サザンビーク王子の覗き見   作:道化師ケダマ

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{ザバラ}
消費MP8
ザバの次の魔法。
水量が多い。
たぶん圧縮されてると思う。

{入船許可証}
海辺の王都だし港あるでしょと思った。

{不思議な地図}
正式名称ふしぎなちず。
DQ8では地図の名称は「世界地図」だが書かれている内容が切り替わることから普通の地図ではなくDQ5の地図と同じものと解釈。
王族ならいくつか持っててもおかしくないでしょ。

{聖地ゴルド}
巨大な女神像のある観光地。
荒れ地な島の中心にある。
ちょうど西大陸と東大陸の間にある島。

{精鋭}
隠密部隊とか。


17

「お頭、こいつの魔法ちょっと海に捨てますぜ。」

「…何があったかは聞かないでおくぞ。」

「へい。おいガキ、さっさと捨てちまえ。」

「はい。よっと。」

 

ざっぱぁん。

 

「いい音だな。おい坊主、あのザバはお前が出したんだよな。お前本当に盗賊か?」

「え?たしかに盗賊のレベル2ですけども。」

「たしかに見た目はザバだがありゃザバラみたいな魔力だったぞ?」

「あ、賢さは高いってありました。たぶんそのせいです。」

 

「ふーん…まぁいいけどよ。使えるのはザバだけか?」

「ホイミが使えます。」

「そうかそうか…まぁレベル2だしな。

チャック聞くことは終わった。閉じ込めとけ。」

「へい!おらいくぞ!」

 

 

 

「なぁ、お頭にはホイミ使えるって言ってたけどよ、他には使えねぇのか?」

「実は…ピオラが使えます。内緒ですよ。」

「おうともおうとも!じゃあ、ほれ。水置いとくからよ!

ちゃんと噛んで食えよ!」

「はい、ありがとうございます。」

 

 

 

「お頭、あいつピオラも使えるそうですぜ。」

「ふむ、ピオラか…嘘ついてるように見えたがそれか。

まぁいい、ところで物資のほうはあったか?」

「へい、アスカンタへの入船許可証といくつかの宝石類、それに簡易的な地図と羅針盤が。」

「そうか。地図と羅針盤は操船してるアクズに渡してこい。宝石類はそのまま。入船許可証は持ってこい。」

「アイアイサ!」

 

 

 

「おいアクズ!地図と羅針盤だぜぇ!」

「おう。こっちは順調な航海がよ。魔物も見えるっちゃ見えるがちゃんと船を避けるがよ。」

「へへへ、さすが大国の船だ。魔物除けもバッチリときた。

お頭が目を光らせてるだろうし俺はちょいと仮眠でもしてきますかね!」

「ちゃんとカシラの許可をとるがよ。ここで寝るでねぇ。」

 

 

 

「ふぅ、食い終わったがこの船なかなか揺れないな。

やっぱ相当高い船なのか?」

 

はたして船が着くのに何日かかるのだろうか。

まぁいい、俺は筋トレでもするか。

あのお頭ってやつはかなり強そうだし、

脱走するのは売られてからにしよう。

金さえ受け取ってしまえばあいつらも追ってこないだろ。

 

 

 

 

「陛下!殿下がどこにもいないのです!」

「落ち着けマリアン。すでに毒を入れた者は尋問させている。

首謀者のマルガリも死んだ状態で見つかっている。

なにより、エリゴスの居場所は常にわかっているのだ。これを見ろ。」

「これは…地図ですか?」

 

「ああ。これは不思議な地図というものでな。

使用者の居場所を表示するものだ。

これにはエリゴスを所有者に登録してある。

どういうことかわかるな?」

 

「殿下は…聖地ゴルド南西の海に居るのですか?」

「そうだ。何者かに運ばれている。どこへかはわからないが、

場所が分かり次第精鋭を送り込む。

お前は今日はもう休め。」

「しかし、私にも何かできることがあるのではないでしょうか!」

「ない。お前はあくまで近衛、

守るべき息子から離れたお前への罰則だ。

部屋で謹慎しろということだ。」

 

「はい…。かしこまりました。」





エリゴス
王子
盗賊Lv2
HP38/38
MP356/380
ちから24
すばやさ45
たいりょく12
かしこさ98
▼とくぎ
なし
▼解放済みまほう
〇回復魔法
〇攻撃魔法
〇補助魔法
〇特殊魔法

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