サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

14 / 197
{サザンビークの食事事情}
近くに大きめの湖があることや川が多いことから川魚がメインだと思いました。

{キアリー}
消費MP2
解毒魔法。
たぶんアルコールにも効くと思う。

{キアリク}
消費MP2
複数の仲間のマヒや睡眠を解除する魔法
たぶん原因となる不調を正す魔法

{ザメハ}
消費MP3
睡眠状態を解除する魔法
たぶん眠気そのものを消す魔法。

{マルガリ}
チャゴス3歳の教育係の貴族。
エリゴスを追い出してしまえば第二王子の教育係から次期国王の教育係に出世できると思い、アスカンタの知り合い貴族に売ろうとした。

{ロドウィン}
3人組の傭兵のリーダー。
偶然サザンビークまで来たところをマルガリに大金を支払う事を約束されエリゴスを誘拐する。
元々尻尾切りされないためにマルガリは殺すつもりだった。

{サザンビーク城の地下}
いわゆる脱出経路。
知ってるものは重臣だけのため気づかれることなく攫われた。
マルガリは教育係になるほどの貴族のため事前に知っていた。
大きな水路があり船でリブルアーチ付近の川に抜ける。


14

「なぁ、マリアン。父上がよそよそしいのだがやはり何か後ろめたいことでも隠しているんだろうか。」

「いえ、殿下。陛下は殿下に隠し事なんてしませんとも。

陛下は父親としての接し方がわからないだけなのです。」

「だが、俺は聞いてしまったんだ。

『いつか腹を割って話すことができるのだろうか』

と小声で言っていたのを。」

 

「殿下、腹を割って話すというのは何も後ろめたいことだけではありません。

話すのに覚悟がいることなんて日常茶飯事なんですよ。

ですから殿下もあまり思いつめないことです。」

「そうか、そうだな。いつか話してくれるだろうしな。」

 

コンコンコン

 

「マリアン様、殿下、夕食をお持ちいたしました。」

「あら、今日は早いですね。殿下、手を洗ってきてくださいませ。」

「ああ、わかった。」

 

 

 

「うむ、今日も美味いな。鳥ササミのサラダはやはり好物だ。」

「さようですか。たまには魚などは食べたくならないのですか?」

「うーん、栄養バランスはとれてるからそういうのはあまり気にしないな。

それにメニュー変更するにしても手間だろうしな。」

「殿下、その程度であれば普通の事です。

殿下はもう少しグルメになってもよろしいかと。」

 

「グルメと言えば…他国の料理なんかを食べてみたいな。

鶏肉メインにする前の料理はたしかに美味かったが俺には合わないと感じた。

さすがに川魚ばかりでは飽きる。

鶏肉ばかり食ってるやつの言う事ではないと思うけどな。」

「それでは、今度城下町に出てみましょう。

殿下の気に入る料理を出す店もあるかもしれません。」

 

「ああ、そうだな…ふぅ、なんかやけに体が重く感じるな。」

「殿下?殿下!様子がおかしいです!」

「あぁ…ステータス。」

 

エリゴス

王子

盗賊Lv2 睡眠毒 

HP38/38

MP374/380

 

(おいおい、毒にはかからないんじゃなかったのかよ…)

「睡眠毒…?【キアリー】、念のため【キアリク】、さらに【ザメハ】。」

「ど、毒ですか!?まさか、食事に毒が!殿下、失礼します。」

 

 

「急激な眠気…ステータス。

たしかに睡眠毒が入っているようですね。殿下、解毒をお願いします。」

「うむ、【キアリー】、【キアリク】、【ザメハ】。

でだ、これは誰の仕業だと思う?」

「侍女はいつも通りでした。私が思うにドレッシングに毒が混ぜられていた…

もしかすると他の方も毒になっているかもしれません。

私は急いで厨房へ向かいます。殿下は部屋でお待ちください。」

「わかった。急いで行ってこい。俺については心配するな。」

 

 

コンコンコン

 

(誰だ。マリアンではないな。毒にやられているふりをしておくか。)

 

キィィ

 

「へへへ、旦那の言う通り眠ってるようだな。

お前ら、さっさと連れ出すぞ。」

「「アイアイサ!」」

(むむ、攫われるのか。まぁいい、いざとなれば気軽に帰れる。

いっそ抜け出す口実にもなるかもしれない。)

 

 

 

(階段を下りたということはここは城の地下…か?知ってるやつは少ないはずだが…)

「おお、ロドウィン。よくやったな。船を用意した。ついてこい。」

(おいおい、この声はたしかチャゴスの教育係じゃねぇか。)

 

「へへへ、マルガリ様。金はちゃんといただけるんでしょうね?」

「ああ、ここにちゃんと用意した。20万Gだ、しっかり確かめろ。」

「ふむ…たしかにそれくらいありそうだな。だったらお前はもう用無しだな。」

「な、なんだと?どういうことだ。」

「こういうことだよ。死ね!」

「あ、あがぁぁぁ!!」

 

(あーあ、殺されちゃったよ。俺はどうなるんだ?)

「お頭、王子のほうはどうするんですかい?」

「そうだな、身代金なんか要求してもどうせ捕まるしなぁ。ここで捨てるか?」

「お頭お頭、パルミドに持っていきましょうぜ。サザンビークの第一王子なら高値で売ってもらえるかもしれませんぜ。」

「うーむ、遠いが…まぁ問題ないだろうな。元々はアスカンタの貴族に売るんだったか?

そこじゃ足がつくだろうし…食料も十分積まれてるだろうな。よし、パルミド行くかぁ!」

「「アイアイサ!」」

 

(うーん、まぁ悪いことにはならんだろうし、純粋無垢な子供でも演じてやりますか。)

俺は誘拐犯に担がれながら地下水路から船に乗って出国するのであった。





エリゴス
王子
盗賊Lv2
HP38/38
MP360/380
ちから24
すばやさ45
たいりょく12
かしこさ98
▼とくぎ
なし
▼解放済みまほう
〇回復魔法
new キアリー
new キアリク
new ザメハ
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。