ブルゴーになりました。
ところで記念すべき100話目ですが尻を拭いたら真っ赤でした。切れ痔だそうです。皆さん腹筋背筋腕立てプランクは無理しちゃいけないですよ。頑張った馬鹿より。
「どうもー、こないだ葡萄ジュース飲んだ子供です。覚えてます?」
「ああ、覚えてる覚えてる。もう王都に戻るのかい?」
「いえいえ、今日はベスさんの親父さんに手紙を届けた報告をしようと思いまして。あの人います?」
「律儀だねぇ。届けたなら相手から返事が届くだろうに。あの人は今は樽加工場に居るはずだよ。うちを出て右に進むと大きな柵の建物があるからその中さ。」
「ありがとうございます。それじゃその前に葡萄ジュースを1杯!」
「ははは、ゆっくり飲んでいきな。いまの時間はまだ仕事中だろうからね。会うまでに時間がかかるだろうし仕事が終わる時間まで寝てくかい?」
「んー、どうせなら手伝う事あります?ただ寝てるだけってのも申し訳ない。」
「ははは!ほんとに律儀だねぇ!じゃあ皿でも洗ってもらおうかね。お礼に葡萄ジュース飲み放題さ。」
「おかみさーん、終わりました!」
「おや、……うん。しっかり洗えているね。まだ時間あるけど…店内の掃除するかい?」
「はーい!」
「おかみさーん、終わりました!」
「おや?……たしかに終わっているね。坊ちゃん体でも鍛えてるのかい?」
「ええ、パルミドで2年ほど訓練しまして。」
「すごいね、まだ小さいのに。あたしの息子も坊ちゃんくらい努力してくれればねぇ。」
「息子さんどうかしたんですか?」
「もうすぐ15歳だってのに畑仕事もせずに木像ばっか彫ってるのよ。置き場にも困ってるしせめて売れればねぇ。」
「へぇ、気になったので見に行ってもいいですか?」
「あぁ、この食堂の裏にくっついてる家だよ。好きに見ていきな。」
「はーい。」
コンコン
「失礼しまーす。誰かいますかー。」
………ガチャ
「誰?」
「食堂のおかみさんから息子さんが彫刻をしてると聞いて気になってきました。息子さんですか?」
「ああ、俺はモス。俺の彫刻が気になって来たのか。俺はな、ワイン以外にもこのブルゴーには資源があることを証明したいんだ。そこで真っ先に目に入るのは木さ。
俺は村の周りの木を使って新たな特産品作りをしたいんだ。入りな。」
「失礼しまーす。」
「えーと、1つ1つは小さいけど数が多いですね。」
「そうか。そうだよな。どうしても彫りたくて仕方がないんだ。」
「これは…男神像ですか?」
「よくわかったな、俺は5歳の洗礼の時からずっと、神について疑問に思っていたことがあるんだ。どうして神は口調が変わるのか。俺は思ったんだ。神は男と女のどちらでもなくどちらでもあるんじゃないかと。世間では神は女であるとされているが俺はそうは思わない。そう思うと彫らざるをえないんだ。」
「難儀な思想ですね。教会の人にバレたら異端者として処罰されそう。」
「なに、この村の神父は既に説き伏せた。何も神の否定はしていないんだ。俺はこの思想を広めたい。…そのためにはこの像が売れなければどうしようもないがな。」
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エリゴス
王子
1863ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP631/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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