今回は遅めの天華百剣─戯─二巻発売記念での投稿です。
中の人が同じなのは津田越前守と輝子ですね。
どちらも小さいけど色々凄い娘ですね、後ソボロさんの語り目線なのですが……ソボロぽっさでたかなぁ……
皆さん初めまして。私、ソボロ助廣と申します。
今日はこの私が、皆さんに愛しいつーちゃんこと…津田越前守助廣の可愛さを知って頂きたくこの場をお借りしました。
つーちゃんの可愛さはそれはもう日本一、いえ世界一と言っても過言では無いハズです!!
そう…そのハズなのに……。
「フヒ…それで、こうして…こう……最後に、決める」
「なるほどな~、これがこうして…こうやな!」
「そ、そうだ…フフ、センスあるなキミ」
「せやろか?ほんなら、ねーちゃんも一緒にやろ?せーの」
「ヒィャッハァアアアアア!!」
嗚呼…!どうしてこんな……、こんな事になってもうたんや……。
コホン!そう、事の発端は一週間前……、私達が主様の勤める会社に招かれた時のことです。
私がその昔、寺子屋を開き教師をしていたという来歴から、主様が担当する少女達の勉強会に講師として来てくれないかと仰られたので、二つ返事で了承、せっかくだからとつーちゃんもご一緒させて頂いたのです。
そこであの子は彼女に出会ってしまったのです!
「じっー」
「フヒ!?な、何か…用か?」
この時の私は、つーちゃんが持ち前の好奇心で人見知りしている女の子に声を掛けたのだと思い──実際あの子はそのつもりで声を掛けていたらしいですが──微笑ましく思いながら、主様の期待に応え、教鞭を奮っていたのです。
「なぁなぁ、ねーちゃん。何でねーちゃんは机の下におるん?」
「そ、それは…ここが、ジメジメしてて…落ち着くから…フフ…正に……キノコ…だな」
「ふーん、なら何でそれがにーちゃんの机の下なん?」
「それは……親友が…使っても構わない…って(※言ってません)」
「はぇ~、因みに隣のねーちゃんは何なん?」
「ヒッ?!なんなんですか?いぢめですか?そんな真っ直ぐに見詰めないで…あぅ…もりくぼは平和に過ごしたいだけなんですけど…」
「……ぼののさんは、お隣で……仲間…だ」
正直、何故あの娘達は机の下に陣取っているのだろうとか思っていたんですけど、主様が特に何も仰らなかったので私もそういうモノだと受け入れてました。
「皆さん!失礼ですよ。折角今日はプロデューサーさんが、ボク達の為にわざわざ先生をなさって下さる方を招いて、この場を開いてくれたんですから」
この部屋に居る少女達の中では比較的マトモ?な娘が皆に注意を呼び掛けます。
正直、初対面の自己紹介で『初めまして!ボクは世界一カワイイ輿水幸子です!!貴女もボクのファンになってくれても良いんですよ!』なんて言われた時は、この子は何を言っているのかしら…?なんて思いましたが、紹介時から既に机の下に居たあの娘達や、人見知りが激しいのか、素っ気ない娘達と比べると常識的に見えるものですね。
ああ、いえ、主様の集めた娘達を馬鹿にしている訳ではありません。めいじ館にも個性的な巫剣は多いですし、こちらに比べればそこまで問題児でもありませんからね。
「幸子ちゃん……張り切ってる…ね…、わたしも…頑張るね…」
「その意気ですよ小梅さん!さぁ先生、いつでも良いですよ!カワイイボクに掛かればどんな問題もちょいちょいのちょいです!!」フフーン
彼女達に比べればこの娘達は可愛いものです!
始まった当初、特に問題なく勉強会は進行していました。
机の下の彼女達もいそいそと出てきて、しっかり勉強会に参加してくれました。とは言え、学年が違う娘達なので、その辺りは主様と私が分担して個別に教えてといった形で進み、無事初回を終えたのです……まさかその裏でつーちゃんがあんな事になるとは露知らず。
気付けばつーちゃんはあの娘と仲良くなり…ええ、お友達が増える事は良いことです。ですが…あの…何とも言い難い感じの……この…奇声を上げるのは…。
嗚呼!でもどんなつーちゃんでも可愛い!つーちゃんなら許せちゃうぅぅぅ!
「おかーちゃん、回想と語ってるとこ悪いけど、つーの奴ほっといてええのん?」
あ、あら?村雨?え?いつから?
「せやなぁ、割りと最初らへんからやな。具体的に言うたら……『嗚呼…!どうしてこんな……、こんなこと事になってもうたんや……』辺りからやなぁ」
ちょっ!?何んで黙っとるんや!!恥ずかしいやないの!!?
「あー、まぁ、おかーちゃんの百面相がオモロかったさかい。それににーちゃんも黙っとる様に言うたから」
な、な、な……主様?!
「にーちゃんならダッシュでどっか行ってもうたで」
あ・る・じ・さ・まぁぁぁぁあ!
「行ってもうた……。しっかし、あれはええんか?」
「ひゃっはぁぁぁぁぁぁあ!!……こんなんか?」
「フヒ……惜しい…、こうだ…スゥ、ヒィィィャッハァァァァァアッ!!…あ、今度、キノコおすそわけします……」
『主様ぁぁぁぁァア!!』
「カオスってやつやな」
「終わり……かな?」
「あぅ、良いんじゃないでしょうか…これ以上は収拾着きませんし、もりくぼはおわるに一票なんですけど。そしてもりくぼの森に帰ります……さがさないで欲しいんですけど」
「カワイイボクの出番あれだけなんですけどぉおおおお!!」
「ウチなんか出番ココだけなんだゾ!!」
「おわりやで~!」
登場人物紹介
星輝子
パッション属性アイドル、"てるこ"では無く"しょうこ"。CV松田颯水
特訓前の野暮ったいTシャツ姿にボッチキノコの歌から特訓後のメタルでパンキッシュな姿のギャップは驚愕モノ。
ちょくちょくリア充に対して爆発しろ等と口走るが、そういう君が一番リア充になってるんやで。
好きなものはキノコ、決して(意味深)とかでは無いから紳士諸兄は先走らない事。デビュー曲のタイトルが毒茸伝説とか、もう本当にデスでメタルな感じ。紅もカバーしてるぞ!
主な交友関係はユニットメンバーのアイドル達。カワイイボクと142'sとかインディヴィジュアルズとかアンダーザデスク等。
キノコはトモダチ、但し食べる事もある。しかし無断で拝借はやめてあげよう。ノォォオオ!マイフレンズッ!
意外にイケメン力が高い。
津田越前守助廣
巫剣、五徳は礼、技属性は光、標準タイプ。CV松田颯水
ロリ系の巫剣でバリバリの関西人。白く長い髪に両サイドにボンボンみたいに括ったツインテール?が特徴的。自分の名前が長いので、逢う人逢う人につーちゃんと愛称で呼ぶ事を許している。
後述する同助廣のソボロは義母、村雨は姉になる。
元は、大阪の長屋のような家に住んでいた。
精神的にも幼く、好奇心旺盛、得意な事は買い物と料理、物覚えは良いが興味の無いことは3日で忘れる。
衣装のバリエーションはスク水とハロウィンの魔女。スク水は日焼けな上、日焼け跡完備、魔女の方はソボロコスの黒猫完備である。打たれ弱くケチと言われると落ち込む。
ソボロ助廣
巫剣、五徳は義、技属性は闇、標準タイプ。CV大地葉
津田越前守助廣、村雨助廣からかーちゃんと呼ばれる巫剣。見た目は出来る女なキャリアウーマン系眼鏡美女。
己を高める事や歴史の在り方等を探究し研究する学者としての一面があり、基本的に物事は理詰めで考える。
普段は標準語で話すが切羽詰まると関西弁が出る、因みに料理の腕前は壊滅的で、大阪の家を燃やしたのは彼女の失火が原因。寺子屋─…といっても津田越前守のみであったが─教鞭を振るっていた。
巫剣なので親子関係は義理である。
影打と呼ばれる巫剣が居る一人でもある。
影打とは性格が真逆故にソリが合わない。後、水着がとてもセクシー。影打の方はデュフォルトでセクシー。そして影打の方は眼鏡が無い。影打の方も欲しいんですけど!!因みに4人(影打含む)の助廣で唯一レアリティがSR(他はUR)。
村雨助廣
巫剣、五徳は智、技属性は水・雷・樹木、強撃タイプ。CV小堀幸
獣耳・獣尻尾系の巫剣でソボロの義娘、津田越前守の実姉。
恐らくはキツネ耳とキツネ尻尾、全国各地を巡るフードファイター。稼いだ金は全て食費に注ぎ込む食い道楽趣味の持ち主。
基本的に五穀や雨乞いを司る為、戦闘用では無い。とは言え助廣なので十分強い。
風来坊気質なので一処に長居はしない、大概の事は笑って許す度量の持ち主。今回出番少なくてゴメンね
カワイイボクとインディヴィジアルデスクの皆、御免なさい。特にまゆ、全く出番無くて本当にゴメンね、まゆすき
因みに、ソボロさんは天華百剣─戯─だと大分残念感増してます。特にメカつーちゃんとかメカつーちゃんとか……普段は色っぽいだけどなぁ…水着とか