DQ5主人公の母。
魔界と人間界と天空界をつなぐ門の番人のような立ち位置だったところをパパスに求婚されそのままグランバニアまで駆け落ち、結婚式を挙げる。
主人公出産後に魔王に攫われその後二十数年を魔界で過ごすことになる。
「それなら他の国に逃げればよかろう?何故ワレの町に来たのか。」
「他国にも協力者がいるようで不安とのことです。」
「はぁー…その貴族どもをさっさと処分してしまえばよかろうに。そう思うだろう?」
「いえ、たしかに働いてるところは知らないしやたら突っかかってくるし、父に仕事押し付けて謀反するようなやつらですが、……処分したほうがいいんですかねぇ。」
「諦めておるではないか。よいか、受け継いだだけの貴族など大半がそのような性格になる。何故なら権力を持ちながらそれを発揮する機会にないからだ。この世界は既に大陸に1つの国になってしまって戦がほとんど無い。
警備も騎士や傭兵が居るためわざわざ指示せずとも解決する。村人もそのことを知っているから強盗にはそうそうならない。職業を神から受け取れば才能を手に入れ仕事にも困らないため難民も出ない。仮に出てもパルミドという受け皿があるため勝手に出国する。」
「言われてみれば…僕の知ってる貴族のやることほとんど民間で解決してますね。」
「本来であれば領土を持っている貴族であればその土地を管理するのが仕事であるが大抵の貴族は代官を置き王都でぐーたらしている。」
「なるほど。ギャリングさんとこのほうが変わりものだったんですね。」
「ギャリング…あの者は三代前にワレが直々に貴族にしたのだ。それまでは国外であった。」
「なるほど。まぁ七賢者の末裔ですしね。」
「……そうだな。ところで気にはならないのか?悪魔王と呼ばれるワレが人間の体をしているのを。」
「え、ジャハンナ人ですよね。」
「知っておったか。そう、我が身はマーサ様により善なる存在となった。かつてのワレは戦にまみれた魔界を生き延びるためにひたすらに戦い、魔王様に武官として仕えるようになった。そんなワレの戦一辺倒な生き方をマーサ様は救ってくださった。」
「ふむ、そのマーサさんという方はすごい方なんですね。魔王の武官と対話するなんて。」
「そうなのだ!!マーサ様はな!!攫われてきたにも関わらずワレらにも笑顔を向け傷を癒してくれる女神なのだ!マーサ様のおかげで人としての喜びを知った者も多い!」
(あ、これはー。ベタ惚れ通り越して狂信者だ。)
「魔王様とはいえマーサ様の魅力に心酔するかと思われたが、魔王様はマーサ様の魔界と人間界をつなぐ門を開閉させることに執着しておられた。世話係であったイブールもマーサ様の思想に感激され、人間と魔物の融和を志す穏健派となったのだ。」
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エリゴス
王子
1863ゴールド
盗賊Lv13 寄生
HP117/117
MP709/710
ちから74
すばやさ116
たいりょく47
かしこさ190
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
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