「よくぞ無事に帰還した。早速持ち帰ったアルゴンハートを見せてくれ。」
「はい、これです。」
「………うむ、確かにアルゴンハートだ。本当によく無事で戻ってくれた。」
「でも、それほど大きくないですからねぇ。自慢できるかと言えばあんまり…。」
「何か勘違いをしているようだが…皆の者、今回の王家の試練の偉業を申してみよ。」
「ははぁ、殿下は知らないようですが産卵期に王家の試練を行って帰って来た者はおりません。」
「そして何より、殿下は最年少でございます。」
「さらに申し上げれば殿下は盗賊。戦士などの前衛職でも魔法使いのような高火力の者でも苦戦するアルゴリザードに立ち向かうにはあまりにも困難でございます。」
「わかったか。エリゴスはアルゴンハートの大きさにこだわっていたようで気づかなかったようだが、十分歴史に残る偉業なのだ。もはやお前の王位継承を疑う者はいない。チャゴス派の貴族もエリゴスが王家の試練を達成したことで観念したようだ。」
「おお、ということはもう城に戻っていいんですかね。」
「もちろんだ。そして…ようやく勉強の時間だ。」
「あー、まぁ十分街は見て回った気がするし素直に勉強しますよ。」
「うむ、それは何よりだ。チャゴスの見本になるのだぞ。」
「悪魔王バズズ様!!ただいま戻りました!!」
「うむ、話は既に聞いている。しかし…ランドゲーロの群れから逃げたそうだな。お前であれば薙ぎ払うこともできたのではないか?」
「…実は、その、槍を忘れまして。借りた槍も人間用だからか細っこかったもので…」
「言い訳は無用。お前が槍を忘れたことも鎧を忘れたことも道具を忘れたことも把握済みだ。お前を何のためにワレが派遣したと思っている。お前が足を引っ張れば引っ張る分ワレのツラに泥を塗ると思え。」
「ホントぉぉぉに!!申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!!!」
「ふん、今回はまぁ役に立ったようだが次に失態を犯せば獣人族部隊隊長の任を降りてもらうこともある。後釜の用意はしておくんだな。」
「ははぁぁぁぁ!!かしこまりました!!」
そして時は経ちエリゴス10歳
「殿下、陛下がお呼びでございます。」
「ん?父上が?なんだろうねぇ。」
「私にはわかりかねます。」
「お堅いですなぁ先生。」
「殿下は次期国王でございます。私は忠実な配下でございますゆえ。」
「はいよ。じゃあ行ってくるから。」
「はい、行ってらっしゃいませ。」
「おお、エリゴス。お前も三日前に10歳になった。そろそろ話すべきだと思ってな。」
「何をです?」
「お前の婚約者についてだ。」
◆
エリゴス
王子
魔人エリゴスLv20 加護(秘匿)
HP270/270
MP500/500
ちから185
すばやさ190
たいりょく130
かしこさ180
▼とくぎ
一閃突き
れっぱ斬り
鑑定
みやぶる
ブレスクラッシュ
???
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法
◆