戻って来ぬから我が合間を縫って迎えに来たと言っておろうに」

 「あ、こちらにおりますのはライラさんと申しまして先程、お友達になったのですー」

 「ええい!話は後だ戻るぞ!!」

 「まぁまぁ、わざわざ迎えに来てくださったのですかー、有難う御座いますー」

 「だからお主は何故そう……、いや良い。お主がそういう巫剣なのは今に始まった事では無い故」

 どうやら物干し竿さんは普通の人とは会話のテンポが違うようです。彼女は普通の人が次の話をしている時にその前の話に対して答えを返しているのです、これには日光と呼ばれた女性も頭を抱え諦め気味です。

 「あのー、物干し竿さんをあまり責めないでくださいませ。元はと言えばわたくし…ライラさんがお話をしていた事が原因でございますからー」

 日光と呼ばれた女性と物干し竿さんのやり取りにライラさんは物干し竿さんを庇うように発言します。すると日光と呼ばれた女性がライラさんの方に向き、きつく怒りを含めた雰囲気を弛緩させ、柔らかな笑みを携えライラさんへと応じます。

 「いや、確かに怒ってはいるが、別に糾弾している訳では無いのだ。物干し竿の奴めは以前から、何と言うか、呑気な奴でな。こ奴の腕なら万一は無いであろうが我も他の皆も、主も心配であったのだよ。故に説教しておるのだ」

 「はいー、大丈夫ですよー。皆さん私を心配しての事ですからー」

 「おー、そうなのでございますね」

 「あ、今のは普通に返せるんだ…」

日光さんの言に応じる様に続ける物干し竿さんにライラさんは納得し、千鶴さんは物干し竿さんが今の話題にだけは即座に返した事に妙に関心しました。

 「千鶴さんもわざわざお迎えありがとうございますねー」

 「そ、そんな…ライラさんとは友達だし、もし万が一ライラさんに何かあったら大変だし、私がしたいから迎えに来ただけで……ゴニョゴニョ」

 ライラさんの真正面からの好意のお礼に千鶴さんは当たり前の事をしたまでと言いつつも後半は恥じらいが勝ったのか声が小さくなっていきます。

 「では急いで事務所に参りましょう。おー!」

 「参りましょうー」

 「もう、ライラさんってば」

 「やれやれ」

ライラさんの号令に物干し竿さんが相乗りします。そんなライラさん達を千鶴さんは微笑ましく思いながら足早に歩き始めます。日光さんもしょうがないなあといった感じに後を追いかけます。

 こうして四人は346プロへと向かうのでした。

 

 

 

 因みに、ライラさんは遅刻してしまった事をトレーナーさんに怒られてしまいました。

 

 

 余談

 「そう言えば、そちらの方はお名前は何と言うのでしょう?」

 「む?お主も中々にまいぺーすと言う奴だのう。しかし、問われたからには答えねばなるまい。我は日光一文字、天下に泰平の世をもたらすものぞ」

 「おー!」

 


 

 登場人物紹介

 

 ライラ

 ドバイから来たクール属性のアイドル、呼ぶときはさんを付けよう。CV無し 早く声が付いて

 ソルカマルの(カマル)の方。見た目はミステリアス、中身はのんびりポワポワ系な夜の砂漠の至宝。

 彼女の瞳には不思議な魅力が詰まっている。

大好物はアイス。好き過ぎて誰かが止めなければ日に何本も食べてしまうほど。実はドバイの大富豪の娘、父親から婚約の話を持ち掛けられそれに反発、実家から彼女を逃がしたメイドと共に日本にやってくる。

 アイドルをする前はバイトで日銭を稼いでいた、色々とありクビとなったところ公園でボーッとしていたらスカウトされた。都内の古い格安賃貸アパートにメイドと共に住んでいる。

 ライラさんを見ていると心が平和になる。可愛い

 

 松尾千鶴

 おでこが目立つ髪分けをしたヘアスタイルと凛々しい眉が特徴の少し素直になれないクール属性アイドル、ラブリーちーちゃん。CV無し 誰か投票しても良いのよ?

 初対面時は素っ気ない態度だが内心興味津々である。

だが、自分の様な人間はアイドルには向かないと思っており自信が無い。

 ちょくちょく建前の後に本音を口に出してはハッとする。趣味と特技は書道、体育館で大きな筆を持って書く姿は堂に入っている。ライラさんにはセーターを贈った仲、他にもG B N Sのメンバーや佐藤心、諸星きらりと交流がある。最近のちーちゃんはやたら可愛い

 

 

 物干し竿

 巫剣、五徳は仁、技属性風、薙払タイプ。CV小串麻衣

 剣術の師範をしていたのんびり屋、たまにテキパキ動こうとするが普段がのんびりなので急いでやっと人並みの動きになる。宿敵に敗れた後、修行の旅に出る、行く先々の道場で鍛練と手伝いをしている内に何時しかそれが生き甲斐になる、そして張り詰めた生き方を止め田舎で生活していた。

 趣味は洗濯、天華百剣─戯─ではそんな生き甲斐と言える洗濯仕事を盗られそうになった時だけ目茶苦茶速く喋れる。一コマでは武蔵正宗の五輪の書を洗濯している。

 

 日光一文字

 巫剣、五徳は義、技属性光、突撃タイプ。CV春日 望

 強大な力を持つ、平和と家族愛を大切にする慈愛に満ちた性格、争い事を嫌い、日光権現にて世の中を見守っていたがある武将に請われ、禍憑によって乱れる戦国の乱世を修める為、その未来が人々の幸せに続くと信じ力を振るも、先の戦いに疑問を持ち戦陣に立つ事を控える様になった。苦手なモノはムカデ

 ハロウィンの衣装は恐らく夢魔……どう見てもサキュバスです有難う御座います。

 




 天華百剣をプレイしている諸兄の皆様はご存知でしょうが、基本巫剣のレアリティはURとSR、他は刀装と技がUR、SR、R、Nとなっています。
 その為、巫剣はSRでも刀装の組合せ次第で十分強くなります、後は巫剣自身を強化すれば討伐任務も楽々ですので未プレイで興味がお有りの方はどうぞお試し下さい。
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